side焔
放課後第三アリーナ。いつものように訓練を始めるが、先に先客がいた。
「篠ノ之さん!?ど、どうしてここにいますの!?」
そう、いたのは打鉄を装備した箒だった。
「どうしても何も、一夏に頼まれたからだ」
愛されてるな、一夏。さて馬に蹴られて死にたくはないので俺と刻枼はそうそうに離れる。今日は試してみたいことがある。鉋を構え、
「忍法・鬼火」
火球をまとわせる。が、
「うまくいかないな」
纏わせたはいいが数秒で消えてしまう。
「ま、練習あるのみか」
刻枼は、奥義の練習中だ。以前よりきれが上がっている。一夏はなぜか箒とセシリアと2対1で戦っている。頑張れ、一夏。骨は拾ってやる。
☆
訓練が終わり、夕食を食べ終え、部屋に戻った。刻枼は今日は鍛錬しないのか、読書中だ。タイトルは「化物語」どうやら、のほほんさん(布仏さん 一夏命名)に借りたらしい。俺も真庭語(裏)を読んでいたが、用を足すため部屋を出る。わざわざ出るのが不便だと思う今日このごろ。部屋に戻ると、何か騒ぎ声が聞こえる。何なんだと思い開けると
「というわけだから、部屋代わって」
「いや、難しいと思うぞ、それ」
部屋に鈴がいた。
「どうした、鈴?」
「ちょっと、焔は黙ってて。大事な話だから。悪い話じゃないでしょ。私のルームメイトかわいいし。刻枼もむさ苦しいのはいやでしょ」
「むさ苦しくは無いが、ここの寮長織斑先生だぞ」
「え!?」
「いや、織斑先生だって。まあ、あれだ。俺、ちょっとこの本、本音に返しにいくわ」
そう言って刻枼が行った。さて、
「あー」
「なんでもない。今の忘れて」
まあいいか。適当に備えてあった緑茶を入れる。
「まあ、あれだ。昼も言ったが3年はここにいるんだよな」
「そうね」
「もしよかったら、真希姉の結婚式出席しないか?」
「真希さんの?もしかして、蝶次郎さんと?」
「まあな、挙式は今年の秋にだ」
「うん。行くわ、真希さんには色々よくしてもらったし」
「そう言えば千冬さん、浮いた話とかないのかな?」
「どうだろ、あの人性格きつそうだし」
「だろうな。美人なのにもったいない」
「そういえば、白夜さんは今、何してんの?」
「あー、白兄は束さんの護衛?」
「なんで疑問符?束さんって篠ノ之束博士?」
「ああ、箒の姉さんだ。ま、箒はよく思ってないようだ」
事実、ISの進出により箒はそのせいで各地を転校するそうはめになったそうだ。
「まあ、分かんないこともないかも」
「箒にはあんましこの事触れんなよ」
「でもよく、白夜さん、篠ノ之博士の護衛なんて、SPみたいな?」
「まあな。唯一、真庭家で忍者ぽい仕事している」
「そう言えば、白夜さんの忍法ってどんなのなの?」
「逆鱗探し。名称しかわからない。あのしゃべり方も忍法の影響だとか」
事実、白兄のしゃべり方は奇妙に聞こえる。
「ま、挙式の日程決まったらすぐ教える。というより、遅いな、刻枼」
「(気使ってんのかしら)刻枼とはどう知り合ったの?」
「あいつか。まあ、今の様子じゃわからんが1年前のこの時期は荒れに荒ててな。寄らば切るって感じだった。馴れ初めだったな。ふとしたことで一夏と喧嘩してな。俺も巻き込まれた感じになった。まあ、結果は負けたがな。ちょうど通りがかった蝶兄さんにも吹っかけてきてな、まあ、蝶兄さんが勝ったがな」
「へえ~~」
