No.650805

九番目の熾天使・外伝 -蒼の物語- 新年すぺしゃるっ!!

Blazさん

新年スペシャル!!
今回はアレですっ!!


注:〇島さんとかは出ません。

2014-01-01 19:26:57 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1065   閲覧ユーザー数:963

Blaz「この作品は熾天使・外伝シリーズに、もしかしたらあったのかもしれないと言うお話しだ!ちなみに、今回もなのはメンバーが出るが読み切りと同じく、敵対はしてないって言うかなのはEXを基準としているので其処んとこよろしく!では、新年スペシャル!スタートだッ!!」

 

 

 

 

 

 

番外編! 「New Yare!! 踊る者達の大戦闘ッ!!」

 

 

ミッドチルダ、客船港・・・

 

ここは豪華客船「シャルル・ジ」号。何故こんなどっかの皇帝陛下の名前かと言うとエンジン稼動時の音が「ぶるぁああああああああ!!」だったりする・・・・・のかもしれないからだ。

 

 

 

 

 

そんな客船の中で行われていたパーティの会場では、謎の武装集団に襲われていたのだ。武装集団のメンバーは全員質量兵器を所持し、会場にいた客に銃を向けて脅しで一箇所に集めていたのだ。

そして、メンバーの一人が放送用などで使うマイクを一人の男の前に置いた。どうやらその男がリーダーのようだったのだ。

そして・・・

 

 

 

 

 

男「あー・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かぁんりきょくのしょくぅんっ。よぉーくきけいっ」(某若本さん風のマネをするS田さん)

 

 

 

 

 

 

 

全員「「「「「ぶっwwwwwwwwwwwww」」」」」

 

 

男「おっといけない、いけない・・・・・えー我々は(某森久保さん風((以下略)))『マジメにやらんかぁい!!!!』・・・・へーへー。では改めてだ。この客船「シャルル・ジ」は我等「真・OTAKU旅団」が占拠させて貰った。我々の目的は一つ。それは・・・・・・!

 

 

 

 

 

 

ピースウォーカーのフラ「(テロリ)違うって!」あ、違った。ここに居る25人の人質、一人につき・・・・・・百万。合計二千五百万を・・・君達管理局に要求する。タイムリミットは今からキッカリ一時間後。ちなみに・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15回払いまでならOKだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上。」カチッ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Blaz「はい、オッケーでーす!」

 

全員=おっしゃあああああああああああ!!=

 

すると、マイクのスイッチを切った男・・Blazが合図するとその場に居たテロリストメンバーも乗客も歓喜して会場にあった多くのテーブルに乗る、料理を取って食べ始めていたのだ。しかも、テロリストメンバーと人質が仲の良さそうに談笑し、楽しんでいたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その頃外部で船を包囲していた管理局の部隊はと言うと・・・

 

 

 

はやて「・・・・・・。」

 

はやてはトランシーバーを解して中の状況を聞いて呆然としていたのだ。

さて。何故、こんな事になっているか。

実は本日は管理局公式の機動六課のお披露目式の模擬戦だったのだ。だが、今回は他の部隊などからも協力者が入り、かつて無いほどの大規模模擬戦となったのだ。いわば管理局の威厳を示す為の模擬戦で今回はこんな豪華客船で起こった立て篭もり事件を犠牲者ゼロで解決しろと言うのが目的だったのだ・・・・・が・・・・・

 

 

フェイト「楽しんでるねー・・・・零人達・・・」

 

はやて「ついでにBlazさん等もなぁ・・・・」

 

なのは「でも・・全放送マイク切ってただけでもまだマシだし・・・いいんじゃないかな?」

 

流石にどっかの踊る捜査線とは違い、オープンでの放送は切っていたがトランシーバーの電源は切っていなかったので其処から声がダダ漏れしていたのだ。そして、その緊張感の無さを出しまくっている中の犯人達の声を聞き、はやて達は「はぁ・・・」と息を吐いたのだった。

 

ヴィータ「ってか・・・はやて・・・」

 

はやて「ん?どないしたん、ヴィータ。」

 

ヴィータ「アタシ等マジであんな化け物集団+αと模擬するのか?」

 

はやて「・・・まぁ・・・本当はBlazさん等だけって聞いてたんやけど・・・豪華なご馳走とかで旅団の皆も付いてきてしまったって・・・・」

 

アリサ「・・・・殺されるわよ、私達・・・・」

 

なのは「・・・・・・カモネー・・・・・・」

 

 

さて。そんなアリサから「殺される」ヴィータから「化け物」と言われたので各陣営のメンバーを紹介しよう。

 

まずは犯人チーム。

主要メンバーはBlazと連載している作品の主人公角のメンバー達。

 

なのはEXから

零人・ソルナ・霊太・マサキの四人。

 

ISGSから

一夏・箒・ラウラ・シャル・アリスの五人。

 

ACTAから

レイブン・唯依・ユウヤの三人

 

そして、現在停止中のなのはBBから

ラグナが。

 

