No.650230

新・恋姫無双~聖獣達の彼方へ~ 第5話

3Kさん

黄龍が登場!!




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2013-12-31 22:09:31 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1667   閲覧ユーザー数:1465

 

 

 

 

 

 

 

 ―河南郡 城―

 

 城の中の一室に一人の少女が寝ていた。

 そんな中、屋根の上から黒ずくめの服を着た間諜が降りて来て、少女の寝台の横に立ち持っていた短剣で少女の寝ている所に

 刺そうとした時

 

 ガシッ!!

 

 間諜

  「・・・・・・!!」

 ???

  「汚らわしい間諜ですね? お嬢様に手を出そうとはいい度胸ですね!」

 

 一人の女の子が間諜の腕を掴んでいて動きを止めていて、片方の手には氣弾を溜めていた。

 

 ???

  「失せなさい!!」

 

 ドゴッ!!

 バコーン!!

 

 間諜

  「ぐわぁ!!・・・・・・」 ガクッ

 

 間諜は壁をブチ抜き飛んで行き、気絶した。

 

 ???

  「ふぅ~・・・・・・まぁ、古狸の間諜ですか? 最近、多いですね?」

 少女

  「・・・・・・ん・・・ふわぁ~・・・むにゃむにゃ・・・何なのじゃ?」

 ???

  「あ! お嬢様・・・すみません。間諜の掃除の為に壁を壊してしまいました・・・・・・」

 少女

  「良いのじゃ・・・妾を守ってくれたのであろ?」

 ???

  「そうですけど・・・!」

 少女

  「良いのじゃ・・・雪にはいつも苦労をかけるのじゃ・・・・・・」

 

 少女は女の子の外套を外した。

 女の子の名は徐晃。字を公明。

 

 少女

  「雪には褒美として、何かあげたいのじゃが・・・・・・何か欲しい物は無いのか?」

 雪

  「いえ!!・・・・・・・あ!・・・・・・・・・でしたら・・・一つだけいいですか?」

 少女

  「うむ! なんじゃ?」

 雪

  「今日の公演で私の好きな曲を・・・歌ってもらっていいですか?」

 少女

  「そんなので良いのか?」

 雪

  「はい! 是非お願いします!」

 少女

  「分かったのじゃ! 曲は何が良いか?」

 雪

  「そうですね・・・・・・え~と「き○ん○・ら○ん」を歌ってください!!」

 少女

  「分かったのじゃ!」

 

 少女は笑顔で頷いた。

 

 雪

  「(やっぱり・・・可愛いなぁ~・・・・・・美羽様~!!)」

 

 一人で萌えている雪あった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第5話「黄龍を担いし少女」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―河南郡―

 

 ここは美羽が治める地。

 商業は発展していて、治安もよく大陸の中では5本指に入るほどの良い街である。

 しかも、美羽に対する民の声は好評のみ悪評などは聞こえることがない。

 美羽は民の為の政治を行い、民の為に力を振るう事に力を入れていた。

 更に、民の娯楽になるように

 

 美羽

  「皆の者ーーー!! 元気かえーー!?」

 観客

  「「「「「おぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 

 大勢の目の前に掛け声を出していた。

 

 美羽

  「うむ♪ 良い返事なのじゃ!! 早速1曲目に行くのじゃ!!」

 観客

  「「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 美羽

  「曲は『キャンディー・ライン』なのじゃ!!」

 

 美羽が言うと後ろに控えている女官が楽器を弾き始めた。

 伴奏が始り

 

 美羽

  「グッドモーニー! ゆるむねじ きつめに回しちゃって 間に合うわ ダッシュして 飛び乗れキャンディ・ライン」

 

 

 

 

 

 ―会場近く―

 

   「よれたウォーキン 早めに直しちゃって――」

 

 ???

  「この歌は・・・・・・」

 

 4人組の一人が歌に反応した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 美羽

  「グッドモーニー! それはグローリー 掴みにゆくのストーリー まだまだ これからだ 飛び乗るあたしのキャンディ・ライン!」

 

 曲が終わると同時に

 

 観客

  「「「「「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」」」」」

 

 大歓声が起こった。

 

 美羽

  「ありがとうなのじゃ~!! 2曲目は・・・「ちょっと待った!? 俺もやるぜ!!」・・・・・・!!」

 

 突然の声に観客は一斉に反対側を向いた。

 そこには

 

 一刀

  「よぉ~美羽。中々の盛り上がりぐわいじゃないか?」

 

 そこには一刀に輝里、桃香や桜葉が立っていた。

 

 美羽

  「義兄上!」

 一刀

  「これからは俺も混ざるぜ~! 輝里、桃香、桜葉!! 行くぞ!!」

 

 一刀は美羽のいるステージまで走っていった。

 

 輝里

  「一刀様!! お待ちください!!」

 桃香

  「待ってよ~!」

 桜葉

   「旦那らしいな?」

 

 3人も走って行き

 

 一刀

  「久しぶりだな、美羽?」

 美羽

  「・・・・・・お帰りなのじゃ、義兄上」

 一刀

  「使わせてもらうな?」

 美羽

  「うむ!」

 

 美羽は笑顔で頷き、

 

 美羽

  「ここからは妾の義理の兄の北郷兄ぃに歌ってもらうぞ!!」

 観客

  「「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一刀達の準備が終わり

 

 美羽

  「義兄上・・・・・・」

 一刀

  「応!! 3人共、行くぜ? 観客の皆ーーー!! 2曲目は・・・『覚○ア○デ○テ○テ○』・・・・・・」

 

 桃香がギターで

 

 ♪♪~

 

 そして輝里が重なるようにベースギターで

 

 ♪♪~

 

 最後に桜葉がドラムで

 

 !!

