2月14日…まあ女子が好きな男に市販のチョコか市販のチョコを溶かして様々なチョコにして綺麗にラッピングして手紙を添えて渡すメイドインジャパンの風習である。その日はキリスト教の聖名祝日。ウァレンティヌスの命日であり、他にはう○い棒の日・ネクタイの日・煮干しの日・ふんどしの日など相乗りで国が制定されたものもある。
Aside
「ふぅ~やれやれ」
学園の廊下で男はため息をこぼしながら手に持っているビニール袋に入っているチョコの山を見る。
彼の名は真々田輝。三都フランチェスカ学園高等部2年・漢女組(おとめぐみ)の生徒である。
彼のルックスは綺麗な金髪に女顔負けの色白の肌で童顔紳士で頭脳明晰・運動神経抜群であり、女子の人気はかなり高い。
「今日はバレンタイン…ウァレンティヌスがローマの皇帝クラウディウス・ゴティクスによって迫害され処刑された日だと言うのに…」
そう呟きながら廊下を歩いていると今日の出来事が走馬灯のように蘇った。朝の下駄箱にチョコが、机の中にチョコ、休み時間に女子達からのチョコ…さらに現国の紫苑先生から漢女組の男子達に義理チョコ(チロルチョコ)を渡していって最後の輝だけ明らかに本命丸出しのチョコを、古文の桔梗先生からはウイスキーとブランデーが入ったチョコを貰い、昼休みで食事を終えると桃香とエリカからチョコを貰い、猿こと乃川から『リア充童顔アキちゃーん』と言われムカついてハイとニーとローに蹴りをいれて(おいwww)放課後に一旦男子寮に戻ろうとしている時に5個貰い、荷物とチョコを寮に置いて三都歌劇団・巴里花組の事務の仕事を手伝いをして、巴里花組・メルとシーからチョコを貰って、義理やら本命やらが混ざって今に至る…
「そういえば…貰ってないな…」
下駄箱に靴を履き替えて校舎を出ると、輝に見覚えがある女の子が立っていた。
「あっ…輝さん…」
「月ちゃん…」
彼女の名は木村 月(ゆえ)1年A組で巴里花組のエリカと同じく学園の裏手にある教会に出入りしている少女である。
「そのチョコの山…」
「あっ…これは…」
「輝さん…モテますからね、紫苑先生と桔梗先生からも貰ってましたし」
輝の反応を見てクスッと微笑む月。
「これ…どうぞ」
月が鞄から出したのは綺麗にラッピングされている箱を輝に渡した。
「嬉しい…開けていいかな?」
「ええ…いいですよ」
少し顔を赤らめながら輝が手に持っている袋を置いて箱を受け取って開けてみると、中身はココアパウダーが塗しているトリュフチョコが6個入っていた。
「トリュフチョコですか~いただきます」
輝はチョコを口に入れた。
「どう…ですか?」
「おいしい…すごくおいしいです!」
「ほ、本当ですか!?嬉しいです」
笑顔で答える輝に喜ぶ月。
「もしかしてお口に合わないかと…少しドキドキしてました」
「そんな事はありませんよ…」
そう言いながらもう一個チョコを食べる輝。
「それじゃあ…ホワイトデーは楽しみにしてください」
「あっ…輝さん」
笑顔で答える輝に月が言い詰まる。
「ホワイトデーのお返し…今じゃ駄目ですか?」
「えっ!?今からですか?今から材料とか準備しないと…」
「いえ!そうゆう事じゃなくって…その…へぅ…」
月の顔が真っ赤になって輝が察して何かのスイッチが入った。
「エリカや桃香達より先にお返しが欲しい…そう言う事かな?」
「へ!?そ…そうゆう…」
「月ちゃん…いや、月は見た目とは違って意外と独占欲強いのかな?」
笑顔で話す輝だが、その目はかなりの肉食系の目だった。アキラの性格は3つあり(今のところ…)一つはクールで標準で二つ目は暴言罵声は当たり前で喧嘩腰、喧嘩上等な荒い性格、そして三つ目はクールの性格から凍りつく超ド級のSに変貌するなど激しい性格の持ち主である。
「それじゃあ…月が望むお返しって…何かな?」
輝の問いに月の口が微かに動いた。
「・・・・・すを」
