No.686446

真・恋姫†無双 裏√SG プロローグ

桐生キラさん

こんにちは!
前作裏√の続編!
Second Generationsになります!

2014-05-13 17:00:02 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2575   閲覧ユーザー数:2155

 

 

 

 

 

 

私が生まれる以前、つまりは17年前

 

 

 

 

 

かつてこの大陸は、乱世と呼ばれていたらしい

 

 

 

 

 

戦に続く戦の日々

 

 

 

 

 

戦場という名の絶望の中、誰もが希望を抱いて戦っていた

 

 

 

 

 

そんな中、頭角を現したのが、曹操、孫策、劉備、そして劉備の盟友にして天の御使いである北郷一刀だった

 

 

 

 

 

彼らはお互いの信念を貫く為に戦い、お互いの力を認め、三国は同盟という形で、この乱世に終止符を打った

 

 

 

 

 

三国同盟は、天の御使いである北郷一刀を立役者とし、また平和の象徴として、表舞台の英雄に祭り上げられた

 

 

 

 

 

だが、英雄は一人じゃない

 

 

 

 

 

歴史の裏に隠されたもう一つの、大陸を護る戦い

 

 

 

 

 

これに挑んだ勢力がいた

 

 

 

 

 

だが、それを知るのは、一部の人間だけ

 

 

 

 

 

そして、その勢力の名は………

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませ。お食事処『晋』へようこそ!」

 

 

ここは許昌の一角にあるとある飲食店『晋』

私の父である東零士と、母である司馬懿仲達が立ち上げた料理屋だ

 

咲希「2番さんの唐揚げ定食、できたぞ!」

 

私の名前は司馬師。真名は咲希。お食事処『晋』の厨房や接客を担当している者だ

 

悠香「了解しましたー!!」

 

こいつは張雄、真名は悠香。

私の二つ下の妹で、お食事処『晋』の接客を担当してもらっている。

自慢の速さが売りの悠香は、私が作った唐揚げ定食を凄い速さで持って行った

 

蓮鏡「姉貴ー、注文だよ!四番さんに和定食一つと洋定食二つ!お願いね!」

 

こいつは孫紹、真名は蓮鏡。

私の一つ下の妹で、こいつもお食事処『晋』の接客を担当してもらっている

 

咲希「了解。すぐ出来るから話し相手になってやれ」

 

蓮鏡「まっかせてー!」

 

蓮鏡の特技は、客と仲良くなれること。

実はこれ、結構役に立つ。客の話し相手になってもらうことで、

料理の待ち時間を感じなくさせている。まぁ、店が混んでいない時にしか出来ないがな

 

月「和定が入ったんだね。じゃあ和定は私が作るね」

 

この方は月姉さん。お食事処『晋』の現料理長という凄い方。

直接的な血の繋がりはないが、義理の姉の一人である。年齢は…

 

月「あっと手が滑って包丁が咲希ちゃんのところへー」

 

 

さくっ

 

 

私の目の前を包丁が通過し、すぐ横の壁に突き刺さった…

 

月「ごめんね咲希ちゃん。ところで、咲希ちゃん何考えてたのかな?」

 

咲希「いえ、なんでもありませんよ?」

 

とても素敵な方である

 

秋菜「ふふ、流石の姉者も、月姉さんには頭が上がらないみたいだ」

 

咲希「うるさいぞー秋菜」

 

カウンター席に座り、茶をすすっているこいつは、私の一つ下の妹の夏侯覇、真名は秋菜だ。

秋菜は許昌の警邏隊の隊長を務めており、現在は休憩中らしい

 

凪紗「す、すみません!こちらに王異さんは来ていませんか?」

 

慌ただしく店の扉からやって来たこいつは、私の二つ下の妹の楽綝、真名は凪紗だ。

凪紗は許昌の警邏隊に所属しており、秋菜の副官を務めている

 

秋菜「あいつがどうかしたのか?」

 

凪紗「いえ、少し目を離した隙に、どこかへ逃げてしまったようで…」

 

