────貴方は何を望むのですか?────
一刀『大切な人が悲しまない世界……かな・・・』
────なぜ?───
一刀『なぜって……。決まってる。……好きだから。愛した人たちだからさ』
────それだけですか?────
一刀『それだけで十分だろう。…理由が小さいってか?……理由は大きさじゃない。理由は、存在することが大事だろ』
────…かもしれませんね。しかし、どうしてそう望むのですか?────
一刀『どうして、か……。それは、蜀では華雄が、そして大勢の五湖。魏では華琳が、…いや、魏の皆、そして、祭が…。呉では雪蓮と冥琳、これでも魏の皆が…。』
────誰かが悲しみ、もしくは死ぬ。ですか?────
一刀『っ!……そうだ。…外史が無数に存在するのに、大切な人が悲しまない外史は存在しなかった!悲しむ必要なんか無いのに!……だから!』
────だから『悲しまない世界』を望むと?────
一刀『そうだ!』
────ならば、望みなさい。あなたが考える最良の形での外史を────
一刀『…望めるのか?』
────外史の可能性は『無限大』ですよ?────
一刀『……そっか。はは…、そうだよ、な…。じゃあ、やってみようかな…』
────決まりましたか?────
一刀『…ああ!決めた!やってやるさ!』
────では、お行きなさい。外史の先で貴方が愛した人達がまっています────
一刀『ああ。行ってくる!皆の為に!』
────はい。お気をつけて────
一刀「ありがとう!じゃあな!」
作られた外史──。
それは新しい物語の始まり。
終端を迎えた物語も、望まれれば再び突端が開かれて新生する
物語は己の世界の中では『無限大』──。
そして閉じられた外史の行き先は、ひとえにあなたの心次第──。
さあ。
外史の突端を開きましょう───。
───────幽州啄郡。五台山・麓。
桃香「ぽーりーえすてーるってなぁに?」
???「へっ!?」
桃香「それに、何だかさっきから、私の知らない言葉ばかりー。……お兄さん、一体何者なのかな?」
???「な、何者?うーん、まさか自分がそんな風に言われる日がくるとは……」
俺ってばそんなに怪しい風体してる?なんて思わずがっくり。
……なんて言ってる場合じゃないな。
???「俺は──」
──────同時刻。陳留。
???「君……誰?」
曹操「それはこちらの台詞よ。あなたこそ、何者?名を尋ねる前に、自分の名を名乗りなさい」
???「えっと……──」
──────同時刻。荊州南陽・孫策の館。
孫策「私は孫策。字は伯符。この館の主よ」
???「そんさく……孫策?うーん……」
孫策「唸る前に、まずはあなたの名前を教えなさいよ」
???「あ、ごめん。俺の名前は──」
一刀(蜀)「俺は北郷一刀。聖フランチェスカ学園の二年生。なんだけど……」
一刀(魏)「えっと……北郷一刀。日本で聖フランチェスカの学園の学生をしている。日本人だ」
一刀(呉)「あ、ごめん。俺の名前は北郷一刀。ええと……姓が北郷で名前が一刀。字っていうのは無し」
一刀×3「「「ん?」」」
三国に、この世界に3人の天の御使い降り立つ。
劉備のもとに、『仁』の北郷一刀が。
曹操のもとに、『勇』の北郷一刀が。
孫策のもとに、『智』の北郷一刀が。
この3人の一刀は、それぞれの国のために──いや、この大陸のために努力し、『大切な人が悲しまない世界』にするのであった。
─────外史の可能性は『無限大』ですよ?─────
続けかないよ……たぶん。
~あとがき~
外史の可能性は【無限大】なんです!!!!!
…はい、ほんとすいません。
誰も悲しまない世界ってことで書いてみました。
あと、一刀が一人だけじゃ『全員』に手を出せないからこの形ってことで。
…はい、ほんとすいません。
反省もしてるし、後悔もしてます。
すいませんでした。
…で、では!!(逃げよう!)《ダッ!》
Tweet |
|
|
64
|
1
|
追加するフォルダを選択
……ここはどこ?私は誰?
………なんでこんな事しちゃったの?
続きを表示