No.667722

リリカルHS 3話

桐生キラさん

こんにちは!
この回までがプロローグと思いください

2014-03-03 17:45:02 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2022   閲覧ユーザー数:1823

 

 

 

 

 

はやて「まず、士希君は魔法使いなんかな?」

 

私となのはちゃんとフェイトちゃんは士希君を捕まえ、取り調べを始める事にした。

一方の士希君は何やら考え事をしている様子やった

 

士希「俺が魔法使い?魔法使いってアレだろ?30まで童貞を貫くとなれるっていう…」

 

フェイト「ど…」

 

 

ジャキン

 

 

なのは「次、妙な単語をフェイトちゃんの前で使ったら、星になるか土に還るか選ばせてあげる」

 

士希「す、すみません…」

 

なのはちゃんの脅しに、士希君は冷や汗をかいていた。

多分、私らの隙作って、逃げる気でおるんやろな

 

はやて「あー、士希君。逃げる気やったらやめとき」

 

士希「はぁ?何言って…」

 

シグナム「お待たせしました、主はやて。このものが件の?」

 

ヴィータ「はやてー、来てやったぞー」

 

シャマル「あれ?この男の人、今朝の…」

 

リインフォース「わぁー、地球で魔法使いは珍しいケースですね」

 

ザフィーラ「この男、いかがなさいますか」

 

士希「…」

 

守護騎士及びリインフォースが到着すると、士希君の顔はいよいよ青ざめた

 

レーゲン「しきさん、終わりましたね…」

 

士希「みたいだな…」

 

士希君は観念し、自分が生まれながらの魔導師であることを語ってくれた。

その話から、私らとはまた畑の違う魔導師であることがわかった。

士希君はベルカ式寄りの魔導師っぽいけど、

本人はベルカ式やとかミッドチルダ式やとかを認識しておらず、またデバイスも持ってない。

管理局の存在は知っていたらしいけど、厄介事に巻き込まれたくないとの事で避けてたらしい

 

はやて「そのワンちゃん、レーゲンは?」

 

士希「こいつか?こいつは俺も知らん」

 

はやて「は?」

 

士希「いや、俺も昨日拾ったんだ」

 

はやて「ひ、拾った?使い魔やないん?」

 

士希「あぁ。かなり衰弱していたからな。それより使い魔?レーゲンって使い魔なのか?」

 

レーゲン「しきさんから魔力を頂いてるので、ある意味しきさんの使い魔ではありますけど…

どうなんでしょう?多分違うとは思いますけど…」

 

フェイト「多分違う?」

 

レーゲン「はい。僕、自分が何者なのか、わからないんですよ」

 

なのは「記憶喪失?」

 

士希「って、俺は判断したよ。だからレーゲンってのも、俺が名付けた」

 

はやて「へぇ。少し戻るけど、拾ったんて、ここから少し離れたひと気のない茂み?」

 

士希「あぁ?なんで知ってんだ?」

 

なるほどな。予想通り、一連の魔力反応は士希君の仕業やったか。早くも解決やな

 

リインフォース「うーん…」

 

はやて「ん?どないしたんリイン?そない難しい顔して」

 

リインフォース「いや、なんか、私と似た雰囲気だなと思いまして」

 

リインフォースと似た雰囲気?ユニゾンデバイスっちゅう事やろか?

ぱっと見、ザフィーラに近い気がしてたけど

 

はやて「あぁせや、二人を襲ってたあの人形のバケモノはなんなん?」

 

士希「さぁな。わかってるのは、俺らが狙われてるって事だけ。

昨日も含めて、これで三回目だからな」

 

バケモノに狙われる?レーゲンの記憶喪失に関係してんのやろか?

 

シャマル「とりあえず、レーゲン君を保護するのはどうでしょう?

管理局の検査を受けたら、何かわかるかもしれませんし」

 

はやて「まぁ、それが妥当やな。士希君、レーゲン、それで構わんか?」

 

レーゲン「え…」

 

レーゲンは一転して怯え、士希君の後ろに隠れてしまった

 

士希「あー…」

 

はやて「はぁ、なのはちゃんのせいやな」

 

なのは「えぇ!私のせいなの?」

 

士希「あんな極太レーザー打つから…」

 

フェイト「確かに、なのはの魔砲は…」

 

なのは「フェイトちゃんまで!」

 

士希「悪いな。せっかくだけど、その話はもう少し様子見てからでいいか?

見ての通り、こんな感じでな」

 

はやて「うーん…一応管理局の方が、安全っちゃ安全なんやけどなぁ」

 

レーゲン「僕、しきさんと離れたくない…」

 

士希「……だってさ」

 

そない怯えられると、こっちが悪もんみたいな気分やな

 

はやて「わかった。一応、上には報告するけど、それはわかってくれるか?