「何?もう少し聞こえるように言わないと…」
そう言ってチョコをもう一つ食べる輝。
「キス…して…ください」
「どんな風に?キスと言っても…色んなのがあるけど?」
顔を俯きながら月が言うが、輝は焦らしながらチョコの箱をポケットに入れた。
「チ…チョコのように…甘くて…は、激しいキスを…」
月が恥ずかしながら答え終わると同時に輝が月にキスを交わした。突然の事に驚く月だったが次第に目を閉じて舌を絡ませながら激しいキスをした。
「ん…んは…はぁはぁ…」
一旦キスを止めて息を整える月に輝はニコッと笑った。
「どうだった?」
「とても…甘かったです…」
「満足?」
「はい…」
「本当に?」
「えっ?」
輝のさり気無い冷たい一言に月が少し驚いた。
「僕を独占したいんでしょ?だったら、僕が月を独占しても…文句は無いよね?」
「へぅ~」
輝の妖しい微笑みで月は動揺を隠せない。
「続きは…僕の部屋で…ね?」
「は…はい…///」
片手に袋を持って月と手を繋いで下校した。
Mside
「ふぅ~やっと終わった…」
三都歌劇団の掃除を終えた男が劇団の控え室から出てきた。
彼の名は真々田 実、三都フランチェスカ学園高等部2年漢女組(おとめぐみ)の生徒で輝の双子の兄である。
彼のルックスは智勇兼備で双子だからこその眉目秀麗・文武両道で見た目と違って意外とユニークな性格をしていて輝並にイケメンで人気もある。
「さすがに今日はめっちゃ疲れた…バレンタインって怖いわ~」
実も輝と同じく今日を振り返る。朝の下駄箱にチョコが、机の中にチョコ、休み時間に女子達からのチョコ…さらに日本史の祭先生からバッカスというコニャック入りのチョコを貰い、昼休みで食事を終えると蓮華(れんふぁ)とその妹の小蓮(しゃおれん)、さらに2人の長女で体育の雪蓮(しぇれん)が割って入って喧嘩になったり思春には刃を向けられ『受け取りを断ったらKI☆RU』と脅され、放課後はそのまま三都歌劇団・帝都花組の事務の仕事の手伝いと舞台の掃除をして、大神がさくらにチョコを貰い、掃除に集中してないため紅蘭特製のハリセンで頭を叩いて『邪魔だからさくらちゃんと一緒に帰ったら?待たせてるんだろ?』と皮肉を込めて言って大神を帰らして一人黙々と掃除をして、今に至る。
そして日も少し落ちて少し薄暗く外にある街灯で所々明るいぐらいだった。
「さてと…帰ってメシの支度しねえと…」
そう言いながらドアを開けた瞬間、実の顔面に何かが当たった。
「うぐっ!?」
「遅過ぎだよ!バカ実!!」
実の顔面に当たった物は鞄でそこにいたのは一年の青山詠だった。彼女は月の幼なじみである。
「痛って~何すんだよ詠…」
「大神さんはどうしたのよ?一緒じゃないの?」
「アイツならさくらちゃんにチョコ貰って上の空だったから、先に帰らせた。お前はどうしたんだよ?」
「別に!ボクの勝手でしょ!?」
先輩の実に突っかかる態度で反論する詠。
「お二人さん…完校(完全下校)はとっくに過ぎてるわよ」
2人の前に保健室の先生でありながら三都歌劇団・帝都花組のマネージャーをやっている藤枝あやめが現れた。
「藤枝先生…すみません、今から鍵を返します」
「それなら私が返すわ…それに」
そう言って懐からラッピングされた物を実に渡すあやめ。
「はいモテモテのあなたに義理チョコよ」
「って事は本命は数学の叉丹先生ですか?とっとと結婚すればいいのに~」
「無駄口叩いてないでさっさと鍵を出しなさい」
「は~い」
軽い返事をしつつブレザーの胸ポケットから鍵を取り出してあやめに渡した。
「それじゃあまた明日ね…」
「えっ…」
詠を見てあやめが微笑みながらウインクしてその場を後にした。
靴を履いて校舎を出た2人、外は完全に日が落ちていて肌寒い風が吹いていた。
「ふぃ~寒い…」
「待って!」
そう言って歩き出した実を呼び止める詠。
「どうした?忘れ物か?」
「いや…その…」
