~ 第121話 †閑話 手紙の内容は?† ~
成都(せいと)に向かう道中
俺は白兄(はくにい)から預かっていたモノを思い出した
咄嗟に懐に入れた書簡
確か・・・朱里(しゅり)と雛里(ひなり)
諸葛亮(しょかつりょう)と龐統(ほうとう)の二人に見せておいてくれって言われてたっけか
次の休憩の時でいいかなぁー・・・?
書簡を手に持って眺めていたら桃香(とうか)が近くに寄ってきた
「あれ?ご主人様が持ってる書簡ってなに~?」
「ん?白兄から預かったんだよ、朱里と雛里の二人に見せておいてくれって」
「あの二人って事は・・・難しい事かな?」
この書簡を渡す相手を告げると苦笑いを浮かべる彼女
うん、その気持ちはよく分かる
頑張って勉強しながらやっているが難しい事は難しい・・・政治的なもんだろうなこれも
「多分そうじゃないかな?白兄の事だから悪い事は書かれてないと思うけど・・・」
「意外と今向かってる所の情報とかだったりね」
「そうだといいけどな、次の休憩の時にでも渡しておくよ」
「だね、有益な情報だったら早く活用しないと!」
握りこぶしを作り、やる気をみせる彼女を見ながら俺も頑張らないとなと決意する
この先・・・蜀を建国してからが本当の意味でもスタートラインになるんだから
休憩の時に朱里と雛里に書簡を渡した
二人はその場で書簡を開けて、二人で覗き込み・・・はっ!?と顔になると
「はわわ!こ、これは!」
「あわわ!朱里ちゃん!?」
と慌て出す、そんなに有益な事が書かれてたのか?
「二人共何が書いてあったんだ?」
「ご、ご主人様!雛里ちゃんと対策立てますので後で詳しくいいますね!」
「しゅ、朱里ちゃんまって~!」
慌てて、仮設営してある天幕の中へと入っていった二人を見送ることしかできなかったが
あの二人なら何とかしてくれるだろうという確信があったので俺も休憩する事にした
【諸葛亮・龐統視点】
【諸葛亮殿、龐統殿へ
最初に君達二人に警告させてもらう俺の計画を一つ言わせてもらう
「天下三分の計」これを成就させる事が俺の目的の為に必要な事だ
この先、益州を手に入れ。天の御使いの力があれば
きっと君たち二人は思うだろう・・・「天下二分の計」ができるのでは?と
もし、君達がやろうとするならば俺は全力で阻止させてもらおう
その際手段は選ぶつもりはない、やる気なら君達が好きな「書物」が無くなると思ってくれ
まぁ・・・聡明な君達なら大丈夫だと俺は思ってる
次に、今向かってる先に黄忠(こうちゅう)と厳顔(げんがん)いう将軍が居る
彼女達は間違いなく君達の力になってくれる人だ
俺の名前を出さなくても劉備なら大丈夫だが、万が一の時は俺の名前を出せばいい
ここまでが俺ができる最後のお手伝いだ。健闘を祈る】
「雛里ちゃん・・・」
「朱里ちゃん・・・」
私達二人は震える身体をお互いを抱きしめ合いながら決心した
この人はどこまで先を見たのだろう
私達二人がこっそりと思ってた事を看破し、それをしないように警告
それだけでなく今私達に足りないモノまで手を差し伸べる・・・
悔しいけど、私達には足りない経験の差が大きすぎる
でもなにより・・・
「「あの書物が見れなくなんていやあああああああああああああ!」」
この時、二人の心からの絶叫が辺りに響いたそうな・・・
~あとがきっぽいもの~
やっと解放・・・遅くなってすいませんでした!
もう面倒は嫌!中々妄想がはかどらない・・・orz
一刀君に渡した書簡の内容がメインでした
一応二人共、御使いの知恵があれば華琳様を亡き者にして
雪連達となら共存できるのでは?というのを思ってました
白ちゃんも前準備しておけばあの戦いで華琳様は大打撃を受けるので
そのまま滅びてしまうのではないかと思っての釘差しです
後は今回から真名が誰なのか省かせてもらってます
次こそはちゃんと日曜に!
花粉症?になり鼻水タレ放題の駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m
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この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
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大丈夫な人は駄文にお付き合いください、更新は日曜日予定です
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