No.677001

真・恋姫†無双 冬に咲く蘭は美しく咲く「拠点1華琳」『覇王の展望・改』

山武さん

もし恋姫†無双の夏侯姉妹にもう一人妹がいたらというIFの物語

2014-04-07 00:37:13 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1530   閲覧ユーザー数:1370

どうも山武です。

またこの作品を見てくれた人もそうでない人も閲覧ありがとうございます。

私は下手なのであまりうまく文章を書けませんがこれからも応援よろしくお願いします。

side冬蘭

 

初めまして。私の名前は性を夏侯、名を恩、字を子雲、真名を冬蘭と言います。

 

私は今山のように積もった案件を一つ一つ片付けています。

華琳様に案件を見せるときは事前に私に見せるようになっています。

華琳様に下手な案件見せたら殺されますからね。

将来的にいい案は提出者に助言をして返し、今すぐ使えそうな案はすぐ華琳様に提出するという作業をしています。

この仕事はとにかく「速さ」が命です。

今すぐしなければならないことをゆっくりやっていたのでは手遅れになります。

だから休む暇などほとんどないのです。

 

冬蘭「ふぅ疲れました」

 

私はそう言って背を伸ばします。

 

冬蘭「秋姉様はいい案をくれるのですが何故春姉様は請求書の数が多いのでしょうか?」

 

例えば先週は庭を壊し、昨日は壁を壊しています。

これにはさすがの秋姉様と華琳様も呆れていました。

 

冬蘭「そういえば明日は朝議がありましたね」

 

明日までにこの案件の山と格闘しなければならないと思うと軽く気が滅入りますがやるしかありません。

 

冬蘭「・・・そういえば一刀様は何をしていられるのでしょうか?」

 

私は監督役なんですけど明日が朝議ということもあり案件がたくさん入ってくるので今日は様子を見に行けませんでした。

明日の朝議が終われば案件の数は減るのでしょうが。

 

冬蘭「・・・明日は様子を見に行きましょう」

 

そう言って私は目の前の好敵手である案件との勝負に挑むのでした。

 

~翌日・朝議~

 

秋蘭「それでは、本日の朝議はここまで」

 

春蘭「解散っ!」

 

冬蘭「お疲れ様でした」

 

ふぅやっと終わりました。

朝議では凛とした態度でいなければならなかったので疲れました。

 

華琳「・・・秋蘭」

 

秋蘭「は」

 

華琳「北郷一刀が仕事を探しているという話、聞いているかしら?」

 

冬蘭「えっ⁉」

 

秋蘭「はい、聞いております。本人からも何か仕事がないかと相談されましたので」

 

なんですかそんなこと一刀様から何も聞いていません。

 

華琳「そう。で、何かあてがってやったの?」

 

秋蘭「いえ・・・」

 

春蘭「・・・何の話だ?」

 

秋蘭「姉者には関係ない話だ」

 

春蘭「なんだとぅ!」

 

華琳「黙りなさい春蘭。今、私は秋蘭と話をしているの」

 

春蘭「はぅ、華琳様まで・・・」

 

ああこうなった春姉様は可愛いですね。

子犬みたいです。

 

華琳「それで、あれが何の仕事をしているか、秋蘭は知っているのでしょう。あの様子だと冬蘭は知らないみたいだけど」

 

冬蘭「うぅ。すみません華琳様」

 

華琳「いいのよ、貴女は今日の朝議に間に合わせるように案件をまとめてくれたみたいだし昨日は大変だったのでしょう」

 

冬蘭「・・・はい」

 

華琳「ふふ、なら今度ご褒美を上げなくてわね」

 

冬蘭「わわわ、そこまでしてくれなくても大丈夫ですよ」

 

華琳「謙遜は美徳だけど今は受け取っておきなさい冬蘭。王が臣下に褒美を与えるのに一番の臣下が否定しては他の者も褒美を受け取りにくくなるわ。それにこれはお礼、貴女の纏めてくれる案件は解りやすく読みやすいわ。さらに案を提出してくれた者の才をさらに高めようと助言までしてくれるわ。ここまでされたら王としても褒美を出さないわけにはいかないのよ」

 

冬蘭「・・・つまり王としての器を見せるために褒美を出すということでしょうか?」

 

華琳「ふふ、本当に頭がいいわね。別に今すぐというわけではないわ。また今度考えといてくれればいいわ」

 

冬蘭「わかりました」

 

華琳「それで、何の仕事をしているのかしら?」

 

秋蘭「結局、自分で何やら思うところがあったようで、自分で仕事は見つけたようなのですが・・・」

 

華琳「・・・どうしたの?聞いているのなら、答えなさい」

 

秋蘭「それが・・・書庫の整理の手伝いをしているそうなのです」

 

華琳・冬蘭「「なっ⁉」」

 

な・何をしているんですか一刀様⁉

 

冬蘭「わわわ秋姉様⁉私のところにそのような連絡は入っていなかったのですが⁉」

 

秋蘭「昨日冬蘭は忙しそうだったからな。こちらで勝手に手は打たせてもらった。これがその報告書だ」

 

私はその報告書を奪い取るように読みほっと一息入れた。

 

冬蘭「さすが秋姉様です。この手の打ち方見事です」

 

秋蘭「ふっ冬蘭に褒められると流石に照れるな」

 

ふうこれなら一安心です。あ・あれ華琳様が震えてらっしゃいます。

ああこれは一刀様ご愁傷様です。

 

華琳「ちょっと今からあれに説教してくるわ」

 

そういい行ってしまわれました。

私も後で言いに行きましょうかね。

 