「あったかい飲み物奢るから早く…」
すると詠が素早く鞄からある物を取り出した。それは小さな箱に雑にラッピングされている物だった。
「あげる…」
「これって…チョコか?」
「そうよ…いらないなら」
「誰がいらないって言った?」
実は箱を貰い開けてみると、中身はカカオの香りはしているが形が歪(いびつ)のチョコが6個入っていた。
「さすが詠だな…独特な形だな」
「うるさいわね!?」
「はいはい…では早速…」
そう言ってチョコ一個を食べる実。
「ビターか?これ…」
「えっ!?甘く作ったはずなんだけど…」
「!?」
詠の言葉に驚く実。しかし最初は酷くて月や実・輝と大和の協力で何とか改善したが、肝心なところでミスをしてしまうのだ。
「ボク…また失敗しちゃった…」
「詠…そんな事はない、失敗は誰にだって…」
「今度こそ…月の力を借りずにおいしいって言って欲しかった…」
そう言って震えながら顔をそらす詠の目に涙がたまっていた。
「詠…このチョコ、食べてみろ」
「何でよ…自分の味を噛み締めろって言いたいの…」
「いいから…」
涙を拭って実を見る詠はチョコ一個を食べた。
『苦い…やっぱりボクは月がいないと…』
詠がチョコを味わって、再び涙を浮かべていた。それを見た実が詠の顔を上げてキスをした。詠はあまりの事に驚いた様子だったが実は更に舌を入れてディープキスをして、詠はそのまま瞳を閉じて実の背中に手を回した。
そしてゆっくりとキスを止めて詠が目を開いて見ると実が微笑んだ。
「甘く…なったろ?」
「う…うん」
顔を赤らめながら詠が返事をすると実が詠を抱きしめた。
「ち!ちょっと!?離し…」
「もっと甘い奴を…身も心も溶けるほど…お前を食べたくなってきた」
「え…い…嫌よ…」
「駄目だ」
そう言って再びキスをする実に詠は抵抗しようとしたが、体が拒絶せず再びディープキスに発展すると詠も舌を入れてキスをしていた。
キスを止めると実はニコニコした。
「キスってチョコと同じく依存性があるんだな」
「うるさい!発情馬鹿!バカバカバカ!!」
そう言って実の胸をポカポカと叩いて言い放つ詠。
「どうする?このまま終わりにするか?それとも…」
そう言って詠の頭を撫でる実。
「この後俺と一緒に二人っきりで過ごすか?」
「えっ…」
「どっちにする?」
実の問いかけに詠は顔を俯いた。
「一緒に…いたい…」
顔を真っ赤にして答える詠に実は微笑んだ。
「ありがとう…詠」
一言お礼を言って手を繋ごうとすると、詠が実の腕に寄り添った。彼女の表情は少し笑っていた。
Yside
「ようやく終わった~」
職員室から出た男が職員室の前に置いている荷物を持って、呟いて走り出した。
彼の名は高野大和。三都フランチェスカ学園高等部2年・漢女組(おとめぐみ)の生徒で、大和の両親と実と輝の両親とは親友であり仕事仲間であるため、幼い頃から実と輝と面識がある。実にとってはもう一人の弟で輝にとっては弟のようだった。様々な技と才能を持つ二人を見て大和は尊敬するようになり、同い年である二人をさん付けで呼んでいる。
彼のルックスは190のある身長に体格はガッシリで筋肉質で怪力の持ち主。二人と同じく天賦の才の持ち主でファッション関連の知識が豊富で料理や手芸が得意など意外と家庭的な一面を持っている。
「何でバレンタインデーでこんだけ疲れんだろう」
大和は今日の事を振り返った。下駄箱にはチョコが入っていて机にもチョコが…さらに後輩の美以に山盛りのチョコを貰い、昼ご飯の時間に一刀の様子と華琳の様子が変なのを察知して2人の意見を聞いて、華琳と一刀の関係を一番の理解者である秋蘭に話して2人っきりにさせる作戦を企てるが、脳筋女こと秋蘭の双子の姉、春蘭と華琳loveの百合娘、桂花が妨害してきて作戦を秋蘭に委ねて自分が2人を足止めして作戦成功の連絡を貰い、それを2人に報告して軽く説教した。放課後は三都歌劇団に出す新作ドリンクの会議している途中、学園放送で生徒会から呼び出しをくらい生徒会室に入るとそこには生徒会長である麗羽の姿がなく、麗羽の側近的存在である斗詩と猪々子がいて、聞いてみると麗羽は風邪を引いて休みだとか。しかも最悪な事に書類整理らしく、会長公認のスタンプを押すだけと言うが…ざっと100枚の書類の山×2だったのだ。