更には艦これチームから

第一艦橋の面々の六人。

 

最後に熾天使・外伝から

Blaz・鈴羽・ニューの三人

 

と旅団メンバーから

ランク上位から順に

 

Unknown・デルタ・朱音・ロキ(キリヤ)・ガルム・竜神丸・げんぶ・ディアーリーズ・ルカの全九人が参戦。ちなみに何故多いか、それは彼等の会話中に解る。

 

 

 

対して管理局チームは主要陣営は変わらず、

 

作戦指揮官にはやて。

 

部隊長のなのはとフェイト。

 

副隊長のヴィータとシグナム。

 

そして、フォワードの

スバル・ティアナ・エリオ・キャロの四人。

 

更には本来は実働隊員ではないがこの際と言うことでヴァイスが。

 

其処に出向チームとして

スバルの姉のギンガ。

 

民間協力として

アリサとすずか。

 

そして、聖王教会から

カリムが。ちなみにシャッハは留守番との事。

 

其処に管理局の特殊部隊と数の暴力とスキルの高さが売りの部隊をあわせた面子だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はやて「まっ・・・この面子で正直五分五分って所やな。」

 

すずか(五分五分かさえ怪しいけどね・・・)

 

ヴァイス「って言うか八神二佐。」

 

はやて「どうした?」

 

ヴァイス「先に特殊部隊入れてよかったんスか?」

 

ヴァイスがそう言うと既に特殊部隊が内部に侵入し始めており、確実に周りを制圧していたのだった。それをはやてはのんびりと見ており、そしてのんびりとトンデモ発言をしたのだった。

 

はやて「大丈夫。万が一の時はウチが遺族に・・・」

 

カリム「死ぬの前提ですか!?」

 

と特殊部隊を殺すの前提で言ったのでカリムに突っ込まれたのだった。

 

はやて「だって考えてみぃ・・・魔道書所持者が四人に最強の反管理局組織のメンバー九人と現役軍人五人に次元素体と傭兵やで?実際やったら五秒でデットエンドやで。」

 

ヴィータ「だったら喧嘩って言うか模擬に誘うなよ・・・」

 

はやて「いやだってな・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Blaz「いいかね、みんなー!!今日の模擬戦のここにある料理は全てタダ!加えておかわり自由だ!!んでもって作ったのは支配人さんとokakaさん達の旅団の糧食部隊!そして、ウチからレーツェルさんと豪華なコックが揃っている!!これを逃したら食べられないものばかりだ!全力で食え!!」

 

ユウヤ「言われなくても全員食いまくっているぞ。」もぐもぐ・・・

 

 

 

 

 

はやて「って理由。」

 

ヴァイス「すません。腹減ってきました。」

 

はやて「大丈夫。勝ったらウチ等は新年会としてあそこの料理を同じ条件で食べられる。やから・・・・勝つで。」

 

フェイト「えっと・・・ちなみに・・・なんの為・・・」

 

はやて「決まってる!料理の為ッ!!」

 

なのは「うん。聞くだけ無駄だったよ・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピ!

 

 

Blaz「ふご?」

 

するとBlazのトランシーバーが鳴り響き、Blazはトランシーバーに応答したのだ。

相手は当然はやてで、Blazは気軽に応答したのだった。

 

Blaz「もしもーし。」

 

はやて『もしもーし。随分とお楽しみのようですねーBlazさーん。』

 

Blaz「おうよ。にしても残念だったな。お前等にこの料理を食わせたかったぜ。」

 

Blazはそう言うとエビフライにフォークを指して口に入れた。サクサクといい音をしてトランシーバーの向こうからでもその音が鳴り、はやてはヨダレを垂らしたのだ。

だが、直ぐに我に返り、話しを続けたのだ。

 

はやて『大丈夫や。ウチ等もそれを食べられるからなぁ。Blazさん達を捕まえた後に。』

 

Blaz「・・・ほうっ・・・・」

 

はやて『正直。ウチの部隊+αで正面から勝てるとは思ってません。けどな。ウチ等にも意地がある。だから・・・・・新年最初の総力戦。受けて貰いますよね?』

 

はやての自身と不安に満ちた言葉。それを聞き、Blazは軽く笑った。それは完全な宣戦布告であり、挑戦状でもあるからだ。そして。

 

Blaz「了解した。全力でお相手しよう。」

 

その回答を聞いたはやては奮い上がった。新年からこんなことがあるんだ。当然燃え上がるのも無理は無い。

 

はやて「んじゃ・・・・全力で行きますで・・・・!」

 

はやてはそう言ってトランシーバーを切った。そして、振り向いて今回の集まった六課と外部協力チームに向かい言ったのだった。

 

はやて「これより、我が機動六課は豪華客船を占拠したOTAKU旅団を制圧。人質を解放します。相手は史上最強と言っても過言ではありません。では・・・作戦開始ッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

客船内・・・

 

Blaz「・・・へっ・・面白くなってきたぜ・・・」

 

げんぶ「始まったか。」

 

