No.692670

(改正版)新・恋姫†無双~聖獣達の彼方へ~ 序章

3Kさん


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2014-06-08 23:16:26 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1536   閲覧ユーザー数:1267

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこは大陸。

 今から約1800年前は漢王朝が治めていた。

 しかし、時と共に漢王朝の権力は失墜していき、各地では賊が跋扈し、王室では宦官が好き勝手な政治を行っており、今まさに巨木を倒れ

 そうになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―幽州・琢群―

 

 そこには一つの砦では、その中には賊が約3000人ほどいて酒を飲みながらドンチャン騒ぎを起こしていた。

 

 賊1

  「けけけ・・・・・・! この砦があれば攻め込んでも容易く守れちまうし、寝倉として最高だー!!」

 賊2

  「あぁ!! ここで住んで町から食糧さえ奪えば何の問題もねぇ~!!」

 

 元々は廃棄されていた砦に賊たちが住みつきそのまま寝倉として使用している。

 そのせいで辺りの村には壊滅的被害を与えておりここ数週間で4つの村が滅んでいた。

 

 賊長

  「テメェ等!! 明日も近くの村を襲うぞ!! 食料と女子供を攫って来い!! そしてまた売りさばけば金が手に入るぞ! 暫くは食糧にも困ら

  ねぇからな!! あははーーーーーーっ!!」

 

 そのとき

 

 賊3

  「頭ーっ!!」

 賊長

  「どうした?」

 賊3

  「なんか変な二人組が門の前に居るんでさぁ・・・・・・どうしますか?」

 賊長

  「二人組~? けっ! どんな二人だ?」

 賊3

  「一人は男で一人は女ですよ! 女のほう結構な別嬪ですぜ!」

 賊長

  「ほう・・・・・・おい!! お前ら二人! 男は殺して身ぐるみ剥いで、女は連れてきな」

 賊1、2

  「「へいっ!!」」

 

 

 

 

 

 

 二人の賊が門から出てくると赤い外套に身を包んだ男女の二人組が立っていた。

 

 賊1

  「お二人さん~。ここに何の様かな~?」

 賊2

  「俺たちが賊だって知ってるのかな~?」

 ???1

  「あの・・・・・・・一応は・・・・・・」

 

 濃いめピンクの髪を少女が答えた。

 

 賊1

  「なんで態々来たのかな~? 俺たちに捕まりにきたのかな?」

 ???2

  「いや・・・・・・ここに野暮用があってな」

 賊1

  「野暮用? まぁいい・・・・・・お嬢ちゃんはこっちに来てもらうぜ・・・兄ちゃん、アンタは身包み置いてさっさと消え

  な・・・・・・命までは取らねえからよ」

 

 少女に手を掛けよとした時

 

 ボトッ!

 

 賊1

  「・・・・・・へ?」

 

 賊1が見ると自分の腕が斬り落とされていた。

 

 賊1

  「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!」

 

 賊1の絶叫が辺りに響いた。

 気になった砦の中の賊たちが城壁から様子を見に来ていた。

 

 賊2

  「おい!! このアマ、何しやがる!?」

 ???1

  「・・・・・・御免なさい・・・・・・でも、これも平和の為なんです・・・・・」

 

 そこには煌びやかな両刃剣を構えている少女だった。

 

 賊1

  「ぅぅぅ・・・・・・このクソッタレがーーーーーー!!」

 

 斬られてないほうの腕で剣を抜き遅いかって来た。

 

 ???1

  「・・・・・・っ!」

 

 ザッシュ!

 

 賊1

  「ぁぁ・・・・・・」 バタッ!

 

 少女を一瞬で賊の背後に回り、首の中心を一刺しにして賊を殺した。

 

 ???1

  「・・・・・・ねぇ?」

 賊2

  「ひっーーー!!」

 ???1

  「・・・・・・ここ開けてくれるかな?」

 賊2

  「・・・・・・・ぁぁ・・・・・・ぁぁぁ・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 賊は恐怖で逃げ出し砦の中に戻り

 

 賊2

  「ヤバい!! 早く門を閉めろ!!」

 

 ギィィィ・・・・・・バッタン!!

 

 ???1

  「・・・・・・門、閉められちゃったね? どうしよう?」

 ???2

  「ん~・・・・・・俺が門をこじ開けるから――は中から攻めてくれ」

 ???1

  「うん! 分かったよ・・・・・・—―くん、気をつけてね」

 ???2

  「それは俺のセリフだろ?」

 ???1

  「そうだった♪ ・・・・・・じゃあ、行くよ?」

 ???2

  「あぁ!!」

 

 二人は動き出した。

 

 

 

 

 

 数刻後・・・・・・

 官軍が賊討伐に砦にやってくるがそこは賊の死体が積みあがっており、賊長らしき人物の死体の近くには赤い朱雀の絵が描かれた布が落ち

 ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―兗州・山陽郡―

 

 ???1

  「・・・・・・」

 ???2

  「・・・・・・団長・・・・・・兵器・・・設置完了・・・」

 ???1

  「分かったわ・・・・・・」

 

 とある村の城壁の上で二人の少女が話をしていた。

 眼前に武器を持ち、今にもこの村を襲おうとしている賊の群れ。

 

