No.661981 IS~蘇りし幻影[ゲシュペンスト]~第12話~集まりし幻影2014-02-09 20:36:41 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:1816 閲覧ユーザー数:1750 |
最近アプリゲームのガンダムコンクエストというゲームにハマってます。(ハマるつもりはなかったんだが…………)
大部分は台詞のみです………………。
今回はファントムバレット全員が出ます、アナタは誰が好みですか?
IS学園 道場
中村side
「悪いな、このあと予定あるときに呼んでさ……………」
「いえ、中村さ…………中村先生」
「放課後だから別にさん付けでいいぜ?」
俺は別に日常的に使っているさん付けで良いんだが………………。
「すいません、それで用件は一体?」
「もしもの話だが、このIS学園に侵入者が侵入した時に、その侵入者と遭遇したらどうする?」
「え、そんなことあるわけが…………」
「もしもの話してっ言っただろうが……………」
「ですが、IS学園には一度も侵入されたことがありませんよ?侵入される前にセキュリティーが作動しますし、侵入されたときは学園の警備隊が居ますし不可能では?」
「篠ノ之、1度もないから逆に危険なんだ」
「一体何をするんですか?」
「お前達に、カリをマスターしてもらう」
「「カリ?」」
「まぁ簡単に言うと相手をさっさと片付けるやり方だな」
カリ……………フィリピンで行われている素手や近接武器で戦う武術。
フィリピンの公式の国技であり、アメリカの警察やFBI等の機関で取り入れられている。
「そのカリをどうしてマスターしないといけないんですか?」
「侵入されたときに、手に何もないときに戦えるようにしとかないといけない、特に秋十お前だ」
「え、俺ですか?」
「お前は世界初の男性操縦者だ、つまりお前のデータを取ろうと躍起になる連中から身を守るためだ」
「じゃあどうして箒も?」
「箒を選んだ理由はお前の事をよく理解している人物が相手になる方がよく進むんだ」
ピリリリリリリリ、
「すまん少し待ってくれ」
秋十達に背を向け電話に出る。
掛けてきたのは霧生だった。
「なんだ?霧生?」
『レッドタグ』
「!?、わかった直ぐに行く……………」
霧生からの電話を切る。
「すまない用事ができた、この話は明日にしよう」
「わかりました、二人で話し合って考えます」
いい子達だな、この二人は…………。
「行ってこい、パーティーが待ってるぜ」
「では、失礼します」
二人は俺に挨拶して道場を出ていった。
俺も向かいますかね。
(ん?てなことはアイツらも呼び出されているのか?)
???
???side
子供の胸に聴診器を当て、脈を図る。
うむ、問題は無さそうだ。
「ふむ、順調に回復していってますね」
「うん、先生が治してくれたもんね」
「何を言っているんだ、君が手術を頑張ったからだよ」
本当にそうだ、数日前の14時間の大手術を乗り切ってくれた。
「西條(サイジョウ)先生、本当にありがとうございます」
「いえ、私は当然の事をしたまでです」
「西條先生」
今日の仕事が終わったので帰ろうと思っていた時に、ナースに呼び出される。
「ではお母さん、私はこれで………………」
「先生またね~~」
「うむ、またな……………」
早く良くなれよ。
「どうした?」
「新設される病院の会議が…………………」
またその話か…………。
「欠席させてもらう、代わりに伊原先生を行かせてくれ」
「またですか?」
「あのような場所に行くのは真っ平ゴメンだ、現状を知らない役員共の自慢話など特にな」
あの野郎共、会議の殆どは奴等の自慢話で終わる。
自分の保身や、接待の予約などのつまない事しかしない。
「わかりました伊原先生に言っておきます」
「それに、私は再来週からこの病院には居ない」
「何処かに転勤でも?」
「IS学園の保健室の先生になることが決まった」
「IS学園って国立高校じゃないですか、凄い所に行くんですね」
「元々その話は前から来ていた、友人も働いていて理事長に少しだけ時間をくれと口添えしてくれて、少し前に話を受け入れたんだ」
「でもどうして直ぐに受けなかったんですか?」
「私はまだ22歳の若手、周りから天才と言われても経験が無くては意味がない」
医者は医学も勿論必要だか、一番必要なのは経験だと思う。
経験がないと少しのミスでパニックになる。
予想外の病気を見つけたときの対処法等の頭の回転が遅くなってしまい、手遅れになる可能性がある。
ピリリリリリリリ、ピリリリリリリリ
「電話だ、君も仕事に戻るといい」
「わかりました」
ピッ
「私だ………………霧生か………久しいな………………どうした?」
『レッドタグだ…………今すぐ来れるか?』
「丁度仕事が終わったところだ……………………今向かう、待ってろ」
???
