また、まただ。
あの夢を見た。
悪夢のような現実。
みんなが必死に手を伸ばして俺に助けを求めていて
俺もみんなを助けたくて必死に手を伸ばす。
でも、みんな俺の手をすり抜けていってしまう。
そう、そんな夢。
とても、暖かな日差しが差している司令室。
とても、眠くなって、軽く夢を見て、嫌なことを思い出す。
そんな、お昼の時間
電「司令官さん、一時から海軍将官会議なのです」
となりに居る秘書艦の電ちゃんがなんか言ってる。
司令官「・・・あぁ」
電「司令官さん?」
司令官「・・・あぁ」
電「聞いてますか、司令官さん?」
司令官「・・・あぁ」
電「むっ・・・・」
いつまでたっても生返事しか返さない俺に苛立った電ちゃんは思いっきり俺の頬をつねってみたぽい。
司令官「痛ッ!・・・・って何すんだよ電ちゃん」
電「いつまでたっても司令官さんがお話を聞かないからです!あと、私は電(いなづま)です。電(デン)ちゃんじゃないです」
司令官「今更なに言ってんの、それに、俺と電ちゃんの仲でしょ」
俺は笑いながら電ちゃんの頭を撫でた
電「はわわわ!?うーっ、司令官さんの意地悪なのです」
司令官「ごめん、ごめん、えーっと、それでなんだっけ?」
電「やっぱり、話聞いてないじゃないですかー!」
司令官「あははは、すみません」
電「・・・・はぁ、一時から海軍将官会議なのです。あと、先程、連絡が入ったみたいで東雲大佐、春大佐、百合少将が遊びに来るそうなのです」
司令官「そうか、懐かしいなみんな」
電「・・・・・」
司令官「急に黙って、電ちゃんどうかしたのか?」
電「・・・悲しそうな顔をしていたのです」
司令官「へっ?」
電「司令官さんがとても悲しそうな顔をしていたのです」
司令官「俺、そんな顔してたかなぁ~?ただ、みんなのことを思い出してただけだよ?」
電「嘘なのです、司令官さんは春さんや東雲さんや百合さんのことじゃなくて、撃沈してしまった艦娘たち(なかま)を思い出しているだけなのです」
司令官「なんで、そんな風に思うんだ?言ったはずだろ、電ちゃんあのことはもう口に出さないと」
電「でも、でも!司令官さんは気づいてないかもしれないけれど、司令官さん毎晩、魘されてるのですよ」
司令官「俺が?そんなことは・・・・・ない」
電「司令官さんがそう思っていても、実際に司令官さんは魘されているのです」
司令官「・・・・・・・・・」
電「司令官さんの寝室の隣だから全部聞こえるのです。司令官さんがいつも謝る声が・・・聞こえるのです」
司令官「・・・・電ちゃん、もうこの話はやめよう。前にも約束したはずだよ」
電「・・・・・わかったのです」
司令官「でも、電ちゃん心配してくれるなんて優しいな」
電「うぅ~」
俺はそう言いながら電ちゃんの頭を撫でた。
電ちゃんは照れながらも気持ちよさそうに撫でられている。
俺はこうやって誤魔化すことしかできないんだ。
ごめんね、電ちゃん。
Tweet |
|
|
0
|
0
|
追加するフォルダを選択
とりあえず、お試し一話で続きを書くどうかもわからないです。
もしかしたら、一回消して投稿しなおすかもしれないです
結構、文章滅茶苦茶ですがうとうとしながら書いたんで許してください