No.654757

【獣機特警K-9ⅡG】ミライ・ミーツ・ミレイ【交流】

古淵工機さん

そっくりそのまま瓜二つな顔が出会ってしまったでござるの巻。

■出演
ミレイ:http://www.tinami.com/view/654701
ミライ:http://www.tinami.com/view/568457

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2014-01-14 23:29:48 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:785   閲覧ユーザー数:748

「え、店を取材したい?」

ラミナ市内、喫茶店カフェ・ラ・ヴォルペ。その店の店主のカルロ・マルティーニは目を丸くした。

彼の目の前に立っているのはレッドドッグ形ロボットの守谷未来、『トリップ×スキップ』誌の名物編集長である。

 

「それは構いませんが、結構慌しいですよ」

「イヤですねえご主人も。そこがヴォルペのいい所じゃないですかw私が来てるからと言ってムリはなさらず通常通りの営業でお願いしますね」

「はぁ…」

ミレイの言葉に、ちょっぴり照れくさそうな表情を浮かべるカルロ。

 

カルロの言葉どおり、店内は今日も今日とて慌しかった。

「はい、スパゲティカルボナーラと、海鮮ペペロンチーノのフェットチーネお待たせしましたー!」

客席ではこの店の看板娘モニカ・マルティーニが料理を運びまわる。

「おい、本物のアニマスターだぞ!」

「ホントだ!さ、サインお願いします!」

テーブルに座っていた男子高校生二人組みがモニカにサインをねだる。

「え…、あ、ちょ、ちょっと待ってください」

と、少々顔を赤らめながらサインにいそしむモニカを見て、厨房の煌月陸斗は微笑みを浮かべる。

 

「モニカも大変だなあ。アニⅤの仕事と掛け持ちで」

その言葉に、料理を取りに来た煌月空が答える。

「もうっ、それは私たちもでしょお兄ちゃんw」

「それもそうだなwほい、カルボナーラとチキンソテー、そこのカウンター席ね」

「はいはーい!」

そんな慌しさを横目にひたすら写真を撮り、メモを取るミレイ。

 

そんな中、子気味良いベルの音が鳴りドアが開かれた。

「いらっしゃいませー!」

笑顔で来客を出迎えるモニカ。その視線の先にいたのは…。

「いやホント、今回は大変だったッスよ。せっかくの休暇だったのに」

「仕方ないわよ。まさか9 to 10Ⅱに強盗犯が入るなんて思っても見なかったわ」

話し声の主はK-9隊の筑波未来とイシス・ミツザワ。

 

「あら、モニカちゃん」

「あ、ミライさんにイシスさん!いらっしゃいませ!」

「モニカちゃん、アニⅤ見てるよ。なかなかいい司令官ぶりじゃないw」

「あ、よくご存知なんですねw」

「戦隊ヲタをナメてはいけなーい!」

と、いつもどおりの会話を繰り広げていたその時、一人の客が立ち上がって叫んだ。

 

「おい!同じ顔が並んでるぞ!!」

「「えっ」」

その声に反応したのはミライとミレイ。

「ホントだ!スゴい似てる」

「似てるって言うかそのまんまじゃね?」

次々とがなりたてる観衆に、ミライとミレイは思わず赤面する。

そしてその様子を見ていたイシスが、思わずミライに尋ねた。

「…えーっと、姉妹?」

「「違いますってば…」」

数分後。

「いやーまさか、同型機と出くわすなんて思ってもみなかったっすよ!」

「あー、それわかるわかる。あなたもM(ミライ)シリーズだったなんてねw」

そこに、コーヒーとピザを持ってくるソラ。

「それにしてもお二人さん本当によく似てますよね」

その言葉にイシスが反応する。

「似てるどころの騒ぎじゃないんじゃない?毛皮の色も髪の毛の色も、(レンズ)の色まで一緒だし」

「そう言われてみれば、いつも鏡で見てるあたしの顔が目の前にいてフツーに会話してるからヘンな気分ッス…」

「ホントホントwwあ、そうだわ!せっかく会ったんだもの、今ヴォルペの取材してるんだけどあなたのことも書かせてくれないかしら?」

「もちろんもちろん!全然OKッスよ!!」

 

…その後発行された『トリップ×スキップ』誌の特集記事では大々的にヴォルペの様子が報じられたが、

その特集コーナーの最後のページに『そっくりな顔に出会いました!』という写真が掲載され、ネット上でも大いに盛り上がったという。

 


 
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