色々あってしばらく曹操の街に留まることにした。
今のところわかってることは
この世界は漢王朝末期 二世紀の末で曹操や夏侯惇、夏侯淵といった英傑が女性になっているということ。
にわかには信じられないが
北条「まあ、この街みてたら信じるしかないよな。」
今俺が歩いている街、陳留はどこからどうみても古代中国のそれ。
街は騒がしいが、活気にあふれていて
北条「なかなかいい街だな。」
春蘭「当然だ華琳さまの街だからな!」
えっへんというのが最も似合いそうなポーズで夏侯惇が現れた。
北条「おういきなりでてくるのやめーや。」
夏侯惇「私がいつどこにいて貴様に何の関係があるというのだ!」
北条「.....で、夏侯淵何の用だ。」
夏侯淵「買い物にきただけだよ、なぁ姉者。」
夏侯惇「うむ!」
重役がふたり揃って買い物とはよっぽど暇なのだろう。
夏侯淵「いやいや警邏もかねてだよ。」
北条「おう心読むのやめーや。」
夏侯淵「はは、これぐらいなんてことはないよ。」
なんてことなかったらそれはそれでどうかと思うんですがそれは。
夏侯惇「そうだ北条!」
北条「ん?なんだ?」
夏侯惇「私と勝負しろ!」
☆☆☆☆☆
で、なんでこんなことになってるんだ。
夏侯惇「おいなにぼーとしている!はやくかまえろ!」
北条「はいはい....」
曹操「期待しているわよがんばりなさい。」
なんで曹操までいるんだよ。
とおもいつつ槍を構える。
曹操「秋蘭、お願い。」
夏侯淵「はっ、はじめっ!」
夏侯惇「はあああ!!」
夏侯淵の掛け声と同時に夏侯惇が切りかかってくる。
はやい。
夏侯惇「ふん!!」
北条「ぐっ...」
それに重い...!
夏侯惇「そらそら!どうした!こんなものか天の力は!」
夏侯惇の連撃に防戦一方。
なるほど、魏の大剣なかなかやるな。
北条「おいおい勝負の最中に力を決めつけるのか?」
夏侯惇「それもそうだ!なら貴様を叩きのめすとしよう!!はあああ!!」
このまま押されるのも癪だな。
そろそろ
北条「きめさせてもらう!!そらああ!!」
槍を大きく振り払い夏侯惇を仰け反らせる。
北条「鳳鬼蒼閃流....雷鬼!」
腰を深く落とし、翔ける。
砂が舞い砂同志がぶつかり、静電気がおきる。その様はまさに雷。
そして、その速さもまた雷。
一瞬で夏侯惇に詰め寄り首に槍をつきつけた。
夏侯淵「そこまで!!」
曹操「へー。」
北条「俺の勝ちだな。」
夏侯惇「うぐく....もう一度だ!次こそは必ず!!」
嫌だよしんどい!
曹操「おやめなさい春蘭。」
夏侯惇「華琳さまぁ。」
曹操「それにしてもあなた。春蘭に勝つなんて中々やるじゃない。」
北条「あんたんとこの夏侯惇も中々な。」
不敵に笑い返す。
曹操「皇矢、私のものになりなさい。」
春蘭「か、華琳さまぁ!?」
曹操「春蘭は黙ってなさい。」
もの!??
いやいやそういうのはちょっと.....ねぇ?
まあでも
北条「いいぞ、ものにはならんがな?」
最後に薄ら笑いを浮かべる。
曹操「そうか...ならば北条皇矢!我が姓は曹!名は操!字なは孟徳!真名は華琳!我が覇道が礎になりなさい!」
こうして俺は華琳の部下になったのだった。
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part2です。
今は短めですが、また長くしていくつもりです