No.658309 真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第九十七話 守護神ヴォルテール降臨ohatiyoさん 2014-01-28 09:17:33 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:756 閲覧ユーザー数:753 |
スターズ、セイヴァーのフォアード達は勝利を掴んだ
残るはライトニングのみ
エリオはガリューと戦う
そして、キャロはルーテシアの説得を試みる
母親を取り戻す為、戦う少女
彼女の心を取り戻し、勝利する事が出来るか?
エリオ「やぁぁ!!!!!!」
ガリューに切り掛かる エリオ
しかし、ストラーダの切っ先を受け止められてしまう
ガリュー「っ!!!!」
エリオ「クッ」
ここからは力勝負となる
ガリュー「っ!!!!!!」
だが、エリオでは分が悪く、ガリューに投げ飛ばされてしまう
エリオ「っ!!」
上手く着地した エリオ
しかし、構えを解く
エリオ「君は…………いや、君の主君である あの子は一体何の為に戦っているんだ?」
戦いを中断し、ガリューに話しかける エリオ
エリオ「とてもスカリエッティに加担するとは思えないんだ」
エリオの言葉を黙って聞いている ガリュー
エリオ「人質でも取られているんじゃないかい?」
ガリュー「……………………………」
ガリューは何も答えない
エリオ「もしそうなら、もうこんな戦いは止めよう。こんな事したって、何も解決しない!!」
エリオの説得は通じるのか?
一方キャロはフリードリヒに乗り、空を駆ける
ルーテシア「…………………」
その様子を覗う ルーテシア
キャロ「フリード、出来る限り あの子に近づいて」
キャロは何度も接近し、ルーテシアに語り掛けようとする
しかし、それを地雷王が邪魔する
地雷王「!!!!!!!!!!!」
角から放電し、キャロを追い払おうとする
キャロ「私は…………私は、もう逃げない。後悔したくないから」
フリードリヒでルーテシアの上を通過する
その時、キャロは飛び降りた
ルーテシア「っ!!」
流石のルーテシアも驚いた
そして、ルーテシアが創った足場に着地する
キャロ「やっと…………向かい合う事が出来た」
キャロとルーテシアの距離はかなり近い
キャロ「どうして、こんな酷い事をするの? どうして……………六課を壊したの?」
キャロの心の叫びが、漸くルーテシアの耳に入る
ルーテシア「……………………」
しかし、ルーテシアは何も話さない
キャロ「話してくれなきゃ…………何もわからないよ!!!」
珍しく声を張る キャロ
そのお陰か、漸くルーテシアの口が開く
ルーテシア「母さんを助ける為…………母さんに会えば、きっと心が生まれると思うから」
そう、ルーテシアは自身で心がないと思っている
それは家族が居ないからだという結論を得ていたのだ
キャロ「そんな…………そんなことのために」
ルーテシア「そんなこと? 違う……………私にとってはそれが全て!」
ルーテシアは力の限りキャロを押す
キャロは足場から踏み外してしまい、落下する
フリードリヒ「キュクルク!」
しかし、フリードリヒが下で待ち構えており、落下は防いだ
キャロ「ありがとう、フリード」
再び上昇し、ルーテシアに高さを合わせる
キャロ「あなたのしている事は…………間違っていると思います。幾ら お母さんの為とはいえ、こんな…………」
ルーテシア「煩い……………お前にはわからない」
小さな声で話す ルーテシア
しかし、そこには怒りが籠っているのがわかる…………いや、怒りと言うよりかは嫉妬に近いか
ルーテシア「家族を持ち、友達を持つ、お前にはわからない…………………心を持った お前なんかには!!」
ルーテシアも声を張り上げ、怒りを露わにする
ルーテシア「召喚行使……………これが私の力」
ルーテシアがレアスキルを発動する
ガリューと地雷王は消えてしまう
その代わり、大地に巨大なベルカの魔法陣が現れる
キャロ「これは……………」
そして、そこから現れるルーテシアの切り札
ルーテシア「究極召喚……………現れよ、そして全てを滅せ。白天王」
あのヴォルテールと変わらない巨体
全身真っ白なボディ
最早、虫という概念が見つからない
白天王「!!!!!!!!」
キャロ「……………………」
あまりの巨大さに言葉を失う キャロ
勝てるのか?
もしかするとヴォルテール並みの力を持つ、白天王に……………
ルーテシア「母さん………………もうすぐだよ」
白天王「っ!!!!」
いきなり拳を振り上げ、キャロに殴りかかる 白天王
フリードリヒ以上の大きさを誇る拳だ
当たれば終りだろう
キャロ「フリード!!!」
キャロの合図で急行落下し、白天王の攻撃を躱す フリードリヒ
ルーテシア「それで躱したつもりか?」
既に白天王は右足を出していた
このままでは蹴られてしまう
キャロ「っ!!!!」
キャロは咄嗟に目を瞑ってしまう
これは躱せない…………………しかし
フリードリヒ「キュクル!」
フリードリヒはキャロを口で咥え、そのまま投げ飛ばす
これにより、白天王の攻撃は外れた……………キャロだけが
キャロ「フリード!!!!!」
白天王の蹴りをまともに食らい、吹き飛んでしまう フリードリヒ
もう戦える状態とは言えない
キャロ「フリード………………」
自分を助け、代わりに吹き飛ばされたフリードリヒを見て、涙が止まらない キャロ
キャロ「フリード、ごめん…………ごめんね」
ルーテシア「潰して、アレを」
ルーテシアの視線の先にはキャロが居る
白天王はキャロを踏み潰そうとする
エリオ「雷閃牙!!」
ストラーダの先端に魔力を溜め込み、白天王の足に突っ込む エリオ
しかし、攻撃したはずのエリオが吹き飛ばされてしまう
エリオ「うわっ!!」
キャロの前に吹き飛んでくる エリオ
キャロ「エリオ君!!」
エリオ「キャロ…………僕はいいから、ここは逃げるんだ」
キャロ「え?」
エリオ「アレに勝つ方法は、今の僕達には無い」
エリオの言葉を聞いて俯く キャロ
エリオ「キャロ! 早く!」
キャロは首を横に振る
キャロ「ここで逃げたら…………私は一生、後悔すると思うから」
だから、逃げない……………私は
キャロ「私は最後まで戦う」
キャロの瞳には決意が映っていた
キャロ「私は信じる…………だから、力を貸して」
破壊神としてじゃない…………守護神として!!
キャロ「召喚行使……………」
キャロもレアスキルを発動した
白天王召喚の時と同じぐらいの巨大なミッドの魔法陣が大地に現れる
エリオ「これは…………………」
キャロ(私は守りたい。大切な家族であるフリードを。何時も助けてくれるエリオ君を)
魔法陣から黒竜が現れる
キャロ「行くよ……………ヴォルテール」
ヴォルテール「グゴォォォォォォ!!!!!!!!!」
耳を防ぎたくなるよな、雄叫びをあげる ヴォルテール
ルーテシア「来たか……………」
どうやら、ルーテシアはヴォルテール召喚を待ち望んでいたようだ
キャロ「あなたを止める………………私の大切な者の為に!!!」
再び降臨したヴォルテール
キャロの為、白天王を倒せるか?
次回、2大巨大獣の激戦!!
次回はヴォルテールVS百天王!
お楽しみに!
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