No.678019

次元大戦 第五話-A

『デジモン捕獲作戦』

2014-04-11 18:05:11 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1369   閲覧ユーザー数:1350

海鳴市/月村邸

 

 

すずか「あれから一週間…」

 

 

なのは「観察してみたけど悪い子達じゃないよね」

 

 

勇翔「いたって普通…だよな」

 

 

クライン「なあ、普通なら観察なんてしなきゃいけねえんだ?」

 

 

はやて「まあ、あの恐竜たちが犯罪のために使われるとかそういうのも考慮してるだけさかい」

 

 

アスナ「でもつけられるっていうのは感心しないな」

 

 

シリカ「あ、アスナさんには事例があるんでしたっけ」

 

 

アスナ「うん、まあね」

 

 

シノン「それで、勇翔が運んできたあの娘…容体は?」

 

 

勇翔「今は少し熱だしてる、ただ名前がな…」

 

 

クライン「なんだ?なんか聞き覚えあるのか?」

 

 

勇翔「董卓…って言ってた」

 

 

シリカ「董卓って…もしかしますけどあの董卓?」

 

 

すずか「そうみたいなの、それで逆に謎が増えちゃったの」

 

 

シリカ「それは…謎ですね、そういえば尚哉くんは?」

 

 

はやて「尚哉は本局に定期連絡を…」

 

 

尚哉「……」

 

 

勇翔「帰ってきたか…なんだよその浮かない顔して」

 

 

はやて「なんかあったん?」

 

 

尚哉「本局の上層部から命令をくだったんだ」

 

 

なのは「ミゼット議長じゃなくて?それなら独立部隊だから拒否もできるよね?」

 

 

尚哉「あいつら、動ける部隊があるなら動くべきだ、非常事態に独立もあるかだと」

 

 

勇翔「なんだよそれ!」

 

 

はやて「滅茶苦茶やそんな」

 

 

尚哉「それぐらいなら頭を悩ますことはないけど…問題はくだされた命令だ」

 

 

なのは「どんな命令だったの?」

 

 

尚哉「あの怪物をロストロギアに断定し回収、そして所持者をロストロギア使用の疑いで逮捕しろだと」

 

 

なのは「っ!!」

 

 

はやて「なんや、そんな命令聞けるはずなにやろ!」

 

 

尚哉「俺も聞くきはないし恐らくミゼット議長もこの事を知らない…上層部が通信を妨害しているんだ」

 

 

なのは「確認するにもできない状況か」

 

 

尚哉「そのうえ既に近海に次元航空艦が来ている…」

 

 

勇翔「退路まで断たれたのかよ」

 

 

クライン「なんだよ、そりゃあ!勝手すぎるだろ!」

 

 

アスナ「あの子達はなにも悪いことしてないのに」

 

 

尚哉「……これより命令により怪物の捕獲と所持者確保に向かう」

 

 

シュテル「正気ですか?」

 

 

尚哉「ただし、潔く従わないがな」

 

 

お台場/お台場海浜公園

 

 

空「あれからどう?」

 

 

光子郎「そうですね、あれからは特に大きな動きは見せていませんが僕達を観察しています」

 

 

太一「やっぱり一筋縄じゃあいかないか、一応、ひかりとテイルモンにはこの事話して巻き込まないようにした」

 

 

アグモン「ひかりやテイルモンまで狙われたら不味いもん」

 

 

テントモン「わてらだけに狙いを絞らせなあかんさけな」

 

 

ピヨモン「ヤマト達のために」

 

 

 

空「そうね、でも…」

 

 

太一「どうしたんだ?空?」

 

 

空「少し胸騒ぎして…もしかしたら襲ってくるかも」

 

 

太一「まさか、こんな昼間に襲ってくるわけ…」

 

 

 

???「そのまさかなんだよな」

 

 

太一「っ!!」

 

 

尚哉「悪いけど大人しくつかまってくれないかな?」

 

 

空「嘘!ほんとに襲ってきちゃった」

 

 

光子郎「でも回りには人がいますこんなところで騒ぎを…あれ?」

 

 

尚哉「気づいたかこれは結界…人払いをさせてもらった」

 

 

空「追い込まれたかしら」

 

