アリサの理不尽度が1上がり月村の天然凶悪度が1上がった日の後
「というわけで、セインを鍛えてやってくれないか?」
「別にそれは構いはしない」
今俺はスカリエッティのラボに来ていた。そして、セインの先天固有技能『無機物潜行』の扱いの向上を俺に頼んできたのだ。
「本当かい!?いや、助かったよ。最近忙しくてね。君のレアスキルの一つの『神威』だったかな?あれがセインの先天固有技能の上位互換なのにいまさら気付いてね」
「………なのにこれを作ったと?」
「そうだね、だが私に落ち度はない!ああ、無いとも!!あんなものがあったら私の研究意欲が掻き立てられてしまうのは必然であり摂理なのだよ!!!!」
そこで見た物に思わず突っ込みを入れざるを得なかった。
「もう一度言う。これはなんだ?」
「インフィニット・ストラトス通称《IS》だよ!」
スカさんがなんかとんでもないものを作りました。ええ、あのISですとも。しかも―――
「なんか変なロックがかかっていて女性にしか扱えないようになっていたがあの程度のファイヤーウォールなどないに等しいね!フハハハハハハ!!いろいろと無駄があったからさらにスリムにコンパクトにした結果がこれだよ!!」
なんか男も操れるように改造済みらしい。何に使うんだよ……
「取りあえず観賞用かな?ガジェットまだ完成してないし……後予算ヤバいから」
「ヤバいんだったらこんなもん作ってんじゃねぇ!!」
Side:三人称
学校の屋上にてちょうど昼食をとっていた時の事
「そういえば王様」
「なんだ子鴉?」
「もう、伸君達と一緒に暮らして結構経つやろ?」
「そうですね」
「なんか進展とないんか~?」
「は?」
「またまた~とぼけて~男女屋根の下で、それも女子率多いんやからなにかあるやろ~」
「「「「………」」」」
はやての言いたいことを察した四人は思わず
「はぁ~」
「え?なんでため息がでるん?」
「……確かに子鴉の言うとおりそう言ったことは何度かあった。レヴィがパジャマ忘れて家中下着姿で走り回ったりとかしてな」
「あー!王様!!それ言わない約束だったのに!!」
「ホンマかそれ!?」
「その時廊下の角でシンとぶつかって仰向けで倒れてその上にレヴィが倒れる形になってな」
「そ、それでどうなったの?」
「アイツなんていたと思う?」
「なんて言ったの?」
全員がディアーチェを見た。興味津々である。
「『風呂上がりの後の清涼感に思わず裸で走り回りたいと思う気持ちは分からなくはないが今のようなことになるから今度から気をつけろよ。』だ。」
『うわぁ~』
「なんというか……」
「伸君らしいというか……」
「いや、おかしいやろ!?少しは動揺とかするとこちゃうの?それ?」
「残念ながらない。」
「あの時は僕も軽くしょげたよ。まさかノーリアクションだっただなんて……僕ってそんなに魅力ないのかなぁ……」
(わ、私はそんなことない……よね?)