Blazとげんぶの言葉で全員がBlazの方を向いたのだ。そして、Blazは全員の方に振り返り、言い放ったのだった。

 

Blaz「現在、第一波の管理局特殊部隊がこの船を制圧しつつある。いよいよ模擬戦のスタートだ。」

 

霊太「んじゃあ、どうするよ。リーダーさん。」

 

霊太の軽い言葉にBlazは笑い、答えたのだ。

 

Blaz「では・・・・・・総員。

 

 

 

 

 

 

狩れ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那。それを聞いた面々は目の色を変えたのだ。目は赤く光り、狩人の目をしていたのだ。

 

 

 

キリヤ「久々の狩りじゃ・・」

 

霊太「狩りじゃ・・」

 

零人「俺らの作者は時々過激だぜ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

そして、犯人チームはバラバラに散らばって下準備を始めた。最初は客船の至る所の窓のカーテンを閉めて内部の状況把握などを防ぐ。続いて会場に持ってきたジャミング装置を起動させ、通信などをブロック。これで頼れるのは実質、自分の目と耳とだけだった。

 

そして、装備の確認をしていよいよ犯人チームも動くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視点は六課チームに戻る。特殊部隊が切り開いた道を辿ってなのは達は船内に入って行ったのだ。だが、相手は旅団などである為にフォワードのメンバーとヴァイスとギンガはツーマンセルで行動することになっていたのだ。

 

 

エリオ「さて・・・ここは・・・・」

 

キャロ「ラウンジだね。」

 

ラウンジに現れたのはエリオとキャロ。二人は周囲を警戒しつつ誰か居ないかと周りを見ていたのだ。すると、何処かで声がすると思い、辺りを見回すと一人の少女が毛布に包まって泣いていたのだ。

 

少女「うっ・・・ぐすっ・・・・」

 

 

フリード「クキュッ!」

 

キャロ「エリオ君あそこ!」

 

少女を見つけた二人と一匹は急いで少女の元に駆け寄ってキャロが安否を聞いたのだ。その間、エリオはキャロに背中を預けて周辺を警戒していたのだ。

 

 

キャロ「大丈夫ですか?」

 

少女「うっ・・・・・」

 

キャロ「よかった・・・これで救助者確保だね。」

 

エリオ「うん。」

 

 

 

 

 

しかし。

 

 

 

 

 

 

 

カチャ。

 

 

 

 

 

ズドンッ!

 

 

 

 

キャロ「むきゅっ!?」

 

突如、キャロは何かに撃たれて倒れたのだ。それを聞いたエリオと咄嗟に振り返ると気絶しているキャロがいたのだ。

 

エリオ「キャロッ!?フリードも、どうし・・・・」

 

 

ジャキッ。

 

 

 

すると。後ろから鉄の音がして、エリオは命令されたのだった。

 

「手を上げろ。」

 

エリオ「っ・・・・・」

 

そして、もしかしてと思い手を上げつつ振り向くと。其処にはラウラが片腕を展開してチェーンガンを突きつけていたのだ。

 

ラウラ「まずは二人・・・」

 

エリオ「えっ・・・・えええ!?どうして・・・・」

 

 

 

 

「フフフフフー・・・答えはー・・・」

 

 

バッ!

 

 

 

 

 

シャル「私が化けてたんだよーん!」

 

後ろでは少女に変装(カツラを被っていただけだが)していたシャルがカツラを取って立ち上がり、その横からアリスがショットガンを持って立ち上がったのだ。

そんな事もつゆ知らず、近づいたエリオとキャロはアッサリと捕まったのだった。

 

エリオ「・・・・・・。」

 

シャル「一人で居るイコール人質ってことまず無いからねー。それにー」

 

ラウラ「常に周りに警戒すること。お前達の失敗は一瞬の油断だ。」

 

アリス「では。そんなエリオ君にはこれを。」

 

そして、アリスはそう言ってエリオの額に「捕獲」と書かれた張り紙を二人に張って、AMF効果もある手錠を二人にかけたのだった。

 

エリオ「えええええええええええええ!!」

 

 

シャル「あ、後二人が最初だよ。」

 

ラウラ「ダメ押しを言うな・・・」

 

アリス「あはははは・・・」

 

ATX 2ndチーム。三人のコンビネーションは健在だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。所変わって別の場所の廊下ではスバルとティアナが走って通過しようとしていた。

廊下は仕掛けなどもやりやすく、且つ一本道なので敵とエンカウントすればマズイ。

其処でティアナの提案でスバルを前衛に走って通過しようとしていたのだ。

 

ちなみに、スバルは今回ローラーシューズは厳禁と言われたので走っている。

 

 

スバル「そろそろエレベーター前だよ!」

 

ティアナ「なら、今以上に気つけなさい!でないと・・・・・」

 

 

 

 

ユウヤ「でないと・・・・何だ?」

 

ティアナ「っ!スバル止まって!!」

 

スバル「へっ?」

 