 

太一「やい!何が目的で俺たちを捕まえる気だ!」

 

 

尚哉「目的ね…目的は君達のその生き物を連れていることかな、組織の上層部がその生き物をロストロギアに認定…そのロストロギアの回収と所持者の逮捕…それが目的だ」

 

 

太一「ロストロギア?逮捕だって!?」

 

 

尚哉「ロストロギアっていうのは簡単に言うとオーパーツみたいなものだ」

 

 

光子郎「それであなたはテントモン達がロストロギアだというんですか」

 

 

尚哉「上の決定でな…それで大人しく同行してくれればいいんだけど…」

 

 

空「そんなの…従えないわ!」

 

 

尚哉「…だよな…なら実力行使でいかせてもらうぞ?」

 

 

カチャ(ディエンドを構えるおと)

 

 

空「っ!!」

 

 

光子郎「拳銃!」

 

 

アグモン「太一!危ない!ベビーフレイム!」

 

 

ピヨモン「マジカルファイア!」

 

 

テントモン「プチサンダー!!」

 

 

尚哉「っ!」

 

 

ドカーン!(爆発音)

 

 

太一「アグモン!?」

 

 

アグモン「太一、今のうちに早く逃げよう!」

 

 

ガブテリモン「光子郎ハン、はよしまへんとあの男がきまっせ!」

 

 

バードラモン「空、私に掴まって!」

 

 

空「でもあの人…」

 

 

アグモン「彼がいた場所をよく見て!」

 

 

 

尚哉「全く、先制されたか…」

 

 

空「嘘!」

 

 

太一「あれは捕まったらひとたまりもない!急いで逃げよう! 」

 

 

空「うん!太一!アグモン!バードラモンの足に掴まって!」

 

 

尚哉「って!待て!くそ!こちら尚哉、プランAは失敗した、プランBに移行だ!」

 

 

尚哉「悪いが逃がす気は更々にないんだ」

 

 

 

第五話-A 『デジモン捕獲作戦』

 

 

 

太一「くそ!あいつ、いきなり、襲ってくるなんて!」

 

 

空「でも、これからどうしよう、間違えなく捕まえるまで追いかけてくるわよ」

 

 

光子郎「下手に家に帰れば家族にも迷惑をかけるかもしれません、ここはお台場から脱出するのが一番です」

 

空「そうね、お母さんにどう伝えようかしら」

 

 

太一「父さん、母さん、ひかり心配するだろうな」

 

 

バードラモン「空、何か来る!」

 

 

空「え?」

 

 

 

ドカーン!(爆発音)

 

 

空「きゃっ!」

 

 

光子郎「爆発!?」

 

 

回りに尚哉を除くはやて達出現

 

 

ガブテリモン「先回りされてまったか!」

 

 

はやて「ごめんな、ほんま、やったらこないなことしなくないんや…」

 

 

光子郎「くっ!こうなったら押しとおりましょう、海岸まで行ければまくことができます」

 

 

空「そうね、出来れば傷付けずにいきましょう!」

 

空「どうしてこんなことを!」

 

 

はやて「ごめんな、あんたらに恨みとかはないんやけど…」

 

 

はやて(ほんまは、こんな無粋なことなしで話し合いたい…)

 

 

はやて「組織の命令や、覚悟しい!」

 

 

はやて

 

 

攻撃

ミストルティン

 

 

はやて「これも…命令や」

 

 

はやて「彼方より来たれ宿り木の枝、銀月の槍となりて撃ち貫け!石化の槍、ミストルティン!!」

 

 

回避

 

 

空「バードラモン!避けて!」

 

 

バードラモン「ありがとう、空」

 

 

 

シュテル

 

 

 

攻撃

パイロシューター

 

 

 

シュテル「申し訳ありませんが落とします」

 

 

シュテル「パイロシューター…シュート!!」

 

 

直撃

 

 

光子郎「ガブテリモン!」

 

 

ガブテリモン「大丈夫ですせ」

 

 

 

バードラモン、ガブテリモン目標地点に到達。

 

 

空「よしこのまま…」

 

 

光子郎「お父さん、お母さん黙っていく行ってしまうのごめんなさい」

 

 

 

