No.646924 英雄伝説~光と闇の軌跡~ 外伝~女神の一族”ブライト家”の力~前篇(後半)soranoさん 2013-12-21 18:28:57 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1573 閲覧ユーザー数:1486 |
~碧の大樹ー神域ー~
(我が動き、見切れるかっ!?)
サエラブはクラフト――――炎狐強襲で次々と魔獣達に電光石火の速さで襲って怯ませ
「鳳凰牙!!」
そこにツァイトが炎の闘気を纏って強襲して止めを刺した
「(神焔の咆哮!!)」
さらに協力技(コンビクラフト)を放って多くの敵達を葬り去った!
「わ~!ツァイト、カッコイイ~♪」
「フフ、狼と狐の共同戦線なんて珍しい物をみれたわね……」
2体の攻撃を見たキーアははしゃぎ、セシルは微笑んでいた。
「大地の矢よ、今こそ降り注げっ!大地の制圧射撃!!」
テトリは矢の雨を降り注がせて新手の敵達を怯ませ
「光よ!邪悪なる者達を焼き払えっ!贖罪の聖炎!!」
「今こそ鳴り響け!罪人を裁く雷よ!審判の轟雷!!」
ニルとパズモは同時に魔術を放って怯んでいる敵達を一斉に滅し
「グオオオオオオオオ――――――――――ッ!!」
カファルーはクラフト――――獄熱ブレスで向かってきた新手の敵達を焼き尽くし
「ク――――――――――――ッ!!」
クーは猛吹雪のブレスを口から解き放つクラフト――――ブリザードブレスを放って他の敵達を氷漬けにし
「グオオオオオオッ!!」
「ク――――ッ!!」
カファルーはクラフト――――爆炎スマッシュで、クーはクラフト――――水流スマッシュでそれぞれ氷漬けになった敵達を砕いて滅した!
「あれが”六異将”の力……!あ、圧倒的すぎる……!あの数相手に優勢で戦い続けるなんて……!」
「……さすがは皆さん古の時代から存在し、古の戦いを潜り抜けているだけあって精鋭揃いですね…………」
パズモ達の活躍を見ていたリィンは驚き、エリゼは真剣な表情になった。敵達の中にはアーツの駆動や力を溜めて次の攻撃に備えている者達もいたが
「させませんっ!!」
テトリがまさに神業と言ってもおかしくない速さで次々と矢を放って全て命中させ、敵達の行動を妨害し
「す、凄い……!百発百中だわ……!しかも旧式の弓であれほどの威力や精度を出すなんて……!?」
「……あれがユイチリの王族種―――――”ニルユイチリ”の精霊弓技……!」
テトリの弓技にアリサは驚き、セティは真剣な表情でテトリを見つめていた。敵達の中には悪魔や幻獣も混じっていたが
「グオオオオオオオオ――――――――――ッ!!」
「ク――――――――――――ッ!!」
カファルーとクーがブレス攻撃を放って敵を足止めしていた。するとその時!
「天の風琴が奏で流れ落ちるその旋律!凄惨にして蒼枯なる雷(いかずち)!ブルーティッシュボルト!!」
パズモは異空間より召喚した、雷で形どった竜を解き放ち
「そは忌むべき俸命にして偽印の使徒!深遠の淵へ帰れ!招かれざる者よ!セラフィックローサイト!!」
ニルは上空より極太の光の柱を降り注がせ
「大地の剣よ……我らが敵を貫け!タイタニック!!」
テトリは異空間より地属性でできた巨大な剣を召喚し、召喚された剣は敵達に向かって行き、敵達を貫いた瞬間大爆発を起こした!3人の強力な魔術は悪魔や幻獣すらも一瞬で葬り去った!
