夜空に光る流れ星が一つ……落っこちて!?
ここは南蛮。
草木は自由に生い茂り、現地の者でなければ食料の調達もままならない、漢人にとっては未開の地。
そこにこの俺、北郷一刀が降り立ったのは三年前。
当初は獲物として襲い掛かってきた孟獲ーー真名は美以って言うらしいーーと和解(?)して、今日もまた一緒に自由な一日を過ごしていた。
「狩りにいくにゃー!」
「みんないくにゃー!」
「トラいちばん! トラがいちばんまえー!」
「……ふぁぁ~……むにゅむにゅ」
「……………………にゃあ」
「シャム寝るな~。……ん?いまなんか違う人がいたような」
「お腹いっぱいにゃー! そろそろ寝るにゃー」
「ねるにゃー」
「にゃー!」
「……ぐぅ……むにゃむにゃ」
「…………すぅ」
「う~ん……この子は誰なんだ?」
「んにゃ!? おまえは誰にゃ!」
「…………?」
その子は左右を見回して首をかしげている。
「お、ま、え、にゃー!」
「……………………恋?」
「そうにゃ、おまえにゃ!」
「恋は……呂布。……お前達、セキトと同じ匂いする……だから恋でいい」
「ううん? なら恋にゃ! 美以のことは美以と呼ぶにゃ!」
「……美以(ナデナデ)」
「にゃぁぁぁん」
「恋にゃあ、トラもなでるにゃー!」
「……トラ(ナデナデ)」
「にゃぁぁ」
「……かわいいなぁぁ」
今日もまたこうして一日が過ぎる。
【あとがき】
こんばんわですね
九条です
再投稿その三
今読み返すと恋が分かりにくい……
やっぱゲームみたいに会話だけじゃ無理がありますね
立ち絵が欲しい……
これで三作目。次回もこんな感じで~
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再投稿その三