フェイトとレヴィのスリーサイズは同じです。
「第一お前等、よく考えてみろ?」
「「「「「「?」」」」」」
「アイツが恋愛に現を抜かしているところを想像できるか?」
「「「「「「…………できない(の)(ね)(わ)(わね)」」」」」」
「であろう?」
「鈍感とかならまだしも、彼自分に向けられている視線や感情は手に取るようにわかりますから……」
「うわ……」
「尚更性質悪いね」
「そういえば……」
なのはが何かを思い出したのか言葉を発した
「どうしたの?なのは?」
「ほら少し前に伸君、ラブレター貰っていたでしょ?」
※皇魔妹のことではありません
「あー、あったな~そんなこと」
「結構貰っていたよね?」
「あれ、図書室で呼んでいたの」
『え?』
「私が宿題で調べたいものがあったから放課後に図書室に行ったら、伸君がそのラブレターを呼んでいたの……堂々と片足組んで」
皆その言葉に唖然としていた。
「あれ……おかしいな…普通ラブレターってそういう所で堂々と読む物やったっけ?」
「違うと思うよ……多分」
「それに他の皆ものぞいては苦い顔して去って行ったからちょっと興味あって手紙の中覗いたんだけど……」
「何していたの?」
「早く早く!」
アリシアが待ちきれないかのように言った
「赤ペンで訂正付けていたの。しかも事細かに文章の構成の問題点とか漢字の書きミスとか直していたの。その後、書いた人に返していたし」
「もう言葉も出ないよ。後、なのはよく見れたね」
「……なんというか伸君って興味ないことはとことん興味持たないし無視するじゃない?」
「ていうかなのは……よくそんなこと知っているよね」
「ストーカーしたんか?」
「にゃ、そ、そんなことないの!なんでそうなるの!?」
そんなある日の事
『では、次のニュースです。昨日、海鳴市市長選挙が行われ「うちはマダラ氏」が当選いたしました。』
ピ
『速報です!突如列車の脱線事故が起こり全身青タイツの男一名が死亡いたしました。』
ピ
『アシクビヲクジキマシター』
プツ
「うーむ、同じような物しかやってないな」
「ですね」
「ぶーつまんない」
「ただいま……」
「お?帰ってきたな」
「ですが元気がありませんね」
「ちょっと見に行きます。」
ユーリがそう言って玄関へと向かった。
「お帰りなさい。どうしたんですか?元気がなさそうですけ(ガシ!)――――ど」
ユーリが言い切る前にありえないことが起きた。そう、伸がユーリに
「え、ちょ…伸!?どうしたんですか?疲れているのですか!?」
「悪い、今はちょっとこうさせてくれ…」
「ふぇえええええええ!?」
その後……
「ちょ、シンどうしたのですか!?(ああ、し、シンの体温を・・か、か、か、感じます………)」
シュテル撃沈!!
「シ、シン!いきなり抱きついてど、ど、ど、どうしたんだよ!?(うう~シンの顔を見れないよ~)」
レヴィ大破!!
「な、な、な、何をしておるかこの馬鹿者!!(し、し、しかも抱き着く際にあ、あ、あ、あんなことを言われては………)」
ディアーチェ轟沈!!
「ご、ご主人様一体どうなされたんですかぁ!?(ついに私の時代キターーー)」
タマモ発情!!
「……………………………」
メリア絶頂!!
「で、本当に何があったの?」
とりあえず、正気に戻った?メリアがアルトリアとランスロットに聞いてきた。因みに伸は寝た。よほどダメージがでかかったようだ。
「確か、貴方達三人で買い物をしていましたよね?」
ユーリが状況を整理していった
「それから其処の狂戦士さんは何で黙ったまんまなんです?」
「すまん、今は放っておいてくれ……」
「実はランスロットも伸と同じく瀕死の状況ですので」
「そう言えばセイバーさん……あなたは抱き着かれませんでしたの?」
「いいえ、タマモ私はその現場で抱き着かれました(ついでにいうとランスロットにも)」
「で、一体何があったんだ」
「………あれは語るもおぞましいものです。買い物を終えて帰路に着こうとしたときそれは現れたのです」
回想
「………」
「どうしたのですか?伸」
「いや、なんかさっきから悪寒が止まらんのだ」
「……奇遇ですね。私もです。伸」
「ランスロットも……私は特に感じられませんが」
その時奴が現れた
「ほお、この町にも美味そうなのがいっぱいいるじゃないか」
「?」
その言葉に三人が振り向いた。そのとき伸とランスロットは彼の目を見た。いや見てしまった。
その男の目は明らかにヤバかった。鼻息を荒くして興奮しているのも加えてしかも……