秋菜「またか…はぁ、姉者、行ってまいります。お仕事、頑張ってください」

 

咲希「あぁ、お前も頑張れよ」

 

秋菜はお金を置いて行き、凪紗と共に店を出て行ってしまった。

その後ろ姿から、なんとも言えない哀愁を漂わせていた

 

詠「あの子、心労で倒れたりしないわよね?」

 

秋菜達と入れ替わるように、休憩から戻ってきた詠姉さんが呟いた。

詠姉さんは、お食事処『晋』の接客や経理を担当している方だ。この方もまた義理の姉である

 

月「あ、詠ちゃん。見てたんだね」

 

詠「ちょうどねー。ちなみに、恋はしばらく戻ってこないわ。夢の世界へ旅立ってる」

 

あ、そうなんだ。恋姉さんもこの店の従業員…というかマスコットであり、

義理の姉の一人である。確かに今、恋姉さんの昼寝の時間帯だな

 

咲希「四番の料理出来た。詠姉さん、頼めますか?」

 

月「こっちもお願いしていい?」

 

詠「全部四番ね?わかったわ」

 

私と月姉さんは、出来た料理を詠姉さんにお願いする。さて、これで今ある仕事は捌いたな

 

月「ふふ、それにしても、平和だなぁ」

 

月姉さんが頬杖をついて、店内を見ながら呟いた。

その表情には、慈愛にも似た感情が含まれているように思えた

 

咲希「そうですか?」

 

月「うん!ここにいる皆が笑って、幸せそうにしている。

ここにいると、それが凄く実感できるよ」

 

咲希「それは、月姉さん達が頑張った結果じゃないんですか?」

 

月「ふふ、どうかな?私一人の力じゃどうにも出来なかったけど。

それでも、皆で頑張って、あの決戦に挑んで、それで今があるって言うんだったら、

それはとても誇らしい事かな」

 

 

 

 

17年前、張譲と呼ばれる人間が、北郷一刀を殺さんとする為に戦を起こした

 

 

 

その戦に挑んだのが、このお食事処『晋』の従業員だった

 

 

 

そして、北郷一刀を、この大陸を護る為の戦に勝った『晋』は、一部では裏の英雄と称されている

 

 

 

何故一部で、しかも裏なのか

 

 

 

それは、その決戦があった記録は残されていないからだ

 

 

 

歴史には残らない決戦

 

 

 

だけど、今を生きる人々の記憶には記されている

 

 

 

これは、そんな英雄の子ども達である私達の視点から描かれ、繰り広げられる物語

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

 

こんにちは!桐生キラです!

 

 

 

真・恋姫†無双 裏√、そのアフターストーリーである今作

 

真・恋姫†無双 裏√SGを執筆開始しました!

 

嬉しいことに、意外と要望が多かったので書いてみたんですが…

 

まぁ見切り発車です(笑)結末はどうなるかわかりません(笑)

 

一応、こういう風にしようっていうのはあるので、それにそって書いてみようと思います

 

 

 

なお、こちらは不定期更新です

 

現在のメインは私が書かせてもらっている「リリカルHS」という作品になります

 

一応、とある狙いがあって平行して書いていきたいですが…

 

それでもよければ、お付き合いしてくださると幸いです

 

 

 

それでは、今回は人物紹介で締めたいと思います!

 

 

 

 

 

裏√ Second Generations 登場人物

 

 

 

 

 

司馬師/咲希〈さき〉

零士と咲夜の間に出来た双子の姉。16歳。

武力や知力は親譲りだが、知力面では士希に勝てない。

常識人のようで、案外そうでもない。

とある世界に、ティアナという妹分がいる。

将来の夢はお父さんのお嫁さん

 

 

 

司馬昭/士希〈しき〉

零士と咲夜の間に出来た双子の弟。16歳。

こちらも親譲りの武力と知力の持ち主だが、武力面では咲希に勝てない。

現在は正史世界のとある高校に通い、とある女の子に恋をしている。

まとめ役。シスコン軍曹。

将来の夢は料理人

 

 

 

