No.654205

ソードアート・オンライン『明星の勇者』第四十四話

ユウナとティポ

2014-01-13 07:48:10 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1348   閲覧ユーザー数:1294

第十八層ザーフィアス フルブライトの店

 

 

ストレア加入から十日が経ち現在最前線は27層になり凛々の明星のメンバーも500人を越えていた。

 

 

そんなある日俺はアイリスからもしかしたら精霊に関するものかもしれないという情報を手にいれたとメールで来たのでフルブライトの店にやって来た。

 

 

カイン「奇妙な生物?」

 

 

アイリス「はい、このザーフィアスから少し離れた森の中の洋館で見たと…」

 

 

カイン「…確かに気になるな…」

 

 

アイリス「実は明日にユウナちゃんと一緒に行こうかと思ってるんですけど二人だと心細いので団長とシリカちゃんも一緒にどうですか?」

 

 

カイン「俺は構わないけどシリカはどうか…一応聞いてみるよ」

 

 

アイリス「ごめんなさい、団長…プレイヤーホーム探してるのに…」

 

 

カイン「いいって、精霊の手掛かりが見つかるんだったらそっち優先」

 

 

そういって俺は城に戻ってシリカに聞くと大丈夫だったみたいでこうして4人パーティで洋館に向かうことが決定した。

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

カイン「ここが例の…」

 

 

シリカ「カ、カインくん!そ、そんな言い方怖いよ~」

 

 

ピナ「キュル」

 

 

アリア「クエ~」

 

 

オタオタ「大丈夫だぜお嬢!」←心の声

 

 

アイリス「でも古びてるし罅とか入ってるから…雰囲気あるわね」

 

 

ユウナ「こ、怖いかも…」

 

 

というわけで今、その洋館の前にいる

 

 

森のなかにひっそりと建つというのはかなり…怖いな

 

 

 

カイン「それじゃあ入ってみるか」

 

 

そういって洋館の扉の前に立ち中へと入っていった。

 

 

第十八層 喜徳の洋館

 

 

カイン「へえ、中はあんまり普通だな」

 

 

シリカ「そうですね…なんだ入れば普通だね」

 

 

アイリス「でも雰囲気はなんか出てくるかもね」

 

 

そういってどんどんと進んでいくとリビングだと思われる場所にたどり着いた。

 

 

カイン「ここは…食事する所か?」

 

 

シリカ「そうみたいですね」

 

 

アイリス「でも気を付けて何があるかわからないから」

 

 

そういってこの部屋の探索が始まる。

 

 

カイン「何もないな」

 

 

シリカ「ないですね」

 

 

ユウナ「あれ?これなんだろう?」

 

 

そのときユウナが気になるものを見つけたのかその前にいくとひとつだけ暖炉のレンガが少しずれていた…って!

 

 

カイン「ユウナ!少し待て!」

 

 

ユウナ「へ?」

 

 

だがすでに遅くユウナはレンガを押してしまいカチャという音がなり、その瞬間ユウナがいた、床が開く

 

 

 

ユウナ「キャアアァァァァッ!!」

 

 

カイン「ユウナ!」

 

 

シリカ&アイリス「ユウナちゃん!」

 

 

俺達は空いた穴に駆け寄るが穴は直ぐに閉じ、次にユウナのHPバーを確認するがダメージは受けていないのを確認する。

 

 

カイン「ユウナのHPは健在…となると落ちたのはここの地下か!直ぐに地下に続く階段を見つけよう!」

 

 

そういって俺達はこの部屋から後にした。

 

 

カイン(頼む無事でいてくれよ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウナSIDE

 

 

ユウナ「う、う~ん…ここは…」

 

 

えっと確かレンガを押したら床に穴が開いて…そうだ、落ちたんだ…

 

 

ユウナ「ここってあのお家の下?」

 

 

これからどうしよう…

 

 

ユウナ「あれ?なんだろう?」

 

 

私はこのしたにあったテーブルの上に紫色のぬいぐるみが置いてあって気になって手に取ろうと…

 

 

 

紫色のぬいぐるみ「こんにちわ~」

 

 

ユウナ「キャアアァァァァ!!」

 

 

紫色のぬいぐるみ「そ、そんなに驚かなくても~」

 

 

ユウナ「いや!こないで!気持ち悪い~!!」

 

 

紫色のぬいぐるみ「がーん!酷い!僕のメンタルは豆腐並みなんだぞ!」

 

 

あれ?落ち込んでる?言い過ぎたかな?

 

 

ユウナ「ご、ごめんなさい言い過ぎました…」

 

 

???「おい!なんか声が聞こえなかった!?」

 

 

???「ああ、こっちだ!」

 

 

遠くから声?カインお兄ちゃんじゃない!