ティアナの声に反応して後ろを振り返ったスバルは突然誰かに足を引っ掛けられて転んだのだ。そして、無理矢理立たされるといつの間にか居た、レイブンに盾にされてしまったのだ。

 

ティアナ「嘘っ・・・!?」

 

 

 

レイブン「行くぞ。」

 

ユウヤ「わってる。」

 

そして、レイブンはティアナに銃を向けつつ移動し、エレベーターに向かったのだ。

すると、タイミングよくエレベーターが到着し、二人は直ぐ様入って行ったのだ。

其処には唯依が乗っており、どうやら彼女がタイミングを計らってエレベーターに乗ったのだ。

 

ティアナ「えっ・・・・ちょっと・・・」

 

ユウヤ「ん?なら行くか?」

 

ティアナ「へっ?」

 

 

刹那。ティアナは後ろからゲンコツを喰らって体勢を崩したのだ。そして、ティアナも無理に体勢を戻させられると関節技を喰らいながら同乗したのだった。

 

ティアナ「いたたたたた!だっ・・・誰が・・・・!?」

 

ラグナ「アタシだよ。」

 

ティアナ「うえっ!?ラグナさん!?」

 

唯依「首尾はどうだ?」

 

ラグナ「上々。そして・・・」

 

レイブンとラグナはスバルとティアナに「捕獲」の張り紙を額に張って、ユウヤが二人に手錠をかけたのだ。そして、二人はラグナから意外なことを言われたのだった。

 

ラグナ「これでフォワードメンバーは全滅だ。」

 

 

スバル・ティアナ「「ええっ?!」」

 

最高額の反逆者と現役の軍人。そして、様々な可能性を秘めたリンクスによって二人は捕獲されたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

フォワードが全滅している頃。アリサは一人厨房の捜索を始めていた。厨房のコンロはつけっぱなしで、どうやら鍋に適当なくらいの水を入れて煙を煙幕などの代わりに使おうとしていたのだろう。アリサはそれに気が付いて、コンロの火を消して周りを見回したのだ。

そして、ゆっくりと歩いて進んで行った。

 

すると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もぐもぐもぐもぐ・・・・・

 

典型的なつまみ食いをしていた瑞鶴がいたのだ。

 

アリサ「・・・・・・・・・・・・。」

 

瑞鶴「・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑞鶴「じゃっ!!」シュタッ

 

アリサ「何が「じゃっ」じゃあああああああ!!」

 

つまみ食いがバレた瑞鶴は逃げ出して、それをアリサが追撃したのだった。

しかし、瑞鶴も馬鹿ではない。周りにある物を落として、障害物代わりにして逃げていたのだ。

 

瑞鶴「ひー・・・流石ねー・・・って感心してる場合じゃなかった!」

 

アリサ「待てぇ!」

 

そして、アリサがあと少しで瑞鶴に追いつく。そんな時だったのだ。

 

 

 

 

 

 

バシャッ!!

 

 

 

 

アリサが正面からパイを二つも投げられてストライクだったのが。

 

 

 

アリサはそのまま倒れて少し気絶していた。だが、その間に手錠を掛けられて拘束されたのだった。そして、気が付いて周りを見ると、高雄と雷電姉妹。そして、ボールの中で新しいパイを製作している扶桑がいたのだ。

 

アリサ「えっ・・・もしかして・・・・」

 

電「はい。アリサさんも捕獲です。」

 

雷「いやー・・・まさか、パイ投げて当たるとはねー。」

 

アリサ「・・・・・あ・・・あはははは・・・・あはははははは・・・・・」

 

 

高雄「あ、放心状態になってる。」

 

扶桑「とりあえず・・・連れて行こうかしら?」

 

その後、アリサは高雄に担がれて連れて行かれたのは数分後の事であった。

 

 

 

 

 

 

 

そして、また別の場所ではすずかが捜索をしていたが、客船内が迷路のようで四苦八苦していたのだ。

 

すずか「うーん・・・どっちに・・・・っ!」

 

すると。誰かが角を曲がるのが見えたすずかはその誰かの後を追った。段々と距離が縮まっていくと、その誰かの正体が解ってきたのだ。その誰かは白い髪のロングだったのだ。

すずかにとって白い髪のロングといえば唯一人しかいなかったのだ。

 

すずか「ニューちゃんっ!」

 

 

 

ニュー「うにゅっ?!あわわわわわ!」

 

突然、名前を呼ばれてビックリしたニューはスピードを上げて逃げ始めた。角を曲がって逃げていたニューはそのまま引き離せると思っていたが、すずかのスタミナはニューのそれを上回っていたので、追いつかれていたのだ。

 

ニュー「あわわわわわ!」

 

すずか「後・・・少しっ!」

 

そして、直線の廊下にでてコレならニューを捕まえられると確信したすずかはラストスパートを掛けて捕まえようとしたのだが・・・

 

 

 

 

カシャッ!!

