No.678884 【獣機特警K-9ⅡG】ホンコンからの新隊員【交流】2014-04-14 22:42:13 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:800 閲覧ユーザー数:733 |
地球・アジア地区のコリアン半島、プサン付近を、トーキョー行きの新幹線が走っていた。
『みなさま、新幹線ネットワークスをご利用いただきありがとうございます。まもなく当列車は海底トンネルに入りまして…』
アナウンスが車内に響くと、やがて列車はニホン列島へ通じる海底トンネルへと滑り込む。
その列車のシートでは、シベリアンハスキー形ロボットの男性と、緑色のネコ形ファンガーの女性が話していた。
「あともう少しすればトーキョーだ。いよいよだなミドラ」
「みゃっ!」
列車はトンネルを抜け、目的地のトーキョー・グランドセントラル駅を目指す…。
トーキョー・ベイ警察署、T-9ルーム。
「…と、いうわけでホンコン中央警察署のスノウ・インガルス署長が本署のT-9隊に来ることになっているわ」
と、書類を読み上げるのは署長のサウヤ・レポル。
「スノウ君か。生意気な奴だなって思ってたけど、すっかり立派になって…」
「きっと立派な青年に成長してるんでしょうねえw」
と、いつものユナ・クリスタコンビが談笑する。
「なんでも、わがT-9隊に新戦力をつれてくるんだそうだ」
と、ヴェクタス・ヘルシオン。だが、そんなムードをよそにレイン・インガルスは少々落ち込んでいた。
「どうしたんだいレイン。浮かない顔して」
と、声をかけたのはセツナ・オオミヤ。
「えーっと、その、兄のことだからまたきっとなんか問題起こすんじゃないかと…あいたっ!?」
突然レインの頭を小突いて現れたのはスノウだった。
「聞こえてるぞレイン。俺がそんな男に見えるか?」
「各員!スノウ署長に敬礼!!」
元気のよいユナの号令とともに、T-9隊一同が敬礼する。
「もう、お兄ちゃんたら殴ることないでしょーっ!」
「うるさい。キッチンクラッシャーは返上したんだよ」
「はいはい、兄妹ゲンカはやめて、本題にうつってくれないかしら?」
「おっと、そうだったなサウヤ署長。ミドラ、出てきていいぞー」
スノウの呼びかけに現れたのは、緑色の毛皮を持ったネコ形のファンガーだった。
「なっ!なんだこのかわいらしい物体は!?」
と、思わず叫ぶシュンに対し、少女は元気よく挨拶をした。
「みなさん初めまして!ホンコン中央警察署よりやってきましたミドラ・チェンです!」
「ミドラには、T-9隊の隊員番号6番として活躍してもらうことになった」
「話だと、カンフーの達人ということだからかなり強力な助っ人になるはずよ」
というサウヤの言葉に、彼女の妹であるシラセ・レポルは興奮のあまり裏人格になっていた。
「うおおお!すげぇ!あたしはシラセ・レポルだ!よろしく頼むぜミドラ!!」
「みゃ!?よ、よろしくシラセちゃん…///」
「僕はシュン・ネコノ。こっちがマオ・スペアにセツナ・オオミヤ」
「セツナだ。メカのことならボクに任せてくれ!」
「わたしも、微力ながら精一杯頑張ります!いっしょにがんばろ、ミドラちゃん!」
「エヌ・エー・ゼット・ゼロ、ヨロシク、ミドラ!ヨロシク、ミドラ!」
一瞬にして歓迎ムードに包まれるT-9ルーム。
「なかなか見所のありそうな娘さんだ。どれほどの能力があるのやら…?」
と、感心してその様子を眺めるヴェクタス。
「さぁーみんな!ミドラちゃんの加入でT-9隊もいよいよ全員揃ったわ!」
「今夜はアリサさんのお寿司屋さんで歓迎パーティーよ!!」
「おいおい、君らはただ寿司を食べたいだけなんじゃないのか?署長の方からも何か…」
「よっしゃー!大食いとあっちゃこのアタシの出番さね!みんな気張っていくよっ!!」
暴走するユナ、クリスタ、サウヤの様子を見たヴェクタスはため息をつき、ただ一言。
「…ダメだこりゃ」
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ようやくミドラちゃん(http://www.tinami.com/view/609039 )にお鉢が回ってきました。
■出演
T-9隊の現行メンバーのみなさん
スノウ:http://www.tinami.com/view/606003
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