No.673607

九番目の熾天使・外伝 =蒼の物語 刻の幻影=

Blazさん

カグラ付いて行った人たちと・・・・・

イメージソング

OP2「BLUE SANCTION」 BLAZBLUE -CHRONOPHANTASMA- より

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2014-03-25 14:20:22 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:836   閲覧ユーザー数:736

CP第十一話  「集まる者」

 

 

 

 

統制機構、イカルガ支部、カグラ執務室・・・

 

 

 

ガチャ・・・

 

 

カグラ「コハクー帰ったぜー」

 

執務に戻ったカグラ達。其処にはコハクが一人待っていたのだ。

 

コハク「戻ってきましたか。っと随分とお客様を連れてきましたね。」

 

カグラ「ま。状況が状況だったからな。」

 

コハク「・・・・となると。矢張りアキツにもですか。」

 

夜深「まぁな。これでワダツミを除く全てに連中が集まったって訳だ。」

 

何かを知っていたかのように話す三人。その意味を知るべく、ジンが話しに割り込んで問いを投げたのだ。

 

ジン「一体何の話をしているんだ、カグラ。」

 

カグラ「ん。そうだったな。先ずは状況説明だな。ま、かけろや。」

 

 

 

それぞれが聞く体勢に入ると、カグラは自分の席に座り、静かに話し始めたのだ。

 

カグラ「さっきも言った通り、今イカルガのほぼ全階層都市に管理局の局員が集まった。」

 

ジン「・・・それがどうしたというのだ。たかがアイツ等だろ?」

 

カグラ「まぁな。けど、予定していた三千人の局員を大幅にオーバーする数の局員が今このイカルガに居る。」

 

ハクメン「・・・どう言う事だ。」

 

カグラ「それについちゃ・・・まだ調査中ってとこだ。兎にも角にも、連中が明らかにイカルガを自分達の縄張りにしようとしているってのは確かだ。」

 

バレット「正に・・・戦争の前触れじゃないか・・・・・」

 

バレットの言葉に肯くカグラ。明らかに管理局はこのイカルガを・・・最悪は全世界を自分達の管理世界にする為に、その準備をしようとしていたのだ。

 

コハク「出来れば、我々も現在管理局の兵力を知りたいのですが・・・残念ながら、向こうの妨害で中々進みません。」

 

カグラ「オマケにあの嬢ちゃん達がウチの奴等を私兵扱いしているし・・・これ以上はコッチもだまっちゃいられねぇ。」

 

ディア「けど、相手の戦力がわからないと・・・」

 

カグラ「其処なんだよなぁ・・・・相手の戦力がわかんねーと、コッチも迂闊に手だせねーんだよ。」

 

完全お手上げ。そんなポーズをするカグラにジンが問いを投げたのだ。

 

ジン「・・カグラ。一つ聞きたい。」

 

カグラ「何だ?」

 

ジン「お前が・・・もし、このイカルガのほぼ全域を制圧したいなら・・どの位の人員を使う。」

 

カグラ「・・・・・・・。」

 

夜深「どう言う事だ?」

 

ジン「仮にも其処の男は大佐だ。実戦経験もある。だったら、大よそでも規模をつかめる筈だ。」

 

カグラはそれに納得したのか、直ぐに考えたのだ。

そして、今わかるだけの情報で自分の結論を言った。

 

カグラ「・・・各階層都市にそれぞれ三万から四万・・・つまり・・・」

 

バレット「計・・・二十万ッ!?」

 

ディア「っ・・・幾ら管理局でも現状で其処までの兵力の余裕は無いはずだ!」

 

カグラ「ああ。それはコッチの伝手で聞いた。年々希望年齢下げてんだろ?」

 

ディア「それでも・・・今の管理局に其処までの余裕は・・・・・」

 

 

夜深「・・・・ある。今は。」

 

ディア「えっ・・・!?」

 

カグラ「・・・本当か、夜深。」

 

夜深の言葉に全員が驚き、当然の事かとも思い。夜深は語り始めたのだ。

彼がミッドにいたお陰である。

 

夜深「ココ最近。管理局は俺たちなどに対抗する為に管理世界に対して徴兵命令を出した。」

 

カグラ「・・・・なるほど。それでか。」

 

夜深「ああ。対象年齢は其処まで高くねぇけど、アイツ等の十八番の嘘で管理世界の人の感情逆撫でしたらしい。」

 

ジン「なるほど・・・それなら軽く二十万は超せるか・・・・・」

 

夜深「ああ。最後に聞いた時にゃ総勢で一千万近くが各支部などに徴兵された。」

 