 

 

すずか「っ!?」

 

突如ニューが通過した廊下の上から何かがすずかに向かってきて、突然の出来事にすずかはブレーキが出来ずにその何かに絡まったのだった。

 

すずか「っ・・・これって・・・・・」

 

叢雲「俗に言う「着艦ネット」って奴よ。」

 

すずか「えっ・・・・まさか・・・私・・・・」

 

 

鈴羽「いやー何とか引っかかったねー」

 

ニュー「ニュー疲れたー・・・」

 

すると、近くで隠れていたのか叢雲と鈴羽、そして反転して戻ってきたニューがすずかの周りに集まったのだ。どうやら、ニューを囮にしてここのトラップに誘い込んだのだろう。

それに気がついたのは叢雲たちの会話を聞いてすぐであった。そして、素直にすずかは諦め、落胆するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで一方的に捕獲されていった六課チーム。それを知らず、外で犯人チームの捕獲と連行を待っているはやて達はずっと船を見ていたのだ。

 

はやて「・・・・さて・・・どうなってるか・・・・」

 

フェイト(何でだろ・・・嫌な予感しかしない・・・・・)

 

すると、はやての持っていたトランシーバーが鳴って、はやてはそれに出たのだ。相手は当然、Blazであったのだが、少し様子が変だったのだ。

 

 

Blaz『どーもー・・・はやてー・・・・』

 

はやて「何や、えらい静まってるな。あっ!もしかしてもう既に残るは旅団の皆だけになったとか?」

 

Blaz『いや・・・・大丈夫よ。うん。だけどね・・・・・・・』

 

トランシーバーの向こうでBlazは「うーん・・」といいながら頭をかいていたのだ。一体何事と思いつつ、はやてはBlazに問いただしたのだった。

 

はやて「・・・・Blazさん。何があったん?」

 

Blaz『えっと・・・・・その・・・・・え、お前が言う?そう・・・じゃあ・・頼むわ。』

 

すると、Blazは誰かと変わったのだ。それをトランシーバーの側で聞いていたはやては頭に「?」を浮かべていた。だが、会話を変わった者の声で一気に驚くのだった。

 

アリサ『あー・・・はやて。私。アリサよ。』

 

はやて「・・・へっ・・・アリサ・・・ちゃん!?」

 

アリサ『単刀直入に言うわ。そろそろはやて達も入ってきて。こっちはもう私を入れて六人も「捕まった」から・・・』

 

 

 

はやて「・・・・・・・ほへ?」

 

アリサ『・・・・・・・。』

 

 

はやて「えっと・・・・アリサちゃんと・・・・・」

 

アリサ『私とすずかとフォワードの四人。』

 

 

はやて「・・・・・・・・・・・・」

 

そして、はやては無言でトランシーバーを切り、Blaz達は「あー・・」と声を出していた。なのは達もはやての状況を見て大体の推測をして冷や汗をかいていたのだ。

すると・・・

 

 

 

 

 

はやて「フッ・・・・・・フフフフフフフフフ・・・・・・アハハハハハハ」

 

フェイト「あ・・・・はやてが壊れた・・・・」

 

なのは「相当深刻だね・・・・」

 

 

 

 

で。

 

 

 

はやて「なのはちゃん。フェイトちゃん。」

 

なのは「あ・・・はい・・・・・」

 

フェイト「ナンでしょうか・・・・司令・・・・」

 

はやて「コッチも全力全壊で行くで・・・・・」

 

なのは「・・それ・・・私の台詞・・・・」

 

フェイト(一応自覚はあるんだ・・・・・)

 

その後。はやて達も突入しいよいよ、大詰めになったのだった。

 

 

 

 

Blaz「・・・はやての奴・・大丈夫か?」

 

箒(そりゃこの短時間で六人も捕獲されたんだ・・・当然だろ・・・)

 

竜神丸(となると・・・そろそろ本腰ですか。この船大丈夫でしょうかね・・・)

 

 

 

 

 

 

 

そして、艦内ではヴィータが一人、歩いて人質の捜索を続けていたのだ。だが、時々至る所から誰かの声が出ては消えると、何処かのホラーハウスか何かと間違いたくなるような状況だった。

 

ヴィータ「・・・そろそろ特殊部隊の連中は全員アウトか・・・・・」

 

ヴィータは独り言を呟きつつも周囲を警戒し、一本道を進んで行ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィータ「っ!!」

 

だが。突然、誰かに見られていると感じたヴィータはその場に止まったのだ。そして、前に後ろにと顔を振り向いて当たりを見回していたのだ。しかし、周りには誰も居ない。

「もしかして、気のせいか?」と思い、息を吐いたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Unknown「・・・・・・・・・・」<●><●>←猫の様な顔。

 

だが、排気口からネコの様な体勢と目つきで見られていたのは気付かなかったんだろう。それを息を吐いた五秒後に気がついたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッ!(アン姉さん逃走)

 

 

ヴィータ「待てや、Unknownッー!!!!」

 

ヴィータはムキになった顔で排気口に突っ込み、アン姉さんは未だに猫の顔で奥に逃げたのだ。それもバックで。

 

