劉備――――――――――――
桃香「ふふん♪ふ~ん♪」
愛紗「なあ、星。この頃桃香様の機嫌がいい気がするのだが・・・・・」
星「ふむ・・・・・」
あ、紹介するのがまだでしたね。この人は趙雲、真名を星と言う。常山の昇り龍である。縁あって今は桃香の所にいる。
星「この間お主たちが言っていた。ご主人様と言うのには関係ありそうだが・・・・・」
愛紗「ああ、もう納得してしまった。あの方には誉められてしかも、その笑顔を見ると顔が熱く・・・・・」
星「ほう・・・・・」ニヤリ
愛紗「はっ!?ふ、深い意味はない!!!」
星「今の顔を見て何もない方がおかしいだろう。」
愛紗「うっ/////」
愛紗は曹操の所で岳が客将をしていたときのあのチワワのような顔を思い出したのだろう。
朱里「た、大変でしゅ!!!」
愛紗「どうした?朱里よ」
鈴々「なんなのだ?」
雛里「しょ、しょれが!!!」
桃香「お、落ち着いて朱里ちゃん、雛里ちゃん!?はい、深呼吸~」
朱里・雛里「す~~~はぁ~~~」
愛紗「で?どうしたのだ?」
朱里「はい、実は袁紹さんからこんなものが・・・・・」
「おっほっほっほっほっ!!!貧富な皆さんへ、李儒様から董卓を一緒に倒さないかと言われましたので、皆さんの手を借りたく思いました。董卓は皇帝陛下を捕まえ、暴政をしているそうなのでね。来ない場合はそれそおうの事をさせてもらいますわ。」
桃香「許せない!!!董卓さんを倒そう!!!」
愛紗「桃香様の言う通りです!!!早く連合に介入しましょう!!」
鈴々「よく分からないけど、分かったのだ!!」
星「・・・・・」
朱里「雛里ちゃん、これを利用すれば桃香様の理想に近づける。だから・・・・・
雛里「分かってるよ。朱里ちゃん。董卓さんには悪いけど・・・・・」
平和のためと連合に参加する劉備
曹操――――――――――――
桂花「華林様~!!」
華林「どうしたの?桂花」
桂花「はっ!!袁紹からこんなものが・・・・・」
以下略
華林「・・・・・」
桂花「いかがいたしましょうか?」
華林「そうね。この戦いを利用すれば、私の覇道に近づけるわ。この連合に参加します。」
桂花「では、軍の編成を・・・・・」
華林「いつも以上に気合いが入っているわね。岳に会えるかもしれないからかしら?」ニヤニヤ
桂花「そ、そんなことはありません!!それに、いたとしても今度こそ華林様の武官になってもらうくらいです!!!」
華林「それ、否定できてないわよ」ニヤリ
桂花「うっ/////」
覇道を歩む為に進む曹操
孫堅――――――――――――
冥琳「はぁ、流石は袁術の親戚なだけはあるわね、頭がいたいわ」
雪蓮「どうしたの?冥琳?」
冥琳「雪蓮か、ちょうどいい水蓮様を連れてきてくれ」
雪蓮「???分かったわ」
水蓮「どうした?冥琳よ」
冥琳「はい、実は袁紹から・・・・・」
以下略
水蓮「言葉も出んな・・・・・」
雪蓮「あははははは!!お、お腹が・・・・・!!」
蓮華「姉様!!ちゃんとしてください!」
思春「孫策様、意地汚いですよ」
雪蓮「思春!?それおかしいから!!」
祭「はっはっは!!策殿はいつもあんなんだからのう」
雪蓮「祭!!禁酒にするわよ!!」
祭「それは困る!!」
冥琳「いい加減にしないか!!##」
ゴツン!!といい音がなった気がする
雪蓮・祭「痛い・・・・・」
冥琳「全く・・・・・水蓮様、これは好機かと思います。」
水蓮「そうだな。長年袁術に仕えてきたがそろそろ限界だな。独立のいい切っ掛けになりそうだし」
穏「参加になるのですか~?」
水蓮「ああ、それにあの命の恩人にも会えるかもしれないしな」
蓮華「母様を助けた天の御使い・・・・・」
雪蓮「兎に角、参加するのね。暴れられるわ♪」
冥琳「はぁ~」
独立を決意する孫堅
そして、この男、天の御使い岳も―――
岳「ここは、こうして・・・・・よし!!」
着々と、準備をしていた。
岳「試作品も完成したし、連合が組まれるときの作戦も作ったし、行けるだろう。恋や霞、華雄に嵐に鈴は春蘭と同じ修行もしているし、期待大だな♪」
香奈「岳、何をしておる?」
試作品作りと作戦を作っていたのに夢中で、気がつくのが遅れたな
岳「香奈?君こそどうしたの?こんなところに」
香奈「そ、それはその・・・・・」
???黙ってしまったな。話したくないのなら言わなくてもいいけど。
香奈「そんなことより/////こほん、何故作戦など練っておるんだ?戦いは終わっただろう?」
岳「いいや、終わってないんだ。始まったばっかりだよ。」
香奈「どういう意味じゃ?」
岳「俺は過ちを起こした。十常待の奴の一人を取り逃がした。多分、奴は仕返しに来るだろう。それにな、俺はこの後の出来事を知っている。」
