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IS~蘇りし幻影[ゲシュペンスト]~第13話~妻/吹っ掛ける

TEITARAKUさん

今月で一ヶ月更新が終了するKANNBARUです。
4月から半月更新に切り替わりますヽ(・∀・)ノ
4月からは消費税もupするという財布の紐が固くなる。

2014-03-11 03:35:57 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1712   閲覧ユーザー数:1626

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外伝ぽいのを考えています(3本くらい(リリカルなのはも入れて))

 

 

 

新作も何を書くか悩んでます。(2本中のどっちか)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バー・ファントム

 

 

 

 

一夏side

 

 

 

「そろそろ時間だ」

 

 

 

時間は既に0時を過ぎている。

霧生曰く集合時間は0時半だそうだ。

 

 

 

「幸輔………………教えてくれ………」

 

 

 

「何をだ?」

 

 

 

「何人来るんだ……………何人この世界にいる…………」

 

 

 

俺の知っているなかでは霧生と中村だけだ。

 

 

 

「呼び出ししたのは俺とお前を除いて6人、この世界にいるのは7人だ」

 

 

 

「な?!、てことは……………」

 

 

 

「そうや…………ファントムバレットの発足したときのメンバーが全員集合やで……………」

 

 

 

懐かしの声に入り口の方を見ると、懐かしい者達が入ってきた。

 

 

 

「久しぶりやな…………一夏」

 

 

 

「久し振りです、織斑先輩」

 

 

 

「相も変わらずだな、一夏」

 

 

 

「久しいな………」

 

 

 

「涼、徹、勇鬼、卓真!!!」

 

 

 

彼らはそれぞれカウンターに座る。

 

 

 

「幸輔の奴から連絡が来たから行ってみれば、まさかお前がこの世界にいるとはな」

 

 

 

「あぁ、そこで皆に会えるとはな…………死んでみるのも良いもんだな」

 

 

 

「ちょっやめい、洒落にならへんでそれ」

 

 

 

確かに、言い過ぎかな?

 

 

 

「榊と中村は遅れてくるらしい………」

 

 

 

「そんなら来るまでゆっくりしとこか、一夏なんか聞きたいことはあるか?」

 

 

 

 

「そういえば、お前らは今何をしているんだ?ファントムバレットでの職業訓練は生かせているのか?」

 

 

 

ファントムバレットはただ相手を殲滅するだけでなく、潜入や情報収集も任務に入る。

その為色々な場所に潜入することを想定して様々な職業を体験し、必ず一つは物にしなければならない。

それでどれだけ命を救われたか………………。

 

 

 

「生きとるよ、俺はIS学園のコックとして働いとるわ」

 

 

 

「お前、昔軍人じゃなかったら板前になってたんだっけな」

 

 

 

川崎の両親は小料理屋の板前で、息子の涼を同じ板前にしたかったらしいが。

 

 

 

「自分の人生を親に決められるのは嫌やったからなぁ……………それでも今は充分楽しんでるで、俺の料理がみんなに美味しく食べられることは嬉しいからな」

 

 

 

「そうか、良かったな……………」

 

 

 

「それでもな…………今よりも……軍におった時の方が楽しかったわ」

 

 

 

「涼……………」

 

 

 

「しょっぱくなってもうたな、徹はどうや?」

 

 

 

「え、僕ですか?」

 

 

 

川崎にいきなり話題を振られ、少し動揺する居上。

 

 

 

「僕は生かせてますよ、その経験で保育士をやってます」

 

 

 

「子供好きだったな、お前」

 

 

 

「これも先輩達のおかげです」

 

 

 

「いや、俺達は何も…………」

 

 

 

「いえ、あの時声を掛けてくれなかったら今の僕はありません」

 

 

 

「このままやったら日が昇るからそこで終了な、次は…………勇鬼やな」

 

 

 

居上の話を強制終了させ、西條

に話題を振る川崎……………………質問したの俺だよな?

