No.646554

真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第六十七話 確かな成長

ohatiyoさん

カイト&ティアナのコンビ
その実力とは?

2013-12-20 08:06:02 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:652   閲覧ユーザー数:644

はやてとナギの決着が着こうとしていた頃、カイトとティアナは見事なコンビネーションで、戦闘機人達を追い詰めていった

 

クアットロの幻影は、同じ幻影使いであるティアナが暴き、チンクとディードは一方的にカイトに攻撃され、ディエチは乱闘状態ではエネルギー砲を撃てないでいた

 

ディエチ「狙いが定まらない………」

 

イノメースカノンを持ち、カイトとティアナを撃ち落とそうと狙うも、近くに姉2人と妹が居る為、巻き込みかねない

 

よって攻撃が出来ないでいた

 

これはカイトの策である

 

チンクとディードに接近戦で挑み、ほとんど距離を置かずに戦う

 

それにより、ディエチを行動不可にする

 

だが、この策は味方の被害などを考えないクアットロが居る場合はタブーだった

 

クアットロならば、チンクとディード諸共カイトを狙うだろう

 

そこで、ティアナにクアットロの相手をさせるのだ

 

いくらクアットロと言えども、ティアナを相手にしながらカイトの様子を覗うのは不可能だった

 

ましてや、お得意の幻影が全く通用しないのだ

 

クアットロの顔にも焦りが見える

 

クアットロ(このガキ、私の幻影を悉く破ってくれるわね)

 

生意気な………

 

ティアナ(いける………このまま押し切る!)

 

クアットロの幻影を破り、確実に本体を狙い撃つ ティアナ

 

彼女が放った弾丸が、クアットロの左腕を掠る

 

クアットロ「チッ ディエチちゃん!! 手を貸しなさい!!!」

 

このままでは不利と感じ、ディエチに助けを乞う クアットロ

 

ディエチ「わかった!」

 

カイトに狙いを定めるのを止め、今度はティアナを狙う

 

しかし、それこそがティアナの狙い通りだった

 

ティアナ<今です!! カイトさん!>

 

カイト「ヴレイジングバースト!!!」

 

ディエチに紅い閃光を放つ カイト

 

ディエチがカイトから視線を逸らした時こそが、確実に当てれる時なのだ

 

ディエチ「仕舞った!!!!」

 

何とか躱そうとするものの、攻撃範囲が広く、カイトの砲撃が直撃してしまう

 

ディエチ「グッハッ」

 

ディエチは その場に倒れ、意識を手放す

 

クアットロ「おのれ!!!!!」

 

してやられたという事を悟り、怒りを露わにする クアットロ

 

チンク(ここまでだな)

 

ディエチを守りながらの戦いは辛い

 

負けを認める チンク

 

チンク「ディード、お前はディエチを連れて、戦線から離脱しろ」

 

ディード「しかし………」

 

チンク「私は殿をする。姉に任せろ」

 

ディード「…………わかりました、お気を付けて」

 

チンク「ああ」

 

ディードはチンクに言われた通り、ディエチを抱えて逃走する

 

カイト「貴様が殿と言う訳か」

 

チンク「そうだ…………ここから先は行かせん」

 

ナイフを構え、カイトに挑む チンク

 

カイト「まぁ1匹でも捕まえれればいいだろう」

 

ウィザード(銃)をチンクに向けて、弾丸を放つ

 

チンク「可愛い妹達には手出しさせん、私も捕まるつもりは無い」

 

カイトの攻撃を見極めながら、冷静に確実に躱していく チンク

 

カイト「あまり魔導師を舐めるなよ? 戦闘機人風情が!!!」

 

ウィザード【セイバーフォーム!】

 

切っ先から刃を出現させ、再び接近戦でチンクに襲い掛かる カイト

 

カイト「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

チンク「食らえ!」

 

突撃してくるカイトに向けて、ナイフを投げる チンク

 

チンク「IS発動!!! ランブルデトネイター!!」

 

そして、爆発させる

 

カイト「この程度の爆発、どうという事は無い!!!」

 

その爆撃に後ずさることなく、チンクに突撃する カイト

 

流石に予想外だったのか、チンクは驚き、カイトの攻撃を躱せなかった

 

カイト「食らえ!!!!」

 

ザシュッ

 

ウィザードの刃が、チンクの腹を突き刺す

 