太一「いつか絶対に帰ってきて見せる!」

 

 

???「悪い、逃がすわけにはいかなくてな」

 

 

バードラモン達付近に尚哉出現

 

 

バードラモン「何!?」

 

 

ガブテリモン「読まれとった!」

 

 

尚哉「ストラグルバインド!」

 

 

ガブテリモン「何やこの鎖!」

 

 

空「バードラモン!」

 

 

光子郎「ガブテリモン!」

 

 

バードラモン「だめ、この鎖、壊せない!」

 

 

ガブテリモン「なんや、力抜けていく…」

 

 

尚哉「その鎖は強化とかを無力化する力あるから…それでだろう、さあ、大人しく捕まってもらうよ」

 

 

光子郎「打つ手なしですか」

 

 

空「そんな!」

 

 

太一「…くそぉ!」

 

 

お台場/お台場海浜公園

 

 

太一「俺達をどうするつもりだ!」

 

 

尚哉「お前らの身柄はクラナガンに護送されて…そのあとは俺にもわからん」

 

 

光子郎「ならひとつ質問です、あなた達は組織の命令と言いましたが、一体どこの組織ですか!クラナガンという名前も聞き覚えがない」

 

 

尚哉「映司さんを除く俺達が所属している、組織の名は時空管理局、いわば警察だよ」

 

 

空「警察ってあなた達が!?」

 

 

尚哉「確かに年齢水準可笑しいしな」

 

 

はやて「尚哉、通信来たで」

 

 

尚哉「…わかった」

 

 

 

通信を開ける。

 

 

艦長「ロストロギアは確保できたか?八神三佐?」

 

 

尚哉「ロストロギアは確保、使用者も無事に捕縛しました、以上です、何か問題がありますか?」

 

 

艦長「手際がいいな、やはり三提督の直属部隊なことはある、そのまま、到着をまでじっとしているんだぞ」

 

 

尚哉「了解…っと、リイン怪しいものないか探って」

 

 

リイン「はいです…あ、これなんですか?」

 

 

光子郎「それは…」

 

 

尚哉「なんかあるのか?」

 

 

太一「べ、別に、それで進化するわけじゃねえんだぞ!」

 

 

空「太一…」

 

 

光子郎「それじゃあ逆効果です」

 

 

尚哉「なるほどね、それであんな急成長するわけね、リイン回収」

 

 

リイン「わかりました~」

 

 

太一「くそ!返せ!」

 

 

シュテル「3人とも持っていましたね」

 

 

はやて「尚哉、そろそろ来るで」

 

 

尚哉「うん、手はず通りにいく」

 

 

はやて「気を付けてな」

 

 

光子郎(何か…裏がある?)

 

 

ひかり「お兄ちゃん…みんな…」

 

 

テイルモン「アグモン達が捕まるなんて…でも下手をしたら私達も…」

 

 

ひかり「どうにかできないの?」

 

 

テイルモン「隙をつけば…っ!誰だ!」

 

 

なのは「にゃはは、そう警戒されてもな」

 

 

テイルモン「私をみても驚かないし、いきなり現れたんだ警戒するに決まっているだろう」

 

 

なのは「だいじょうぶ、危害は加えないよ、ただそろそろ、此処から逃げた方がいいよ、時期に武装隊一個中隊を乗せた、航空艦がくるしね」

 

 

ひかり「そんな!それじゃあお兄ちゃん達は!」

 

 

なのは「だいじょうぶ、絶対に尚哉くんがうまくやってくれるよ」

 

 

テイルモン「尚哉?まさかバードラモン達を捕まえたあの男か!何故捕まえた奴が弁護の方に回る?」

 

 

なのは「今回の命令は疑問が多いからね」

 

 

ひかり「信じていいんですよね」

 

 

テイルモン「ひかり!?」

 

 

なのは「うん、だいじょうぶだよ」

 

 

ひかり「…わかりました、絶対にお兄ちゃんを助けてください」

 

 

なのは「うん、助けるよ絶対に」

 

 

 

尚哉(なのはの方はうまくいくかな?もし襲われたらまた一人こんな犠牲者出てしまう…さてとうまく気づかれなきゃいいんだがな…)

 

 

 

 

 


 
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