レーゲン

士希の使い魔?的なポジションの不思議生物。

体のサイズを自在に変えたり、犬に変身できたりする。

諸事情で記憶喪失中であり、士希に保護されている

 

 

 

孫紹/蓮鏡〈れんきょう〉

零士と雪蓮の間に出来た娘。15歳。

お食事処『晋』の接客担当のフリーダム。

お母さんが大好きなので、お母さんについて行き、よく呉に行ってしまう

 

 

 

夏侯覇/秋菜〈あきな〉

零士と秋蘭の間に出来た娘。15歳。

士希と一緒で常識人かつまとめ役。そのため気苦労も絶えない。

努力の結果上り詰め、現在は許昌の警邏隊の隊長をしている

 

 

 

張雄/悠香〈ゆうか〉

零士と悠里の間に出来た娘。14歳。天使。

母譲りの脚力は、余裕でウサギを追い抜ける程。

お食事処『晋』の接客担当。お兄ちゃんが大好き

 

 

 

楽綝/凪紗〈なぎさ〉

零士と凪の間に出来た娘。14歳。天使。

常識人で、家族皆に愛されている。

そのため凪紗が虐められると、国が一つ滅ぶかもしれない危険性がある。

許昌の警邏隊に所属しており、秋菜の補佐官として働いている

 

 

 

東零士さん

みんなのお父さん。

お食事処『晋』の代表。

一人しか生まれなかった男の子を大切に育てていきたいと考えており、

普段正史世界で生きている士希を気にかけている。

最近少し白髪が気になり始めたとか。44歳

 

 

 

司馬懿/咲夜さん

咲希と士希のお母さん。

お食事処『晋』のNo.2。

以前は親バカが過ぎて若干過保護だったが、最近では大人しくなっている。

37歳にして、その美貌は衰えを知らず、むしろ色気が出てきたとか

 

 

 

張郃/悠里さん

悠香のお母さん。

お食事処『晋』の接客担当にしてNo.3。

人類最速であり、童心を忘れない彼女の最近の楽しみは、娘との全力疾走。

娘にはまだまだ負ける気はないとのことだとか。36歳

 

 

月さん

零士さんの養子。

この数年でずいぶん成長したり、『晋』の料理長を務める凄い人。

最近は魔法をマスターした事もあり、実は家庭内最強なんじゃないかと言う噂があるとか

 

 

 

詠さん

零士さんの養子。

この数年でかなりグラマラスに成長した常識人。

いつの間にか養子になってしまい、最初は納得いかなかったようだが、

最近はまぁいいかと諦めが入っているんだとか

 

 

 

恋さん

零士さんの養子。

常にマイナスイオンを発している『晋』のマスコットであり最強の用心棒。

最近は三国同盟軍の訓練に付き合っているとか

 

 

 

セキト

恋さんの愛犬。お食事処『晋』の番犬。とっても長生きである

 

 

 

秋蘭さん

秋菜のお母さん。

魏の武将だったが、最近は文官になり、多忙な華琳さんに代わり許昌の代表となった。

娘が苦労性になりそうな事を危惧しているとか

 

 

 

凪さん

凪紗のお母さん。

魏の最高戦力の一人。

最近は現場にでるよりも、人材育成の方に力を入れている。

真桜、沙和とは今でも仲良し。娘と辛いものを溺愛しているとか

 

 

 

雪蓮さん

蓮鏡のお母さん。

元呉王。

現在は『晋』で働いているも度々呉に戻されてしまう可哀想な人。

最近になってようやく、零士さんといても取り乱さなくなったとか

 

 

 

猪々子さん

東一家の親戚のお姉さん的立ち位置の人。

お食事処『晋』の接客担当だったり、恋さんと一緒に兵士の訓練に行ったりしている。

最近斗詩さんと結婚したんだとか

 

 

 

流琉さん

東一家の親戚のお姉さん的立ち位置の人。

絶賛素敵に成長した模様。

お食事処『晋』の料理長格。

相変わらず何処からか巨大なヨーヨーを出すんだとか

 

 

 

 


 
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