川崎side
「ん………はむ…………あーーー!!!美味いわーーー!!!」
「おう、それは良かった……………で、どうなんだい?」
「この春トマト最っ高やで!!!甘くて水分が多いし、それやのに切ったときに崩れせえへん!!!」
これやから堪らへんねんなぁ、料理人は。
「今年のは去年のに比べたら出来が良い」
「ホンマやで、去年も良かったけど、今年のも最高や!!!!」
「川崎の兄ちゃん、仕入れは?」
そやった、今日は仕入れの話やった。
「この春トマト二ヶ月、そんでレタスと玉葱と大根」
「わかった、仕入れておく」
「おやっさんホンマに助かるわぁ~~」
「何言ってんだ、こっちが一番助かってるよ、儲けは凄いからな」
「せやかて疎かにしたらもう仕入れには来ないで」
「そんなもんわかってるっての」
「じゃあおやっさん、ほな帰るわ」
「なんだ?もう帰るのか?」
「なんか、そんな気分や」
今日はなんか変な感じやで。
「なんだか知らねぇが、気を付けてな」
「おやっさんもな」
車に乗って、おやっさんに挨拶を済ませ学園に戻る。
ピリリリリリリリ、ピリリリリリリリ、ピッ
「もしもし?………………霧生か………久し振りやな!!!これからお前の店に行こうと思ってんねんけど…………」
『川崎、レッドタグだ』
「……………了解、今行きますわ」
アクセルを踏む足にいつもより力が入っていることに俺は気づいていなかった。
???
???side
「おにいさんバイバイ」
「うん、お母さんと一緒に帰るんだよ」
最後の保育園児が帰り、今日の仕事は終わった。
「いつも助かるわ、居上(イノウエ)君」
「いえ、それほどでも」
「いいえ、居上君って細身なのに力が強くて重い荷物を持ってくれて助かるわ」
「ホントホント、顔に似やわず凄いわね」
顔の事を言われるとちょっと悲しくなる。
女顔と昔からよく言われ、周りからよく無理矢理に女装をさせられる。(年上の女子に)
「居上君、今度のイベントでね」
そして…………ここでも。
「これを着て欲しいのよ」
自信満々で見せられたのはメイド服、しかもスカートの丈が物凄く短い。
「え?あの?ちょっと?」
「後これもお願い」
次に渡された物を見て僕は二、三歩後ずさった。
「こ、これは?」
「何って?Tバックよ」
「まさかと思いますが、それを履いてあの服を着ろと言うつもりじゃないですよね?」
「そうよ、さすが居上君ね」
どうして、どうしてだ…………どうしてこんな目に遭わなくちゃいけない。
「大丈夫、男性用のTバックだから」
「男性用、女性用の前にこれは駄目でしょ!!!!」
オニイチャン、デンワダヨ、ピッ
「ちょっと待ってください………………もしもし?」
『よう、徹』
「中村先輩、どうしたんです?」
『面倒だと思うが、レッドタグだ』
「今すぐ行きます!!!!!!」
『うわぁ!!!!声がデケェよ!!!』
この場から逃げれるなら!!!!!
「すいません、用事が入ったので帰ります」
「あら、折角ならこれを着て帰りなs……「だから着ません!!!!!」……」
???
