No.690092

リリカルなのは~翡翠の戦士と七つの才牙~

第43話会議(前編)

2014-05-29 14:43:08 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:3269   閲覧ユーザー数:3061

アースラ内

 

「はむ、……ん!? これ美味しい!!」

 

「「オイチイ~~!!!!」」

 

「これ、翠屋のシュークリームや!!」

 

「彼処私達の間でも有名ね」

 

「雑誌にも取り上げられてるよね」

 

「私のお父さんのお店なの」

 

「へー、なのはの家何だ? 翠屋って」

 

「うん、私達も此処のシュークリーム好きなんだ」

 

「こんなに美味しいもんね」

 

「毎日食べても飽きないわね」

 

『あ~~……確かに』

 

「やっぱり女の子は甘いの好きなんだな…って待てぇぇぇぇぇぇぇい!!!!??」

 

女の子達の会話を聞き、剣也はそう言ったが突っ込みを入れた

 

「? どうしたの剣也?」

 

「どうしたの? じゃねぇ!!、なのは達や桜さん達(桜達に名前で呼ぶよう言われたので)は兎も角……」

 

アイの質問に剣也はそう言いながら先程の会話をしていた人たちの何人かに目を向ける

 

「なんで薫達がいる!? おまけに澪まで!!」

 

そう、先程の会話は澪、杏樹、ローズ、葵、ナオミ、なのは、薫、すずか、紫穂の順であり、何故かエスパー組がいるのである

 

「? いて悪い?」

 

「いや、そうでなくて……どういう経緯でいるのか聞いているんだが?」

 

澪の言葉に呆れながらも剣也は聞く

 

「私がアースラに行こうとしたときに薫ちゃん達が遊びに来たのよ」

 

「みおおねぇちゃんはね、ローズがよんだの~~!!」

 

「私はローズがワープレイのコンディションのチェックしたいって言うから来ただけだから……べ、別にあんたに会いに来たなんて無いんだからね!!////」

 

アイが苦笑しながら言い、ローズは嬉しそうに言いながらニコニコと笑い、澪は顔を赤くしながら言う

 

「(あー、そう言えばローズはワープレイのメンテナンスの担当だったな……)」

 

「(澪……もしかして剣也の事が……?)」

 

「(あかん!? アイちゃんやフェイトちゃんだけでなく澪ちゃんまで剣也君狙っとる!?)」

 

「(剣也、何時のまに澪にフラグを……!?)」

 

「(澪、フェイトちゃん、はやてちゃん、アイちゃん、葵ちゃんにフラグを建ててるわね……皆には悪いけど剣也君は私のよ♪)」

 

「(この中でメガネキャラはウチだけ……それを利用すれば……勝てる!!!!)」

 

「(く、剣也を狙ってるのは皆強敵ね…でも負けないわ!!!!)」

 

澪の言葉を聞き、剣也、フェイト、はやて、アイ、紫穂、葵、アリサは其々思った

 

その一方で……

 

『…………(青春だね~~…)』

 

他のみんなが思っていた……

 

 

「はい、では会議を始めます」

 

数分後、雄火斗からの連絡が届き(その際にアリサ達が心配していた)、無駄話が終わったので剣也を中心にして会議を始めた

 

「それでは総員、エイミィモニター(エイミィ専用モニターの略、より短くするとエイモニ…エイミィが休みの日はエイモニはゲーム画面になると言う……)を見よ!!!!」

 

画面に出てきたのは剣也が間近で見たフードを取った女の子の顔である

 

『え!?』

 

その場に居なかったなのは達は驚きながらフェイトを見る

 

「フェイトにそっくり!?」

 

「なんでや!?」

 

「まさかフェイトが犯人!?」

 

『いや、それはないから』

 

アリサ、葵が驚きのあまり叫びそれに続いた薫の言葉に全

員が突っ込みを入れた

 

「この子はフェイトであり、フェイトでない」

 

『?』カードキャプター組+エスパー組+杏樹、ローズ(書いて無かったが皆本さん達もいます)

 

『!?』魔導師組

 

『…………』音恩達

 

剣也の言葉に其々の反応を示す

 

剣也は音恩達と話し合って出した結論を言う前にフェイトの生まれをフェイト達の許可のもと、話した……(杏樹、ローズは寝かせている)

