No.686610

仮面ライダーディケイド〜破壊者と天使達〜 第六話

D.C.D.さん

仮面ライダーディケイド5周年、原作そらのおとしもの完結記念作品です。

2014-05-14 07:11:33 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:725   閲覧ユーザー数:720

 

 

これまでの「仮面ライダーディケイド〜破壊者と天使達〜」は!

 

 

 

士郎

「仕方ねぇな…」

 

 

ニンフ

「行くわよっ!」

 

 

竜見

「お困りのようだね。」

 

 

士郎

「お前……誰?」

 

 

竜見

「変身!」

 

 

士郎

「何だこれ?」

 

 

竜見

「『ケータッチ』と専用カードさ。」

 

 

士郎

「どうした⁉︎」

 

 

アストレア

「来ちゃダメ!」

 

 

 

 

 

 

 

黒いイカロスは矢を手に取り、ゆっくりと構える。

 

 

 

竜見

「させないよっ!」

 

 

 

しかし、竜見がすぐさまディエンドライバーを取り出し、黒いイカロスを撃つ。

 

 

当たりこそしなかったものの、彼女に一瞬の隙を作ることは出来た。

 

 

その隙にアストレアは自身の剣「クリュサオル」と盾「イージスL」を持って羽を広げる。

 

 

アストレアが飛び立つ、そう思った瞬間には彼女の姿は目の前から消えていた。

 

 

 

竜見

「速いな…」

 

 

 

2人が気付いた時には、アストレアのクリュサオルが黒いイカロスを切り裂いていた。

 

 

上空で爆発が起こり、士郎達は思わず腕で顔を覆った。

 

 

 

士郎

「今のは…?」

 

 

竜見

「あれはメランタイプだね。」

 

 

士郎

「メラン?」

 

 

竜見

「第一世代エンジェロイドのα、β、Δを元に作られた次世代型エンジェロイド。さっきのはタイプΩ・イカロス=メランって奴だね。」

 

 

士郎

「なるほど、大体わかった。」

 

 

 

士郎は上空を飛んでいるアストレアに声を掛ける。

 

 

しかし返事は無く、さらに力が抜けたように落ち始めた。

 

 

 

士郎

「危ないっ!」

 

 

 

急いで士郎はアストレアの下に回り込み、彼女をキャッチした。

 

 

 

士郎

「おい!しっかりしろ!」

 

 

アストレア

「っ…ニンフ先輩を……止めて…」

 

 

 

今にも枯れそうな声で、アストレアはそう言った。

 

 

 

士郎

「は?ニンフがどうした⁉︎」

 

 

アストレア

「河原に行って……守形に…」

 

 

士郎

「スガタ?」

 

 

 

それだけ言って、アストレアは気を失ってしまった。

 

 

 

竜見

「これは…っ!マズイ、彼女を置いて逃げるぞっ!」

 

 

 

竜見は士郎からアストレアを奪い取り、そっと地面に置く。

 

 

そして、士郎の腕を掴んで走り出した。

 

 

 

士郎

「おい!」

 

 

竜見

「早くっ!」

 

 

 

かなり走り、アストレアが点のように見えるまで離れた時、彼女の体が大爆発を起こした。

 

 

 

士郎

「なっ⁉︎」

 

 

竜見

「彼女の首筋に爆弾らしき物があった。戦いの最中に付けられたんだろう。」

 

 

士郎

「…また…死んだのか…」

 

 

 

ハーピー姉妹に続いて3人目。

 

 

先ほどのイカロス=メランも含めれば4人である。

 

 

様々なライダーの世界を巡って来た士郎は、その行く先々で数え切れない程の死を見てきた。

 

 

しかし、何度見ても死という物は悲しい。

 

 

例えそれが、赤の他人でも。

 

 

仮面ライダーとして守れない自分が情けなく思う時もある。

 

 

表情からして、それは竜見も同じであった。

 

 

 

竜見

「河原に行こう。彼女の想いを…無駄にはしたくない。」

 

 

 

2人は近くの河原に向かった。

 

 

 

 

 

 

士郎

「ここか?」

 

