No.656676

英雄伝説~光と闇の軌跡~ 918

soranoさん

第918話

2014-01-22 09:30:59 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1435   閲覧ユーザー数:1359

~最果ての道~

 

「アハハハハハハハハハハッ!さすがはロイドだよ!いや~、10年経ってもその性格は変わっていないようで安心したよ♪」

「むしろ更に酷くなっているのではないか?」

ロイド達の会話を聞いていたワジは腹を抱えて大声で笑った後笑顔になり、ツァイトは呆れた表情で呟き

「い、一体未来ではどういう状況になっているんでしょうね……?」

ノエルは表情を引き攣らせ

「というか未来のロイドさんがこの時代にいたら本当に不味い事にならないかな~?―――例えば”いつものように”あたし達の時代に生きている女の人達を無自覚に落とすとか。」

「シャマーラ……冗談にならない事は口にしない方がいいですよ……?」

「もし本当にそうなったら、とんでもない事になるのは間違いなしですよ……」

シャマーラが呟いた言葉を聞いたエリナは表情を引き攣らせ、セティは疲れた表情で答えた。

「ちょっ!?みんな、俺の事を何だと思っているんだよ!?」

シャマーラ達の話を聞いた未来のロイドは慌て

「まあ過去のセティさん達が怖れている事は当然の事かと。」

「そうだよなあ!?俺達の時代のお前の状況を考えたら真っ先に思いつくぞ!?」

「しかも未来のロイドさんなのですから、今の時代のロイドさんよりもパワーアップして余計に性質(たち)が悪くなっている気がするのですが……?」

「この攻略王が!!マジで天罰を受けろよっ!!」

「ティオ!?ランディ!?」

未来と現代のティオやランディの話を聞いた未来のロイドは慌て

「ロイドさん……お願いだから、この時代の女の人達を無自覚に惚れさせないでよね?」

「ミント!?君まで!?」

表情を引き攣らせながら自分を見つめて言った未来のミントの言葉を聞いてさらに慌て

「「少しは反省してよね、ロ(あ)・イ(な)・ド(た)?」」

「ハイ……………」

「う”……………(何で俺まで………)」

そして膨大な威圧を纏って微笑みを浮かべている二人のエリィに見つめられた二人のロイドは肩を落として頷いた。

「フフ、一体未来のロイドには何人のお嫁さんがいるのかしらね♪」

ロイド達の会話を聞いていたセシルは嬉しそうな表情で呟き

(アハハ……未来のロイドさん達の会話の中で驚愕の事実―――エリィさんに二人の子供がいて、”2番目の女性”って事は多分私の事だから、私とロイドさんの間に最低二人は子供がいる事をロイドさん達、気付いているのかな……?)

リーシャは苦笑しながら未来のロイド達と現代のロイド達を見比べていた。

「ええい、揃いも揃って!成長してもやはり貴様らは貴様らか!?少しは状況を考えろ、馬鹿者共が!」

ロイド達のやり取りの様子にダドリーは呆れた表情で指摘した後”碧のデミウルゴス”とヨアヒムを警戒し

「―――気を付けて!攻撃が来るよ!」

未来のミントは真剣な表情で警告した。すると”碧のデミウルゴス”とヨアヒムが同時に攻撃を仕掛け、ロイド達はそれぞれ分散して攻撃を回避した。

 

「ミント!さっきエステル達と共に消えた君がいるという事は………君はもしかして未来のミントか!?」

「うん!ミントが未来のロイドさん達を連れてきたんだ!これも歴史の流れ通りだよ!」

ロイドに尋ねられた未来のミントは頷いた。

「そうか………―――未来の”俺達”!細かい話は抜きにして一つだけ聞きたい!君達も手伝ってくれるのか!?」

ミントの話を聞いたロイドは未来のロイド達を見つめて真剣な表情で尋ねた。

「ああ!歴史の流れを守るとか以前にキーアの一大事だからな!」

「キーアちゃんの為に全力で協力するわ!」

「キーアの保護者として当然の事です……!」

「ヨアヒムの野郎は俺達が相手する!お前達はキー坊を解放してやってくれ!」

「――――クロスベル警察”特務支援課”、今回の戦いのみの限定になるが再始動!これより目の前の敵の撃破を開始するっ!」

そしてロイドの疑問に答えた未来のロイドはトンファー――――『フォルテシモ』を構えて号令をかけ

「フフ、懐かしいわね……!」

「ええ………10年前を思い出しますね……!アークスⅤ並びに『グリモワール』、起動……!」

「頼りにしているぜ、リーダー!」

未来のロイドの号令を聞いたそれぞれ懐かしそうな表情になった未来のエリィ達は未来のロイドが持つトンファーのように未来ではさらに技術力を高めたウィルとセティ達が強化、改造した結果比類なき威力や効果を持ち、”伝説”を超え”神器”クラスと言われてもおかしくない数々の武器――――エリィは銃―――『リンドヴルム』、ティオは魔導杖―――『ラグナロク』と7つの小型自動浮遊射撃機『グリモワール』を自分の周囲に展開し、ランディはスタンハルバード――――『エッケザックス』を構えると共にそれぞれのオーブメントを起動して光の線で繋ぎ合わせ

「――頼む、ルファ姉!ギレゼル!」

「―――お願い、メヒーシャ!」

「あの娘を救う為に貴方達の力……存分に振るって下さい、ラグタス、ラテンニール!」

「出番だぜ、エルンスト!」

ロイド達はルファディエル達を召喚した!

「みんな――――これが最後の戦いだ……!全身全霊、俺達の全てをあの碧き存在にぶつけるぞ!」

「さあ――――行くぞっ!!」

そして二人のロイドは号令をかけ

「おおっ!!」

仲間達全員は力強く答えた後未来のロイド達は”碧き魔人”ゼロ・ヨアヒムと………ロイド達は”碧き虚神”碧のデミウルゴスとの決戦を開始した!

 

今ここに!世界を超え……時空をも超え………多くの”絆”を結んだ”英雄”達による”軌跡”が描かれる………!

 

 

 

 

 

 

という訳で復活ヨアヒムは未来のロイド達が相手し、残りのメンバーで碧のデミウルゴスを相手します!!なお、ヨアヒム戦の戦闘BGMは原作通りのヨアヒム戦のBGMか碧の軌跡のOP”碧い軌跡”、碧のデミウルゴス戦のBGMは原作通りかテイルズオブエクシリア2のラスボス戦のBGM”ただひとり、君のためなら~Song 4u~”のどちらかだと思って下さい♪それと未来のロイド達の装備の話になるのですが、最近元ネタとなったゲームをプレイしたので出してみました。……もっと早くプレイしていたら他のキャラの武器や技として出せるのもあったのに、とんでもなく惜しい事をしてしまった……!


 
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