 

 

 

 

 

 

「「「「えぐ……ひぐっ……」」」」

 

「なんやねん、それ……そんなひどい話あるかい……ぐすっ」

 

「ひぐっ……酷すぎるわよ……」

 

「フェイトちゃん……つらかったね…悲しかったね…」ぎゅっ……

 

「な、ナオミさん!?」

 

「フェイトちゃん……ぐすっ……」

 

「「……」」

 

薫、桜、澪、苺鈴は号泣、葵、紫穂はそう言いながら泣き、ナオミに関しては感極まってフェイトに抱きつき、フェイトはそれに驚き、知世に至っては涙を流しながらも慰めようとしており、ケルベロスと小狼は無言で泣いていた

 

一方で……

 

『………………………………』ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

皆本をはじめとしたバベルの大人組は涙を流しながらとてつもない怒りを出していた

 

其でも管理局に殴り込みに行かないのは剣也が一応バインドで動きを封じているからである……

 

たまにミシミシいいながらひびが出来ていってるが……

 

 

 

 

「つまり、こいつの正体はアリシア・テスタロッサである可能性が極めて高い」

 

数分後、全員なんとか落ち着いたので会議を続けた

 

「質問良いか?」

 

「小狼か、なんだ?」

 

「そのアリシアはもう死んだはずだろ? どうやっても不自然じゃないか?」

 

「プレシア・テスタロッサはアリシア・テスタロッサを生き返らせる為にアルハザードに向かっていた……これは先程話したな?」

 

「つまり、プレシアは最終的にアルハザードに着いてアリシアを生き返らせる事に成功したということ?」

 

剣也の言葉にリンディが聞き、剣也は「恐らく……」という

 

「特に此が決定的な証拠だな……」

 

そう言いながら剣也はモニターを切り替えて女の子が使っていた術式を見せる

 

「四角い……魔法陣?」

 

その術式は四角をベースに角が円形の術式を組み込んでいた

 

「この術式についてユーノと杏樹の協力のもと、無限書庫で調べた」

 

「あら? 杏樹も手伝ったの?」

 

「杏樹も司書の資格取得してるので……」

 

『二歳だよね!!?』

 

リンディの言葉にアイが苦笑しながら言い、それを聞いたユーノ以外の魔導師組全員が驚いた

 

「続けるぞ、調べたところによればこの術式は"アルハザード式"と呼ばれるものであることが解った……ユーノ」

 

「うん、アルハザード式の最大の利点はなんといっても時空間魔法を得意としてる事なんだ」

 

「時空間魔法? ……なんだそれ?」

 

「薫達には説明していないが簡単にいえば葵や澪と同じようにテレポートしたり、異空間を操ることができる魔法のことだ……遠く離れた場所に、つまり空間を飛び越えて攻撃する事ができる魔法もそれに当たる」

 

「厄介な術式だな……」

 

「(俺の使う"神威"のようなものか……)」

 

剣也の説明を聞き、クロノと雄火斗はそう思った

 

「じゃあ、昨日の剣也君の千鳥・雷切をすり抜けたのもなの?」

 

「だろうな」

 

そう言いながら剣也はそのすり抜けたときの映像をレイジングハート視点のもので見せる

 

「あれ?」

 

その映像をみた紫穂が何かに気付く

 

「? どうしたの? 紫穂ちゃん?」

 

アイがそれに気付き、聞く

 

「このすりねけ……澪の能力に似てない?」

 

「あ、そう言えば似てるな……へ?」

 

『…………………………。』

 

剣也と紫穂を筆頭に全員が澪を見る

 

「……澪? まさかお前……」

 

剣也は恐る恐る聞く

 

「? 何?」

 

「すりねけとか……教えた?」

 

「? 前に教えて欲しいって頼まれたから教えてあげたけど?でもその子とは限らないよ、フード被ってたし」

 

『…………絶対その子だ~~~~~~~~~!!!!!!!』

 

澪の話を聞き、剣也達は一斉に叫んだのだった……

おまけ

「「ふぅ……やっと退院だぜ……あのクソモブ、いたい目に遭わせてやる」」

 

会議の始まった同時刻、ミッドチルダの病院から二人の少年が出てきてアースラに向かっていた……


 
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