「ま、そのあと道場で説教されてな。なし崩し的に親友になったってわけだ」
「そうなんだ」
そのときドアが開いた。
「遅かったな、刻枼」
「まあな。返したついで本音の部屋で「化物語」のマヨイまいまいの最終話を見てきたからな」
「……そうか。そろそろ寝るか」
「そう、今日は帰るね」
「また、明日な、鈴」
「また明日、焔」
そう言って鈴は行った。
「なんだ、刻枼」
「いや、な」
変な奴めと思いつつその日は就寝した。
☆
それから時は立ち五月、たまに鈴が部屋に遊びに来る以外は変哲もなく過ぎていった。俺の新技「鬼火式・絶刀」はまあまあうまくいった感じか。そしてクラス対抗戦当日。
「焔」
「なんだ、刻枼?」
「どうして、両頬にもみじが舞ってる。まだ5月だぞ」
「いや、なあ。鈴に応援を頼まれたが、フリーパスのこと持ちだしたら急に」
「もういい。話さなくて」
そうなのだ。鈴ではなく一夏を応援すると言ったらなぜかはたかれた。
「ほむほむ、りんりんにちゃんと謝らなきゃ」
「しかしな、原因がわからん」
そう言うと呆れた顔で俺を見る二人。
「案外自分のことはよくわからないもんだな」
「そうだね~~」
何を言う。少なくとも、あの鈍感(一夏)よりは自分のことは分かるぞ。
side一夏
「へ、くしゅん!!」
今なんか、すごい馬鹿にされた感じだ。誰だ、噂をした奴はとか思いつつ、アリーナに向かったが、ツインテールを逆立てた鬼がいた。
「ど、どうしたんだ。鈴」
「あん!!」
あ、やばいかも。目にハイライトがはいってないじゃなくて
「あ、いや、どうしたんですか。鳳さん」
「別になんでもないわ。ただ、焔をどうやって痛めつけようか考えているだけよ」
あー、わかった。恐らく焔が(フリーパスのため)俺を応援していることに腹を立てているらしい。
「鈴」
「なによ」
「憂さ晴らしや八つ当たりで挑めば、負けるぞ」
「!!」
「こっちは真剣なんだ。焔のことは後回しにしてくれ」
「そうね、悪かったわ、一夏。全力で倒すからね」
「やってみろ、刀の錆にしてくれる」
「何その言い回し?」
「ああ、刻枼の決め台詞に影響されてな。痛いか?」
「いいんじゃない」
「そうか」
そう言い終わった瞬間にブザーが鳴った。さて、やるか。
先手、必勝。まず、雪片を装備し、仕掛ける。がかわされる。
同時に鈴が持つ青龍刀が襲いかかる。ガキン、何とか受け止めたがいかせん力の差が激しい。衝撃で跳ね返される。
「ちっ」
俺は何とか以前ならった3次元躍動旋回で体勢を立て直し、距離を取ろうとした。
「――甘い!!」
パカッと鈴の方のアーマーがスライドして開く。中心の球体が光った瞬間、俺は目に見えない衝撃に「殴り」飛ばされた。
「今のはジャブだからね」
にやりと不敵な笑みを浮かべる。ジャブの後は、ストレートと相場が決まっている。あまり自信は無いが雪片を構える。再び光った瞬間に「白刀開眼」する。そして切る。
ドン!!
雪片に衝撃が走ったが、切れたようだ。
「な、なによその眼」
「とっておきだ。行くぞ」
再び仕掛ける。急加速急停止の訓練の際にひらめいた瞬間加速の際にひらめいた移動法「爆縮地」を使う。
「零の舞・雪月花」
切りこむが、雪月はふさがれた。
「やるな」
「一年間で散々詰め込まれたんだから」
そういうなり2刀の青龍刀で襲いかかる。これを防ぐ。
ズドォォォォォン!!
