No.686533 魔法少女リリカルなのは ある意味チートな転生者 第四話真庭銀孤さん 2014-05-13 23:18:53 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:3357 閲覧ユーザー数:3200 |
「さて、
「待て! 話と書いておしおきってなんだ!?」
「それは………キィッヒ」
「こわっ!?」
どーも、影です。今、霊力を纏った風で縛った挙句風玉で何度も叩いた蓮夜におしおきを開始しようと行動しているところDEATH。
「待て待て待て!! 俺は絶望して死ぬのはゴメンだ!!」
「影! あんたなにするつもり!?」
「いやいや、何をおっしゃるアリサ=サン。ただ料理がマイナスランクの人が作ったパイをぶつけまくるなんて考えてマセンヨ?」
「「それは処刑だ(処刑よ)!!」」
アリサと蓮夜にすずか、そしてこの場にいないなのははヴォルケンリッター+リインフォース及び、クライドさんの事を知っている。前者ははやての遠い親戚で後者は保護者の一人としてだ。それ故にシャマルの下手さを知っているから俺がやろうとしているのを察した発言だろう。
「影君落ち着いて。それと影君も少し悪いと思うよ」
「『ング……』」
「おい、今さっき二人分の声だったな?」
((ヤバ…!?))
【ロキ! 何でお前も言ったのさ!?】
【ついうっかり……。だって、マスターと同じ考えだったたから無意識に反応しちゃったんだよ!】
ああもう! 腹括るしかねえのか!?
「影。いつかお嬢達も知るし、俺もすずか嬢も純粋な人間じゃないのを言ったからお前は全部吐いたらどうだ?」
「すずかは良いとしてなんで俺は全部吐く事になってんだ阿呆」
「蓮夜は私には全部話してるわよ。プライベートな部分も含めて、ね////」
「えっと……。教えてくれると、嬉しいかな?」
アリサ、それは惚気か? 惚気なのか? そしてすずかは悪乗りすんな。
「それはお姉さんも聞きたいわね~影君」
「狙って登場してんのバレバレですよ、忍さん。あと、恭也さん。その手に持ってるマスクって……」
あのマスク。リトバスのハリャホレウッマウーな斉藤のマスクじゃ……つうか中の人ネタだアレ。
「ここに来る途中、いつの間にか持たされていたんだ。何故か懐かしい気持ちだが」
「それ着けたらウマウーとか言って暴走するんで止めてください。色んな意味でタチが悪いんで」
遊びの天才の高校生ならともかく、小太刀二刀御神流の継承者である恭也さんならタチが悪い。冗談抜きで断言できる。
「そうか。なら影が預かってくれ。お前は小学生らしくないし、先程の件もあるからな」
「キヒヒ。見たってわけですか。まあ、積もる話は色々とあるでしょうし、場所を変えませんか? あ、アイツ等は俺がやっておきますんで」
記憶操作してもいいが、時空管理局の上層部対策として眷属を作っておく方がいい。だから、一瞬だけ闇を展開し、踏み台に駒として宛がわれた奴等を喰らい、俺の体内にある空間に収納した。その時感じたのは冷たい躯。しかも魂の温もりさえない、抜け殻のものだった。
「……影」
「そういやお前は闇の中でも普通に見えるんだっけな、蓮夜」
「そういうのも全部話せ。いいな」
「おう。喰って分かったが、アイツ等も死体だった。多分ニュースでやってた行方不明者や自殺の名所とかで自殺してたのをクズが使ってたようだぜ」
「胸糞悪い話だ」
月村家に移動した俺達は情報を交換することにした。蓮夜はバニングス家とその使用人全員が知ってる上にそれをアリサと蓮夜が話せばそれで済むが、俺の場合、さっきの能力と数ヶ月前の報道についてを話さなければならなかったんで一応踏み台と全部話すことにした。
「何というか、規格外だな。モンスター及び感染病を自在に操る化物への変化に限らず、お前の血からワクチンと薬を作れる。しかも、踏み台と称した男から能力を奪って自分のものにしたのか」
「ちなみに踏み台の能力の一つはこういうものになったんで」
そう言って舌から鋏、両手から注射器を出す。これは
「『
「「お前はどこに行くんだ」」
知らねーよ。つうか、あの踏み台と同じ能力が嫌なのとダブルゲージ関連の能力を増やしたかっただけだ。
「ちなみに魂の欠片までも腐りきった踏み台用の薬はできないんであしからず」
「「うぅ「でも麻酔や睡眠薬なら幾らでも出せるぞ」それはほしい(わ)(よ)!!」」
「オオウ。あいつ対策に活躍しそうだな」
「俺はお嬢の負担が減れば十分だ」
「はいはい惚気乙。あと、忍さん。夜の一族については口外しませんよ。一部の関係者とそちらから話すまでは、ですがね」
適当に流しつつ、本気の目で忍さんを見る。屑は勿論、狂華との模擬戦などで人を殺した経験を得た影響か、こういう表情や雰囲気を出せるようになったもんだ。対する忍さんはいつもの表情ではなく、吸血鬼に相応しいものだった。
「そう。ならそうなる時が来るまで心の隅に置いておくわ」
「キヒ、委細承知」
『というか、二人ともどこの悪の組織のボスだって感じだよ』
「ロキの言うとおりよ。蓮夜と恭也さんが壁代わりになってくれたからいいけど、殺気のぶつかり合いと言えるものだったわ」
「まったく、少しは周りの事を考えろ、人外ズ」
「程々にしとくべきだ。特に、影はな」
「エッ。何で俺!?」
その疑問に答えたのは恭也さんじゃなくてすずかだった。
「私が恭也さんに教えたの。さっきの影君、何故か胡散臭いって雰囲気があったから…。もしかして今の影君は刑死者のモンスターなのかなって」
あっちゃあ、バレてたか。それなら正体を現しますか。
「いやー。ばれちゃいましたかー。いやはや熟練の剣士と吸血鬼を騙せるほどの隠蔽を見せましたが以外な伏兵でしたねー」
「「「「本当に胡散くさい!?」」」」
「酷いッ! 私は清く正しくがモットーの処刑人ですよ!!」
「某邪神な姿でブン屋の台詞を使ってる時点で清くも正しくもねえぞ。あと処刑人に清く正しいって言葉を求めるな」
[現在の影の姿は某這いよる混沌の容姿+初期の服装ですby銀狐]
「ちぇ~。まあいいです。改めて名乗らせて頂きましょう。私は『
「「「「外道だな(外道ね)」」」」
「フォローできない、ね」
そんな一斉に言わなくてもいいじゃないですか!!?
「ふうん。夜の一族、ねぇ。凍空一族以外で人外の力持ちの一族があるとは思わなかったよ」
夜になり、それぞれの用を済ませた三人とともに夕飯を食べる。俺は夜の一族について話したが、反応はちょっと以外って程度だった。
「私達は私達で異常だけどね」
「主は勿論で。妹様は自然災害そのものを操れますし、狂華さんは超常現象をあっさりと使える忍で私は主の使い魔。八神家の皆さんも普通とは違いますから」
「だよな(だよねぇ)(だね)」
両親も両親で(主に人間関係で)ぶっ飛んでるからこういうのは遺伝かもな。
「今度会った時にこっそり話しとけよ」
「「はーい(了解)」」
あと少しで原作だな…。大体は踏み台のあいつを囮に暗躍するか……。
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逢魔ヶ時から奪った
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事件解決 そして一日は終わる