ディア「い・・・一千万・・・・・」

 

バレット「だが、問題はそんな兵力をこの階層都市の何処に隠している?」

 

コハク「確かに。幾らそんな兵力でもココを奇襲するか密かに集めるか。」

 

カグラ「だが、戦艦の類は市民に混乱招くから協定にNGがかけられている。つまりは・・・」

 

ジン「このイカルガの何処かに隠している・・・・か。」

 

ココで再び行き詰ってしまったカグラ達。

すると、そこに誰かがドアをノックする音がしたのだ。

 

『失礼します。カグラ大佐・・・居ますよね?』

 

カグラ「ん?」

 

ジン「その声・・・・・」

 

 

 

ガチャ・・・

 

 

すると。其処には明るいオレンジの服を着て、リスの耳と尻尾を生やした少女と。

強面のおっs・・男と。もう一人は若い男。

その二人を見てディアーリーズと夜深は「あ。」と声を漏らしたのだ。

 

マコト「あれ?キサラギ先輩!?それに・・・・何で・・ハクメンまで居るの?」

 

げんぶ「あれが六英雄か・・・・」

 

kaito「マジで顔が無いとは・・・・」

 

ディア「えっ・・・げんぶにkaito!?」

 

夜深「お前等・・・今まで何してたよ?」

 

げんぶはその質問に「ヴッ・・」と声を漏らし、kaitoは直ぐに自分が何をしていたか、そして、何故ココに来たかを話したのだ。

 

kaito「俺は色々と訳あってココに来たは良かったけど・・・色々と大変なモン見ちまったからな。んで、誰か頼れる奴がいねーかと取り合えず「わざと」図書館に捕まろうと思ったけど・・・」

 

げんぶ「偶然俺とマコトが其処に通りかかってな。其処で俺たちはココに来たと言う事だ。」

 

kaito「ま。どうやらタイミングは良かったようだな。」

 

ディア「タイミングが?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

kaito「俺は・・・管理局の秘密基地を見つけた。」

 

「「「「「っ・・・・?!」」」」」

 

 

 

 

 

kaitoの言葉に驚いた面々。そして、直ぐに冷静になったカグラとジンがkaitoに確認したのだ。

 

ジン「・・・本当なのか?」

 

kaito「ああ。順を追って話すぜ。」

 

 

武器商人説明中・・・

 

 

 

管理局の基地と規模などを話したkaito。それにはその場に居た面々はただ呆然とするしか無かったのだ。そして、あまりの深刻さにカグラは頭を抱えるのだった。

 

カグラ「なるほど・・・・」

 

ジン「まさに宣戦布告だな・・。」

 

マコト「ええ。私達もココに来るまでに何度か見ましたけど・・まさか二十万とは・・・」

 

カグラ「場所はアキツとヤヒコの間。ドッグだとすれば規模がすさまじいな・・・」

 

コハク「となると。そろそろ動くというのも・・・・」

 

カグラ「ありえるな。コハク、調査班に現状を調査させてくれ。」

 

コハク「解りました。」

 

 

夜深「で、げんぶはどうして?」

 

夜深はげんぶにココに来た理由を尋ねた。

げんぶは先程とは違い、深刻な顔で、その質問に答えたのだ。

 

 

げんぶ「・・・・・・白蓮達が・・・人質にされた。」

 

「「「っ・・・・!?」」」

 

げんぶ「犯人はまだわからんが、そいつからこのイカルガに来いと言われてな。その時タイミング良くBlazからココでの手伝いを言われ、その意味合いも兼ねて・・・」

 

夜深「このイカルガに来たと・・・・」

 

kaito「なるほどなぁ・・・・」

 

状況を掴んだ旅団メンバー。しかし、マコトたちはイマイチ解らなかったので、げんぶたちに質問をしたのだ。

 

マコト「あのー・・・その白蓮さんって?」

 

kaito「コイツのお嫁さん。」

 

カグラ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

コハク「なるほど。所帯持ちが裏目に出たと。」

 

 

 

 

 

 

 

カグラ「夜深よ。何であんな強面が俺よりも先に結婚してんだよ。」

 

夜深「俺に聞くなよ師匠。多分あれだよ。ディアーリーズ程ではないけどフラグ建築士の資格持ってんだよ。」

 

カグラ「んだよ・・・それなら俺だって姉ちゃんの一人や二人・・・」

 

マコト「はいはーい。其処のナンパ野郎二人ー話はそっちじゃないでしょー」

 

マコトの注意にカグラは直ぐに聞き入れ、再び態度を真剣にした。

そして、今後の行動を考えたのだ。

 

