No.674480 真・リリカルなのは 第十二章 非道なる報復編 第十四話 新たな仲間?ohatiyoさん 2014-03-29 08:19:06 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:534 閲覧ユーザー数:528 |
フェイトとリトナが対立している頃、セレスはジェミネットと戦っていた
ジェミネットはリトナの仲間を奪還すべく、牢獄を破壊しようとしていた
それを読んでいたカイトによって、セレスが既に待ち構えていたのだ
セレス「さぁ!! そろそろくたばりな!!!」
長い刃を振るい、ジェミネットを斬ろうとする
ジェミネット「貴様がな!!!!」
細い刃の剣で、セレスの斬撃を受け止めるが、
ジェミネット「っ!!!」
力負けし、吹き飛ばされる
エリエース「っ!!」
ジェミネットのコウモリ型マリッジデバイス エリエース
ジェミネットを守る為、セレスに超音波攻撃を行う
セレス「下らねぇ!!!」
斬撃を飛ばし、エリエースの片翼を切断する
バランスを失ったエリエースは落下する
ジェミネット「クソがっ!!!」
再びシュヴェーレンモードを使い、羽を出現させる
セレス「パタパタ羽ばたいても、俺には勝てねぇよ!!」
セレスはジェミネットがスピードを生かし、翻弄してくると思っていた
しかし、セレスには勝算があった
だが、彼女の予想は外れた
ジェミネットはセレスから離れていく
恐らく逃げるのであろう
セレス「テメェ!!! 逃げんのか!!!!!」
無論、セレスはジェミネットを追う
ジェミネット(クソッ!! 私がこんな!!)
セレスには勝てないと悟った ジェミネット
一旦退き、リトナに報告しようとしたのだ
仲間救出の失敗を………………
セレス「チッ 流石に速いな」
しかし、本気を出したセレスの方がスピードは上だった
セレス「追い付いたぜ!!」
ジェミネット「っ!?」
羽を切り落とし、ジェミネットを落下させる
ジェミネット「グワッ」
セレス「手間取らせやがって」
レンゲル(薙刀)を抱え、倒れているジェミネットにゆっくりと近づいて行く
ジェミネット(何と無様な事だ……任務1つ、まともにこなせないとは)
ジェミネットの顔には諦めが映っていた
万事休すなのだろう
セレス「安心しろ、殺しは死ねぇよ!」
レンゲルを振りかぶり、ジェミネットに叩きつける
ジェミネット(リトナ………後は)
ジェミネットは意識を失った
セレスの勝利である
セレス「一丁上がりってな」
ジェミネットの髪を乱暴に掴み、彼女を引き摺りながら去って行く
しかし、すぐに足を止める セレス
セレス「んだよ、見てたのか」
セレスは話し出す
しかし、回りには誰も居ない
セレス「別に見張りなんざ居らねぇ……………と言っても、俺を信用する訳ないか」
セレスは上を向く
上空にはカイトが飛んでいた
腕を組み、セレスを見つめていた
セレス「………………」
セレスもカイトを睨み付ける
カイトは監視していたのだ
ジェミネットを殺さないようにと
カイト「フン、先ずは上々と言っておいてやるか」
カイトはそのまま飛び去って行く
セレス「チッ 気に入らねぇ」
《なら、さっさと私に体を返しなさい!》
女性の声がセレスの頭に響く
セレス「バカ言ってんじゃねぇ! これは俺の体だ! これが本来のあり方だ!!」
女性の声はルナのようだ
ルナ(カイトは何故セレスを?)
カイトがセレスを打ちのめすと、確実にルナが体の所持権を取り返せるはずなのだが
ルナ(私より、セレスの方が使えると?)
戦闘能力はセレスの方が上である
しかし、彼女は性格に問題がある
だからこそ、カイトはセレスを放っておかないと思っていたのだ
だが、今は違う
セレスに経験を摘ませようとしている
セレスを使おうとしているのは明確である
ルナはもう用済み
そう言われたような気がしたのだ
ルナ(カイト………)
~VSクイント~
リトナは左近を取り戻す為、地球へと飛び立った
これは不味い状況である
地球にはアリサとすずかが居るが、2人はほとんど魔法を使っていない
はっきり言って、リトナに勝てるほどの実力があるとは思えない
そして何より、左近のマスターであるアリサが狙われるのは明白
何としても、リトナを止めなければ
そう思うも、目の前に居るクイントが簡単にリトナを追わせてくれるとは思えない
フェイト「クッ 私とした事が敵に情報を与えてしまった」
バルディッシュ【sir このままではお仲間が!】
フェイト「わかってる…………アリサ達が襲われる」
そんな事はさせはしない!
フェイト「先ずは彼女を止めないと」
バルディッシュ【ハーケンフォーム!】
バルディッシュを鎌にして、クイントに挑もうとする フェイト
しかし、彼女をギンガが止める
フェイト「ギンガ?」
ギンガ「待って下さい、フェイトさん」
フェイト「悪いけど、それは無理だよ。このままだと地球が!」
ギンガ「わかってます。ですから、あなたは彼を追って下さい。母さんは私が止めます」
フェイトは驚く
ギンガが自分を止めた理由
それは、母親を傷つけてほしくないという事だと思っていたからだ
しかし、それは間違っていた
ギンガ自らが、クイントの足止めを買って出てくれたのだ
スカリエッティに改造され、自分と同じ存在へと生まれ変わった母
例え、自分の事を覚えていなくとも、間違いなく母親なのだ
母親に牙を向ける
これがどれだけ残酷な事だろうか?
フェイトはギンガに、そんな業を背負わせたくはなかった
だからこそ、ギンガに恨まれる事になったとしても、クイントは自分の手で倒そうと考えていたのだ
フェイト「ギンガ……」
ギンガ「何をしてるんですか!!! 早く行って下さい!!!」
動こうとしないフェイトに怒鳴る ギンガ
ギンガ「速く……速く彼を追って下さい!!」
フェイト「………ごめん」
今回はギンガの覚悟に甘え、リトナを追う事にした フェイト
無論、クイントは黙って彼女を見送る事はない
フェイトの道を阻むべく、追いかける………………しかし
ギンガ「はぁぁぁ!!!!!」
クイントの上に覆いかぶさり、彼女を止める
ギンガ「フェイトさん! 必ず彼を!!」
フェイトは返事をしなければ、こちらを向く事もない
しかし、背中で語っていた
任せてと……………
クイント「っ!!」
押さえつけているギンガの顔を、肘で殴る クイント
何度も肘を叩きつけ、漸くギンガを振りほどいた
しかし、時すでに遅し
フェイトは見えない所まで飛んで行っていた
クイントはフェイトを追うのは無駄という結論を導き出したのか、ギンガの方へと向きなおす
ギンガ(私1人で勝てる相手じゃない。けど、スバルがこちらに向かって来ているはず)
ギンガが局員に連絡を受けた時、念のためにスバルに連絡したのだ
援護に来てほしいと
ギンガ「先ずは耐える………そして、スバルと2人であなたを………」
感情が見えない顔の母を見つめる ギンガ
ギンガ「母さんは表情豊かな人だった。あなたは母さんじゃない」
そう思わずには居られなかった
目の前に居るのは母では無く敵
そう言い聞かせないと、戦える自信がなかったのだ
弄ばれた親子の絆
その拳で取り戻せるか?
次回はクイントVSギンガ
果たしてギンガは勝てるのか?
そして、フェイトはリトナを止められるのか?
お楽しみに~
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最近、喉が痛い………また風邪を引いたかな?
それはさておき、セレスVSジェミネット決着!!!