No.693851

暁光のタイドライン 瀬戸内Walker

ゆいゆいさん

暁光~もファイル数が増えてまいりまして、
途中から読み出すとよくわからない部分も増えてまいりましたので独自設定箇所を抜粋しました。
スタンスはあくまで「艦これキャラクターを流用した架空戦記」という位置付けです。
筆者がゲーム本編をこのように見ているわけではございません。

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2014-06-14 13:41:35 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:885   閲覧ユーザー数:881

本作に於ける独自設定 Ver.3.0

 

 世界観

 第二次世界大戦終結のきっかけは1945年夏。

 深海棲艦による人類への海洋侵略が始まり人類同士の戦争どころではなくなりました。

 現実世界に於ける連合国の勝利、枢軸国の敗北(=東京裁判等戦後処理)の歴史はありません。

 また、深海棲艦の危機をいち早く主張した派が国民の理解を得たことで各国首脳は一新しています。

 深海棲艦は海であればどこにでも現れうる可能性があったため、主な湾は海軍が封鎖しています。

 海軍が封鎖に成功し、民間船が安全に航行できる日本最大の海が瀬戸内海です。

 

 時系列

 昭和30年頃相当の物語です。

 深海棲艦との戦争状態なので現実の昭和30年頃とは科学や文化に於いて若干ずれがあります。

 とはいっても「あのまま研究開発が続いていれば~」程度の違いです。

 したがって深夜アニメもなければスマホもありません。

 大型航空機として富嶽が実用化されていたり、改大和型戦艦や改信濃型空母なども実現しています。

 但しそれら新世代艦は最前線である外洋や、帝都、鎮守府直衛などに充てられ本編には登場しません。

 登場しませんが、設定としては艦名はつかず潜水艦同様記号番号で呼称されます。

 

 独立防衛隊

 主立った海峡や湾を封鎖し、外からの脅威を監視、迎撃しこれを防衛することを任務とする艦隊です。

 瀬戸内海の深海棲艦が事実上排除できたということで、主人公ら率いる艦隊が配置されました。

 配置されたのは関門海峡、豊後水道、紀伊水道の三箇所。主人公らは紀伊水道の担当です。

 このうち、関門海峡だけは佐世保鎮守府管轄。残りが呉鎮守府管轄となります。

 言うなればそれまで派出所であったのを立派な駐在所にしたようなイメージです。

 

 友ヶ島基地

 主人公らの駐屯する要塞島です。和歌山と淡路島の間にある無人島です。

 船で30分ほどで陸と連絡できるため、整備員など非戦闘員は陸に住む者が大半です。

 木造二階建ての司令部、木造三階建ての艦娘宿舎、木造二階建ての兵舎が新築されました。

 小型機が発着可能な滑走路も備えています。

 

 提督

 本作の世界では規模の大小、階級を問わず全ての艦隊司令を指します。

 自分が所属する隊の艦隊司令を呼ぶ場合は「提督」「司令官」、

 自分が所属しない隊の艦隊司令を呼ぶ場合は「○○提督」「○○司令」となります。

 「提督」と「司令」の違いはお医者さんを「○○先生」「○○医師」と呼ぶようなものです。

 

 欧州大遠征

 大和、武蔵、赤城、加賀、大鳳ら大東亜戦争の主力艦は現在欧州へ遠征中です。

 

 

 艦娘

 深海棲艦に対抗するために生み出された存在。人間の少女に特殊な処理を施すことで完成します。

 艦娘は「素体」「艤装体」「艦の記憶」という3つの要素から構成されます。

 艤装体を失っても素体が生きていれば艦の記憶は引き継がれます。

 同様に、素体を失っても艤装体が残っていれば艦の記憶は受け継がれます。

 昭和30年現在は艦の記憶を外部…本土で厳重に保管しているため例外を除き、

 双方を失っても艦娘(※素体の異なる別人)を作り直すことが可能になっています。

 

  素体

  艦娘の人間の部分です。

  海軍としては未だに「兵士」として見る派と「兵器」として見る派に二分されています。

  階級は特に明確ではありませんが、戦艦、正規空母が尉官相当、重巡と特務艦が准士官相当。

  軽巡、軽空母、その他水上機等の母艦が下士官相当、駆逐艦が水兵相当となり、

  例えば整備兵は戦艦娘を上官として接します。

  軍装も上記階級に準じます。

 

  艤装体

  艦体を呼び出し、操作するために必要な装備です。

  これを身につけて初めて艦娘は艦体操作が可能となります。

  この艤装体を装備した素体を艤装態と呼びます。 

  艤装態の艦娘は戦闘艦と見なされるため、着帽の有無を問わず挙手敬礼が原則となります。

  登舷礼と同様に戦闘の意思がないことを明確に意思表示する必要からです。

 

