No.647027

魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) エピローグ

Blazさん

イレギュラー"アインスト"の存在を知った零人達。
彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・!
そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。

A,s 2nd編イメージソング

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2013-12-21 23:11:01 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1321   閲覧ユーザー数:1279

A.s 2nd篇 エピローグ1 「時空の彼方 また会おう」

 

 

ジェネシス攻防戦から一週間。

予想よりも地球への被害があった為に数日の間、聖祥小は臨時休校として校舎の復旧と整備などに尽力していた。どうやら家等は倒壊はしてはいなかったが、電柱の転倒や一部破損などが目立ち、そのせいでもあったのだ。

 

攻防戦の後になのはたちは一足先に地球に戻っていたのだ。

しかし、零人とフェイトは以前としてアースラとオルドルで治療をしており、どちらも傷跡が深く残っていたのだった。

 

 

なのは「・・・・・。」

 

そんな中、なのはは一人海の見える場所に立っていた。其処はかつてなのはがフェイトと分かれた場所だ。だが、周りには誰も居ない。なのは一人だ。

 

しかし、それを遠くから見守る者達が居た。はやて、すずか、アリサ、ヴィータの四人だ。

 

アリサ「・・・・あれから・・・ずっとあのままよね。」

 

すずか「そうだね・・・・。」

 

ヴィータ「・・・。」

 

そう言って四人はなのはを見つめ続けていた。それは、なのはの状態が原因だったのだ。

確かに身体の怪我は完治というまでではないが、回復し日常生活には問題無かった。

だが、問題は精神面だったのだ。

 

なのは自身は日常での生活は問題無かった。しかし、どうやらクルーゼの言葉などを聞きいれてそれを考えている内に自問自答を自分の中で繰り返すことになってしまったのだ。

それを見た四人はどうにも声を掛けられず、こうしているしか他になかったのだ。

 

しかし。

 

はやて「・・・・しゃーない。ウチがいって見る。」

 

はやてが話しを切り出し、なのはの元に歩き始めたのだ。

 

すずか「ちょっ・・・はやてちゃん・・・・」

 

ヴィータ「・・今は・・・任せようぜ。はやてに。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はやてはなのはの隣に立ち、一緒に海を見ていた。それが数分経つとなのはが話しを切り出したのだ。

 

なのは「・・・不思議・・・だよね。」

 

はやて「・・・。」

 

なのは「どうして・・・私達って・・・こうして生きていられるんだろ・・・・」

 

はやて「・・そりゃ生きてるからやろ?」

 

なのは「・・・・そうだけど・・・・もしかしたら・・・あの時って・・・時々思うことがあるんだ。」

 

はやて「・・・。」

 

なのは「もしあの時・・・私が・・・あの夜私がユーノ君を助けなかったら・・・あの日・・ユーノ君を最初に見つけていなかったら・・・全ては変わっていたかもしれない。」

 

はやて「・・・せやな。ウチもそうや。もし、夜天の書を持っていなかったら・・・もしかしたら何もかも変わっていたかもしらへん。けど・・・それはもう無理や。過去の事は誰にも変えられへん。誰にも。」

 

なのは「・・・・・。」

 

はやて「そんなん、神様でも無い限りは変えられることもできひん。けど・・・・けどな。

だからやない?過去が変えられないから、明日に進める。変えられたら世界はそこまでや。」

 

なのは「・・・・そうだね。過去は一度決まったものだし・・・進んでしまえば変えられない。だから・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは「生きるのって・・・・・難しいね。」

 

はやて「・・・せやな。けど・・・・もしかしたらこの先、それ以上の難しい事が当たり前のように起こるかもしらへん。でも・・・生きるのがどれだけ良い事か・・・な?」

 

はやてがそう言いなのはの顔を見ると、なのはは空を見上げて笑っていたのだ。

そしてはやては軽く息を吐くと、なのはに言ったのだ。

 

はやて「なのはちゃん。これだけは忘れたらアカンで。

 

 

 

 

 