こっちも一応仕事やでな」

 

士希「構わないよ」

 

まだまだわからん事だらけやけど、これ以上は無理っぽいな

 

はやて「ほんなら、今日は解散しとこか。なのはちゃん、フェイトちゃん、二人ともまた明日な」

 

なのは「わかった。また明日」

 

フェイト「二人ともまたね。何かあったら、いつでも連絡してね」

 

二人は空飛んで帰って行った。うし、なら私らも帰るか

 

 

 

 

 

 

士希「はぁ、帰るかレーゲン」

 

レーゲン「わかりました。はやてさん、さようなら」

 

はやて「ばいばーい。気ぃつけて帰ってやぁ。ほんなら、みんなも帰ろー」

 

私らはそれぞれ帰路につく…と思てたけど

 

はやて「あれ?士希君、こっちなん?」

 

士希「ん?そうだけど」

 

はやて「なら、途中まで一緒やな!」

 

士希「はは、なら大所帯になるな」

 

シャマル「私たちとレーゲン君も含めて、八人ですものね」

 

士希「そういや、あんたらは何者なんだ?はやての付き人か?」

 

シグナム「我らは主はやてを護る騎士。私はリーダーのシグナムだ」

 

ヴィータ「ヴィータだ。まぁなんだ、簡単に言や、家族みたいなもんだ」

 

シャマル「そうですね。あ、私はシャマルといいます。よろしくお願いします」

 

ザフィーラ「ザフィーラだ」

 

リインフォース「ザフィーラそれだけ?私はリインフォースⅡといいます。よろしくです!」

 

士希「へぇ、よくわからんが、よろしくな」

 

はやて「まぁ、ちぃと複雑やけど、私の自慢の家族なんや。仲良うしてな」

 

レーゲン「……??」

 

士希「ん?どうかしたかレーゲン?」

 

レーゲン「んー、なんか皆さん、何処かで見たような…」

 

はやて「そうなん?」

 

シグナム「いえ、我々にはそのような記憶…」

 

シャマル「私たちも、ずいぶん色々な地にいましたからね。

もしかしたら、会っていたかもしれませんが…」

 

うーん…なんや謎やな。夜天の書、ヴォルケンリッターを知っているかもしれない。

案外この子、とんでもない子やったりして

 

士希「まぁ、ゆっくり時間かけて思い出していけばいいよ」

 

レーゲン「はい!」

 

レーゲンは士希君にえらい懐いてんのやな。

昨日拾ったって話やけど、ずっとおったみたいな仲や

 

士希「…ところで、どこまで付いてくる気だ?」

 

しばらく歩いて、士希君が聞いて来た

 

はやて「って言われても、私らもこっちやしなぁ」

 

まぁ、もう着くけど

 

ヴィータ「はやてー、腹減ったー、飯にしよーぜー」

 

はやて「はいはい。じゃあ士希君、私らこれで」

 

士希「……え?ここなの?」

 

はやて「ん?せやけど、どないしたん?」

 

士希君に挨拶を済ませ帰ろうとすると、士希君は困ったような顔をして尋ねてくる

 

士希「うち、ここの前のマンションなんだけど…」

 

はやて「…えー!?」

 

めっちゃ近所やん!てか目の前かいな!

 

シャマル「あらあら、こんな事もあるものなのね」

 

レーゲン「わぁ、こんな偶然もあるんですね」

 

はやて「あはは、こらもう運命かもな」

 

士希「えー…」

 

はやて「まぁまぁ、ご近所さんなんやし、これからもよろしゅうな!」

 

士希「へーへー」

 

私と士希君は握手し、お互いの家に帰って行った

 

はやて「ただいまー。んー!なんやいろんな事があったなぁ」

 

シグナム「お疲れ様です。主はやて」

 

はやて「ありがとー!さぁて、ご飯作ろかー。みんな何食べたーい?」

 

 

 

 

 

 

 

それから私らはご飯を済ませて、それぞれの時間を過ごしていく。

私は士希君とレーゲンの件を管理局に報告しておいた。すると、程なくして連絡がきた

 

はやて「もしもしー、八神はやてです」

 

クロノ『済まんなはやて。そっちはもう夜だっていうのに』

 

はやて「ええよええよ。それよりどないしたん?」

 

報告してすぐ電話やでな。ただ事じゃないわな

 

クロノ『あぁ、はやての報告についてなんだが。ちょっと耳にいれておいてほしい事があってな』

 

はやて「なんや?」

 

クロノ『地球で、ロストロギアの反応があった』

 

はやて「なんやて?」

 

ロストロギア?まさかそれが…

 

クロノ『確証はないが、その雑賀士希とレーゲン、しっかり見張っておいてくれ』

 

はやて「わかった。わざわざありがとうな」

 

クロノ『いいさ、それじゃあな』

 

そう言ってクロノ君は通信を切った。

 

士希君とレーゲンがロストロギア?

士希君は話からしてここの生まれみたいやし、それはなさそうやけど…

 

はやて「念には念を、かな」

 

 

 

 

 

 

 

これが、私と士希君のプロローグ

 

 

 

 

 

ただの偶然やと思っていたこの出会いやったけど

 

 

 

 

 

これから巻き起こる事件が

 

 

 

 

 

そして私と彼との関係が

 

 

 

 

 

これもまた運命の出会いやったんやと思わせた

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

 

こんにちは

 

最近、花粉に悩まされている桐生キラです!

 

 

 

と言った感じで、ここまでがプロローグみたいなものになります

 

次回からは、「シリアス?何それ美味しいの?」なんて展開になります(笑)

 

自分に笑いのセンスなんてあるとは思っていませんので、ゆるーい感じで見てくれると幸いです

 

 

 

ちなみに

 

雑賀士希のイメージ元はホスト部のモリ先輩です

 

コメントしてくださったツナまんさん、大正解です!!

 

 

 

ってな感じで、また次回にお会いしましょう!

 

それでは!!

 

 

 


 
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