カグラ「取り合えず・・・ジンジン。あんま表に出ずに隠れて行動しろ。唯でさえお前ウチ(統制機構)に追われてんだ。ハクメンさんも同じ・・・ってまぁいつもの事か。」

 

ジン「・・・・・・・・・。」

 

ハクメン「黒騎士。お前はどうする気だ。」

 

カグラ「俺は、最悪の事を想定して部隊を召集する。つっても何処に連中が茶々入れるかわからねーから召集場所わけねーといけないけどな。」

 

ハクメン「・・・・そうか。なら、少しコイツを借りるぞ。」

 

夜深「? ディアーリーズをか?」

 

ジン「・・・・・。」

 

 

カグラ「・・・解った。けど、出来るだけ穏便にな。こっちはコッチで片付ける。」

 

ジン「・・・・・・。」

 

カグラ(なるほど・・・ジンジンはその為にか・・・・・・)

 

何かを勘付いたカグラ。しかし、他の面々には何かは解らず、それを知ったのはジン、ハクメン、カグラの三人だけであった。

 

ハクメンとジンがバレットとディアーリーズと共に去った後。

 

残ったカグラ達はげんぶ達がこの後どうするのかを聞いていた。

 

げんぶ「俺は・・・二人を人質にした人物を探したい。」

 

kaito「とは言うが・・・流石に他に手がかりが無いとな・・・・・」

 

夜深「・・・つかよ。kaitoはどうしてココに?」

 

kaito「・・・・最初は面白半分だったが・・・実は後から二百式から団長からの指令を言い渡されてな。」

 

夜深「団長から?」

 

kaito「ああ。Blazとディアーリーズの確保。そして・・・・・・竜神丸の確保か排除。」

 

「「っ・・・・・・・」」

 

意外な事にもう慣れたのか、二人は深刻な顔をして話しを聞いていた。

どうやら、katioはトンデモない事に首を突っ込んだと後々で知ったようだったのだ。

 

コハク「そちらはそちらで、身内の排除・・・コッチは領内でクーデターですか・・・明らかに仕組まれた感じが否めませんね。」

 

カグラ「だな。げんぶの人質にしたってタイミングが良すぎる。狙いは・・・」

 

げんぶ「・・・俺の身体・・・かもな。」

 

夜深「げんぶの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

げんぶ「何良からぬ事を考えてるんだお前は。」

 

夜深「いや・・・だってねぇ・・・・・」

 

kaito「俺たちそんな趣味は・・・・」

 

マコト「・・・・・?アタシは別に?」

 

「「え゛っ・・・・・・・」」

 

 

カグラ「こりゃ・・・直ぐに何か起こるな。」

 

コハク「ええ。先程入った情報ですが、どうやら管理局の局員達の動きが活発化しているようです。」

 

カグラ「・・・・・となると・・何処だ・・・・?何処で何をする気だ?」

 

カグラが自分の頭をフル回転させ、彼等がどんな組織か。何をしてきたのか。

それを元に考えていたのだが・・・

 

 

 

 

 

ガチャ・・・・・

 

 

 

 

「ワダツミだ。」

 

げんぶ「ん?」

 

夜深「誰だお前・・・?」

 

コハク「・・・やれやれ。どうやら収穫はあったようだね。」

 

其処に一人の人物が入ってきたのだ。

古ぼけたフード付きのマントと後ろには白い槍。

フードを取れば、其処からは赤い長髪と黒いバイザー型のサングラスをつけた少女が顔を出したのだ。少女の顔は目は解らずとも、表情から明るい顔だったのだ。

 

「まぁな。色々と調べたら・・・コリャ大事だな。」

 

マコト「えっと・・・・・どちらさん?」

 

「えー・・・お前とはさっき会った・・・って、あ。それ昨日か。」

 

マコト「え?昨日?」

 

夜深「・・師匠。その子は?」

 

カグラ「ああ。紹介するぜ。そいつはウチの知り合いの奴で。今は本名は言えねぇが名前は・・・」

 

アルト「アルト。つっても、コードネームみたいなモンだけどな。」

 

赤髪の少女。アルトはそう言って明るい表情で自己紹介をした。

堂々とコードネームを言って良いのかと思うkaitoやげんぶたちだったが、それは置いておき、マコトが隣で「あ・・」と言って思い出していたのも、さて置き。

 

カグラ「で・・・ワダツミの理由は?」

 

カグラ達は何故ワダツミなのか。その理由を彼女から聞こうとしていたのだ。

 

