No.648410

真・恋姫無双 天下統一伝 第十八話

yukkyさん

9ヶ月も更新せずに申し訳ありませんでした
これからはしっかり更新して行きます

今回で黄巾の乱は終了です

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2013-12-25 22:49:59 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:7903   閲覧ユーザー数:6666

 

「義勇軍を率いている劉備 玄徳といいます~」

「同じく、北郷一刀という」

「軍師の諸葛亮と申します」

 

劉備陣営の3人組が入ってきた

それにしても、北郷か…

うちの後輩が何故ここに(人物紹介参照)

まぁ気にするまでもないか

俺という例がいるのだし

 

(ギロッ)

てか、隣の永久の視線が果てしなく恐ろしいのだが…

あれか、司馬懿と孔明は史実でもライバルだったからってやつか?

 

「で、何の用だ?俺たちも戦後処理もあるから足早にお願いしたいのだが…」

「あ、すみません、その要件なんですが

貴方方の此度の戦のことで一言言いいことがあるのです!!」

 

…なんだろうか、そんなに邪険される程度の作戦だったか ?

むしろマトモなものだったはずだが

 

「この度の戦のあなたたちの行いは間違っていると思うんです!!

賊の中には、生活に困ってやむなく参加した人もいるんですよ

それを、撃破はおろか殲滅するなんて…

酷すぎます!!」

 

…意味がわからない。

要するにあれか?

生きる術がなく、やむなく賊に加担した人もいるのだから、そいつらは見逃せってことか?

そんなこと…

 

「…言いt「言いたいことはそれだけですか?」…永久?」

 

完全に切れかかっている永久がそう口にした

言おうとしたことを先に言われてしまったが

まぁそれは別にそもそも気にしていない

俺が言うとなれば恐らく、風評の問題から本音はしまって諭すくらいのことしかできないだろうし

問題は…

 

 

(永久が短いセリフで噛まない…だと…!?)

 

そこじゃねぇだろ by作者

 

「それだけとはなんですか!?」

 

そう劉備は言い返すが、永久は冷徹な目を貫きながら

 

「所詮それだけでしょう

いくら生活に困窮して、 参加したとはいえ

人を殺め、物を略奪して来た事実には変わりありません!

それだけで、その賊どもは完全に殺戮、窃盗という犯罪を犯した賊徒と化しました

かような者に、慈悲など必要でありましょうか?

そもそも、この戦での目的は黄巾党の討伐…

其の目的に違えたことを私たちは行なったのでしょうか?

私の言ったことに間違えが有りましょうか?

あるのなら、どうぞ!!遠慮なく!!

この場で申し上げください。」

 

うわぉ、容赦ねぇ

てか、あんな怒り気味の永久初めて見たな

いつものあの噛み噛みの永久はどこへ行ったんだ?

完全に劉備たちは沈黙してる…

まぁ、あの弁論の中に完全に隙はないから上に殆どが正論だからな…

致し方ないといったところか

 

「…そ、それでも、殲滅はひどすぎます、火計で一人残らず焼き討ちにするなんて…」

 

「フフッ、貴女は甘い考え方をお持ちのようで…

奴らが、また同じようなことを行わないという保証もないのに

やつらに降伏という慈悲を与える。

完全な偽善ですね…

そしてまた同じことが繰り返されるんですよ!

あいつの所なら別に何やっても殺されないからってね!!

白々しい、そうやっていい子ぶるんですか

それで、人を救った気でいるんですか?」

 

「…」

 

完全に沈黙

助け舟でも出してやるか

 

「永久、怒るのもいいがそのへんにしておけ」

「ですが、刃様、私は…」

「少し黙っていろ、いくらこいつらの言動が無礼とはいえ

ここは主君同士の話し合いの場だ。

お前が口を挟むべき場ではないことは分かっているだろう?

俺が話を進める。そのあいだに自分の行いを見直しておけ…」

「…御意」

 

とりあえず、なんとか黙ってくれたか

 

「と、いうわけだ。

取り敢えずひとまず戻ってくれんかね?

お前らが居座っているとうちの軍師がおかしなことになりそうだし

そちらも後処理とかあるのだろう?

