No.681350 真・リリカルなのは 第十二章 非道なる報復編 第二十五話 師弟対立再びohatiyoさん 2014-04-25 09:16:50 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:662 閲覧ユーザー数:655 |
左近を奪い返す為、地球に来襲した リトナ
彼はアリサ、すずか、そしてフェイトを倒し、遂に左近を手に入れる
リトナ「漸く、我が手に」
リトナは左近を掴む
左近「コ~ン」
苦しそうにする左近
リトナ「フッ また逃げられては面倒なのでな」
そして、その場から去ろうとするが…………
アリサ「はぁぁぁぁ!!!!!!」
倒されていたと思われていたアリサがリトナに抱きつき、行く手を阻む
リトナ「止めておけ。フレイムアイズが壊れた状態で勝てると思っているのか?」
アリサ「まだ…………戦える」
フレイムアイズ【誰が……壊れたって? 舐めんじゃ……ねぇよ】
フレイムアイズは完全には破壊されていなかったようだ
しかし、杖としての原形はなく、アリサにバリアジャケットを羽織らせるので手一杯だった
リトナ「何所までも強がる奴だ」
アリサを撥ね退け、腹を殴る リトナ
アリサ「グッ」
リトナ「はぁ!!」
剣で切り裂かれ、バリアジャケットは再び解除される
アリサ「う……うっ」
リトナ「大人しく倒れていればいいものを」
そう言い残し、今度こそその場を去ろうとするが、
リトナ「っ!?」
アリサに足首を掴まれた
アリサ「返せ………私の……」
リトナ「しぶとい奴だ。バリアジャケットを羽織っていない状態で食らえばどうなるか………試してみるか?」
右腕に魔力を溜め込み、爆熱へと変換
生身で食らってしまえば、全身大火傷ではすまない……恐らく燃やしつくされる
リトナ「死ぬがいい」
リトナは爆熱の魔力をアリサにぶつけよとするが、
リトナ「何!?」
右腕が凍らされる
レイン「やらせねぇよ」
リトナ「レイン!?」
新型デバイス ウィンタムブレードを構えたレインとカイトがやって来た
カイト(月村とハラオウンはやられたか)
状況を把握し、対策を考える カイト
リトナ「レイン…………私に協力する気はないのか?」
レイン「ないな!!」
リトナ「そうか………ならば、殺さねばならんな」
腕を凍らせている氷を砕き、ケルベロスに指示を出す
ケルベロス「ガルッ!!」
ケルベロスがリトナに向かって走る
リトナ「シュヴェーレンモードVer2」
そして、フェイトを切り裂いた斧に近い武器となる
レイン「旦那、3人を連れて行ってくれ………師匠は俺が倒す」
カイト「……やれるんだろうな?」
レイン「任せてくれ!!!」
レインの返答を聞き、カイトはフェイト、すずか、アリサの3人を抱きかかえ、その場を去る
リトナ「逃がさん!!」
カイトに向かって爆熱の砲撃を放つが、青いバリアによって防がれる
レイン「あんたの相手は俺だ!!」
リトナ「レイン!!」
斧を振り回し、レインに切り掛かる
対するレインはウィンタムブレードを右腕に装着し、盾代わりにする
リトナ「何故わからん!! 管理局に未来はない………滅びる運命なのだ!!」
レイン「うるせぇ!!! そんな運命、俺が変えてやらぁ!!!」
力押しで攻めかかる レイン
雪と爆熱が交り合う
リトナ(私の爆熱すらも消そうするとは…………流石は雪だ)
レイン「あんたの恨みがどれだけでかくても、他人を使うなんて………あんたらしくもない!!!」
リトナ「私らしくない? お前が私の何を知っている?」
レイン「何年か一緒に暮らしていたんだ………あんたがどんな人間かぐらいは知ってる」
リトナ「フッ 稚拙だな レイン………お前は何も知りはしないさ。私の事はな」