「やっぱ、この世界に転生してきて正解だったぜ。まさかこんなにもウホ!ないい男がいっぱいいるんだからなぁ……(ジュルリ)」
その対象が、伸とランスロットなのだ。
「伸!ランスロット!一刻も早く……どうしたのですか!?」
(クククク、無駄無駄。今奴らは俺の脳内プレイを高速で見せつけられている………俺が奴らと
そして
「………死ねぇぇぇぇぇぇ!!」
「■■■■■!!!!!」
その雄叫びと同時に伸が叫びランスロットは狂化して雄叫びを上げた。その行動にアルトリアとフセテン(ホモ)がたじろいだ。
しかし、彼らは止まらず、ゼイオンが独断で結界を張った後ランスロットがたじろいでいる転生者に向けて近くにあった標識を引き抜いて投げ飛ばした。それは、一直線に向かってホモ転生者の心臓に向かい風穴を開け、その後に伸の砲撃がホモに直撃し灰すら残らなかった。
実は、伸は催眠にはかかっていなかった。いや実際にはかかりかけたのだが写輪眼のおかげで助かったのだ。そして、ランスロットと伸は耐性をリンクしていたためランスロットも問題なかった。そして精神汚染は狂化によって打ち消すことで回避した。だが、そのタイムラグの間彼らは男の脳内をまざまざと見せつけられていたのである。しかも、幻術で自分がそういう事をされていたならともかく、男の妄想を精神汚染と催眠作用付きの映像として見ていたようなものなので回避のしようが無かったのである。そして、ギリギリのところで脱出できたのである。
「はぁ……はぁ……はぁ」
「フー……フー……フー……」
だが、アルトリアにはそれが分からない……見てないからである。いや、見なかった方が幸せだったかもしれない。なんせ自分のマスターが脳内とはいえ犯されかかったのだから……
「ま、マスター、ランスロット…大丈夫ですか?あれだけ取り乱すなど一体何が」
「うわ~ん!セイバー!!」
ムギュ
「な、何をしているんですか!?い、いきなり抱き着いて一体何がどうしたんです!?」
回想終了(※マテリアル達には次元漂流者ということにしています)
「というわけです」
「せ、せ、セイバーさん!!なんて羨ましいことを!そこはご主人様の良妻たるこの私めの役目なのに!!…………暗黒面に目覚めそうだぜ」
「マスターの泣き顔………(ツー)」
「メリア、鼻から血が出てるぞ」
「………は!失礼、ディアーチェ」
『因みにコレがその時マスターとランスロットがあの男に見せられた映像だ。精神汚染と催眠作用は無いから安心しろ。セイバーは先に見ている。』
「毎回変なところで高性能ですね。ゼイオンさん」
そしてそれを見た感想は
「うわぁ……」
「これはひどい」
「こいつはホモくせぇ―ッ!薔薇のにおいがプンプンしやがるぜッーーーーッ!!
こんなホモには出会ったことがねえってほどなァーーーッ………(でもこれってチャンスかも……ご主人様は意気消沈中ここで励ましたりしたら………よし!)」
多種多様だった。その中に腐女子になるものがいなかったのは幸いだったのかもしれない
その後、家内全員のメンタルケアにより伸とランスは正気に戻った。そしてアルトリアに看病してもらえたランスロットのことを知った円卓の嫉妬団は英霊の座でデモ抗議を起こしたとか
あとがき
うちはマダラ:海鳴市、市長選挙に当選した人。実は、元の世界で死んだ後、神が「このまま放っておくよりうちのところの世界に転生させよ」と思い転生させられた存在。無論本人はそんなことは知らない。なお、あまりにここの居心地が良くて内心『もう月の眼計画とかどうでもいいかなぁ』とか考え始めている。オビトェ……。政治活動は『もっと踊れる町を』踊るの意味がなんなのかは想像にお任せします。
明けましておめでとうございます。ハッピーニューイヤー!
そして新年初の投稿がこれですみません!なぜか大晦日の前日にコレが思いついたんです!自重できませんでした!!多分リリなのの世界でホモハーレム作ろうなんて考えている転生者を出すのはこの作品だけだと思います。自分で書いてて吐き気が来ました(笑)。こんな作者ですが、2014年これからも読んでいただけると嬉しいです。最も更新速度は以前のようなスピードは無理ですが……恋愛系書ければもう少し早いんですけどね………書ける人が羨ましいです。作者の文才ではあれが精一杯です。デートとか無理です。そのかわりこれからも第97管理外世界地球の人員をチートにしていきますので(←え? 。今年も一年よろしくお願いします!
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第九十話:吐き気を催す〇〇