こんな所で水掛け論している暇はないのだから。」

 

「は、はい!!分かりました。ありがとうございました」

 

「待ってくれ!!」

 

せっかく助け舟を出してやったのに

それを止めてきた北郷

何考えてんだか

下らない用事だったら一回痛い目くらい見せてみようか。

 

「お前、うちの桃香に散々罵詈雑言言っておいて

自分の用が終わったら、速効で立ち去れってか?

それってなんだよ!おかしいだろう!!」

 

…は?

おい、待て

こっちは助け舟を出してやったんだぞ

完全に沈黙して険悪ムードになっていたそちらを助け上げようとしたんだぞ

その誘いを一蹴するのかよ

巫山戯てんのか、こいつ!?

 

「ご主人様、もういいんだよ」

「もういいんですよ、ここは李通様のご厚意に甘えて早く帰りましょう!」

 

劉備と諸葛亮が止めに入った

てか、いまさらだけど、諸葛亮完全に空気だったな…

いや、本当に今更だけど

 

「ッチ、分かったよ」

 

俺らに舌打ちして天幕を出て行った3人組

どうでもいいけど 、あいつ上司に敬語使えとか習わなかったのか?

立場的には俺の方が上だぞ。

正直、不敬罪で斬首にすることも可能だぞ

幾ら天の御使いといえどもな…

 

3人が出て行ったあと

 

「刃様…少しお話があるのですが、よろしいでしょうか?」

 

永久がそう言って来たので俺の天幕へと移動することにした。

折角、意見してくれた永久には悪いことしちまったな…俺もまだまだ未熟ってことか

 

〜永久side〜

「刃様、申し訳ありませんでした

軍師である私が、一時の激昂に任せて

怒鳴り散らすなど、この司馬懿一生の不覚です。

斬首だろうと受け入れる覚悟でございます。如何様にも処罰を与えてください…」

 

私は一人の人間の前に

李通軍の軍師…

先程のような立ち居振る舞いは

李通軍の風評に関わる

私の軽率な行いの所為で李通軍が危なくなるかもしれないと思うと…

 

 

「寧ろ謝るべきはこっちだ。すまない永久。失望したか?俺があの時止めたこと…」

 

「そんな!?刃様は何も悪くないですよ!頭を上げてください。」

 

 

一家臣の私に対しても頭を下げられる。

そんな御方に失望なんてするはずがない

その程度で揺らぐような忠誠心など持ち合わせていない

むしろ、その言葉は私が言うべき言葉だ。

 

 

「俺はお前に感謝している。俺が言いたかったことを全てお前に代弁してもらえた。

むしろお前が言っていたからこそ

大事にならなかったんだろうな。

俺が言ってたら、それこそ大騒ぎだろうし…

ありがとね、永久」

 

感謝されることなどないのに…

やはり、刃様は優しい

このご時世、家臣よりも風評を大事にする世の中で

何よりも家臣をとる

そのような主君など、この世を探して見ても刃様くらい…

優しながらにどことなく儚い。

吹いたら吹き飛ばされそうなこの御方だからこそ

私は惚れてしまったのでしょうね。

今誰もいないこの時なら、私のこの思いを!!

 

「刃様、私は…「刃様!!」…ふえ?」

 

自分の思いを告げようとした瞬間に水仙が入ってきた。

 

「戦後処理が整い、軍の出立準備も完了しました

いつでも出立できます!」

 

「分かった、済まんな永久

また今度な!!」

 

そういう、水仙の目には

(抜け駆けは許さんぞ、永久)という念が

こもっていたことを言っておきましょう

 

〜side out〜

 

そういって、李通軍は居城へと帰って行った

9ヶ月も休むなんて本当に申し訳ありませんでした

 

刃「理由はあるのか?」

 

アイデアが浮かばないのと時間がないことかな

 

刃「まぁ、9ヶ月かけてこの程度の駄文じゃ…」

 

申し訳ありません!!

 

刃「まぁ、こっからはちゃんと更新するんだろ」

 

無論、不定期ですが、しっかり更新して行きます

 

刃「済まないが許してやってくれ、悪気はないみたいだからな」

 

本当にすみませんでした

次は拠点挟んで反董卓連合に行きます

感想、意見等よろしくお願いします!!

 

 
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