香奈「そうか、終わってはおらぬのか」
岳「む!!出来れば俺の前ではそんなに皇帝状態じゃなくて、一人の女の子であってほしいな。」
香奈「な、何を言っておる/////////」
本当にこの男は妾をビックリさせる。だから・・・・・だから惚れたのかもしれないのう。
兵士「申し訳ございません。藤代様、陛下。至急玉座に来てほしいと賈駆様が・・・・・」
香奈「なんであろうか?」
岳「(もうきたか、早いな)」
詠「遅いわよ、早く座りなさい」
岳「すまない、よいしょっと」
恋「・・・・・ん」
岳「恋?なんでもたれてくるの?」
恋「岳・・・・・暖かいから・・・・・太陽みたい」
岳「訳が分からないけど、まあいいか」
ねね「恋殿!!そんなやつよりねねの方が・・・・・」
恋「・・・・・ねねもくる」
ねね「なんですとぉー!?わわっ!!」
岳の肩には恋の頭があり、岳の膝の上にはねねが座るという状態である。
詠「無視して続けるわ。実はね反董卓連合が組まれたわ」
霞「なんやて!?」
岳「やっぱりな、こうなると思ってた。」
霞「知ってたんかいな!!だから、うちらに修行や兵の訓練やらを沢山やらせてたんか。」
岳「そこまで頭が回るとは凄いな、作戦も立ててある、負けるつもりは更々ない」
華雄「当然だ!!やるからには勝つのが一番だ」
いや、そういう問題ではないのよ。月の命がかかってるんだから。
雫「彼等の目的は?」
詠「陛下の救出と月の頚よ。多分、李儒が関わっているわ」
岳「当然と言えば当然だな。ここまでの事をするんだ。それなりに地位が高い奴を使ったんだろう。」
詠「袁紹よ、あの馬鹿を使ってこの戦を仕掛けた。」
嵐「そいつをぶっ倒せばいいのか!!」
鈴「はぁ~い、落ち着いてねぇ~そう簡単でもないでしょう」
岳「鈴の言う通りだ。相手は俺達よりも兵力が強い。それに真正面から突っ込んでは負けは見えてる」
華雄「やってみなければ分からんだろう!!」
岳「皆が華雄みたいに強ければいいんだけどね、そうもいかないんだよ。」
華雄「それは・・・・・」
岳「でも、華雄の戦いたい人はいると思うけどね。」
華雄「???」
詠「次に諸候だけれど、袁紹を筆頭に曹操、馬謄、公孫賛、袁術、劉備などが居るわ」
華雄「私の戦いたい人はいないぞ?」
岳「袁術の客将に孫堅がいる」
華雄「なんだと!!!」
華雄は血相を変えて言ってきた。そりゃそうだろうな。負けた相手だし。
岳「やる気出た?」
華雄「ああ、出すぎている」
血の気の多さはいいことなんだけどな
岳「兎に角、戦う場所は氾水関だ。行くのは俺と華雄と霞、そして雫だ。恋、ねねと嵐は虎牢関に。鈴と詠は月の護衛だな。でも、決戦は虎牢関だ。氾水関では相手の体力と兵力を削ぐだけだ。」
詠「妥当だけど、虎牢関での決戦なのね。」
岳「兵力を分けると結構キツいしね、そ・れ・に」ニヤニヤ
全員「???」
岳「皆には内緒で先に氾水関にいって、罠を仕掛けておいたしね♪」
月「最近夜に出ていたのはその為でしたか」
岳「あれ?ばれてた?」
月「はい♪」
詠「月は最近あんたの・・・・・」
月「詠ちゃん!?それいじょは!!!」
詠「モゴォッ!?モゴォーーー!!!!」
岳「???まあ、とりあえず。これでいいかな?」
全員「応!!!!」
月「岳さん、無事に帰ってきてください。」
岳「ああ、じゃあ誓いをするか」
月「???」
岳「月、ちょっとごめんね・・・・・チュッ」
岳は月の頬に短いキスをした。妹以外には初めての事だ。
月「/////////へ、へぅ~/////」
詠「ちょっと何してのよ!?」
岳「詠も・・・・・チュッ」
詠「のわぁーーーーーー!!!/////////」
もう何がなんだか分からないけど、ちょっと嬉しい詠と赤面直行の月である。
岳「この命は貴女方、我がお嬢様の為に・・・・・ね♪」
詠「は、早く行ってきなさぁーい/////////」
岳「じゃあ、行って・・・・・」
恋「・・・・・恋も」
岳「まてまて、また今度な」
恋「・・・・・ん」
なんとか頷いてくれた。霞と華雄、嵐と鈴に雫と意外にもねねも嫉妬していた。
岳「さて、戦と行きますか!!!」
李儒「ふははははは!!!待っていろ!!!天の御使い!!!」
復讐と憎悪が蠢く連合の始まりだ。
次回
「岳、連合堂々侵入!?宣戦布告!!!
激闘!!!孫呉将軍VS雷轟を操る岳!!!」
孫堅「呂布以外にも化け物がいるとはな」
岳「これが戟との約束と戟の力だ」
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再び再開を果たす岳と連合軍・・・・・しかし、その再会は敵と言う最悪のものだった。