再びレインに切り掛かる リトナ
レイン「だったら…………だったら何で俺を育てたんだ!!」
リトナの攻撃を防ぎながら叫ぶ
リトナ「頭でも打ったのか? お前を復讐の道具にする為だと言ったはずだが?」
レイン「………最初はそれが真実だと思った。けど、病院で寝て、自分なりに考え直したんだ。そしたら、違う答えが見つかった」
リトナ「違う答え?」
レイン「あの時の師匠は………温かかった。俺を利用しようなんて考えてなかったはずだ」
レインは自分の想いをリトナにぶつける
レイン「本当に俺を利用するためだったら、態々俺の前から居なくなる必要もなかったはずだ。ずっと傍に居て、教えればよかったんだ…………管理局は悪だと」
リトナ「……………」
レイン「尊敬するあんたにそう言われ続ければ信じただろうさ。管理局は悪だってな。でも、あんたはそうしなかった」
リトナ「戯言だ」
レインの話を聞き、そう言い捨てる リトナ
リトナ「お前以外の駒を見つける為に去ったにすぎん………それだけだ」
~カイト視点~
リトナはレインに任せ、3人を病院へと運んだ カイト
医者「3人共、酷い怪我だけど命に別条はないよ」
カイト「そうか」
3人は手当てを受け、病室で寝ている
医者「それにしても、何故あれほどの怪我を?」
カイト「知らん、俺は奴らを発見しただけに過ぎん」
医者の質問に適当に答える カイト
カイト「俺はもう行く」
そのまま病院を去って行く
看護師「いいんですか?」
医者「他人だと言っていたからね。仕方ないんじゃなかな?」
看護師はカイトを怪しんでいた
いきなり女性3人を運んできたら何事かと思うのは当然だろう
看護師がカイトに色々聞こうとするが、全て知らんの一言で返される
怪しまれても仕方ないだろう
カイトは病院から出ると、すぐにレインとリトナが戦っている場所へと戻って行く
~レインVSリトナ~
リトナ「レインよ、お前は本当に何も知らなさすぎる」
レイン「………………………」
リトナ「お前はやがて管理局に使い回され、捨てられるだろう」
レイン「それはあんたも一緒じゃないのか? あんたに協力していた味方を全員捨てたんじゃないのか?」
リトナ「まさか。助けるさ………………管理局を潰した後にな」
レイン「…………もう説得なんかしねぇ。俺の持てる全てをぶつける」
リトナ「それはこちらもだ」
お互いに構える
レイン「行くぜ、ウィンタムブレード! ホルリックルモード!」
腕に装着されたスノボーに冷気の魔力を纏わせる
そして冷気は鳥の顔の様な形となる
リトナ「ウィンタムブレード…………ウィンタムソードの後継機か」
レイン「行くぜ!!!」
リトナの言葉には一切反応せず、攻めかかる レイン
リトナ「ただの特攻か? 芸の無い」
斧でレインの首を狙う
リトナ「何!?」
しかし、冷気の鳥は嘴で斧の刃を挟む
レイン「吹き飛べ!!」
レインが叫ぶと、冷気の鳥は弾丸のように撃ち出される
斧の刃を咥えられた状態の為、躱すことは出来ない
リトナ「これを食らう訳にはいかんな」
魔力変換資質「雪」による攻撃
まともに受ければ、凍らされるだろう
冷気の鳥が弾け飛び、冷たい風が回りを覆う
決まったとレインは思った
しかし、躱しはしなかったが………………
リトナ「防御すればいいだけの話だな」
斧は巨大な盾となっていた
レイン「なっ!?」
リトナ「シュヴェーレンモードVer1だ」
レインの攻撃は通じなかった
果たして、リトナを止める手立てはあるのか?
次回、ついにリトナは左近を使う
その圧倒的力に勝てるのか?
次回もお楽しみに!!
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レインVSリトナです!