なのはちゃんは一人じゃない。」

 

なのは「・・・・・うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。少女達の周りは慌しく変化し始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルドル・・・

 

オルドルの通路を一人歩いていた者が居た。それはシグナムだったのだ。シグナムは一応民間での協力者としてオルドルとアースラの出入りは許されており、それは他の騎士達も同様だった。だが、シグナムがココに来た理由は一つ。それは、当然零人だった。

どうやら以前のクロノの説得では納得がいかず、とうとう自分から乗り込んで零人に会うつもりだったのだ。

 

 

そして。医務室の前に立つと、シグナムはBJとなりレイヴァテインを構えドアを切り裂いた。それを医務室前の監視カメラが確認すると警報が艦内に鳴り響いたのだ。

 

シグナム「・・・チッ・・・・」

 

舌打ちをしたシグナムはそれでも医務室の内部に入って行った。そして、迷わず零人の居るベッドに向かい、剣を構えたのだが・・・・・

 

 

 

 

バニング「くっ・・・やはりアイツ・・・!」

 

バニングたちが医務室に到着したのはそれから五分と経たずだった。入ると、其処には唖然としていたシグナムば立っており、それを見たバニングたちは不審に思ったが、取り合えず彼女を取り押さえることにしたのだった。

 

バニング「・・・モンシア、ベイト。彼女を確保しろ。」

 

ベイト「了解です。」

 

モンシア「ったく・・いきなり殴りこんできて今更後悔ってか?」

 

二人はそう言いシグナムの両腕を取り押さえて確保し、その場から連行したのだ。残ったアデルとバニングはその後、零人が寝ているベッドに向かい、彼女が何を見たのかを確かめに行った。

すると其処には・・・

 

アデル「なっ・・・・!?」

 

バニング「・・・そうか・・・そう言う事か・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アースラ、医務室・・・

 

そして、その頃。アースラの医務室ではフェイトが殆どの傷が回復したので包帯を取って体を軽く動かしていた。其処に霊太が入って来てフェイトに声を掛けたのだった。

 

フェイト「・・・よし。」

 

霊太「身体の調子はどうだ?」

 

フェイト「うん。もうそこそこは大丈夫だよ。」

 

霊太「・・・そっか。そりゃ何よりだ。」

 

フェイト「でも・・突然どうしたの?」

 

フェイトの問いかけに霊太は少し黙り込んだ。そして、事情を話し始めたのだ。

 

霊太「・・・俺達に対して召喚命令が出た。恐らくはアースラも近々召喚されるだろうさ。」

 

フェイト「・・・やっぱり・・・今回の?」

 

霊太「だろうな。多分これを機に地上本部は軍備増強だの何だのとか言い出すだろうさ。」

 

フェイト「・・・じゃあリョウ達は・・・・」

 

霊太「それは多分無い。第一、解散なんてすりゃ誰が汚れ仕事をやるんだってことになるし。」

 

フェイト「・・・・。」

 

霊太「つー理由だ。俺は・・・先に戻るぜ。」

 

フェイト「・・・・うん。」

 

そう言って霊太は戻ろうと医務室を後にするのだが・・・

 

フェイト「あ・・・リョウ。」

 

霊太「・・・何だ?」

 

フェイト「・・・・・ありがとう。」

 

霊太「・・・・・いいって事よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???・・・

 

そして、別の場所では・・・

 

ハザマ「全く・・・散々な目にあいましたねぇ・・・・」

 

ハザマとレリウスが大量の調整層の中に立っており、レリウスは調整層の一つを見つめて話を聞いていた。その調整層にはニューが入っており、どうやらコールドスリープしていたようだった。

 

ハザマ「そういえば・・・第13素体と共に窯に堕ちた子供の所在は?」

 

レリウス「何だ。気になるのか?」

 

ハザマ「まぁどうやってあそこに来たかは大体予想が付きます。ですが彼女の配役がわからなかったので。」

 

レリウス「・・・そうか。アレの配役は・・・」

 

