No.66255 心・恋姫†無双 第零話南風さん 2009-03-31 21:07:53 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:20831 閲覧ユーザー数:14874 |
心・恋姫†無双 ~大陸動乱編~
第零話 ~はじまり~
時は世に言う三国時代と呼ばれた時代。
だが、皆が知っている三国時代ではない。
この世界は外史。
ありえたかもしれない世界。
人々の想いの数だけ生まれる世界。
その外史の三国時代と呼ばれた時代に、
一人の青年が降り立つ。
三国時代になる少し前、大陸が戦火に巻き込まれようとしていた。
とある城の執務室。
「・・・・・さま!!」
「何事じゃ?」
執務室の中の女性に一人の男が入る。
男は鎧に身を包んだ兵士。
女性は兵士の対する言動からして将であろう。
「ここより東方、四里先に流れ星が落下。民から調べてほしいと多数の要望がでております。」
「ふむ、先程の白く輝いたあれのことか。綺麗だったではないか。」
女性は窓に立ち先程の事を思い出す。
白く輝く流れ星が落ちていくのを見ていたのだ。
「っは。しかし、流れ星は夜に落ちるもの、それが昼間に落ちる。そのせいか民から不安の声が・・・・・。」
「仕方がないの。誰かおる!!」
大声で共を呼ぶ。
呼ばれて来たのはまたも女性。
しかし兵士と違う格好から将である。
「っは、ここに。」
「・・・・・か。今から流れ星の調査に向かう。行くぞ!」
「御意!」
そのわずかな会話の中にも二人の信頼が見て取れる。
――郊外――
女性がいた場所から四里東方。
「・・・・・さま、報告だとこの辺りですが・・・・・・・・・・。」
「ふむ・・・・・・流れ星が落ちたにしては、被害はなしか。」
二人は十数名の兵士を連れて辺りを調査している。
「・・・・・さま!人が倒れております!」
兵士が大声で将たる人物の名前を呼んだ。
「なに!?・・・・・・・・・生きておるか?」
急いで向かった先に倒れていたのは一人の青年。
「はい、息はあります。外傷もなく命に別状はないかと。」
「しかし、流れ星が落ちたとこに居合わせたか・・・・・・・・・・それとも・・・・・。」
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもない。・・・・・こやつを城に運び手当てをする。」
「っは!」
倒れた少年は白い衣服に身をつつんでいた。
見たことも無い格好。
しかし、とある占いの話があったのを思い出す。
ただの戯言だと思っていた・・・・・。
この出会いが思わぬ事態を呼び起こすこととなる・・・・・。
そして拾った人物こそ、後々の世に語り継がれる人物となるのはこれからのお話。
第零話 完
どうも作者の南風です。
やっと始まりました心・恋姫†無双シリーズです。
現在は四話まで執筆完了しています。
十話まで執筆が完了したら、徐々に投稿したいと思います。
それまでまた暫しのお別れです
では!!
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この作品はオリジナルキャラ・オリジナル設定がありますので、そういったものが苦手な方は申し訳ありません。
また、キャラ崩壊が苦手な方も申し訳ありません。では、感想・駄目だし待ってます。