「なんて魔術……!あんなとんでもない威力の大魔術をたった一人で扱うなんて……!?」
「異世界の魔法技術は一体どれだけ進んでいるのかしら……?」
3人の強力な魔術を見ていたセリーヌは驚いた後厳しい表情をし、エマは不安そうな表情で呟き
「うわ~……確かにあの威力なら冗談抜きで軍隊とも戦えるね~。」
「……生身で戦車が破壊されたという話も、今の戦いを見ていたら納得……」
パズモ達の圧倒的な戦いを見ていたミリアムは表情を引き攣らせ、フィーは静かに呟いた。
「あ~もう!次から次へと鬱陶しいわね!ミント、一気に減らすわよ!」
「はーい!」
その時エステルはミントに呼びかけ
「――――サティアさん、力を貸して!」
エステルは己に眠るサティア――――”正義の大女神アストライア”の力を解放して全身に膨大な神気を纏って武器を天秤の十字架(ラクスリブラクルース)に持ち替え
「ハァァァァァァァァァ…………!」
ミントは全身に膨大な魔力を溜め始めた!
「その身に刻みなさい!!」
膨大な神気を纏ったエステルは天秤の十字架(ラクスリブラクルース)で次々と敵を斬り捨てた後一対の白き光の翼をはやして大空へと舞い上がり
「神技!ニーベルン・ヴァレスティ!!」
異空間から膨大な”聖気”や”神気”を纏った槍を召喚して魔獣の軍団に放った!すると魔獣の軍団に命中した光の槍は大爆発を起こして、多くの敵達を滅した!
「ええええええええええええええええええええっ!?」
「に、人間に翼が生えたぁっ!?」
「エ、エステル……アンタ、マジで人間止めているじゃない……」
翼を生やしたエステルを見たアリサは声を上げ、マキアスは混乱し、サラは表情を引き攣らせ
「うわ~……!エステルさん、天使さんみたいですね♪」
「……………………」
「何だあれはっ!?”ブレイサーロード”は本当に人間なのか!?」
「あ、あんな事までできるなんて…………さ、さすがは”女神”の一族ですね…………」
フランははしゃぎ、ノエルは口を大きく開けて固まり、ダドリーは信じられない表情で声を上げ、リーシャは大量の冷や汗をかいて苦笑し
「オイオイオイッ!?”ブレイサーロード”ってマジで人外じゃねえか!」
ヨナは驚きの表情で声を上げた。
「グオオオオオオオオオオオオー―――――――――――――ッ!!」
一方力を溜めていたミントは竜化し
「なあっ!?」
「に、人間が……り、りりりり、竜になったぁっ!?」
「あれが伝説の存在―――――”竜”……!」
「……圧倒的だな。」
「なんて魔力……!」
竜化したミントを見たユーシスは目を見開いて声を上げ、エリオットは混乱し、ラウラは目を見開き、ヴィクターとエマは真剣な表情でミントを見つめていた。
「魂断獄炎撃(ソウルブレイクファイア )――――――――――――――――ッ!!」
そして竜化したミントは灼熱のドラゴンブレスを口から解き放ち、ブレスを受けた敵達は悲鳴を上げながら焼き尽くされ、塵も残さず消滅して行った!
「あれが”竜の息吹(ドラゴンブレス)”…………!」
「うわ~…………こんなのもう、立派な兵器だよ……」
「むしろ現存の兵器―――火炎放射器でもあんな火力を出すのは無理。」
「これが本物の”竜”――――超越した存在の力か……どう考えても俺達”人間”の身では敵わないだろうな……」
ミントの攻撃を見たセリーヌは驚き、ミリアムは表情を引き攣らせ、フィーは静かに呟き、ガイウスは真剣な表情でミントを見つめ
「ね、ねえ……ガプタールさんでもあんな威力のドラゴンブレスを放つの無理なんじゃない~?」
「……どうでしょうね。ガプタール様はミントさんとは異なる竜。それにミントさんと比べると生きている時間が圧倒的に違いますから、ガプタール様も本気になれば凄まじい力を発揮すると思いますが…………」
表情を引き攣らせたシャマーラの言葉を聞いたエリナは真剣な表情で考え込んでいた。
「ハ、ハハ……みんなの反応……予想通りの反応だよな……」
「私達も昔はあんな反応をしていたわね……」
「いや~、今となっては懐かしいな~。」
「エステルさん達のせいで、わたし達の”非常識”が”常識”になるんですよね。」
アリサ達の反応を見たロイド、エリィ、ランディは苦笑し、ティオはジト目で呟き
「まあ、今のエステルは存在が非常識すぎるけどね♪」
カーリアンはからかいの表情で呟いた………………
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