 ♪♪~

 

 伴奏が流れ

 

 一刀

  「果てのない轍(レール)の上 勇敢な一歩踏み締める 一切合切 ノープロブレム 直感を研ぎ澄まして進めぇぇぇ~」

 

 

 

 

 

 

 輝里&桃香&桜葉

  「「「Jump into myself」」」

 一刀

  「ためらわずに」

 輝里&桃香&桜葉

  「「「Jump into yourself」」」

 一刀

  「飛び込むんだ さぁ~ go my way~~~」

  「その向こうへ! さらに向こうへ! もう~ 何ひとつ怖れるものなんてない」

  「Make the life 君自身が~ 君に奇跡をもたらすんだ 自問自答の連続だって 誰もが次なるwinner~!!

   何度だって! 希望を抱いて~ 駆け出した足を止めないで 迷いさえ振り解いて~ 蜃気楼さえも掴まえるのさ 勝利へのイメージ

   を抱いてゆこう~ 飽くなき夢の 更にその先を行け最後はそう 笑ってよ~ You might also like~」

 

 ♪ ♪~ ♪ ♪~ ♪ ♪~ ♪~!!

 

 観客

  「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」」」

 一刀

  「ありがとーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―城・王座の間―

 

 美羽

  「驚いたのじゃ! いきなり義兄上が来るとは思わなかったのだ」

 ???

  「そうですよ~ ちゃんと報告を入れて下さいよ~」

 

 美羽の隣で文句を言っているのは張勲。

 

 雪

  「でも凄いですね? いきなり来てあんなに上手く歌うなんて。私じゃ無理ですよ」

 一刀

  「まぁ・・・な。それでも美羽には敵わないがな・・・・・・後の二組は?」

 七乃

  「まだの用ですけど・・・・・・「今着いたわよ」・・・「・・・・・・着いた」・・・・・・ご覧と通り、到着したみたいです」

 

 そこには白虎師団と玄武師団の全員がいた。

 

 雫

  「カズくん~!!」

 

 ガバッ!!

 

 一刀

  「おっとと! 久しぶりだな、雫・・・・・・その様子だとまた曹操辺りに、でも絡まれたか?」

 雫

  「うんうん!! 正直言ってある意味で怖かった・・・・・・」

 一刀

  「そうかそうか・・・・・・恋・・・元気だったか?」

 恋

  「(コクッ)・・・・・・皆・・・元気だった・・・・・・一刀は?」

 一刀

  「元気だぞ・・・・・・こっち来いよ?」

 

 恋は近づいて行き

 

 一刀

  「(ナデナデ)・・・・・・ご苦労様だ」

 恋

  「・・・・・・(コクッ)//////」

 七乃

  「え~と・・・・・・再開の所、悪いのですが~」

 一刀

  「あぁ・・・二人共、続きは後でな?」

 雫

  「は~い」

 恋

  「・・・(コクッ)」

 

 二人は一刀から離れ

 

 美羽

  「雪よ!」

 

 シュッタ!

 

 雪

  「はい。間諜はいませんでした」

 美羽

  「うむ! では、今回の招集の訳を話すのだ・・・七乃よ」

 七乃

  「はい~ 最近、黄巾を身に纏った賊が横行しているようなのです。一刀さんが仰った時期と、

  ほぼ重なりました」

 一刀

  「そうか・・・準備の方は?」

 七乃

  「出来ていますよ~ 3年掛けて育てた4部隊分の訓練兵が62000人ですね。配分はどうしま

  しょうか?」

 一刀

  「そうだな~ 均等に25500人ずつで配分するか~?」

 恋

  「(フルフル)・・・・・・一刀・・・恋のところ、少なくていい」

 音々音

  「そうですぞ、にぃにぃ。2000人もいれば何とかなりますぞ」

 蘭

  「私達の師団は突撃型ですから・・・実践、経験豊富な兵でお願いしますね?」

 一刀

  「・・・・・・という訳で恋と所に精鋭を2000だな? 雫の所は多い方がいいか?」

 雫

  「うん。私達の所は基本的に兵器運用だから、手勢は多い方がいいかな?」

 輝里

  「でしたら・・・25000でどうですか?」

 夕華

  「そのくらいなら問題ないですね」

 帷

  「実戦経験が積めそうです」

 來花

  「・・・・・・実戦」

 雫

  「そうね・・・じゃあ、25000で大丈夫よ」

 七乃

  「残りは35000ですけど・・・どうしますか?」

 桃香

  「そうだね~・・・・・・15000くらいで大丈夫かな?」

 桜葉

  「そうだな・・・少数の攻城戦部隊だしな。そのくらいで十分だろ」

 一刀

  「なら、俺達は残りの20000だな」

 美羽

  「そうじゃな・・・・・・皆、絶対生きて帰ってくるのだぞ? これは黄龍師団師団長の命令じゃ!!」

 全員

  「「「「「応!!」」」」」

 

 全員で声を上げた。

 

 

 

 

 

 美羽は各地で戦っている四神の中心に当たる、黄龍師団の師団長を務めていて、主な役目は

 各地で戦っている師団に物資や兵の提供などを主にしている。

 河南郡で美羽が公演で稼いだ金で物資などの資金源に当てている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 四神の動き出す時は目の前まで来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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