突然大きな衝撃がアリーナ全体に走る。ステージ中央を見るともくもくと煙が上がる。
「何が起こってる?」
混乱する。駄目だ。一度深呼吸をする。よし、
「一夏、試合は中止よ!すぐにピットに戻って」
鈴からプライベート・チャンネルが飛んだ。
「ああ、わかっ・・・
ハイパーセンサーが緊急通告を行ってきた。
――ステージ中央に熱源。所属不明のISと断定。ロックされています。
まずい。
ビームが放たれる。そして姿を現したそいつは異形だった。
「なんだよ、あれ?」
深い灰色をしたそのISは手が異常に長く、つま先よりも下まで伸びている。首がなく、型と頭が一体化した『全身装甲』だった。何より目を奪われたのは、バチバチと電気を飛ばす背中に刺さった日本刀である。
side刻枼
「なんだありゃ?」
突然現れたIS。それだけならまだしも、あの異形な日本刀にだれもが疑問を持った。
「悪刀・鐚と特徴は似ているな」
「鐚?」
「真庭語いわく持ち主に強力な活性力を与えると書かれてある。クナイの形って書かれてあったがな」
アラームがけたたましく鳴る。
「とにかく避難するか」
「そうだな。本音、気をつけろ」
「うん」
行こうとした矢先
「なんで扉が開かないの?」
そう扉がロックされていたのだ。中には泣いている娘がいる。まずいな、このままだとパニックになる。よし、やるか。
「ちょっとどいてくれ」
「鑢君」
俺は手甲を出しながら言った。
「今から、この扉壊すから、離れてくれ」
群がっていた女子が離れる。
「虛刀流奥義・飛花落葉」
全力で放つ。衝撃を受けた扉は後方に飛び去った。
「さて、落ち着いて避難してくれ」
俺は促す。
「ようよう」
「どうした本音?」
「ほむほむが急に怖い顔して、どっか行っちゃった」
何が起きているんだ?
side焔
気配を感じた。何者かは分からないがいやな予感がする。我は急いでアリーナを走る。人のいない廊下を走って見つけた。袖なしの忍び服を着て、蟻を模倣した帽子をかぶった左手が刀の人間を。まちがえない。あれは
「真庭忍軍毒組」
それに反応したのか、そいつは言った。
「いかにも、よく気がついたな」
「ここになに用だ。まさかあのIS!!」
「察しの通りさ。さて、流石にIS相手に無茶はできないからな。引かせてもらおう」
そう言うなり左手の刀を振る。すると空間が現れた。
「待て!!」
「慌てなさんな。いずれまた会おう。真庭鳳凰いや××」
!!何故名乗ってもいないのに。驚いている隙を突かれそいつは空間に入り消えた。
何が起こっているのだ。「・・・・ら」なぜ「・・・・むら」我のもう一つの
「焔!!」
はたかれる。
「刻枼?」
「それ以外誰に見えるんだ?……何が起きた?」
「……すまん。ちょっと混乱している。あとで話す」
「そっか。とりあえず、一夏と鈴を助けに行こうぜ。苦戦してる」
「分かった。行こう」
考えることは後でもできる。ともかく行くか。刻枼とともに走るその途中、
「箒」
ピットで観戦していた箒に鉢合せた。
「非常口は向こうだぞ」
「まさか」
「・・・・・・・」
まったく、恋は盲目とはよくは言うがこの場合は感心しない。
「俺らが救援に行く。避難してくれ」
「……すまない。一夏を頼む」
「そう、うなだれるな。まったく、ここまで思われるあいつは幸せ者だな」
「だな」
「か、からかうな」
「冗談はここまでにするか。行くぞ、刻枼」
「ああ。気をつけろよ」
箒と別れる。さて、急ぎますか。
side一夏
「ちっ、近づけん」
全身装甲のISは絶え間なく、ビーム砲を打ってくる。たまに食らわせてもダメージの反応がない。針を使うか。できればそれは避けたい。こちとら、もう何分戦っている分からない状況だ。開眼して、即気絶するかもしれないリスクがある。まずいな。
「あ~~~もう、何で効かないのよ」
