No.666747

真・恋姫無双 龍神の名を持つ者 第1章 第八話

悳サイド
ちょっと短いかも
てか短い

2014-02-28 05:12:12 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1176   閲覧ユーザー数:1087

 

 

 

 

 

 

 

どうも、電脳旅行者です

 

今回は悳サイドのみです

 

恋サイドを期待していた方々すいません

 

交互にしないと予定が狂っちゃうのでご了承くださいな

 

 

 

 

 

 

 

Side 悳

 

 

さぁ、行こう前へ

 

あれから、数日間歩き続けている

 

 

 

「それにしても、龍って大きいんじゃないのか?普通」

 

 

 

「我は普通じゃないんだんだよ」

 

 

 

「・・・・言い切ったな」

 

 

 

「事実だもーん」

 

 

 

もーんって・・・もーんって・・・・

 

 

 

「どこに向かっているんだ?」

 

 

 

「わからん」

 

 

 

「ねぇ殴っていい?」

 

 

 

「暴力反対!!」

 

 

 

「いや、わからないのはおかしいだろ」

 

 

 

「ほら、あれだよあれ・・帰巣本能ってやつだ」

 

 

 

「ふーん そういうことか」

 

 

 

「任せろ」

 

 

 

「なぁ、俺はそこで強くなれるか?」

 

 

 

「知らん」

 

 

 

「おい」

 

 

 

「だって、我はお前の元で生まれたんだぞ どんな場所なんか知らん」

 

 

 

「本当に大丈夫なのか?」

 

 

 

「多分」

 

 

 

はぁ、恋が心配だ

 

けど現実は非情だ

 

強くなければ護れない

 

助けてくれる奴が間に合うわけでもない

 

強くならないと

 

そして、最強になろう

 

そしたら、どんなことからでも、恋を護れるから

 

・・・・・そういえば、あの時俺はどうやって助かったんだ?

 

 

 

「なぁ、俺ってあの時どうやって助かったんだ?」

 

 

 

「覚えていないのか?」

 

 

 

「ああ」

 

 

 

「あの時、相棒の体内に龍神の気を送り込んだ」

 

 

 

「龍神の気?」

 

 

 

「そう、龍たちはみな気を何らかに変える 火竜なら火に 水竜なら水に 

 そのなかで、龍神は異色なんだ 気を気として使い力を磨き続けた結果龍神になったんだ」

 

 

 

「なるほど、つまり、俺は龍神の気を得ようとも火とかに変えれるわけじゃないんだな」

 

 

 

「火とかは魚焼いた時みたいに気だけで出せる」

 

 

 

「なぁ、あの時俺の体変じゃなかった?手を見たら白かった気がするんだけど・・」

 

 

 

「全身白い肌で髪の毛も白髪 眼は真っ赤だったねー」

 

 

 

「それ、さらっということ?」

 

 

 

「龍神の容姿を人間の形にしたらそうなったんだろう」

 

 

 

「・・・人外だな俺」

 

 

 

「そうだね」

 

 

 

 

 

 

「恋に受け入れてもらえるかな?」

 

 

 

「はぁ、馬鹿らしい お前がそんなこと悩んだところで結論は出んよ」

 

 

 

「・・・そうだな」

 

 

 

「落ち込むことか?そんなことで相棒を拒む野郎は頭がダメだと思うけどね」

 

 

 

「確かにそうだけど、沢山の人がそう思ったらそれは事実に変わる」

 

 

 

「だったら、仲間を増やせばいい」

 

 

 

「仲間?」

 

 

 

「相棒を理解できる仲間だよ 妹探すついでに探してみたらどうだ?」

 

 

 

「そうだな、考えておくよ」

 

 

 

そうこう話しているうちに大分傾斜が強くなってきた

 

今、目指しているところは山なのかな?

 

 

 

「霊山だな」

 

 

 

「霊山?なんだそりゃ」

 

 

 

「山そのものが隠ぺいされてるねこりゃ」

 

 

 

「隠ぺい?この山そのものが?」

 

 

 

「ああ、ある一定上の力を持つ者以外視認さえできないだろうね」

 

 

 

「存在自体認識できないと?」

 

 

 

「ああ、そういうこと 多分近づくこともできないんじゃないかな?」

 

 

 

「ふーん ということはこの先に十中八九龍神がいるんだな」

 

 

 

「だろうね 行ってみるか」

 

 

 

どんどん山の奥へ入っていく

 

当然だけどだれも通ってないから草木をかき分けながら行くことになり、大分しんどい

 

ただでさえ、四日か五日歩っきぱなしでしんどいのに 

 

 

 

「なぁ、ここで合っているのか?」

 

 

 

「俺の帰巣本能がどんどん強くなっているし合っているはず」

 

 

 

「ほんとかよ」

 

 

 

はぁ、本当に大丈夫か?

