雷幻と理子が付き合い出して数分後
2人は魔族殲滅室の前に来ていた
「じゃあ入るか」
そう雷幻が理子に聞いて理子は
「うん!」
と答えた
その答えを聞いて雷幻は扉を開あけた
「よう、2人とも何か話し合ったか?」
そう言って入ってきた雷幻に萌香と氷牙は特に無いと声を揃えて言ったと同時に雷幻の後に入って来た人物に驚いた
「こ、こんにちは〜」
そう理子が挨拶したと同時に萌香が
「理子ちゃんどうしたの!もしかしてまた魔族に襲われた!?」
そう言ってくる萌香に理子は答えた
「えーっと実はね私達付き合うことになったの」
顔を赤らめながら言う理子の言葉を聞いて萌香と氷牙は
「「えぇぇぇぇぇぇぇ!」」
っと、叫んでいた
そして萌香が理子に
「一応聞くけど、雷幻さんの話聞いてたよね?「うん」じゃあなんで付き合おうとしたの?「そ、それは」」
萌香の質問に理子は答えたが2つ目の質問では理子は言葉に詰まってしまった。
それを見た雷幻が助け船とばかりに口を開いた
「その事は俺から言おう」
そう言ったので萌香と氷牙は雷幻の方を見た
「理子は、俺たちの事を理解したうえで告白してくれた。そしてもし俺が奴らに殺されたり、俺の隣にいることで奴らに狙われたりすることを話したら、それでも構わないずっと隣にいたいって意思が固かったから、それに、俺も理子の事気になってたし」
それを聞いて理子は顔を赤らめ氷牙と萌香は驚いてはいるが先ほどみたいに大きな声は出さなかった
「ということは、この後家に行く予定なのか?」
氷牙が思ったことを雷幻に聞くと雷幻は
「そのつもりだ、もしもの事を考えておかないと下手したら理子だけではなく理子の家族も危ないからなそれに理子の家の家族構成も知っておきたいから」
その言葉に理子は慌てながらも顔は真っ赤になりゆういつの家族である母親にメールを入れた彼氏の名前は伏せてから
「という事はリリスとリリムはうちに呼んでおいた方がい?」
と、萌香が聞いてきたので雷幻は
「あぁ、出来れば一緒に帰ってくれ」
と、言った
その言葉を聞き氷牙は
「なるほどそう言えば小林さんの家族って何人なんだ?」
そう氷牙が聞いたので理子は
「理子でいいよ、家族はお母さんと2人暮らし」
とはいったものの彼女の母親も彼女を拾って育てているのだ
「とりあえず暗くなる前に今日は帰るか」
と、言ったのは雷幻である
そして、氷牙と萌香は賛成して
理子は母親に今から連れて行くとメールをした
魔族殲滅室の鍵をかけた雷幻
すでに氷牙と萌香はリリムとリリスを連れて帰っている
「それじゃあ行くか」
そう雷幻が理子に言った
「は、はい」
そう理子は答えた
少しして彼女の住むマンションに着き、彼女は手持ちの鍵で電子ロックの自動ドアの鍵を開け開いたドアをくぐり彼女の住む玄関の前まで着いた
そして、理子が
「す、少し待っててい、今お母さんと一緒にお片づけするから呼ぶまで外にいて」
と雷幻に言ったので雷幻は軽くわかったと言って外で待った
中では何やら慌ててる様子ではあったが数分してから中から入っていいよって声が聞こえたので雷幻は入って行った
「お邪魔します」
そう言って玄関で靴を揃え2人の待つ部屋に行った
「すみませんね〜こんな汚いとこでって、もしかして貴方は飛山雷幻さんですか?」
そう理子の母親が聞いてきたので雷幻は
「そうですけど、なぜご存知で?」
と、雷幻が聞き返すと理子の母親が
「私はこれでもエレメンタルサーヴァントの1人なんですよそして夫は最前線で死んでこの子の両親は私の友達でその人たちもあの最前線で………」
と言ったので
「そうだったのですか……確かにあの戦いで最前線にいたものはみな氷牙を残して全滅してしまいましたからね……」
と、暗い話になったがそこで理子は驚いたまさかの母親達がエレメンタルサーヴァントだったなんて
そして流石にこの空気はまずいと理子は今日学園であった事を話し始めた
雷幻がクラスに来たこと、雷幻が隣になったこと、雷幻達がエレメンタルサーヴァントだったこと、雷幻に勇気を出して告白したことを全て話した
それを聞いた理子の母親は
「雷幻さんでしたら安心してうちの子を任せられますね。これからも娘をお願いしますね」
そう言って頭を下げた理子の母親に雷幻は
「任せてください必ず理子を守ります」
雷幻と理子の母親が言った言葉を聞いて理子が今にも倒れそうなくらい赤面していたのは言うまでもない
それから数分間話し
突然理子の母親が
「雷幻さん、良かったらうちでご飯を食べて行ってください、よろしければお泊まりしていただけると嬉しいのですが」