 

女性「配役は・・・歌いし者・・・と言う所かしら?」

 

すると、其処にはハザマたちとは別に一人の女性が立っていたのだ。それを見てハザマは紳士的な顔で挨拶をして、ついでに納得したのだ。

 

ハザマ「これはこれは・・・そう言う事でしたか、Ms。」

 

女性「ええ。でも、私もあの子があそこで登場するなんて思っていなかったわ。あれって・・・」

 

レリウス「・・・運命を変える程度の能力。紅魔の吸血鬼だ。」

 

女性「あら、やっぱし?ホント・・・貴方達と吸血鬼って切っても切れない縁ね。」

 

ハザマ「・・そればかりは・・・何も言い返せませんね。」

 

レリウス「だが・・・同時に、使える存在でもある。その影響でお前は手駒と鍵を手に入れられたんだろ。」

 

女性はレリウスの言葉を聞き、軽く笑ったのだ。どうやらその話しは当たりらしく、女性も真意を話し始めたのだ。

 

女性「ええ。お陰で準備は結構滞りなかったわ。で、そのお礼は・・・」

 

レリウス「例の素材のデータと・・・戦闘データだ。」

 

女性「・・その事だけど・・・その素材のデータは解るわ。けど、戦闘データって要るかしら?」

 

ハザマ「ああ。それは素体たちの戦闘経験値として入れるつもりなんですよ。」

 

女性「あー・・・なるほどね。確かにこの子達は赤子同然・・・だからと言って・・・13ちゃんのデータを入れても誤差が生じると・・・」

 

ハザマ「だから・・・経験の少ない彼女のデータを元に「成長」と「進化」をするんですよ。」

 

女性「なるほどねー・・・」

 

ハザマ「そういえば・・・・そろそろ計画を?」

 

ハザマは女性に「計画」について質問すると女性は少し考えてやがては答えたのだ。

 

女性「ええ。もう時期も時期だし、同時に緩慢でもあるしね。」

 

ハザマ「そうですか・・・・では・・ご成功をお祈りします。Ms.(-----)。」

 

女性「・・・ええ。それでは・・・・ね。」

 

女性はそう言いその場を転移して後にしたのだ。すると、レリウスが今まで余り話さなかったが、自分から改めて話し始めたのだ。

 

レリウス「緩慢・・・か。」

 

ハザマ「どうしました?何か疑問でも?」

 

レリウス「・・・いや。確かにな・・・・」

 

ハザマ「・・・・。」

 

 

 

 

 

ハザマ「さて・・・後は彼等がどうするか・・・・楽しみですねぇ・・・・フフフフフ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、再び海鳴の街では・・・

 

アリサ「・・そういえば・・・零人はどうしてるかしら?」

 

すずか「まだオルドルのベットの上だと思うよ。」

 

ヴィータ「そりゃそうだ。アイツもかなりの怪我だったし・・・」

 

アリサ達はなのはとはやてを見つめつつも零人の事を気遣っていた。

そして、はやて達も議題はそこに移っていたのだ。

 

はやて「なのはちゃん。零人君と・・・会わんくていいの?」

 

なのは「・・・・・うん。」

 

はやて「・・・・どうして?」

 

なのは「・・・多分・・・・・・と思うから・・・・」

 

はやて「えっ・・・・・・」

 

すると・・・

 

 

ヴィータ「はやて!」

 

はやて「ヴィータ。」

 

ヴィータたちが二人の元にやって来てはやてに声を掛けたのだ。

 

はやて「どないしたん?」

 

ヴィータ「実は・・・霊太達が管理局に召喚喰らっちまったらしいくて・・・」

 

はやて「っ・・・・・・」

 

なのは「・・・・何時・・・なの?」

 

ヴィータ「・・・・・三日後。アースラはその後らしいからフェイト達はそっちに乗るって。」

 

はやて「・・・・そっか・・・・。」

 

アリサ「多分召喚の内容は・・・」

 

はやて「今回の事件・・・・やろうな。多分。」

 