そして2時間かけて整理を終わらせ斗詩と猪々子からチョコを貰い2人と別れて職員室に鍵を返して今は男子寮の自分の部屋がある階の通路を歩いていた。
「兎に角、部屋に帰ってチョコの種類を分別して、何も入ってないチョコを使ってケーキでも作って食べるか…」
そう言いながら大和は部屋のカードキーを使って自分の部屋に入り、リビングのドアを開けて電気を付けると…。
「お帰りなさいませ!ディナーにします?お風呂にします?それともわ…」
目の前の光景に大和はリビングのドアを静かに瞬時に閉じた。
「疲れてるのかな~俺の部屋に風邪を引いて休んでいるはずの加藤麗羽さんが黒のランジェリーに黒ストガーターに白いエプロン姿でいるわけが…」
そう言いつつ、再びドアを開ける大和。
「お疲れですの?このわたくしの魅惑で華麗なマッサー」
いやらしい手つきで言う彼女に再びドアを閉める大和。
「なるほど…そう言う事ですか…」
今度は普通にドアを開ける大和。
「お帰りなさいませ!華麗なわたくしですか?魅惑的なわたくしですか?それとも…」
「全部わたくしじゃないですか?それはそうと…」
大和の顔に血管が浮き出て麗羽を見る。
「正座してください」
「何を言ってますの?わたくしは貴方の為…」
「正座してください…」
「同じ事を二度言わないでくれま…」
「いいから…シロ」
「はい…」
大和の威圧感たっぷりの言葉に麗羽は素直に正座して、大和は麗羽の正面にあるソファーに座った。
「んで?どうして風邪で休んでいるあなたが、俺の部屋にいるんです?カードロックはかけた筈ですが?」
「決まってますわぁ!同じカードを作って」
『ギロッ!!』
「・・・はいすみません」
自慢するかのように麗羽が立ち上がろうとするが大和の鋭い睨みで立ち上がるのを止めて再び正座した。
「それで?ズル休みして俺の部屋に侵入してまで、何の用で来たんですか?」
「今日は何の日か?ご存知で」
「ええ…2月14日はバレンタインデーですよね…もしかして」
「そのまさかですわ!」
そう言って立ち上がる麗羽だったが正座で痺れて膝をついてしまった。だが彼女は近くにあった包装している物を手にとって大和の前に置いた。
「それじゃあ開けて見ますね…」
大和が若干だが期待を胸に開けてみると、そこには2リットルのペットボトルにチョコによく似た茶色の液体が入っていた。大和は恐る恐る開けて匂いを嗅ぐとカカオの独特な香りと脳に刺激する甘い香りだった。
「チョコレート?」
「そうですわ!最高級のチョコレートをこの容器にたっぷり詰め込みましたわぁ!オーッホッホッホ!!」
特有の高笑いをして言う麗羽に大和は黙ってキャップを閉めた。
「いや~嬉しいですよ!さすが袁グループのお嬢様だ!!感服しました!!!」
「オーッホッホホホ!!わたくしは完璧で気品ある…」
「って言うと思いましたか?」
「ホホ…えっ?」
大和の一言に呆気を取られる麗羽は高笑いを止めた。
「嬉しいですよ?でも…それなら書類整理を終わらす事が出来ますよね?」
「そ…それは…」
「しかも提出期限が3日前の書類もありました…」
大和は笑顔で説明するも、威圧感たっぷりのトーンで話しているため麗羽が冷や汗を流す。
「最高級のチョコだからってチョコを溶かしてペットボトルに詰めて、どうやって食すんです?大方自分の身体にチョコをつけようとしたけど、お気に入りのランジェリーを汚すのが怖くなってボトルで渡す事にした。どこか間違っていますか?」
「・・・」