雷幻に理子の母親が言った言葉を聞いて理子は顔を赤くして慌てていたがとても嬉しそうであった
「わかりました、少し待ってもらっていいですか?氷牙と萌香に連絡を入れたいので」
雷幻そう答えたのを聞いて理子の母親が
「その事でしたら私が先ほど念話でお伝えしておきました」
まさかの念話を使ったとには雷幻は驚き理子は念話がわからなかったので雷幻から聞いて驚いていた
「それじゃあ〜ご飯は今から作るとして雷幻さんが寝るのは〜理子の部屋でいいかしら?」
それを聞いて理子は
「ちょ、ちょっとお母さん、い、いきなり同室で寝るなんては、恥ずかしすぎるよ」
理子がそう言うと理子の母親が口を開いた
「仕方ないじゃない、この家はお風呂、キッチン、理子の部屋、そして、私の部屋しか空いてないんだからそれとも、理子はここか、私の部屋で自分の彼氏を寝かせたいのかな〜?」
ほぼいたずら風にいう母親に理子はそれはだめと言ったので雷幻の寝床は理子の部屋になった
「そういえば雷幻さんはどんな家に住んでいるのですか?」
理子の母親が料理をしながら聞いてきたので雷幻は
「2階だての一軒家です隣には氷牙や萌香が住んでますよ」
と、言うと何を思ったのか理子の母親が
「な〜らその家に引っ越そうかしら、この家は不便だし部屋も少ないから、雷幻さんいいですか?」
その言葉に理子は驚いたが雷幻は
「そう言われるかもと思い予めリリムとリリスを今日から氷牙の家に住まわせてもらうことにしましたよ」
その言葉を聞いた理子の母親は嬉しそうに料理をしていた
「あ、自己紹介を忘れていましたね私は小林燐香と言います年齢は29歳です」
と自己紹介をしてきたので雷幻は
「それでは燐香さんこれからもお願いしますね」
そう言って雷幻は頭を下げた
「ご飯が出来るまでまだ時間がかかるから雷幻さんは理子と理子の部屋で待っててくださいな」
それを聞いて雷幻は
「わかりました」
そして雷幻と理子は理子の部屋に行き少し時間が経った頃に
「ご飯出来ましたよ〜」
という燐香さんが呼んだ声が聞こえたので雷幻達はキッチンに移動をしてご飯を食べ始めた
ご飯を食べながら燐香さんが色々と質問をしてくるので雷幻はそれを一つ一つ答えていたそれを聞いていた理子は顔を赤らめていた
何故なら、燐香が聞いてきたのはどこまで進んだのかとか、そういう恋愛方面のことばかりだったからだ。
そして、ご飯を食べ終わった雷幻、理子、燐香はお風呂に入ることとなりまず初めに雷幻、次に理子、最後に燐香とい順番である。
お風呂の事を燐香が言い出した時燐香がおふざけかわからないが
「理子と雷幻さんお2人で入ってらっしゃい」
と、ニコニコしながら言っていた時は理子はともかく流石の雷幻も顔を赤らめていたが2人の反対により1人ずつで入る事になった
少しして燐香以外がお風呂から上がり燐香から
「お布団はしいてあるからいつでも寝れますよ」
と、言ってたので理子の部屋に行ったがある光景を見て2人は顔を真っ赤にした
それを見た理子が慌てて燐香のいるお風呂に行き浴槽で浸かってる燐香に話しかけた
「お、お母さんな、なんで布団がひとつなの」
そう、雷幻と理子が見たのは
理子の部屋の真ん中に1人分の布団
が敷いてあり枕は一つで掛布団も一つしかなかった
「なんでってこの家にある布団はあれだけだもの」
そう言われた理子は何も言い返せず雷幻のとこに戻り事情を話した
「なら、俺は床で寝るよ理子は布団に入って寝てくれ」
そう雷幻が言うと理子は
「駄目よ!風邪を引いたらどうするの!雷幻も一緒にお布団に入って!」
理子の強い言葉に流石の雷幻も怯み渋々従った
まぁ、今、外は真っ白な雪景色なので寒いのは当たり前である
ちなみに、雷幻と同じ布団で寝るとはいえ流石に10代の2人であるシングルベット用なので当然のように体をくっつけて寝ないとはみ出してしまう
それで理子はお互い背中合わせにして寝ることを提案し雷幻はそれに賛成した
2人が寝静まった時2人のそばに一つの影が忍び寄った
「ふふっ、朝起きたらこの2人驚くかしらね」
と、笑ながら小声で喋っているのは燐香である
先ほど説明したが雷幻と理子はお互い背中合わせにして寝ているはずなのだが燐香のいたずらによりまさかの2人が抱き合って寝ている形になっているしかも顔を近づけているので下手したら朝起きた瞬間キスしてしまいそうな距離である
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