ヴィータ「キー!!テメッ!待てコラ!!」

 

するとヴィータも後を追おうとするが、何故か排気口に挟まって動けなかったのだ。だか、ムキになっていたので我を忘れて無理矢理行こうとしたのだ。

しかし、ヴィータは気付いていなかったのだ。それが誰かによって動けなくされたことを。

 

 

 

「おや。ここに誰かが挟まっているぞ?誰かな?」

 

ヴィータ「っ!!その声は・・・・・朱音ッ!?」

 

ヴィータの後ろには朱音が立っており、ヴィータの後ろを見ていたのだ。そう、これは朱音が魔法を使って排気口を狭くさせていたのだ。それに気がついたヴィータは急いで出ようとするが、既に出られずにいたのだ。

 

朱音「それに・・・・・其処にはいい穴があるではないか・・・・では・・・少し楽しませてもらおうか・・・・」←ドS&何かのスイッチ・オン。

 

ヴィータ「ヒッ・・・・ちょっ・・・・・・・やっやっ・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、客船内にヴィータの悲鳴が上がったのはそれから数秒後。ヴィータが捕獲された者達が集まる会場に朱音とアン姉さん達と共に来たのはそれから十分後であった。ちなみにその間何があったかはわからない。だが、会場に来たときには・・・

 

 

 

真っ白になって服もぐちゃぐちゃで凄い顔になっているヴィータと。

肌がテカテカで凄く良い笑顔の朱音義姉妹が居たのだった。

 

 

唯依・箒((何があった・・・・・・))

 

 

それを見たその場に居た女子達はその惨状に背筋を凍らせたのだった。

 

 

 

 

 

 

そのヴィータの悲鳴が上がった後、シグナムは一人、吹き抜けのある場所に来ていたのだ。

 

シグナム「・・・ヴィータがやられたか・・・・私もそろそろ急がなくては・・・」

 

シグナムはそう言いつつ走っていると、階段のしたの廊下に一人の老人が酔っ払っていたのか、壁にもたれて寝ていたのだ。それを見つけたシグナムは階段を見つけて降りて行き、老人に話しかけたのだ。

 

シグナム「老人、大丈夫ですか。」

 

老人「う~・・・ういっ・・・・ヒック・・・・」

 

どうやらタダの酔っ払いだ。そう思ったシグナムは肩を貸して救出しようとした。

だが、その瞬間。何処からか悪寒し振り向こうとした。しかし、何処からか命令されて動けなくなったのだ。

 

「動くな。」

 

シグナム「っ・・・・・・」

 

「よし。そのまま、デバイスを閉まって立て。」

 

シグナムは命令どおりデバイスを閉まって立つと、その声が誰かを思い出し、その誰にかに聞くのだった。

 

シグナム「その声・・・・げんぶか。」

 

げんぶ「・・・ふっ・・・そうだ。俺だよ。」

 

シグナム「・・・だか・・今まで何処に・・・しかもどうして・・・」

 

老人「やれやれ。こんな役は二度とゴメンだよ。」

 

シグナム「っ!?その声・・・まさか・・!!」

 

シグナムは老人の方を振り向くと、老人は自分の顔の頬を引っ張り始めたのだ。すると、顔がめくれていき其処にはデルタが居たのだ。

 

シグナム「デルタ・・・・・お前が変装していたとは・・・・」

 

デルタ「まぁね。けど・・・こういうのは二度とゴメンだ。だから早く出て来いげんぶ。」

 

デルタがそう言うと何処かでガタガタと動く音がしたのだ。それは、シグナムの後ろにあるダンボールだった。そして。

 

 

 

 

 

 

バサッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

げんぶ「待たせたな。」

 

と、げんぶがダンボールの中から出てきたのだった。それを見たシグナムは無言で涙を流し、デルタがドンマイと肩を叩くのだった。

 

 

 

 

その後。甲板では・・・

 

 

 

ギンガ「さて・・・そろそろ私達も中に入りましょうか、陸曹・・って陸曹?」

 

ギンガとヴァイスの二人が甲板の捜索をしていたがギンガが後ろを見ていたヴァイスに声を掛けても返事が無かったのだ。変だと思い、振り向くと其処には誰も居なかったのだ。

 

ギンガ「・・・・・えっ・・・・もしかして・・・・」

 

すると。誰かに後ろから肩を叩かれたギンガは「まさか」と思い、振り向いた。

そして、突然誰かにスプレーを掛けられて睡魔に襲われるのだった。

 

ギンガ「っ・・・・貴方は・・・・・ディ・・・」

 

 

 

 

 

ディア「・・・ふぅ。もういいですよ。ロキさん、ルカさん。」

 

ディアーリーズはギンガをおぶると隠れていたロキとルカに合図をしたのだ。合図が出ると二人は救助艇から顔を出して、目を回していたヴァイスと共に現れたのだ。

そして、ロキとルカはヴァイスを出すとディアーリーズを見て、目の色を変えたのだった。

 

