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真・リリカルなのは 第十二章 非道なる報復編 第十六話 最後の言葉

ohatiyoさん

涙の決着

2014-04-01 20:59:38 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:703   閲覧ユーザー数:692

ナカジマ姉妹はウイングロードを活用したコンビネーションで、クイントを翻弄していた

 

しかし、クイントはISを発動

 

ウイングロードは消されてしまう

 

クイントのISとは一体………

 

スバル「ウイングロードが勝手に消えた!?」

 

ギンガ「いえ、消えたんじゃないわ。消されたのよ」

 

ギンガはクイントによって、ウイングロードが消されたのだと推測する

 

それは当たっていた

 

スバル「ならっ! もう一度!!」

 

再びウイングロードを発動しようとする スバル………………しかし

 

スバル「っ!?」

 

ウイングロードを使う事が出来ない

 

スバル「そんな!? どうして!?」

 

さっきまで使えていた魔法が発動出来なくなり、スバルは慌ててしまう

 

ギンガ「使えないのはウイングロードだけじゃないわね」

 

そう、ギンガの言う通り、全ての魔法が使用できないのだ

 

スバル「まさか、AMF?」

 

ギンガ「いえ、AMFなら魔法を使う事自体は可能なはずよ。けど、今は魔法そのものが使えないわ」

 

クイントのISによって、ギンガとスバルは魔法使用不可となってしまう

 

これこそが、クイントの切り札 IS 魔法無効(マジックキャンセル)

 

ギンガはリンカーコアが停止しているのではという疑問を持っている

 

半分正解と言った所だ

 

正確には、リンカーコアの一定の働きを妨害しているのだ

 

AMFに似たものを相手のリンカーコアに直接叩きこむ

 

そして、ISを発動すると、リンカーコアは魔力を創る事はそのままだが、使う事を停止してしまう

 

故に魔力は体の中にある事は間違いない

 

しかし、使うと言うリンカーコアの性能を阻まれている為、魔法が発動できないのだ

 

では、何時AMFに似たものをリンカーコアに直接叩きつけたのか?

 

それは接近戦で戦っている時だ

 

クイントは、スバルとギンガの胸を一度殴っている

 

その時に入れ込んだのだ

 

AMFに似たものは皮膚から、体の中へと侵入していく

 

バリアジャケットですらも貫いて………

 

では、2人は気づかなかったのか?

 

殴られた時の痛みと勘違いをし、無視していたのだ

 

まぁ気付いたとしても、阻止する方法は無いが………

 

永久にそのままという訳ではない

 

一定の時間が経つと、元に戻る

 

つまり、時間稼ぎにしか使えない

 

しかし、クイントにとっては十分だった

 

魔導師は魔法が使えなければ無力

 

クイントは2人に襲い掛かる

 

ギンガ「仕方ない、魔法無しで戦う!」

 

ギンガはクイントの拳を受け止める

 

ギンガ「スバル!!」

 

スバル「やぁ!!!」

 

その隙にクイントの顔面をスバルが殴る

 

ギンガ「そうね、魔法が無くても戦える…………あなたに教わったコレがある」

 

ギンガ、そしてスバルの2人が得意とする接近戦闘方法

 

クイントから教わったシューティングアーツだ

 

2人は魔法が使えなくても、何とか戦える

 

クイント「っ!!」

 

クイントは再び2人に襲い掛かる

 

ギンガ「はぁ!!」

 

スバル「えい!!」

 

姉妹はクイントに攻め掛かるが、2人の攻撃は悉く受け流される

 

クイント「っ!!!」

 

右腕がギンガの腹、左腕がスバルの顔に直撃する

 

ギンガ(クッ 強い)

 

スバル(シューティングアーツじゃ、お母さんに勝てない)

 

シューティングアーツという戦い方を考案したのは、他でもないクイントだ

 

つまり、シューティングアーツの始祖と言える

 

誰よりもシューティングアーツを知りつくしている

 

頭では覚えていなくとも、体が覚えている

 

姉妹の攻撃は通用しない

 