 

 

 

「医者をしていたが…………IS学園の保健室の先生をすることになった」

 

 

 

「なんや、あの話受けんるかい」

 

 

 

「早く処置出来る方が患者にとってもいいことだ」

 

 

 

「病院からは遠いからなあの場所は……………卓真は?」

 

 

 

西條から白石に変わる。

 

 

 

「白石先輩はたしか大企業の社長をしてましたよね?」

 

 

 

「今日、退職した」

 

 

 

その言葉にそこにいた全員が驚いた。

 

 

 

「辞めたぁ?!!お前何してるかわかってんのか!!!」

 

 

 

「会長を殴ってな、それに新しい目標ができたから丁度いいと思った」

 

 

 

「何ですか?先輩」

 

 

 

「新しい会社を立ち上げることだ」

 

 

 

「ほう、どんな会社なんや?」

 

 

 

「ISの設計、性能向上や整備を目的とした会社だ」

 

 

 

「何時ぐらいに立ち上げるんですか?」

 

 

 

「まだ未定だ……………………話は変わるが………一夏」

 

 

 

なんだ、この嫌な予感は…………………

 

 

 

「"当主"もこの世界にいる」

 

 

 

「……………………お嬢様が………」

 

 

 

「いるわよ?」

 

 

 

……………凄い振り向きたくない。

後ろから凄いオーラーを感じる。

 

 

 

 

「さっさっと振り向きなさい」

 

 

 

「…………はい………」

 

 

 

振り返ると、ストレートの髪型をした女性がいた。

その後ろには榊と中村の姿もあった。

 

 

 

「お久し振りです、深雪お嬢様」

 

 

 

「からかうのは止めて、一夏」

 

 

 

「享、どういう事だこれは?」

 

 

 

「えっと……………そのな~~」

 

 

 

霧生に問い詰められ、どうしたものかと思っている中村だが、観念したのか話始めた。

 

 

 

「こっそりIS学園から出ようとしたら、見つかっちまった」

 

 

 

「それをダシにして連れてきたら途中で榊に会った………でいいか?」

 

 

 

「そうそう、物分かりが早くて助かるわ」

 

 

 

「俺達はただ再会を喜ぶために来たわけじゃないだろ…………幸輔」

 

 

 

「…………では、始めるぞ」

 

 

 

すると全員の顔が真剣な表情になる。

仕方がないな………レッドタグだからな。

任務にはレベルによって分けられている、ブルータグ、グリーンタグ、イエロータグとあり、その中でも任務完了をしても後々に支障をきたす可能性のある任務をレッドタグと言われている。

 

 

 

「正直、平和に暮らしていた貴方達を再び戦火に身を投じさせていますことを申し訳ないと思う」

 

 

 

「何言うとんねん、俺らは腐れ縁や…………何時でもええよ?」

 

 

 

「来てくれと言われたら直ぐに飛んできますよ」

 

 

 

「私も同意見だ」

 

 

 

「皆、すまない…………ではこれを見てくれ」

 

 

 

霧生のパソコンを操作してプロジェクターに映像を流す。

映像には実験の記録が入っている、その中には麻薬漬けになっている実験体や肉体を改造されられる映像があった。

場数を踏んできた俺でも少し辛いな。

 

 

 

「酷い………」

 

 

 

「霧生大佐、これは一体?」

 

 

 

「日本政府の極秘に実験をしていた資料だ」

 

 

 

「一体どこからこんな物を?」

 

 

 

「ある男の所持品の中から見つかった………織斑に渡すつもりだったのだろう」

 

 

 

これを持っていたのは鍵本だった。

 

 

 

「そいつは?」

 

 

 

「…………俺達の目の前で息を引き取った…………」

 

 

 

「……………すまない…………」

 

 

 

「おいちょっと待て………てことはよ……………」

 

 

 

「なんだ?わかったのか?」

 

 

 

中村に俺が聞くと奴は頭を抱え始めた。

他の奴等も分かったようだな。

 

 

 

「今回の目標は日本政府直属の研究機関、館山技研だ」

 

 

 

「馬鹿じゃねぇのか!!!なに言っているのか分かってるのかお前!!!」

 

 

 

中村が驚くのも仕方がない、館山技研は倉持技研と同じくISの開発、製作をしている機関だ。

倉持技研よりは影は薄く余り表舞台には出てこないが、政治家や国際IS委員会の後押しが強い。

つまりそこを落とすと確実に日本政府、下手をすると世界中の国家を敵に回すことになる。

助ける訳ではない、ただ単に人として見ていない外道が許せないだけだ。

 

 

 

「じゃあさっきの映像は…………」

 

 

 

「館山技研で行われた実験映像だ」

 

 

 

「そういや警察庁の公安部の連中が騒いでいたな、元々其所は色々と問題があったからな、探ろうとすると上から圧力がかかってさすがの公安でも動けなかったが…………………この事だったのか」

 

 

 

「被験者は国家の汚点を付けた政治家や関係者、それを暴こうとした記者や密告者」

 

 

 

「ISに適正しなかった場合は口封じで殺してから無理矢理肉体を改造して只の戦闘兵士に…………か……」

 

 

 