 ???3

  「・・・・・・ケホッ! 酷い人たちです。このような村を襲うなんて・・・・・・」

 ???4

  「ですがいい機会に巡り合いましたね。これで試作品の最終確認が取れます」

 ???1

  「・・・・・・頃合いね・・・・・・さぁ、刻み付けてあげなさい!! この大陸に蔓延る悪党共に!! 誰が正義なのかを!!」

 

 

 

 

 

 とある村人の話でこんな話が山陽郡全域にある話が出てきた。

 

 その村はある日、5000近くの賊に囲まれていた。

 村には兵どころか州牧は助けに兵を出さずに知らん顔、日に日に賊が近づいていく中、数百人程度の義勇兵らしき集団が現れた。

 その集団は「自分たちが村を守る」と言い、持ってきた物資で何かを始めた。

 賊が到来した日、村人は全員諦めていた中、あの義勇兵が謎の兵器で賊を忽ち撃破していった。

 そして、賊が壊滅したあとその集団は風の如く消えていったという。

 その集団は白き外套に身を包み名前すら明かさなかったが唯一の手掛かりはその場に掲げられた白虎の旗と、槍を持った金髪の少女に布の

 帽子を被り手には円柱型の武器を持った少女に、やたら無口で三つ編みで群青色の髪をした少女と、その集団の長をしている銀髪のツイン

 テールの少女がいたという報告のみだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―雍州・安定郡―

 

 ???1

  「・・・・・・」

 

 黒い外套に身を包み、赤い髪をした少女はただ目の前の山を見つめていた。

 そこに

 

 ???2

  「――どの~!!」

 

 背の低い少女が走りって来た。

 

 ???1

  「――・・・・・・どうだった?」

 ???2

  「問題ないのですぞ!! この程度の賊ならお二人に掛かれば問題ないのですぞ」

 ???3

  「あらあら♪ 今日も張り切っていますね、―――ちゃん」

 

 後ろから笑みを浮かべた少女が歩いてきた。

 

 ???2

  「―どの! 食糧は取れたのですか?」

 ???3

  「それはもう、立派な猪が」

 

 少女の手には大きさは1.5mはあろう猪が縄で縛られていた。

 

 ???1

  「・・・・・・ジュル・・・」

 ???2

  「やったのです!! ―どの、今からご飯にしますぞ」

 ???1

  「(コクッコクッ!!)」

 

 

 

 

 

 

 雍州全土で噂が流れていた。

 一つの賊が壊滅していた。

 それだけならば特に気にする必要が無かった・・・・・・しかし、その賊の壊滅した状況がその考えを一変させた。

 状況はこうだった。

 その賊の規模は5000人程度の集団でアジトには天然の迷路で出来た洞窟を使用していて、官軍が攻めるが、守るに安し攻めるに難しの典型

 的なアジトで幾度となく追い散らされていた。

 しかし、官軍が次に攻め来ると、すでに賊は壊滅しており、賊の亡骸は全部が上半身と下半身が切断されたものや、手や足などが切断され

 ている亡骸ばかりだった。

 その中の生き残りの賊の証言からとてつもない情報が出てきた。

 

 『俺は見た・・・・・・相手はたったの3人だった・・・・・・1人は闘ってなかったが・・・・・・残りの2人は鬼神と悪魔だ』

 

 たった2人で賊を壊滅させた。

 さらに同様の賊の壊滅情報が雍州各地から出てきている。

 そして、唯一の手掛かりは黒い布に描かれた玄武の旗と赤い髪の少女がいたという証言のみであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―荊州・南郷郡―

 

 そこには青い外套に身を包んだ三人組が荒野を歩いていた。

 

 ???1

  「ここら辺はだいぶ安定してきたな・・・・・・」

 

 一人の男が呟きはじめた。

 その男は両腰に箱のようなものを付けて、その箱にトンファーの様なものをつけていた。

 その両端にはその男と似た顔立ちをしている少女に、背の低い女の子が歩いていた。

 

 ???2

  「それはそうだよ~ 何せここはあの娘の管轄している地だもの。あの三人が着いていれば大丈夫だよ」

 ???3

  「そうです・・・・・・――様は心配し過ぎです」

 ???1

  「そうは言われてもな~・・・・・・妹同然だし心配にもなるさ。辛いことをすぐに隠しちまう癖があるからな・・・・・・心配にもな

  るさ」

 ???2

  「そうだね・・・・・・でも、きっと大丈夫だよ! 私達がついているし・・・・・・」

 ???1

  「あぁ・・・・・・動き出すとするか・・・・・・」

 ???3

  「はい・・・・・・この大陸を平和にするために・・・・・・」

 ???2

  「家族と仲間を守るために・・・・・・ね♪」

 ???1

  「俺たち四神が・・・・・・未来を紡いでやるよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 各地で起きている賊の謎の壊滅事件。

 それは後の世に多く語り継がれるある軍の序章だった。

 その軍は精強な兵を持ち、多種多様な兵器を扱い、弱者を救い悪を砕く。

 そして、その軍の5つ部隊の旗からこのような呼び方がされるようになった。

 

 

 

 

 

 ―四神―

 

 

 

 

 

 この外史でどの様な物語が紡ぎだされるのか?

 そして、その外史の行く末は――――――貴方の心次第

 さぁ――――――獣達が駆け回る外史を開きましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新・恋姫†無双~聖獣達の彼方へ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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