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・あれから、かなり歩いた

 

かれこれ大分経っているはず

 

日もそろそろ沈んできているし

 

はぁ、今日も野宿か

 

 

 

「おい、今日はここで野宿にしよう」

 

 

 

「もう少し、もう少しなのにー」

 

 

 

「さっきからそればっかり言ってるじゃん」

 

 

 

「じゃあ、なんで近づけないんだろ?」

 

 

 

「さあ?」

 

 

 

「ここは切り替えてさっさと寝るか」

 

 

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

Side ??

 

 

ふむ、龍神様からお達しがきた

 

やはり、もうもたないのだろうか?

 

それにしても、私だけ呼ばれるの妙だな

 

考えてもわからないな 

 

とりあえず、向かうか

 

龍神様がいらっしゃる洞穴にたどり着いた

 

 

 

「龍神様 土竜 ただいま命により参りました」

 

 

 

一応形式ばった挨拶をしておく

 

龍神様は病によりすでに、両足左手目口をやられていらっしゃるため、返答が返ってくることはない

 

そのため、念話で話すことになっているが来たことは口で伝える事になっている

 

 

 

 

来たか、土竜 待って負った者たちが来たぞ

 

 

 

待っていたものたちですか?

 

 

 

ああ、我が力を継し者じゃよ

 

 

 

例のことの者ですか どこにいるのですか?

 

 

 

ああ、ここから南南西に5里といったところだ

 

 

 

姿形は?

 

 

 

なに、人間の子供じゃよまだ

 

 

 

わかりました、子供ですね すぐに連れてまいります

 

 

 

頼んだぞ

 

 

 

・・・それにしても人間の子供とは

 

そうか、遂に終わりが近いのだな 我々の

 

確かに他の者だと、龍神様を殺させないために殺す者もいるだろうな

 

ふぅー困った者だ

 

これじゃー連れてきた私が嫌われるだろうけど、

 

真の龍神様の忠臣であるこの土竜精一杯任を果たして見せます

 

言われた場所に向かう

 

人化の術を使っておいたほうがよさそうだな

 

怖がられるかもしれないし

 

ふぅーそろそろ言われていた場所か

 

 

 

 

 

 

SIde 悳

 

 

何かがこっちに向かってきているのに気が付いて目が覚めた

 

 

 

「相棒 この気は何だ?」

 

 

 

「多分、龍だと思う」

 

 

 

「目的は?」

 

 

 

「案内か殺戮じゃない?」

 

 

 

「案内はわかる 殺戮は?」

 

 

 

「そりゃ、こんな子供が力を継承することが不満な竜もいるだろ」

 

 

 

「確かにな」

 

 

 

どんどん、近づいて来るな・・・止まったな

 

先手を撃っとくか

 

 

 

「どなたですか?」

 

 

 

相手が動揺したのがわかる

 

 

 

「ふぅーよくわかったね 私は土竜 君を迎えに来た」

 

 

 

木の影から出てきたのは、茶髪の中肉中背の青年だった

 

 

 

「信用できません 証拠をお願いします」

 

 

 

「証拠かーないな 素直に信じてもらう以外」

 

 

 

「いくつか質問してもいいですか?」

 

 

 

「どうぞ」

 

 

 

「あなたの来た目的は?」

 

 

 

「龍神様の命の元あなた方を出迎えに」

 

 

 

「あなた方とおっしゃいましたが、あなたは相棒が見えるのですか?」

 

 

 

「ええ、もちろん それに名前の通り私は土竜ですから」

 

 

 

「竜の姿になってもらってもよろしいですか?」

 

 

 

「いいよ ちょっと離れてくれ」

 

 

 

2,3歩後ろに下がる

 

 

 

「あと50歩ぐらい下がらないとぶつかるよ?」

 

 

 

そんなにでかいのか・・・

 

言われた通り下がる

 

 

 

「よし、解除」

 

 

 

土竜さんの体が光に包まれる

 

思わず目を閉じてしまう

 

・・・目を開けた

 

目の前にあったのは大きな土の塊だった

 

 

 

「おーい」

 

 

 

土の塊が話しかけてくる

 

・・・顔がどこにあるかわからない

 

 

 

「すごいですね」

 

 

 

「そうかな?」

 

 

 

「もっと大きい人ばっかりだよ」

 