非殺傷の為、腹に穴が空く訳ではないが、カイトが猛スピードで突き刺してきたため、かなり痛いだろう

 

チンク「うっぐっ!」

 

チンクは顔を顰める

 

カイト「はぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」

 

カイトはその隙を逃さず、チンクの顔を裏拳で殴り、地面に叩き落とす

 

さらに、紅い弾丸を連発し、追い打ちを仕掛ける

 

カイト「フン、まずは1匹」

 

カイトの方は決着が付いたようだ

 

その頃、ティアナはクアットロを追い詰めていた

 

ティアナ「ここまでよ、大人しく降参しなさい」

 

クアットロに銃を向け、降伏を促す ティアナ

 

クアットロ「ガキだと思っていたけど、そこそこ出来るみたいね」

 

ティアナ「挑発する元気があるなら、スカリエッティの事を話せるわよね?」

 

クアットロ「フン、もう勝った気でいるの? 所詮は人間…………愚かとしか言いようがないわね」

 

ティアナ「………………」

 

ティアナは無言でクアットロを睨み付ける

 

対するクアットロは下種な笑みを浮かべ、ティアナを挑発する

 

さらに、両腕を大きく広げ、ティアナに近づいて行く

 

クアットロ「撃ってごらんさいよ……………私を捕まえたいのでしょう?」

 

何らかの策であろうか?

 

ティアナは撃つべきかどうか迷う

 

クアットロ「ほらほら~ 折角の大チャンスよ? あなたみたいな小物が私の様な大物を捕まえるなんて…………この機を逃したら永遠に訪れないわよ?」

 

ティアナ「っ!!! 舐めるな!!!!」

 

クアットロにクロスミラージュを向け、引き金を引こうとする

 

クアットロ「早く撃ちなさいよ~」

 

カイト「望み通りにしてやる」

 

ウィザード【プロミネンスバレット!!】

 

横からカイトが乱入してくる

 

紅い弾丸を何発もクアットロに向けて放つ

 

クアットロ「ありがと♪」

 

クアットロはすぐさま懐から石の様な物を出し、カイトの放った弾丸にぶつける

 

すると、強い光を放ち、クアットロと気絶しているチンクは消えてしまう

 

恐らく転移魔法の類いだろう

 

ティアナ「カイトさん…………」

 

カイト「いや、これでいい」

 

ティアナ「え?」

 

カイト「アレは奴にとって奥の手だったはず。それを使わせたのは大きい。あんなものは二度も通用せんからな」

 

ティアナ「なるほど」

 

カイトの言いたい事を理解する ティアナ

 

出来る限り早い段階で切り札を使わせておく

 

そうすることで、クアットロの首を少しずつ締めていくのだ

 

カイト「少しは自分の成長に自信が持てたか?」

 

珍しくティアナによく話しかける カイト

 

ティアナ「はい、以前の私だったら、さっきの奴にも勝てませんでした」

 

カイト「だろうな、間違いなく貴様は成長している」

 

ティアナ「はい、なのはさんの……お陰です」

 

カイト「フン、だが貴様の功績でもある」

 

ティアナ「え? どういう事でしょうか?」

 

カイト「貴様は自分の力を信用していなかった。そんな奴が強くなれると思うか?」

 

ティアナ「……………………」

 

カイト「自分は凡人などと……………負けた時の言い訳を作っているようにしか、俺には見えんがな」

 

ティアナ「そう……ですね」

 

今にして思えば、カイトさんの言う事がわかる

 

凡人だから仕方が無いという言い訳を創って、自分を守っていたんだ

 

何て小さな人間だろうか、私は…………

 

カイト「自分自身を認めない奴が、他人に認められると思うな」

 

ティアナ「はい…………カイトさんは、私を認めれくれますか?」

 

カイト「フン、10年早い………貴様など、ケツが青い赤子の様なものだ。俺に比べればな」

 

ティアナ「手厳しいですね」

 

カイト「才能を1つの物差しで測るな。才能とは強さではない」

 

ティアナ「では才能とは何です?」

 

カイト「自分で考えろ……………さて、他も片付いてそうだな」

 

ティアナ「六課に戻りますか?」

 

カイト「そうするか」

 

見事フェイトの仇を取ったカイトとティアナ

 

この2人は相性がいいのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回はフォアードメンバーVS戦闘機人です

 

エリオとキャロ、アマル、スバルは勝利することが出来るのか?

 

次回もお楽しみに!

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択