俺が知るかと言いたいが、恐らく原因はあの刀だろう。というより中に人はいるのだろうか。動きも機械じみているうえ、あの背中に刺さった日本刀。
「あれ、人が乗っているのか?」
「はぁ、人が乗ってなかったらISは動かないでしょ」
「普通はな。だけど、例外はある」
俺がいい例だ。
「考えてみろ。刀がグッサリ刺さっている時点で動ける人間なんていない。試す価値はある」
「どうすんのよ?」
「鈴、援護頼む」
俺は雪片をしまい、針を構える。チャンスは一回、
「薄刀開眼!!」
すぐにけりをつける。爆縮地を使い、ビームを避け、舞う。
「一の舞、月下氷刃」
決まったかに見えたが、浅い。全力でその場から離脱する。離脱し終えると、一気に脱力感に襲われる。開眼をやめる。幾分ましにはなったが、もう使えないだろう。
「決まったの?」
「いや、浅い」
敵は少し止まっていたが、すぐにこっちに攻撃を仕掛ける。
「やっぱ、あの刀か」
どういう原理かは分からないが、恐らくダメージ0の原因はあの刀にあると思う。
「鈴、後エネルギーはどのくらい残ってる?」
「180ってところね。一夏は?」
「120。無茶はできないな」
さあ、手詰まりだ。
「諦めるのは――
まだはやいぞっと」
「焔!!」
「刻枼」
「さて、第二回戦と行きますか」
「だな」
軽口を入れ、二人が参戦した。
side刻枼
ざっと一夏から状況を聞きだした。やっぱりな、
「壊されて壊れないからと言って、壊し続けて壊れないわけがないだろう」
「そうだな」
「援護頼む」
俺は、速攻で近づき
「雛罌粟から沈丁花まで打撃技混成接続」
こいつをまともに喰らえば、272回死ぬと紫苑婆は言っていたな。
喰らい終わった敵は、動きを止めた。背中に刺さった刀から見るみると電気をとっているように見えたが、それも尽きたのか刀は砕け散った。
「一気に決めるぞ!!」
ここで決めるしかない。俺達は敵に向かって奥義を放つ。
「虛刀流奥義・鏡花水月!!」
「報復絶刀!!」
「白刀開眼・雪月花!!」
「衝撃砲・最大出力!!」
これら奥義をくらったが最後、敵は沈黙した。
「やったか?」
「それを言うな、一夏。やってない証拠になるぞ」
「何の話だよ?」
敵IS再起動――
ハイパーセンサーからの情報が知らされる。
「だから言ったじゃないか」
「知らねーよ」
刹那、客席からブルー・ティアーズの4起動時狙撃が敵ISを打ち抜く。
センサーも沈黙を確認したようだ。
「やっと終わったか」
俺はそう嘆息した。
side焔
事件が終わり、いくつかの注意と誓約書で今回の件は特にとがめなしになった。一夏は打撲がひどいということで保健室に。俺と刻枼は部屋に戻った。
「焔、何があったんだ」
「さっそくか。ま、引き延ばしたところで、お前の目は誤魔かせんしな。さて、語ろう」
一呼吸入れる。
「真庭忍軍毒組がいた」
「毒組?」
「真庭忍軍が12頭領4組に分かれていることは知っているだろう。かつてもう1組存在した組があった」
「それが毒組か」
「しかり。組員は体のどこかが刀で構成されていると裏には書いてあった」
「それでわかったのか」
「ああ。その前に――」
我は扉を開ける。そこにいたのは
「鈴か」
「ほ、焔」
「聞いていたのか?」
こくりと頷く。
「はいれ」
「いいの?」
「断っても聞くだろ」
頷く。
鈴も入れ、再び語る。
「途中でいやな気配辿ってみて見つけた奴は左手が刀だった。どうやら、あのISを手引きした後だったらしい。空間操る忍法でばれずに侵入したんだろう」
「どんなチートよ!!」
「そうでもないな。少なくても今回は、IS相手に戦闘は試みなかった。が、実力は不明だ」
「しかし、何で今頃になって現れたのかねえ?」
「不明だ。毒組が最後に登場したのは、尾張時代の中期の大乱だ」