冬蘭「とりあえず、私はこの人達との交渉に行ってきます。なので後のことはお願いします秋姉様」

 

秋蘭「ああ、わかった。頑張って来いよ」

 

冬蘭「はいっ!」

 

そう秋姉様にいい私は交渉に向かった。

 

春蘭「・・・なあ秋蘭」

 

秋蘭「なんだ姉者」

 

春蘭「結局さっきの話ってどういうことなんだ?」

 

秋蘭「・・・姉者も勉強を頑張れよ」

 

春蘭「なんだとぅ!」

 

という会話が聞こえたような気がしたけど気のせいでしょう。

そうに決まっています。

 

side一刀

 

たった今華琳によるお説教は終わり俺は気分を新たに頑張るよう自分に喝を入れた。

すると・・・

 

華琳「ふふっ私の他にもう一人文句のある娘が来たわね」

 

一刀「へっ?」

 

行き成り華琳がそんなことを言うので振り向くとそこには頬を膨らました冬蘭がいた。

・・・ああそうだよな。俺冬蘭にも迷惑かけちゃったんだよな。

 

一刀「冬蘭、ごめん!俺冬蘭にも迷惑をかけてしまって・・・」

 

冬蘭「そんなことはどうでもいいんです!!」

 

あ・あれぇ?そんなことで切り捨てられたぞ!重要だと思ったのに。

 

冬蘭「なんで私のところに相談に来なかったんですか!!」

 

あぁどうやら俺が冬蘭に相談に行かなかったから怒っているのか。

 

一刀「いや、だって書類が山のようにあって忙しそうだったから・・・」

 

冬蘭「いくら山のように書類があるからって相談ぐらいのれます‼それに仕事を求めていたならそういうところの方があるでしょう‼」

 

一刀「あっ」

 

そうかそりゃそうだよな。あんだけ書類があったんだもんな。あそこの方が書庫よりも沢山仕事があるに決まってるわな。

 

冬蘭「・・・気づいてなかったんですか」

 

そう言ってはぁと溜息をつく冬蘭。

うぅ、馬鹿でごめんな。

 

冬蘭「全くもう。何かあれば第一政務室に来て下さいって言ったじゃないですか」

 

一刀「うぅすいません」

 

華琳「くっくくく、あはは自分より年下にそこまで言われるなんて⁉あはは」

 

くっ悔しいが何も言えない。

華琳が言っているのは全部事実なんだから。

 

冬蘭「・・・一刀様何か武術をしていらっしゃいましたか?」

 

一刀「えっいっいやそこそこ運動していただけだよ」

 

嘘は言ってない。剣道も精々部活レベルだったからな。

この世界のレベルに比べると運動レベルだよな。

 

冬蘭「・・・そうですか。華琳様ご褒美の内容を決めました」

 

華琳「へぇ、何かしら?」

 

冬蘭がほしがるご褒美か一体なんだろう?

 

冬蘭「一週間休みをください」

 

そうか!休みか!あんだけ書類があったら休みが欲しくなるよな。

 

華琳「・・・そうわかったわ。でもその休みで何をするか教えてくれないかしら?」

 

冬蘭「はいっ!一刀様に最低限の武と智を与えます」

 

一刀・華琳「「へっ?」」

 

その答えに俺と華琳も変な声を上げた。

冬蘭の褒美が俺に武と智を与えること?

 

華琳「それでは貴女の褒美にはならないでしょう?本当にいいの?」

 

冬蘭「いえ、少なくとも字が読めれば私の仕事を天の知識を利用して計画できるかもしれません。そして武の方は私が本気で教えます。言い換えれば『一刀様に罰を与える権利』をくださいということです」

 

俺に罰を与える権利?

確かに勉強の方は厳しいかもしれないけど正直どう見ても文官にしか見えない冬蘭が本気で教えるからと言って罰になるとは思えないんだが。

 

華琳「わかったわ。許可しましょう。一刀」

 

一刀「んっ?」

 

華琳「冬蘭は春蘭や秋蘭よりも強いわよ」

 

一刀「へっ?」

 

冬蘭が春蘭や秋蘭より強い?

 

一刀「そんな冗談を・・・」

 

華琳「残念ながら嘘じゃないわ。二人がかりでも軽くあしらってしまうのよ冬蘭は。言ったでしょ?我が軍最高の才能だって」

 

一刀「えっ」

 

その時俺の背中に冷たいものが流れるのが分かった。

 

華琳「その最高の才能が本気で武を教えるって言ったのよ。さて貴方は一週間後生きていられるかしら?」

 

そういい笑ってどこかへ行く華琳。ああ待ってくれ俺もそちらに・・・

 

冬蘭「一刀様?」

 

その声とともにガッチリ掴まれる俺の肩。冷や汗とともに後ろを向くと十人が十人赤面してしまいそうな笑顔があった。・・・今の状態でなければだが。

俺の顔が血の気が引いてしまうのが分かる。

 

冬蘭「さあ、逝きましょうか」

 

一刀「それ絶対字が違うからああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

その後のことは覚えていない。

しかし俺は少なくても曹操軍の兵士を三人纏めて相手をできるようになり、文字もすらすらと書けるようになった。

この時俺は絶対に冬蘭を怒らせないようにしようと誓ったのだった。

 

どうでしたか?

私的にはそこそこの出来だと思うんですが、意見指摘などがあれば豆腐以下メンタルの私が落ち込みすぎないくらいで言ってきてくださいw

それでは最後まで見ていただきありがとうございました。


 
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