 

 

「本当ですか」

 

 

 

あ、顔分かった

 

目の前だ

 

大きすぎてわからないだろ・・・これは

 

 

 

「変身ありがとうございます」

 

 

 

「驚かないんだね?」

 

 

 

「自分自身が竜になったことがあるので・・」

 

 

 

「あーそういうことか そりゃ驚かないね」

 

 

 

「それじゃあ最後の質問です」

 

 

 

これが、大切なことなんだ

 

 

 

「俺はそこに行って強くなれますか?」

 

 

 

・・・・なれないなら行く必要がない

 

俺は早く最強になってやるんだ

 

回り道なんてしてられない

 

 

 

「君の覚悟しだいだよ」

 

 

 

覚悟はお父さんとお母さんの墓の前ですでに決めた

 

今さら悩んだりすることでもない

 

やってやる 絶対やってやる

 

だが、その前にこいつを信用していいのか?ってことだな

 

 

 

「わかりました、ありがとうございます」

 

 

 

「相棒、どう思う?」

 

 

 

「こりゃ信用していいんじゃないか?」

 

 

 

「理由は?」

 

 

 

「竜の姿になったり質問に答えたりしてくれたんだし」

 

 

 

「そうだが・・・・・分かった 行きます」

 

 

 

「ありがとう それじゃー乗ってくれ」

 

 

 

「乗る?」

 

 

 

「長旅疲れてるだろ?」

 

 

 

「お気づかいありがとうございます では」

 

 

 

土竜さんに乗る

 

体感は土がそのまま動いている感じだな

 

 

 

 

 

 

「その、ありがとうね 来てくれて」

 

 

 

「いえ、こちらこそお出向いありがとうございます」

 

 

 

「その、敬語ムズかゆいからやめてくれないかな?」

 

 

 

「分かった」

 

 

 

「なぁ、土竜さんとやら ぶっちゃけお前が住んでいる所で

 我達を殺そうとしている奴どれぐらいいる?」

 

 

 

「正確な匹数はわからないけど、多分7匹か8匹ってとこかな」

 

 

 

「総匹数は?」

 

 

 

「66匹だ」

 

 

 

「どうやって人間化しているんだ?」

 

 

 

「人化の術ってやつだよ」

 

 

 

やっぱり、武術の上達には師が必要だな

 

 

 

「武術の修行ってできます?」

 

 

 

「何匹か武術を会得しているし多分師事できるよ」

 

 

 

「料理の修行は?」

 

 

 

「料理かーごめん わからない」

 

 

 

「そうですか」

 

 

 

「うん、竜は基本的に自分の体の者を食べるから料理とかしないんだよ

 ただ、趣味で料理をやっている奴ならいるかも?」

 

 

 

「なるほどー」

 

 

 

なるほど、自分の体のものを食べるのか

 

・・・相棒は?

 

 

 

「・・・・我は何を食べるんだ?」

 

 

 

「気じゃないの?」

 

 

 

気だよね もしかして俺の気を俺が知らないうちに食べていたのか?

 

 

 

「ふむ・・やっぱり気か」

 

 

 

「それにしても気でできた竜なんて初めて見たよ」

 

 

 

「やはり、我は珍しいのかー?」

 

 

 

「珍しいなんてものじゃないと思う 多分他にいないよ」

 

 

 

「そうか・・・」

 

 

 

あれ?落ち込んでる やっぱり同族がほしいのかな?

 

 

 

「それで、我たちは殺そうとして来るやつをどうしたらいいんだ?」

 

 

 

「うーん、とりあえず守るつもりだけど ずっと一緒にいれるわけではないしなぁ」

 

 

 

「そーいうのは龍神が決めてくれるんじゃない?」

 

 

 

「あと、龍神って呼ばないほうがいいよ」

 

 

 

「では、どう呼べば?」

 

 

 

「龍神様って呼ばないと怒られるね」

 

 

 

「真剣ですかー」

 

 

 

「龍神様は何とでもよべって言ってるけど、やっぱり敬意から龍神様って呼ばれてる」

 

 

 

そういうことか

 

やっぱり、そういうしきたりは守らないとあぶないな

 

 

 

「他に注意すべきことは?」

 

 

 

「特にないかな」

 

 

 

「了解」

 

 

 

「邑に着いたら起こすから寝ててもいいよ?」

 

 

 

「大丈夫」

 

 

 

「これから大変だと思うけど、出来るだけ手助けさしてもらうよ」

 

 

 

「ありがとう」

「感謝する」

 

 

 

 


 
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