シエルとカズマのシーンを見ていたブラッドメンバーとフラン
フラン「なかなか面白い展開ですね・・・」
ロミオ「なんでフランさんまで・・・」
ギル「そんなに気になるなら直接言えばいいじゃねぇか」
ナナ「副隊長は、鈍感だから・・・」
ロミオ「ナナの好意に気付けないからな」
ナナ「うっ//////」
フラン「ナナさんは恋する乙女ですね」
ナナ「恥ずかしいからやめてよぉ~/////」
シエルと話し終えて、戻る直前で不思議なものを見た
カズマ「・・・何してんの?」
全員「何もしてないよ~~」
完全にばれること前提でやっているようにしか見えない。嘘が下手。特にナナ
フラン「まぁまぁ。それでですね・・・ナナさんが頭撫でてほしいそうですよ」
話を逸らした。しかも、仲間を売って・・・
ナナ「えっ!?」
カズマ「(まぁいっか)これでいいかな」ナデナデ
ナナ「わぷっ・・・ふわ~~~~」
なんだか気持ちいいなこれ、ずっと続けばいいのに・・・
ナナ「あ、ありがとね・・・副隊長」
カズマ「いいよ。またして欲しくなったらいってね。いくらでもしてあげるから」
ナナ「うん♪えへへ~~」
少し離れた所で、
シエル「やはり、副隊長は太陽みたいですね。誰とでも分け隔てなく寄り添い、分かち合う。そんな副隊長だからこそ皆はあんな顔をするんでしょうね」
カズマ「お~い!!シエル!!こっちに来いよ!!」
シエル「本当に暖かいですね」
カズマ「極東に行くって?」
ロミオ「ああ、なんでも神機兵の運用テストを行うとか・・・」
神機兵か・・・あれが完成すれば、少しは被害が小さく済むかもしれない
ギル「そう簡単に行くもんか?」
カズマ「さぁ、とにかくやるべきことをやるだけだよ」
ナナ「うん!!そうだね」
シエル「副隊長・・・グレム局長から招集がかかりました。行きましょう」
カズマ「分かったよ、今いく」
局長室へ向かう途中で、レア博士が血相変えて出てきた。ともかく入る
ジュリウス「ブラッド隊長、ジュリウス・ヴィスコンティ、以下二名入ります」
グレム「ご苦労、ラケル博士から聞いていると思うが・・・神機兵の無人運用テストおよび、その護衛をしてほしい」
カズマ「相変わらず煙たい男ですね。少しはやせたらどうですか」
グレム「黙れ・・・貴様に言われる筋合いはない」
カズマ「デブじゃないし、早く終わらせてくださいよ。ミスター・スモーカー」
グレム「詳しくは・・・あー・・・クジョウ君」
自分で説明くらいしろよ。
クジョウ「はい、えーと・・・ジュリウスさん、シエルさんは、確か、ラケル博士とレア博士のもとで・・・」
ジュリウス「ええ、我々は両博士に育てていただきました。ですので、神機兵の運用テストで搭乗したこともあります」
いいなぁ~、と目をシエルにやる。私に言われても、という顔になっていた。この頃、シエルとは仲が良くなっている気がする
クジョウ「ならば話は早い、要するに神機兵が戦う様子を観察しつつ、万が一の時には、守ってほしいのです。なるべく、一対一で神機兵とアラガミが戦う状況を作りたいので、まずは、付近のアラガミを一掃していただきます」
ジュリウス「露払いをしろ、と言うことですか?」
グレム「そういうことだ、今回の主役はあくまでも、神機兵だ、ということを肝に免じておけ、いいな?」
カズマ「まるで豚だな、あんた」
グレム「早く行け、聞きたくもない声がする」
お前の顔の方が嫌だよ
そして、今に至る訳だが、やっぱり釈然としない。あいつのために戦っているようなものだ。
コンゴウ「グギャアアアアアアア!!」
ナナ「やぁぁぁぁぁ!!!」
ハンマーで頭を叩き隙ができているとこにロミオ先輩のチャージクラッシュ・・・痛そうだな。
ギル「神機兵の護衛はいいとしても、露払いは嫌いだな」
文句を言いながらも時間は過ぎて行った。
しばらくして、フライヤロビー
ジュリウス「ブラッドはまだ現場か!?」
フラン「はい、神機兵βがまだ戦闘中です・・・あっ!」
シエル『神機兵β!背部に大きな損傷!フライヤ、判断願います!』
クジョウ「背部だと!?回避制御の調整が甘かったか!いや、空間把握処理の問題か?くそぉっ!なんでだ!」
フラン「神機兵βを停止します。アラガミを撃退し、神機兵を護衛してください」
ジュリウス「待て!帰還の途中で赤い雲を見かけた!あれは、おそらく・・・」
フラン「まさか・・・”赤乱雲”?」
ギル『こちらギル・・・ここからも、赤い雲を確認した』
ロミオ『噂には聞いてたけど・・・初めて見た・・・すげえ・・・』
ジュリウス「総員即時撤退だ、一刻を争うぞ」
シエル『既に、赤い雨が降り始めました。ここからの移動は困難です』
ジュリウス「クッ・・・フラン、輸送部隊の状況は?」
フラン「周囲にアラガミの反応が多数見られます。輸送部隊単体での救出はできませんね・・・]
ジュリウス「シエルは救援を待て!」
グレム「待て!神機兵が最優先だろうが!神機兵を守れ!」
ゴンッと強い音が響く
ジュリウス「人命軽視も甚だしい!」
シエル『隊長・・・隊長の命令には従えません。任務を、遂行します』
ジュリウス「シエル!応答しろ、シエル!」
グレム「よく躾けてあるじゃないか、結構、結構」
ナナ『あの~隊長。副隊長がね・・・神機兵に乗って行っちゃった・・・』
グレム「なんだと!!」
ギル『あと、グレム局長に伝えてくれってさ。豚扱いしてごめんなさい、豚に失礼ですよね。だそうです』
グレム「・・・部下の不始末は片付けておくように」
ジュリウス「はい・・・・・総員戻れ、どうせ生きて帰る・・・」
シエル「・・・・・・!!」
シュウですか・・・こんな時に・・・もう無理でしょうか・・・
シエル「・・・・?」
異変を感じ、目をあけると彼が・・・来ていました
カズマ「助けにきたよ」
その後雨は止み、おれは懲罰房行きになった
シエル「なんであんなことをしたんですか?こうなることが分かっていたのでしょう?」
カズマ「うん、もちろん」
シエル「貴方は命令違反を・・・し過ぎですね」
カズマ「命令よりも、自分よりも、大事な物」
シエル「(隊長・・・隊長の指示には従えません。任務を遂行します)」
俺は彼女に手を伸ばす
シエル「命令よりも、自分よりも、守りたい、大事な物・・・」
カズマ「シエルは俺にとって大事な人だから」
シエル「え?//////」
頬が熱く感じました。でも、不愉快ではありません
シエル「・・・君の手・・・暖かいですね・・・/////」
シエルの中でカズマと同じ赤い光が輝いた気がした。今の俺はいい笑顔で
カズマ「守るよ、これからもずっとね」ニコッ
シエル「・・・・・はい!!/////」
次回「極東到着!!カズマは救世主の弟!?」
マナカ「会いたかったよぉ~!!カズマ~~~!!」
カズマ「離れろ!!姉貴」
Tweet |
|
|
0
|
0
|
追加するフォルダを選択
いよいよ神機兵の登場です