No.689208

地上のエースオブエースと呼ばれた騎士 エピソード5

魔法少女リリカルなのはとソードアート・オンラインのクロスオーバー

2014-05-25 17:48:26 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1174   閲覧ユーザー数:1145

第5話『カイルvsアスナ』

 

かなりの年月が経過し現在洞窟で攻略組によるフィールドボス攻略会議が開かれていた。

 

そして机に広げられている地図を見ながらバンと手を叩く。

 

「フィールドボスを村へ引き付けます!」

 

その決定に回りは動揺するが反論するプレイヤーがいた。

 

「ちょっと待ってくれ!それじゃあ村の住民は」

 

「それが目的です、ボスがNPCを殺している間に攻撃…殲滅します」

 

「NPCは木や物みたいなオブジェクトとは…」

 

「生きているとでも?あれはオブジェクトです、殺されればまたリポップする」

 

反論するキリトに対して非道な作戦を提案したアスナ…

 

そしてキリトのその後ろには目を閉じて静かに聞いているカイルがここから出ていこうと歩き出すと気づいたアスナが呼び止めた。

 

「どこへ、行くつもりですか?」

 

「…今回の作戦には従えない…好きにやらせてもらう」

 

「駄目です、それでは乱れが生じます、この作戦に関しては血盟騎士団副団長のアスナが取り仕切ることになっています、異論は認めません」

 

「……」

 

だが、カイルは無言でどこかへ行ってしまった。

 

「ま、待ちなさい!」

 

カイルは洞窟をでてフィールドのほうへと向かうと呼び止められた、呼び止めたのはエギルだった。

 

「全く、またもめたな、お前と副団長さんは」

 

「どうも馬が合わないみたいでな…それにしてもアスナが血盟騎士団の副団長で攻略の鬼になるとはな…誰が想像できたか…」

 

「まあしょうがねえだろ?っでお前はフィールドボスにいくのか?まあお前のことだ使うんだろ?ユニークスキル」

 

「まあな、ユニークスキルをつかえば俺一人でも勝てるだろ」

 

そういってカイルはフィールドボスがいる方角へ歩いていった。

 

 

そしてそれから数時間後…アスナ率いる攻略組がフィールドボスの攻略に向かったがそこで見た光景とは

 

三メートルを越えるゴーレムが燃え盛る炎剣に真っ二つされて倒される光景…そしてそれをやったのは先に行ったカイルだった。

 

「ふぅ…いっちょ上がりだな」

 

カイルは二回剣を振るってから鞘におさめると流石に一人でボスを倒したことで唖然となっていたアスナが正気に戻りカイルに近づく。

 

「ちょっと!何を勝手なことをしているですか!攻略に乱れが生じるじゃない!」

 

「…正直に行ったはずです、俺はあなたの作戦には従えないと」

 

「従わないといって勝手な行動は目に余ります!」

 

「ならどうすると?」

 

「デュエルで決着をつけましょう、私が勝てば今後一切の口出し勝手な行動はしないでください」

 

「逆に俺が勝てば今後NPCであっても犠牲ありの作戦は一切しないでもらおうか」

 

「わかりました、それでは翌日」

 

そういって、アスナとそれについていくように攻略組のほとんどがついていき残ったのはキリトやクラインをはじめとする風林火山のメンバーにエギル、そしてディアベルを始めとする軍のシンカー派のプレイヤー達だ。

 

「おいおい、いいのか?副団長とデュエルなんて」

 

「心配するな、何れは戦うことになってただろうし」

「すまない、カイル、まさか俺が言ったことがまさかこんなことになるなんて」

 

「キリトが責められることはない、俺だってあんなことになるとは思えないしな」

 

「それでよ、おめえ、ユニークスキルは使うのか?」

 

「使わないで行く気だ、あれを使ったらフェアじゃないだろ?さてと俺達も村に戻りますか」

 

カイル達は元いた村に戻り翌日…村の広間にてカイルとアスナの決闘するという情報をどこかの誰かから聞いたのかたくさんのプレイヤー達が集まってきていた。

 

「全く、どこから情報が来たんだよ…鼠か?」

 

「それでは始めましょう」

 

そういってアスナはメニュー画面を開いてカイルに決闘を申込みカイルは初撃決戦で承諾しカウントダウンが始まる。

 

「ひとつ聞きたいことがあります、ユニークスキルは使わないつもりですか?」

 

「使わないぞ、フェアじゃないからな」

 

「甘く見られたものね」

 

カウントが近づくなかカイルとアスナはお互い剣を引き抜き構える。

 

そしてブザー音と同時に試合が始まり周りからは歓声が聞こえる。

 

「っ!」

 

キン!

 

先に動いたのはアスナで一気に詰めより突きを繰り出しそれに反応してカイルは突きを防ぐ。

 

(彼相手だと迂闊にソードスキルを使えばなやられる、ここはプレイヤースキルで隙をつくってそれから叩き込む)

 

(中々の剣速と敏捷…流石は閃光のアスナか…ならここは!)

 

カイルは即座に剣を鞘に納めて抜刀の構えをみせる。

 

「デュナミス流抜刀術…龍翔斬!」

 

一気に決めるべくカイルはアスナの背後に回り込み抜刀で切り上げようとするが

 

「っ!?」

 

「それは読んでいたわ!」

 

サイドステップで龍翔斬を避けてリニアーの構えをとっていた。

 

(もらった!)

 

「ちぃ!」

 

カイルは空中に浮きながらアスナの肩に手を置いて回避しそのまま逆さの状態から空牙を放ち、クリティカルでアスナのHPがかなり減り決闘はカイルの勝利で終わった。

 

「俺の勝ちだな副団長さん、約束は守ってもらいますよ」

 

「わかりました…以後NPCを犠牲にした作戦はたてないわ」

 

そうしてカイルは剣を鞘に戻しどこかへ行ってしまった。

 

 

 

あとがき

どうもすみませんでした!

 

ヒースクリフ「どうしたんだい?」

 

いや前回の予告とは違い圏内事件編になってしまったことについてです、よくよく黒猫編は後回しでもいけるのでやってませんけど

 

ヒースクリフ「確かにそうだね、アスナくんやはり攻略の鬼になったか」

 

まあこれがなければここまで早くなったとキリトも言ってましたしね、それでは次回から本格的に事件が発生しますそれではお楽しみに!

 

ヒースクリフ「バーイ」

 

春日!?

 

 

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