魔「着いたぜ。ここが人里だ」
魔理沙のジェットコースターに乗ること5分。下を見てみると民家が多く建っていた。
「おぉ・・・・・すげえな」
魔「そうか?私は別にそうは思わないけどな」
「いやぁ、俺、和風が好きでね。こういうのを見るとなんかいいんだよ」
魔理沙がそれを聞くと顔を後ろに向けて言った。
魔「じゃあ、神社とか好きなのか?」
「おう」
俺の返答を聞いた途端、急旋回し
まっすぐ指をさした。その指の先にあるものを目で追っていくと一際高い山の上にある赤い鳥居を見つけた。遠くからでよく分からないが、古くなさそうだ。
「あの鳥居がどうした?」
魔「あそこにな、でっかい神社があるんだよ、行ってみるか?神社、好きなんだろ?」
あんまし寄り道もできんけど・・・・・
でも、もし、無くなった「物」が神社にあったとしたら、すぐに俺は元の世界に戻れる・・・・・だとしたら
行く価値はある。
「行こう。スピーディーに」
魔「おし!じゃあ飛ばすぜ!」
「あ、飛ばすのは─────」
青年移動中・・・・・
?「はぁ・・・・・今日もなしっと・・・・・
えっと、お米あとどの位残ってたかしら・・・・・」
魔「おーーーい、霊夢ぅーーーー」
霊「はぁ・・・・・なんで今日はこんなにも不運が続くのかしら・・・・・」
「あの・・・・・もうちょっとゆっくりでも良かったんだけど・・・・・」
魔「だって、椋木が言ったんだぜ?
スピーディーにって」
「そりゃそうじゃけど・・・・・」
鳥居の真上までスピーディーに着き、そこからゆっくりと境内に降りていった。地面に足がつく程度の高さまでくると、自分は箒から降り、魔理沙も続いて降りた。そして前から一人の女がこっちを見ていた。魔理沙はその女の方に近寄っていった。自分は周りを見渡した。赤くとても大きい鳥居。鳥居の真下に行くと、石階段があった。とても長い階段だ。もしここまで、この階段で上がってくるとしたら、どれほど時間がかかるのだろうか。
「おぉ・・・・・いい眺めだ」
目の前には広大な緑が、山が、空が広がっていた。初めて見る景色に自分は感動した。これほど緑に囲まれた場所は、他を探しても見つからないだろう。
魔「おーーい、椋木ーー」
「なんだ魔理沙ーー」
魔「ちょっとこっちにこーーい」
魔理沙のいる場所にいくと、さっきこっちを見ていた女がいた。その女は巫女服を着ていた。頭の後ろには、大きなリボンを結んでいた。だが、一つ気になる所があった。脇だ。なぜか肩から、肘あたりまで白い肌が露出している、それによく見ると自分の知っている巫女服とは違う。胸のあたりには、黄色のリボンをつけている。
「あんた、寒くないのか?」
?「別になんともないわ。それより初めて会った人に「あんた」って言うの?」
「いいえ・・・・・」
?「でしょ?ならもっと言うべき事があるでしょ」
「すいませんでした」
巫女服を着た女に謝ると「よし」と言った。
?「ところで自己紹介がまだったわね。私は博麗霊夢。ここ、博麗神社の巫女をやっているわ。それと素敵な賽銭箱はあそこよ」
魔「おいおい霊夢、初めて会った人にまで金を取るのか?」
霊「なによいいじゃない。こっちはお米も少ないんだから、いいじゃい」
魔「なら私がキノコを持ってきてやろうか?」
霊「あんたの持ってくるキノコなんていらないわよ。前なんて、大丈夫大丈夫ってしつこく言うから食べたけど、次の日から3日間もお腹が痛いのが治らなかったんだから!」
魔「まあまあ、でもうまかっただろ?」
霊「うるさい」
「・・・・・えーっと」
霊「ん?ああ、まだ名前聞いてなかったわね」
「俺は椋木八満」
霊「椋木・・・・・八満・・・・・」
魔「な?変わった名前だよな」
変わった名前って、しょうがないでしょうが。生まれた時からこの名前だったんだから。
霊「椋木・・・・・ちょっとついて来て
魔理沙はここにいて」
魔「なんでだ?」
霊「なんでも」
霊夢は魔理沙にそう言うと、自分を神社の本殿に連れていった。
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どうも。まいど。
梅雨の時期に入りました。蒸し暑いです
そうめんがウマイです。
投稿遅れてすみませんでした。
いえ、最近忙しくて、なかなか書くひまが無かったものでして、すいませんでした