 

 

もしかして怖い人!?

 

 

何処かに隠れないと!

 

 

紫色のぬいぐるみ「ちょっとごめんね」

 

 

ユウナ「ふえ?」

 

 

パクン

 

 

私は振り向いたら紫色のぬいぐるみが大きな口を開けて私を丸飲みに…

 

 

ふええええええ!?

 

 

紫色のぬいぐるみ「ちょっと暴れないで居たくなったら出すから」

 

 

???「ここか!」

 

 

???「おい、誰もいないぞ」

 

 

???「んあ?気のせいか?」

 

 

???「おいおい、空耳かよ、ここは天下の凛々の明星の本拠地近くだからって焦らせるなよ」

 

 

もしかしてオレンジ!?

 

 

私はじっとしているとみんな外に出ていったみたい。

 

 

紫色のぬいぐるみ「オエ~」

 

 

そして紫色のぬいぐるみが私を吐き出した。

 

 

紫色のぬいぐるみ「ごめんね、突然」

 

 

ユウナ「ううん、ありがとう…えっと私、ユウナ…あなたは?」

 

 

紫色のぬいぐるみ「僕はティポ」

 

 

ユウナ「えっと、ティポはどうしてここにいるの?」

 

 

ティポ「ここが僕のお家だから」

 

 

ユウナ「さっきの人たちは?」

 

 

ティポ「あいつらは僕のお家に突然入ってきたんだ」

 

 

ユウナ「…もしかして…この洋館の奇妙な噂って…」

 

 

ティポ「ん~それ僕だよ、いたずらのつもりが…」

 

 

ユウナ「やり過ぎて、そんな噂がたった?」

 

 

ティポ「うん…僕ここで一人ぼっちだったから」

 

 

ユウナ「友達いないの?」

 

 

ティポ「うん」

 

 

ユウナ「なら、私がティポのはじめての友達だね」

 

 

カインお兄ちゃん達に頼んでティポも連れていこう。

 

 

ティポ「ほんと!?ありがとうユウナ」

 

 

ユウナ「でもあの人たちに見つからずに…ここを抜けよう」

 

 

ティポ「なら、僕が案内するよ」

 

 

そしてティポと一緒に部屋を出て通路を足音を当てずに進む。

 

 

ティポ「気を付けてね、ここら辺仕掛けが一杯だから」

 

 

ユウナ「あ、うん!」

 

 

そうしてティポの案内で進んでいくと上にいける階段を見つけた…けど

 

 

オレンジプレイヤー「くそ!なんで上に凛々の明星のトップ二人がいんだよ!」

 

 

オレンジプレイヤー2「奥にいって身を隠すんだ!」

 

 

多分カインお兄ちゃん達にやられて逃げてきた二人がこっちに…こうなったら

 

 

ユウナ「ええい!」

 

 

オレンジプレイヤー「のわ!」

 

 

助走をつけてオレンジプレイヤーの一人にタックルをして一人は打ち所が悪かったのか気絶しました。

 

 

オレンジプレイヤー2「なっ!子供だと!」

 

 

ユウナ「ティポ!」

 

 

ティポ「覚悟しろ~」

 

 

次の瞬間ティポがもう一人のオレンジプレイヤーの頭にかぶりついた。

 

 

なんかホラーかも

 

 

オレンジプレイヤー2「ぬめ?のつのくとるゆねつrlv4fiirv22lr2lvnja1l4jr5oc!?!?!?!?!?」

 

 

そしてそのオレンジプレイヤーも気絶…完全勝利です。

 

 

カイン「待ちやが…れ?」

 

 

アイリス「えっと何この状況」

 

 

シリカ「ユウナちゃん?」

 

 

どう説明しよっかな

 

 

そのあと事情とあの噂はティポだってことも教えてわかってもらえました。

 

 

ユウナ「あの、アイリスお姉ちゃん、ティポも連れていっていいかな?」

 

 

アイリス「この子?…う~ん、べつに私は構わないよ」

 

 

ユウナ「ほんと!やった!これから一緒だよティポ!」

 

 

ティポ「わーい!ありがとう~」

 

 

こうして、わたしに変わったお友達ティポが仲間になりました。

 

 

 

後書き

 

どうも~ウイングゼロです!

 

 

TOXのティポ登場!

 

一応ユウナにはティポかもう一体別のやつを付けようとしていました。

 

 

そしてティポに食われたオレンジプレイヤー哀れ

 

 

それでは次回は…一応2つ思い浮かんでるんですが恐らくカインとシリカの二人でクエストを受けます。

 

 

それでは次回にお会いしましょうさいなら~

 

 

 


 
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