 

竜見

「あ、あそこに人がいるね。」

 

 

士郎

「そうだな。でも、何してるんだ?あいつ。」

 

 

 

河原に行くと白髪で眼鏡をした青年がいたが、彼は何故か熊と死闘を繰り広げていた。

 

 

 

竜見

「さ、さぁ…?」

 

 

 

士郎がディケイドライバーを取り出し、助けようとした時だった。

 

 

青年は地面を蹴って飛び上がり、熊の顔面に飛び回し蹴りを食らわした。

 

 

その一撃でよろめいた熊は、諦めたように山へと去って行った。

 

 

 

白髪の青年

「やれやれ…」

 

 

士郎

「ちょっといいか?」

 

 

白髪の青年

「何だ?」

 

 

竜見

「君がスガタかい?」

 

 

白髪の青年

「いかにも、俺が守形 英四郎だが?」

 

 

 

彼が守形だと確認をとった士郎達は、自分の名前と状況について説明した。

 

 

 

守形

「なるほど、そんな事が…」

 

 

士郎

「アストレアはあんたに会いにいけって言ってたからな。何か手掛かりを知ってるのか?」

 

 

守形

「俺自身は知らないが、一つだけアテがある。」

 

 

 

守形は近くのテントに入り、何やら不思議な機械を持って出てきた。

 

 

 

守形

「これを使ってシナプスに向かう。」

 

 

 

守形は機械を起動させる。

 

 

すると、士郎達の目の前に不思議なゲートが現れた。

 

 

 

士郎

「この先にシナプスとやらがあるのか?」

 

 

守形

「あぁ、ついて来てくれ。」

 

 

 

3人はゲートの中へと入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

その頃…

 

 

 

智樹

「離せっ!離せよっ!」

 

 

 

智樹はラギアのアジトらしき場所で

十字架に縛られていた。

 

 

 

ラギア

「なら、あなたのエンジェロイドに期待することね。誰が勝ち残るのか…」

 

 

智樹

「あいつらは俺の物じゃない!」

 

 

ラギア

「ふふっ、こだわりが強いわね。これを御覧なさい。」

 

 

 

突如、智樹の目の前に銀色のオーロラが現れ、そこに映像が映し出される。

 

 

そこでは、ニンフとディケイドが戦いを繰り広げていた。

 

 

 

智樹

「や、やめろ…2人とも、やめてくれよっ!」

 

 

 

智樹の叫びと同時にオーロラは消えてなくなった。

 

 

 

ラギア

「ま、せいぜい楽しみにしなさい。」

 

 

 

ラギアは台に置かれた、ライダーのロックシードを一つ、手に取る。

 

 

 

ラギア

「エンジェロイド…それにディケイド…必ず…」

 

 

 

 

 

 

次回の「仮面ライダーディケイド〜破壊者と天使達〜」は!

 

 

 

士郎

「ここがシナプスか…」

 

 

水色の髪の少女

「いらっしゃい。」

 

 

竜見

「僕に秘策があるんだ。」

 

 

士郎

「大丈夫だ。」

 

 

ポニーテールの少女

「トモちゃんいないなぁ…」

 

 

カオス

「お兄ちゃん…」

 

 

士郎

「恨みつらみでもあんのかよ…」

 

 

そはら

「何があったの⁉︎」

 

 

カオス

「ダメ…」

 

 

 

すべてを破壊し、すべてを繋げ!

 

 

 

 

 

 

作者&士郎より…

 

 

 

作者

「今月最初の投稿です。」

 

 

士郎

「前回は4月30日だな。」

 

 

作者

「そう言えば、まだこの作品のオリキャラ達のプロフィールを投稿してない。」

 

 

士郎

「普通は最初に書くだろ。」

 

 

作者

「その常識さえ破壊する。それがディケイド。」

 

 

士郎

「はいはい。」

 

 

作者

「というわけで、次回は士郎達オリキャラのプロフィールを投稿します!」

 

 

士郎

「期待せずに待っててくれ。」

 

 

作者

「それではこの辺で、さようなら!」

 

 

 


 
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