   艦体

   艦娘はこの艦体を呼び出し、戦闘を行います。外見は通常艦と同じ。誰でも触れます。

   艦体が破損すると艤装体も同程度破損します。艤装体を修復することで艦体も修復します。

   修復や補給にはマテリアルを精製、圧縮封入するための特殊な設備が必要です。

   艦載機等、操縦士が必要な兵装の運用には素体自身の魂魄の欠片を封入します(魂魄兵装)。

   空母など大量に魂魄兵装を運用する艦種は弓矢等で効率よく封入が出来るよう工夫されています。

   魂魄兵装が知覚した情報は艦娘が知覚したことと同様になります。

   艤装態が艦体を離れても状態を維持することは可能です。

   例えば、艦体を沖に停泊させてカッターを使い人や物を港に送り届けたりすることが可能です。

 

  艦の記憶

  艦体形成に必要な触媒と、それによって引き継がれる記憶情報です。

  船体の一部や乗組員の遺品が触媒にあたり、最初は触媒の現物を艤装体に内蔵していました。

  貴重な触媒を試験中に喪失した艦が二度と作り直せなくなったことを教訓に、

  現在は複製した記憶が使われ、現物は江田島で厳重に保管されています。

  (記憶のバックアップを離れた場所の現物にクラウド保存するようなイメージです。)

  これにより新人艦娘でも環境に順応した時点で戦術や兵装を使いこなせるようになります。

  同時に自分個人の記憶と過去の記憶のギャップに苦しむリスクも発生しました。

  一つの艦の記憶を同時運用できるのは一隻のみです。

  例えば、大和を二隻作ることは出来ません。前任が引退して初めて次の大和が着任できます。

  余談ですが、引退の理由は戦死に限らず「提督と家庭を築くため」等、寿引退もあるようです。

  姉妹艦が必ずしも姉妹の素体である必要はないですが、実の姉妹のほうが安定する傾向にあります。

  また、血縁関係になくともこの記憶の影響でそれに近い感情を抱く傾向があるようです。

登場人物 ver.3.0

 

船越艦隊 正式名称:紀伊水道独立防衛隊。

 

司令部

 

 船越楫八(ふなこし かずや)

 船越艦隊司令官。大日本帝国海軍中佐。

 瀬戸内海域封鎖線強化の名目で問題児の寄せ集め艦隊を任される。

 

戦艦

 

 榛名(はるな)

 船越艦隊主任秘書艦。海軍兵学校出たてのひよっこ戦艦娘。

 謙虚且つ献身的な性格故に自らの存在を軽視する傾向がある。

 

 金剛(こんごう)

 榛名の姉。先代の金剛は船越の父親(故人)率いる艦隊の旗艦でもあった。

 現船越艦隊総旗艦にして戦闘指揮艦。受け継いだ記憶から船越に負い目にも似た思慕の情を抱く。

 

航空母艦

 

 瑞鶴(ずいかく)

 船越艦隊航空指揮艦代理(正指揮艦は姉の翔鶴)。比較的艦齢の若い艦娘でイマイチ歴史に明るくない。

 根っからの末っ子気質で姉を慕う一方で船越に対しても兄と妹に近い感覚で接する。

 

 瑞鳳(ずいほう)

 船越艦隊秘書艦補佐。世話好きのメカ好きで、夕張とは気が合う。

 時折整備班に混じって艦載機の整備を手伝ったりもする。

 

重巡洋艦

 

 妙高(みょうこう)

 船越艦隊砲雷指揮艦。物腰も柔らかく面倒見の良い艦隊のお姉さん的存在。

 金剛と並んで砲戦の要である。

 

 羽黒(はぐろ)

 船越艦隊秘書艦補佐。

 小心者でいつも何かに謝ってばかりいるが、戦闘では意外と勇猛果敢な戦い方をする。

 

 鈴谷(すずや)

 誰とでもフランクに接するタイプだが、しょっちゅう軍規に反した行動を取る。

 ヌメヌメした物が嫌い。なぜか船越を気に入っている。索敵に秀でた船越艦隊の目である。

 

 熊野(くまの)

 鈴谷同様索敵を得意とする。お嬢様気質の持ち主だがどこか無理している感がある。

 端から見れば妙高の方が育ちが良さそうに見え、本人もライバル視している。

 

軽巡洋艦

 

 長良(ながら)

 船越艦隊水雷指揮艦。体育会系艦娘。どんなこともまずはやってみる精神の持ち主。

 困難な状況も笑って切り抜けるメンタルの強さと人当たりの良さで問題児の多い船越艦隊を支えている。

 

 阿武隈(あぶくま)

 同型の長良と違いこちらは小心者だが、隊の役に立ちたいという気持ちは強い。

 前髪にこだわりがあるらしい。

 

 能代(のしろ)

 帝国海軍最強最後の水雷戦闘艦、阿賀野型の二番艦。

 艦娘としての高いスペックとは裏腹に腰は低く常識人で苦労人。

 

 川内(せんだい)

 夜戦き○がい。昼間は誰かが起こさない限り寝ており、日が暮れると騒ぎ出す。

 配属先で孤立気味だった所、船越艦隊に配属された。

 

 夕張(ゆうばり)