大和の説明に反論出来ない麗羽は黙り込んでしまった。
『何だか可哀想になってきたな…彼女なりにチョコを用意したんだし…』
麗羽を見て思った大和は台所から紙コップを出して、チョコが入ったペットボトル全て開けてそれぞれ紙コップに注いだ。そして大和はそれを半分飲んで口に含んだ。
そして麗羽の顎を上げてそのまま口づけを交わした。麗羽はあまりの突然の事に驚いて引き離そうとするが大和はまったく離れず口に含んだチョコを口移しをした。
大和がゆっくりと唇を離して麗羽は顔を真っ赤にして大和を見つめていた。
「こんな美味しい物を1人で頂くのは勿体無いです」
大和はそう言いながら自分の口周りに付いているチョコを舐めた。
「わ…わたくしは…その…」
「やっぱり口移しはマズいですよね?すみません、じゃあケーキの材料に…」
麗羽の言葉に大和は謝罪して立ち上がろうとした時、麗羽が紙コップに残ったチョコを全て口に含んで大和の首に腕をまわし引き寄せるようにキスをした。大和と同じようにチョコを口移しをしながら舌を絡ませてキスをして、麗羽の肩に手を置いて大和もつられるように激しいキスをした。
二分間キスをした2人は息が合うように唇を離した。
「フフッ…やられたら倍返しですわよ…」
「ハハハ…口周り汚れてますよ」
「貴方に言われたくないですわよ?」
2人はお互いクスクスと笑った。
「そう言えばまだディナーがまだですわ」
「そうですね…確か昨日のハンバーグの玉が沢山残っていますし、お嬢様のお口に合うか…」
大和がそう言うと麗羽が不機嫌な表情をした。
「わたくしは大和さんの料理が好きですのよ!今更口に合うとか言わないでくださいます?」
「あっ…そうですね…」
「それに…」
そして麗羽は立ち上がってゆっくりと大和に身を寄せた。
「2人っきりのときは…身分関係なく、『麗羽』と呼ぶと決めたはずですわよ」
「あっ…そうでしたね」
呟いて直ぐふてくされた麗羽は大和に背を向け、大和が思い出した様子で呟いた。大和はそっと麗羽を抱き寄せた。
「これで許して…麗羽」
「ええ…いいですわよ?わたくしは心が広…ヘクシュッ!!」
言っている途中で麗羽がくしゃみをした。
「ハハハ…そんな格好でいるからだよ…」
そう言って自分が着ているコートを麗羽に羽織る大和。
「今作るから待っててくださいね?」
「わたくしも手伝いますわ!!」
「大丈夫ですよ、焼いて冷蔵庫にあるソースにニンジン調理してボイルして出来上がります。いや、スープも…」
「ですからわたくしも手伝いをいたしますわ!!」
考えている大和に手伝いをしたがる麗羽。だが彼女の料理の腕は詠以上に不味く、その腕は大和が一番知っているか。
「麗羽」
そんなワガママを言う麗羽に大和はそっとキスを交わした。
「ディナーが終わったらコレよりもっと凄い事してあげますから・・・ね?」
「は・・・はい・・・」
返事をした麗羽は頬を赤くしながらキッチンを出てソファーに座り、大和はキッチンで調理を開始した。
発表というのは最新作プロローグは消去して新たに最新作を発表します!その作品構成は最新作×魔王シリーズです。
そして…三都フランチェスカ学園物語で登場している作品はサクラ大戦シリーズと恋姫†無双シリーズとオリジナルでしたが…
もう1作の作品も追加することになりました!!といってもある程度作品を進めて最新作のプロローグを書いて三都フランチェスカ学園物語に登場させます。
ヒントは『魔王』繋がりです。
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超遅いあけおめですwww
バレンタイン小説を作成しました。A・M・Yによるストーリーです。
○○要素満載です。皆さんブラックコーヒーの準備をwww
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