アルト「管理局の連中がワダツミを包囲し始めてる。それに、どうやら狙いとしてイカルガ連邦の人ごと街を制圧するらしいぜ。」

 

マコト「えっ・・・そ・・それホント!?」

 

ワダツミを制圧する。今までの管理局のやり口からげんぶ達旅団メンバーは冷や汗を垂らしていた。恐らく、制圧と言う名の襲撃。そして略奪と制裁。上げればキリは無い。

それを一番重く感じていたのは他でもないカグラだったのだ。

 

カグラ「マジでか・・・・・」

 

アルト「多分。ワダツミを皮切りに、ヤヒコとアキツカザモツにも仕掛けるだろうな。イブキドは無人に近いから最後になるだろうけど。」

 

コハク「・・確かに、イブキドは殆どが封鎖地区・・なれば数で制圧も可能・・・。」

 

アルト「それに。まだ確証はねぇが、六英雄が全員マークされてる。狙いは事象兵器だ。」

 

げんぶ「六英雄・・・・・・」

 

マコト「今生きてる六英雄は・・・・」

 

カグラ「ハクメン、獣兵衛、ヴァルケンハイン=R=ヘルシング。この三人だ。」

 

夜深「半分だけか・・・・・・・・」

 

マコト「そりゃ百年も前の人たちだし、長寿の面々しか残ってないよ。」

 

カグラ(イカルガの残党を・・・・狙いはシシガミの「五十五寸釘」か?)

 

コハク「どうします、大佐。」

 

カグラ「どうもこうもねーぜ。行くぞコハク。連中に抗議と制裁をしに行くぜ!」

 

マコト「も・・・もしかしてアタシも・・・?」

 

げんぶ「諦めろ。俺も内心怒りが爆発しそうなのでな。」

 

そうして、カグラはマコトたちやげんぶたちと共にワダツミに向かい急いだのだ。

それが既に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遅いことであっても・・・だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワダツミ、バングの屋敷・・・

 

奇妙な静寂が流れていた。

その屋敷に居たデルタと支配人。バングはそれに気付いていた。

 

バング「・・・・・デルタ殿。拙者、暫し辺りを見てくるでござる。」

 

デルタ「解った・・・何かあったら直ぐに。私はココで彼女達を・・・」

 

バング「承知。」

 

 

フッ・・・

 

 

支配人「・・・・嫌な気配だぜ・・・・」

 

デルタ「ああ。まるで・・・・・・嵐の前の静けさだ・・・・・・」

 

バングは急ぎワダツミを周回し、何が起こっているのかを探していた。

それに気付いていたデルタと支配人は少し怪しい風となった夕日を眺めるのだった。

 

 

 

その近くの部屋では、awsとライチ。そしてスバル達が和やかに談笑していたのだ。其処にもう一人の客を入れて。

 

aws「にしても習得はええな。お前。」

 

スバル「えへへへ・・・」

 

ライチ「結構忍者とか向いてるんじゃないかしら?それならこのクノイチの衣装を・・・」

 

 

キャロ「ら・・ライチさん・・・・・」

 

そう。もう一人とはキャロの事である。

スバルよりも前に回収されたキャロ。彼女はライチに看病をしてもらい、その医療の魅力に惹かれていたのだ。そして、彼女は今ライチにその事を教えてもらっているいわば弟子なのだ。

 

aws「にしても・・・・・・なーんか妙だな。」

 

ライチ「・・・ええ。」

 

キャロ「・・フリードが警戒している・・・今までは平気だったのに・・・・」

 

スバル「・・・・・・何が・・・・・・起こる?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その者達の予感は的中する事になる。

 

バングはとんでもない物を見てしまい。顔が青ざめていた。

そして、急ぎ屋敷に戻ったのだ。

 

 

 

 

シュタッ!!

 

 

 

デルタ「・・・・・どうでした?」

 

バング「・・・・・・・・急がねばならんでござる・・・」

 

支配人「っ・・・・・・・・」

 

 

バング「者共!」

 

 

ザッ!!