なのは「・・・。」

 

すずか「その・・・・なのはちゃん・・会わなくて・・・・」

 

なのは「・・・大丈夫。」

 

ただその一言。その一言でなのはは全てを語ったのだ。それを聞いた四人は心配もしたが同時に不安な気持ちにもなった。そして、なのはは一人、空を見上げて呟いたのだった。

 

なのは「・・・大丈夫だよ・・・・・私は・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            -「04-5066」- 

             認証確認。

 

 

       Cord Name:ゲイル オンライン

 

 

とある場所。否、とある世界では声だけの者達が多元通信で会話を始めていた。

その者達はいつの間にかこの集まりを「お茶会」と呼んでいたのだ。

 

 

アンバル『アークが未確認武装組織を発見と征伐。そして、その武装組織の拠点であった大型大量殺戮兵器は塵となった・・・・か。どうしてなかなか・・・・』

 

ゲイル『・・どうする。正直に言えば岡本零人は行動が危険すぎる。』

 

グラス『確かにな。だが彼は己が正義に元ずいて行動している。どうする事も無かろうて。』

 

アンバル『その事だが・・・・あの一件。アインストが絡んでいたと思うか?』

 

するとアンバルは他の面々に対して少し忘れ去られていたことを言ったのだ。ココ最近アインストが出現したと言う報告は出ていなく、それを聞いた面々は黙り込むのだった。

少し経つとまた別の人物が話に入ってきたのだ。

 

アンジュ『まぁ・・あの数と指導者の考えを合わせれば無いとは言い切れないわね。』

 

ゲイル『しかし・・・問題はこの一件で管理局がどう動くかだ。』

 

グラス『十中八九、軍備の増強と志望局員の年齢を下げるだろうに。』

 

アンジュ『ええ。その動きが現在行われようとしている。多分、今よりも低い・・・九歳ぐらいになるでしょうね。』

 

アンバル『・・・やれやれ・・・これでは管理局が学校か何かだ。』

 

アンジュ『・・存外・・・そうかも知れないわね。』

 

グラス『・・・ゲイル・・・それでも・・・やるのだな?』

 

ゲイル『・・・・ああ。全ては・・・・未来の為だ。』

        

アンバル『・・・了解した。』

 

アンジュ『ではせっせと準備を始めると・・・しましょうか。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜・・・

 

 

 

霊太は一人ビルの上の屋上の端に座っていた。そして、一人で夜の街を眺めていたのだった。

 

霊太「・・・・。」

 

しばらくし、霊太が何かに気付くと一人で話し始めたのだ。

 

霊太「やっと来たか・・・待ちくたびれたぜ。」

 

その後ろにはいつの間にかレイチェルが立っており、霊太はレイチェルに話掛けていたのだ。

 

レイチェル「・・・そうね。で?どうする気なの?」

 

霊太「・・・決まってるだろ。俺は強くなりたい。だから・・・」

 

レイチェル「・・・・そう・・・なら・・・・私達がその願い、叶えてあげましょう。」

 

レイチェルの後ろには一つの魔法陣が展開されていた。霊太は其処に迷わず向かっていき、魔法陣の中に立ったのだ。そして、レイチェルと共にその場を後にしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイチェル「世界は動く・・・それは、誰も予想はしえない。新たな事象。全ては動く。そして変わる。変わり行く運命と時の中で・・・貴方は何を思い、歩くの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告。

 

霊夢「零人達は歩き始めた。そして、その時。私達の所にも以外な事が起こっていた。」

 

魔理沙「次回、エピローグ2「蒼に染まるまで」。」

 

 

 

 

 

霊夢「さて・・・貴方はどうするの?」

 

 

 

 

 

 

 

お知らせ!

 

またもや「Blazのプチラジオ」をやるのでご質問等を募集します!

質問の内容は自分の作品なら問いませんし、その他でもOKです!

ちなみにゲストはまたも二人、予定しております!

ご応募お待ちしていまーす!

 


 
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