 兵装マニア。自らも兵装を開発する発明家としての側面もある。

 サイバトロン戦士でいうホイルジャック。X-MENでいうフォージ。アベンジャーズでいうアイアンマン。

 

駆逐艦

 

 長波(ながなみ)

 駆逐隊指揮艦。男勝りな剛胆さと面倒見の良さを併せ持つ。

 ある艦娘によれば天龍と木曾を足して2で割ってサイズを縮めた感じらしい。

 

 島風(しまかぜ)

 帝国海軍最速を誇る駆逐艦だが、性格も負けず劣らずせっかち。

 行く先々でトラブルを起こし、隊を転々とした挙げ句船越艦隊に配属された。

 

 雪風(ゆきかぜ)

 尋常ではない強運を持つ。

 強運故に孤立し居場所を失いつつあったところ、船越艦隊に配属された。

 

 夕立(ゆうだち)

 平時は軽いノリだが仲間思いで忠誠心も高い。

 戦闘時は時折規格外の強さを発揮することがある。

 新型擬装への切替の為長期入渠していたが、擬装完成に伴い船越艦隊へ配属された。

 

 暁(あかつき)

 特III型からなる第六駆逐隊のリーダー格。

 高いリーダーシップを発揮する反面、精神年齢は低く、子供扱いされるのを特に嫌う。

 

 響(ひびき)

 物静かで理知的。

 感情的になりやすい暁のブレーキ役でもある。第六駆逐隊の参謀格。

 

 雷(いかづち)

 歯に衣着せず言いたいことは言うタイプ。

 同時に他人の良い部分を見抜く才能があり、常に前向きで面倒見も良い。

 

 電(いなづま)

 少々臆病で、他人を慈しむ献身的な性格。

 長期入渠の折、士官学校在学中の船越の演習パートナーを務めていた時期がある。

 

 弥生(やよい)

 言葉数も少なく表情に乏しいが、表に出すのが苦手なだけで内面は至って普通の少女である。

 睦月型は擬装が旧式のため戦闘力は高くなく、緊急時を除き後方支援が主任務となっている。

 

 

その他1 船越艦隊関係者

 

 船越甲四郎(ふなこし こうしろう)

 船越楫八の父。先代金剛が旗艦兼秘書官を務めていた。

 大戦後の海軍を支えた一人で最終階級は中将(特進前)。故人。

 

 八十八桜歌(やそや おうか)

 住み込みで友ヶ島の管理を請け負っている。物腰の穏やかな妙齢の女性だが時折見せる眼光は鋭い。

 出自の一切が不明。趣味は庭木弄りらしい。

 

 八十八菊歌(やそや きくか)

 桜歌と共に島に住み込んでいる桜歌の妹。こちらは主に加太港と島を結ぶ連絡船の船長をしている。

 姉同様過去の一切は謎に包まれている。

 

 鳳翔(ほうしょう)

 呉鎮守府籍の航空母艦娘。元練習艦で呉からの物資輸送が主任務。

 龍驤と共に一時的に空母不在となる船越艦隊の空を預かることもある。

 

 

その他2 室戸沖警備隊

 

 利根(とね)

 呉鎮守府籍の重巡洋艦娘。小柄な体躯と大仰な言葉遣いが特徴。

 筑摩と共に室戸沖を警備している。母港は徳島県小松島。

 

 筑摩(ちくま)

 呉鎮守府籍の重巡洋艦娘。姉思いのよくできた妹で、心身ともに姉に比べ発育が良い。

 

 

その他3 磯村艦隊 正式名称:関門海峡独立防衛隊

 

 磯村直純(いそむら なおずみ) 

 大日本帝国海軍中将。

 大東亜戦争で疲弊しきった海軍を立て直した功労者のひとりで、船越の父甲四郎の上官でもあった。

 

 高柳篤郎(たかやなぎ あつろう)

 大日本帝国海軍少将。艦娘を兵器として割り切って運用している。

 価値観が違うだけで彼は彼なりに帝国への忠義は厚い。

 

 扶桑(ふそう)

 佐世保鎮守府籍の戦艦娘。旗艦代理(正旗艦は武蔵)。

 欠陥戦艦と呼ばれる自分を重用してくれる磯村に多大な恩義を感じている。

 

 山城(やましろ)

 佐世保鎮守府籍の戦艦娘。扶桑の妹。

 姉を心酔しているが、依存しすぎてトラブルに発展することも多い。

 

 最上(もがみ)

 佐世保鎮守府籍の重巡洋艦娘。

 人当たりの良い性格だが、少々注意力が散漫で衝突事故が多い。

 

 時雨(しぐれ)

 佐世保鎮守府籍の駆逐艦娘。口数は少ないが義理堅い性格。

 戦闘で仲間を失い、復讐心に囚われることとなる。

 

 山雲、朝雲(やまぐも、あさぐも)

 佐世保鎮守府籍の駆逐艦娘。朝潮型の5番艦(山雲)と7番艦(朝雲)。

 日本近海に初めて現れた敵戦艦レ級によって轟沈する。


 
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