 

 

すると。バングの声に一瞬で彼の後ろに忍者達が集まっていた。

どうやらバングがカグツチから連れて来た二人も一緒に居るらしい。

 

デルタ「・・・・・・・・・・。」

 

支配人「スゲェ・・・これがイカルガ忍達・・・」

 

バング「何、この者達は忍軍の頭でござるよ。」

 

 

「お頭。一体何が?」

 

バング「・・・直ぐに兵をワダツミの各所に配置しろ。」

 

「っ・・・・お頭・・・・・まさか・・・・・・!?」

 

バング「・・・・・このワダツミが戦場(いくさば)になるでござる・・・・」

 

「「っ・・・・・・!!!」」

 

 

それを何処からか聞いていたのか、ライチ達も慌てて集まってきたのだ。

 

ライチ「バングさん!戦ってどう言う事!?」

 

バンク「ら・・ライチ殿!?」

 

aws「戦って・・・まさか・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「た・・・大変です、お頭!!」

 

其処に下忍の忍者がやって来て慌ててバングに報告したのだ。

まさかと思ったバング。その予想が当たったのはすぐに解る事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じ・・・時空管理局とか言う奴等が武装してこのワダツミに侵攻しています!!」

 

 

 

 

 

バンク「何だと!?」

 

デルタ「っ・・・・・!」

 

支配人「なっ・・・・・!?」

 

ライチ(管理局の狙い・・・・まさかバングさんの!?)

 

バング「っ・・・・兵を集めいッ!!各所に守備隊として配置し、残りは女子供を非難させるでござるっ!!」

 

 

「「「「「ハッ!!!」」」」」

 

 

 

 

空気が変化する。静寂から血の臭いが、炎の臭いがする風になる。

かつて焼かれた地は再び戦場になるのだ。

 

 

 

 

 

 

そして。その報は他の者達にも伝わるのだった。

 

 

 

 

 

 

アルカード城・・・

 

レイチェル「・・・始まったわね・・・・」

 

ヴァルケンハイン「いかがなさいますか。どうやらこの戦い、帝たちは・・・」

 

レイチェル「帝達は知ってるでしょうね。寧ろ、けしかけたのよ。」

 

ヴァルケンハイン「・・・・・・・・・。」

 

レイチェル「心配しないで。直ぐにあの子達を向かわせるわ。」

 

ヴァルケンハイン「・・・・承知しました。」

 

 

レイチェルの伝手でこの事を知ったBlazとmiri。

Blazは鈴羽とニューと共に。miriはラグナと共にワダツミに向かって走ったのだ。

 

 

 

ヤヒコ、ダウンタウン・・・

 

ラグナ「くそっ・・・・!あの犬共が・・・!」

 

miri「急ごう!もう既に炎の臭いが混じり始めてる!」

 

 

 

アキツ、階層都市移動用トンネル内・・・

 

Blaz「くそったれ!こんなんならSERNの方がマシだっての!!」

 

鈴羽「グチグチ言わない!今は急がないと、多分ライチさんも・・・!」

 

ニュー「っ・・・・・!」

 

 

偽善を振りかざす者達。

そんな者はたくさんだ。

 

唯それだけの理由で。戦士達は戦場に赴くのだった・・・

 

 

 

 

 

オマケ。

 

ワダツミ制圧戦、開戦前データ。

 

交戦勢力  時空管理局VSイカルガ残存忍軍

 

兵力    約十万 : 約五千及び数名の部外協力者

 

指揮官   不明(恐らくは・・) : シシガミ=バング(戦線指揮官兼任)

 

イカルガ内戦時、統制機構の軍が掘った、進軍用の坑道などから管理局がそれを発見。

以後、統制機構に悟られないように物資を搬入させ、秘密基地として建設した。

その後、ドッグから大量の兵力を投入し、現在はワダツミ制圧の為に四方から侵攻を始める。

 

対し、シシガミ=バング率いる残存忍軍は持てる全ての兵力を各所に配置。

地形を使ったゲリラ戦法で迎え撃つ。

尚、イカルガ忍軍には支援として旅団メンバーなども加わるとの事。

 

そして、この事は管理局側は統制機構側は知らないと思っているが、一部の高官、諜報部そして帝には既に知れ渡っている。結果。正式にカグラ=ムツキに統制機構イカルガ駐留部隊に緊急招集をかける様にと通達。補佐官であるコハクがこれを了承し、イカルガ部隊も移動を始める。

 

また、OTAKU旅団も独自の情報網でこの事を入手。数名を向かわせた。

 

 

 

防衛戦、旅団参加メンバー(ナンバー順。理由、状況なども説明)

 

デルタ (ワダツミに居るので自主参加)

 

朱音 (クライシスからの命令)

 

miri (ラグナ=ザ=ブラッドエッジと共に向かう)

 

蒼崎夜深 (カグラ=ムツキと共に向かう)

 

aws (理由はデルタ同様)

 

支配人 (上述と同じく)

 

kaito (蒼崎夜深と同様と実はクライシスからの緊急指令)

 

げんぶ (上述と同じく)

 

Blaz (鈴羽、ニューと共に向かう)

 

 


 
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