???side
「榊(サカキ)さん、お願いします出演してください」
「NOだ、俺はテレビに出るつもりはない」
テレビの出演をしつこく依頼してくるプロデューサー。
もう3週間位頼みに来ている
「どうしてですか?ギャラですか?ギャラが少ないからですか?」
「ギャラじゃない、アンタは何もわかってない」
「どうしてですか?アナタみたいな人気のモデルがテレビに出れば、仕事も増えるしお金も………………」
ドンッ!!!!
「ヒィ!!!」
「いい加減にしろ、このインチキ野郎」
「わ、私にこんな事をしていいのか?私の手にかかれば、お前なんぞ」
「俺の知り合いに、ある多数の雑誌の編集長さんの皆様がいてな」
「だ、だからなんだね?」
「アンタ、色々と悪さしてるみてぇじゃねぇか、色んな女優にありもしない仕事を持ちかけて毎晩Partyしてるみてぇじゃねえか」
嫌いなんだよ、お前みたいな奴はよ。
「それに会社の金を横領して豪遊三昧、さぞ楽しいだろうな?」
「な、なんだね?私を揺すろうってのか?」
「揺する?NO、アンタはもう…………」
パチン!!!、ガラガラ!!!!
指を鳴らすと部屋の色々の所から警官と刑事が出てきた。
「The Endだ」
「今村敬義、業務上横領罪で逮捕する」
「な、なんだこれは!!!」
「Sorry、今村プロデューサー…………いや…………今村容疑者?」
「なんなんだ、お前は!?」
「俺か?俺はただの使えない刑事だよ」
「じゃあモデルというのは…………」
「Yes!!!、アンタを誘き寄せるためのTrapだったのさ」
まぁ元々モデルの仕事はやっていたがな。
「では皆さま方、後はよろしくお願いします」
「待て!!!!よくも、よくもぉーー!!!」
バカ野郎の叫びを背中で聴きながら、家路につく。
その道中で携帯が鳴った。
ピッ
「もすもす?霧生じゃねぇか、どうかしたか?」
『レッドタグだ』
「OK、Partyの招待状か?行ってやるぜ」
???
???side
会社を出ようとする私の目の前に数十名の部下が立ち塞がった。
「待ってください白石(シライシ)社長!!!!」
「アナタが会社を辞めるのは駄目ですわ!!!」
「今だったらまだ間に合います!!!どうか考え直しを………」
「皆、これは私のケジメだ……………会長とのな………」
どうしてこうなっているかを簡潔に言うと、ある会議で会長を殴り飛ばした。
会長は先月、前会長の父を陥れて会長としての座を奪い取った無能で、利益のない取引や投資を行い業績を悪化させて社内から陰口を叩かれる始末、自分に近い人物を幹部や接待し、自分の責任を気に入らない社員に擦り付けるなどやりたい放題だった。
前会長の時に入社し三年目になろうとした時、耐え続けた私の堪忍袋が切れて殴り飛ばした。
殴り飛ばした後に起こった拍手喝采には驚いた、予想をしていたよりも嫌われていたとは……………。
だがそんなことは許されるはずもなく、私は解雇された。
「そんな、ここにいる者達はみんなアナタの下で働きたくてこの会社に入社したんですよ!!!!!」
「そうです!!!!」
「何処の会社にも相手にされず、途方にくれていた私を見出だしてくれたのは社長です!!!!!」
「私達も、社長がいたからこの会社に入社しようと決めたんです」
「止してくれ………私が去っても仕事はできる…………」
「ですが…………」
「通してくれ………こんな私一人のために自分の人生を懸けないでくれ…………」
私の言葉に黙る部下達の間を通って会社を出た。
プルルルル、
「私だ」
『白石、レッドタグだ』
「ちょうどお前の店で飲もうと思っていた所だ、参加させてもらう」
今更なんですが………………クラス対抗トーナメントはまだまだ先です。
今日出てきたオリキャラ名
西條 勇鬼(サイジョウ・ユウキ)
居上 徹(イノウエ・テツ)
榊 継(サカキ・ケイ)
白石 卓真(シライシ・タクマ)
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KANNBARUです。
こっちばかり話が進んでいるような気がします。