「ふざけんじゃねぇ…………」

 

 

 

俺はさらにパソコンを操作して館山技研の見取り図を映し出す。

 

 

 

「今回は館山技研の壊滅、そしてデータの回収だ、研究員は一人残らず排除………………データ回収後に施設を爆破する………………潜入するのは俺、榊に川崎………そして中村だ」

 

 

 

「何か引っ掛かる言い方だなおい、それ以外は?」

 

 

 

「霧生の店かIS学園でバックアップを頼む」

 

 

 

「実行は一週間後、今回の作戦にはファントム・タスクも参加する」

 

 

 

「ファントム・タスク…………テロリストとか………コンタクトは取れたのか?」

 

 

 

「あぁ副隊長が取り付けた」

 

 

 

条件を付けられたが、個人での要求だったので条件を飲んだ。

 

 

 

「これで会議を終わる、何かあったら連絡する」

 

 

 

「うちらは学園に帰るけど、深雪はんはどないするんや?せっかく一夏がおるんや、ええやろ」

 

 

 

俺からしたら一緒に帰って欲しいのだが…………

 

 

 

「いいのかしら?」

 

 

 

「あぁ俺達が言っておくから、昼には戻れるなら良いさ」

 

 

 

「涼」

 

 

 

「ん?なんや一夏?」

 

 

 

「三日後、IS学園に行きたいんだが、頼めるか?」

 

 

 

「わかった、理事長に言っとわ………ほんならさいさら」

 

 

 

その後全員それぞれの家路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏宅

 

 

 

「何も無いのね」

 

 

 

「基本食って寝るだけですから…………どこでも座っててください」

 

 

 

深雪と一緒に自宅に帰宅、深雪をソファに座らし目の前に紅茶を置く。

ソファは個人用の為、俺はベットに座る。

 

 

 

「一夏、あのさ」

 

 

 

「ん?何ですか?」

 

 

 

「言っとくけど、今の私は白石深雪じゃなくて織斑深雪だから」

 

 

 

「…………………え?」

 

 

 

今、なんと言った?

 

 

 

「女性って結婚するとその人の名字にならないといけないんだよね?」

 

 

 

「いや、貴女の場合は俺が名字を変えないといけないから…………」

 

 

 

言い忘れていたが白石深雪、平安時代から続く名家中の名家、白石家の現当主で俺の仕えている人であり妻でもある。

そのため俺は白石一夏になるのだがどうしても慣れないので許可を得て名字は織斑のままになっている。

 

 

 

「私はさぁ、名字を変えたかったの」

 

 

 

「何故、変えたかったのです?」

 

 

 

「白石の重責から逃げれるかなって、そんな安直な考えよ」

 

 

 

「なら、俺との婚約もその安直な考えの為だと?」

 

 

 

「いいえ、違うわ」

 

 

 

深雪はソファから立ち上がり、俺の隣に座った。

 

 

 

「そうそう、三日後にIS学園に来るのよね?」

 

 

 

「あ、あぁ」

 

 

 

なんだ、とてつもなくヤバイ感じかするのは何故だ?

 

 

 

「知ってると思うけど女子生徒ばかりってのは知ってるわよね?」

 

 

 

「は、はい」

 

 

 

マズイ…………はやく隣から離れないととてもマズイことに…………

 

 

 

「心配なのよね………一夏が女子生徒に手を出すんじゃないかって」

 

 

 

「そんなことはしませんよ!!!!」

 

 

 

駄目だ!!!………見つめられて動けない………蛇に睨まれた蛙だ……………

 

 

 

「だから女子生徒に目移りしないように調教しないとね♪」

 

 

 

「あ、オワタ」

 

 

 

結局逃げることは叶わず、深雪は俺をベットに押し倒し上に跨がった。

 

 

 

「怒ってます?」

 

 

 

「全然…………」

 

 

 

いや、めっちゃ怒ってますよね?

 

 

 

「貴方が私以外の女を抱くのは別に気にしていないわ…………でも………私が気が済むまで相手をしてもらうわよ………」

 

 

 

「いや、あの、ちょっと?ギャァァァァァアア!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

IS学園

 

 

 

 

 

「あれ、深雪は?」

 

 

 

「2日間の有給や、なんや「溜まった欲望を解き放つ」とかなんや言っとったわ」

 

 

 

「それってつまり…………」

 

 

 

「そういうことやろな…………一年分…………」

 

 

 

「一夏…………生きろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局こんなオチ……………シリアスに書かないとね。

新作のプロローグ、なのはの最新話、執筆中です。

四月ぐらいに出せるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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