キリヤ「・・・・羨ましいな。ディアーリーズ。新年初っ端から。」

 

ディア「は?」

 

ルカ(後でアキさん達に取った写メを送りますか・・・)

 

ちなみにルカがそんな事を言っている原因は・・・

ディアーリーズがギンガを倒れたときに顔を近づけていたからだ。それをベストタイミングで撮ったルカはその後、直ぐにアキやこなた達に一斉送信したのだが、それをディアーリーズが知るのは後の事である。

 

 

 

 

さて。その結果。残る六課先陣隊のメンバーは外部協力者のカリムのみ。

そして、そのカリムは・・・

 

 

カリム「待てー!!」

 

箒「くっ・・・速い・・・・!!」

 

箒と機関室辺りで追いかけっこをしていたのだ。だが、箒はリシュウ仕込みの運動スキルで猿か牛若丸のようにパイプに捕まって上った行ったのだ。それをカリムも自身の運動神経をフルに生かして後を追ったのだった。

 

カリム「はぁ・・はぁ・・・流石にあの子もここに呼ばれた理由は在りますね・・・いい運動神経です・・・」

 

カリムは箒を賞賛しつつ、後を追っていたのだ。場所は変わりに変わり、ついにはブリッジに箒は逃げ込んだのだった。

 

カリム「しめた・・・!」

 

カリムはそのままブリッジに入るが、其処には船長しか居なかったのだ。しかも逃げ込んだはずの箒は何処にも居なく、カリムは不思議に思うのだった。

 

カリム「あれっ・・・・何処に行ったのかしら・・・・・・・」

 

船長「おや。どうしました?」

 

カリム「あっ・・あのココに女の子が来ませんでした?黒髪のロングなんですが・・・」

 

船長「黒髪・・・・ああ!箒ね!彼女なら窓際の付近に。」

 

カリム「そうですか。ありがとうございます!」

 

カリムはお礼を言うとすぐに窓際の付近に行ったのだが、其処には誰も居なかったのだ。

もしかして、もう居なくなった?そう思って考えたのだが、ここである痛恨のミスに気付いたのだった。

 

カリム「そういえば・・・船長まさか貴方・・・!!」

 

 

刹那。

 

 

カチッ!

 

 

バコッ!

 

 

すると。突如カリムの足元が無くなり、下には無限と言ってもいいほどの黒闇があったのだ。そして、カリムは・・・

 

カリム「いやあああああああああああああああああ!!」

 

叫びと共に落ちて行ったのだ。

だが、それも直ぐに終わり、気付くとカリムは籠ネットの中に入っていたのだ。

 

カリム「いったー・・・・アレ・・ココって・・・・」

 

ガルム「ブリッジの真下。ここは第2制御室前だよ。」

 

カリム「えっ・・・貴方は旅団の・・・・!?」

 

気付けば横にはガルムが立っており、手錠を持っていたのだ。そして、ガルム手錠を掛けると何かのスイッチを押してネットを外し、口を縛ったのだ。

 

カリム「えっえっ!?」

 

ガルム「ほい。これでラスト。後は隊長たちだけだ。」

 

カリム「まッ・・待って、箒ちゃんは・・・」

 

箒「私はここですよ。」

 

カリムは大体の状況を飲み込み、箒の居場所をガルムに聞いたが、箒の声がしてその方向を向くと箒が立っていたのだ。そして、上からははしごを降りてくる船長が居て、やっぱりと思い、確信したのだった。

 

カリム「やっぱり・・・貴方・・・一夏君ね。」

 

パサッ

 

一夏「ええ。どうでした?」

 

一夏は船長の変装を解くと笑ってカリムに言ったのだった。それを見てカリムは溜め息を吐いて落胆したのだった。ちみみに、本物の船長は船長室でのんびりとしていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、会場では・・・・・

 

Blaz「おっ。ガルム、帰ってきたか。」

 

ガルム「おうよ。これでラストだ。」

 

Blaz達が集まって六課チームを一箇所に集めていたのだ。其処に、ネットに入れられていたカリムも入り、これで先陣の六課チームは全滅したのだった。

 

竜神丸「そして、特殊部隊も・・・今はステージの上ですし。」

 

竜神丸がそう言うとステージ上には逆さづりで吊られている特殊部隊の隊員(40名)がぶら下がっていたのだった。それを見た犯人チームの呆然としていたのだった。

 

デルタ「流石竜神丸・・・・」

 

キリヤ「やる事が怖いぜ・・・」

 

竜神丸「イヤ、あれは僕じゃなくて・・・・まぁいいですよ。」←言ったらタダでは済まないので諦めた。

 

 

唯依「となると。残るは高町一尉たち三人か。」

 

鈴羽「ここに私達が居るって事は。絶対ココに来るよね。」

 

マサキ「それが妥当だな。」

 

霊太「・・・ココに来てやっとお前喋ったな。」

 

マサキ「・・・・・・・・不知火?」

 

霊太「・・・・・・・・・・。」

 

 