「それって確か飛騨鷹比等が起こしたやつでしょ」
「ああ。毒組は真庭本軍を裏切って、飛騨勢に加算した。ま、これで真庭忍軍が結構力落とす原因になったがな。毒組自体は5人で構成されてたが4人は大乱の英雄、鑢六枝によって討たれた」
「鑢六枝、鑢?」
「俺のご先祖だ」
「へぇ~~。あ、でも焔、最終的に一人残ってるんでしょ。だったらそいつの子孫が――
「いや、それは無い」
「あれ、なんで?」
「最後に残った一人。真庭毒鶴後の鳳凰は完成系変体刀をめぐる争いで死んでいる。結婚もせずにな」
沈黙する。
「無論、出奔したものも少なくは無いがこれといって断定できるものはいない」
「先生たちに言ったの?」
「言いたいところだが言ったところで迷宮入りだ。真庭の問題は真庭でけりをつける」
「ま、なんにせよ、アクション待ちか」
「そうだな、すまんな、刻枼、鈴。こんな話をして」
「気にすんな。しかし、俺らの刀といい、真庭忍軍といい共通点が――
「四季崎記紀」
鈴の一言にハッとした。
「焔、前に話してたよね。四季崎記紀が作った変体刀をめぐって真庭忍軍は滅んだって」
「まあな。わが先祖人鳥が唯一生き残って真庭を再興させたが、この国はまだ四季崎の思惑のうちか」
「そうかもしれんな。ま、憶測の一つか」
「そうね。ん~~~、なんかいろいろあって疲れちゃった」
「そうだな。結局対抗戦は中止。さらば、フリーパス」
そう言うと鈴の顔が不機嫌になる。やれやれ、
「冗談だ。機嫌直せ」
「ん~~~、じゃ買い物付き合って」
「わかった。そこで何かおごろう」
「本当!!約束だからね」
そう言うなり、鈴は部屋を出て行った。
「お熱いね~~」
「さあな」
とにかく色々あって疲れた。今日は寝るに限る。
side??
「あのISの解析結果が出ました」
「ああ――どうだった」
「はい。あれは――無人機です」
「どのような方法で動いていたかは不明です。織斑君達の攻撃で機能中枢がほとんど壊されていて修復不可能です」
「コアはどうだった?」
「…それが、登録されていないコアでした」
「あの刀については」
「それも不明です。ただ言えることは――
「なんだ?」
「現在の技術を駆使しても作れないことが分かりました」
「やはりな」
「何か心あたりがあるのですか?」
「いや、ない。山田先生、ご苦労だった。もう戻っていいぞ。あとの処理は私がする」
「そして、いつまでそこにいるのだ、白夜?」
「荒、場レた?」
(あら、ばれた?)
「あの刀は」
「吁、折れが追手いた素志木の死技だ」
(ああ、俺が追っていた組織の仕業だ)
「そうか」
再び、巡ります。刀をめぐる物語がくるくるからから回っていきます。
後書き真庭道場!!(fateのタイガー道場風に)
師匠(蝶次郎)「さて、第2話以降出番のない俺こと蝶次郎と」
弟子一号(海)「弟子役の海が進行するコーナーです。なお、弟子役は毎回変わります」
師匠「さて、今回の話で一巻が終わるが、出てきたな毒組」
弟子一号「そうですね。作者も刀語零話を読んでいないから、wikiやその他で補完しているようです」
師匠「大丈夫なのか?」
弟子一号「まあ、神のみぞ知るってところですかね。ところで師匠聞きたいのですが、真希姉さんに尻を敷かれているのですか?」
師匠「さあ、どうだろう?(口笛を吹きあさっての方向をみる)」
弟子一号「原作通りと。次回からは、途中でちらっと出てきたあの人が出てきます。あの人出す時点で原作と矛盾するのですが」
師匠「元々、原作矛盾で始まってから問題ないだろ」
弟子一号「そうですね。マジ人鳥可愛いのに(刀語を読みながら)」
師匠「じゃ、今回は
弟子一号 これにて終了」
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