ギンガ「なら、仕方ない………あなたが知らない力を使うしかない!」

 

スバル「私だって!!!」

 

2人の目の色が変わる

 

戦闘機人モードだ

 

2人は使いこなせるようになる為、六課解散後徹底的に練習を施した

 

そして、何とか戦闘機人モードをコントロールできるようになったのだ

 

今までは、このモードを使う事はほとんどなかった

 

嫌いなのだ、この力が

 

自分達は人間では無いと言っているのと同じだから

 

しかし、この力があっても人間だと言ってくれる人達がいる

 

困っている人達を救う事が出来る

 

それを知ったナカジマ姉妹

 

戦闘機人モードは、忌まわしき力から希望の力へと変化した

 

2人は戦闘機人モードを受け入れる事が出来たのだ

 

ギンガ「スバル……私が突貫する。その隙に」

 

スバル「わかってるよ、ギン姉………お母さんを救おう」

 

ギンガ「ええ……行くわ!!」

 

ギンガは1人でクイントに挑む

 

クイント「っ!!」

 

迎撃しようとする クイント……………………しかし

 

クイント「っ!?」

 

ギンガの動きが読めない事に困惑する

 

戦闘機人モードでの戦い方は知らないのだ

 

ギンガ「IS発動!!」

 

ギンガのIS 旋風の矛(ストームシュぺーア)

 

風を操り、武器として使う事が出来る能力だ

 

ギンガ「その名の通り、これは旋風の矛!!!」

 

ギンガは右腕に風を纏わせる

 

その風は螺旋を描きながら回転する

 

ギンガ「貫け!!」

 

ギンガは風を纏わせた右腕を手刀のように扱う

 

ギンガが腕を振るう度、風はクイントの体を切り裂いていく

 

その時、スバルはギンガの背中を踏み台にし、上空へと飛び上がる

 

クイントの視線はスバルに向く

 

ギンガ「はぁ!!!」

 

その隙を突き、手刀をクイントに刺そうとする

 

間一髪で気付いたクイントは、それを躱す

 

そして、ギンガは後ろへと飛び、クイントから距離を取る

 

クイントは彼女を追おうとするが……………

 

スバル「これで!!! 最後だ!!!」

 

上空からスバルが落下してきていた

 

スバル「IS発動!! 振動破砕!!!」

 

スバルのISは究極の破壊力を誇る

 

触れたものを完全に粉砕する力だ

 

スバルの一撃で勝負は決まる

 

もう少しで攻撃が通ると言った所で、スバルの頭にはクイントとの思い出が再生される

 

スバル(お母さん!!)

 

スバルの拳はクイントに直撃する

 

振動により、クイントの内部は完全に破壊されているだろう

 

クイント「カッハ!!」

 

クイントは口から血を吐きだす

 

スバル「………………………」

 

スバルはまともにクイントの姿を見られなかった

 

クイント「スバ……ル」

 

スバル「え?」

 

今、間違いなくクイントの声で自分の名前を呼ばれた

 

スバル「お母……さん?」

 

記憶を取り戻したのか?

 

クイント「あり……がとう」

 

クイントはその場に倒れる

 

ありがとう……………間違いなく、そう言った

 

これが母の最期の言葉

 

スバル「お母さん!!!!」

 

スバルはクイントに駆け寄る

 

しかし、振動破砕をまともに受けたのだ

 

生きているはずがなかったのだ

 

クイントは記憶を取り戻したのか?

 

それとも、スバルが幻聴を聞いただけか?

 

それはわからない

 

ただ、1つだけ言えることは、倒れているクイントは穏やかな顔をしていると言う事だけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言う訳でクイントとの戦いはこれで終りです

 

彼女が何故、管理局によって殺されてしまったのか?

 

それがわかるのはもう少し先です

 

次回は地球のアリサとすずか視点ですね

 

迫り来るリトナ

 

それに勘付く左近

 

彼女達を守るため、リトナを追うフェイト

 

果たして、その結末は?

 

お楽しみに~

 

 

 

 


 
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