Blaz「ところで竜神丸。「アレ」・・できてるか?」

 

竜神丸「できてるも何も・・・もう買ってきてますよ。」

 

竜神丸がそう言うとBlazに何かを入れた紙袋を渡したのだ。それの中身を見たBlazはニヤリと笑い、六課チームの前に置いたのだった。

 

Blaz「これで用意は出来た。後は・・・」

 

一夏「なのはさん達が来るだけ・・・だけどなぁ・・・・」

 

ユウヤ「正面の扉を全力全壊しそうで怖いぜ・・・」

 

レイブン「・・・・・・・・・・・。」

 

ソルナ「・・・怖いの?」

 

レイブン「・・・・・・怖いな。」

 

犯人チームはそんな談笑をしつつなのは達が来るのを待っていたのだ。

そして。

 

 

 

 

 

バンッ!

 

 

突如扉が開かれ、全員が空けられた扉の方を向いた。其処にははやてが立っており、何かの構えをしていたのだ。

 

竜神丸「っ!!全員伏せて!!」

 

 

はやて「スカッター・ブリッド!!」

 

刹那。はやては閃光魔法を使用して犯人チームと捕獲された六課チームを巻き込んで全員の目を眩ませたのだった。そして、その隙になのはとフェイトも突入し、手当たり次第にバインドを掛けたのだった。

 

なのは「何とか、形勢逆転だね。」

 

フェイト「一時はどうなるかと思ったけどね。」

 

すると、周りから捕まった六課のメンバーの声がしたりして会場は騒然としていたのだ。

どうやら先ほどの魔法で煙も出ていたらしく、なのは達も視界が狭く、声のみを頼りにしていたのだ。

 

エリオ「なのはさん!そっちに犯人チームの一人が行きました!」

 

ティアナ「フェイトさんもですっ!!」

 

その声を聞いた二人は周りを見ると逃げていたラウラと唯依を見つけ、バインドを掛けたのだ。そして、そのまま二人の声に導かれて二人はバインドを掛けて行ったのだった。

 

 

 

 

はやて「・・・・ふぅ・・・これで何とかウチ等の勝利やな。」

 

はやては扉の付近で安心し安堵の息を吐いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、ソレこそが決定的な敗因だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

カチャッ

 

 

はやて「っ!?」

 

気がつくと後ろから誰かにはやては銃を突きつけられていたのだ。はやてはゆっくりと手を上げて杖を落として、後ろを向いた。其処には・・・

 

ソルナ「そうね。これで・・・」

 

竜神丸「僕達の勝ちですよ。」

 

はやて「それって・・・まさか・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

そして、なのは達が煙の中で勝利を確信していたが。

 

 

 

カチャッ

 

こちらもほぼ四方から銃を突きつけられていたのだ。そして、なのはとフェイト。二人の正面には・・・

 

 

零人「残念だが・・・」

 

霊太「勝ちは譲れないな。フェイト。」

 

なのは「えっ・・・・零人君・・・」

 

フェイト「って事は・・・・!?」

 

二人の正面には零人と霊太が。不審に思ったフェイトはまさかと思い、自分に銃を突きつけている者達を見ると・・・

 

 

 

 

 

エリオ?「駄目じゃないですかなのはさん。」

 

ティアナ?「目に見えるものが全て真実とは・・・限りませんよ。」

 

 

 

 

フェイト「う・・・・うそ・・・・」

 

なのは「・・・・そういう事・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

何と、二人の後ろにはバインドで拘束されたはずのラウラと唯依が立っていたのだ。

そして、なのはに大砲を突きつけていた電が先に声を漏らしたのだった。

 

電「ふぅ・・・これはヒヤヒヤしたのですよ。」

 

なのは「電ちゃん・・・・やっぱり私達がバインドしたのって・・・」

 

ラウラ「そう。」

 

ラウラの指差す方には白いロングの「カツラ」を被ったエリオ。

そして唯依の指差す方には茶色のロングの「カツラ」を被ったティアナがいたのだ。

 

更には周りにいたのは全て捕まった六課チームのメンバー達で、会場にあったテーブルの下から、犯人チームが顔を出していたのだった。

 

なのは「・・・・・・・はぁ・・・新年早々負けちゃった。」

 

零人「・・・・じゃっこれで・・・・・・」

 

Blaz「終わりとしようか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後。高官などが見つめる所には・・・

 

捕獲の文字が張られた紙を額につけた六課チームと。

満喫した犯人チームが居たのだった。

 

そして、Blazを筆頭に零人達男子が並ぶとBlazは頭をかいて、マサキの声に続いて言ったのだった。

 

 

マサキ「スマンな。」

 

 

 

 

 

男子「「「「「「「勝っちゃいました。」」」」」」」

 

 

 

 

こうして、新年一発目の大模擬戦は犯人チームの圧勝と言う結果で新年をスタートさせたのだった。そして、再び犯人チームは客船内の会場で料理を食っていたのは言うまでもなかったのだ。

 

 

 


 
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