~ 第109話 †誇りの金薔薇と普通の白馬† ~
遂にその日はやってきた
皇帝陛下による1年の戦争禁止を言われた袁紹(えんしょう)
その沙汰を言われて一年
諸侯達はこの日から始まる大陸の動乱の為に今まで動いてきた
北方の雄、公孫賛(こうそんさん)は出陣の準備をしていた
まだ袁紹から正式な宣戦布告はされてはいないが、国境近くまですぐ来るだろうと
自分についてきてくれた民の為にも引くわけにはいかない
そう決意をしながら彼女は準備を武官や文官達に指示を出す
そこへ伝令がやってきた
「伝令!公孫賛様、国境を守る兵から急ぎの書簡
それと、袁紹からの書簡が届きました!!」
「分かった、下がって休め」
「はっ!」
伝令から受け取った書簡を確認する
【じみ~な白蓮(ぱいれん:公孫賛真名)さんへ
今日は陛下から言われた事が終わる日
それはわ・た・し・の輝かしい道の始まりですの
その名誉ある晴れ舞台!
普通な白蓮さんの土地を頂く事に決めましたわ
だ・か・ら私と白蓮さんとの仲ですし、降参して私の配下におなりなさい
そうすれば一緒に輝くことができましてよ?
北平(ほくへい)と渤海(ぼっかい)の国境で返事を待っていますわ】
公孫賛はその書簡を読んで捨てる
「はぁ~・・・言いたい放題言ってくれるな麗羽(れいは:袁紹真名)奴め
伝令の方の書簡も見たけど・・・やっぱ引けないな」
両手で顔を軽く叩いて、やる気を入れて号令をする
「皆の者!これから出陣だ!!!」
それから1日が経ち、公孫賛は袁紹が待つ国境へやってきた
目の前に広がる軍勢、こちらよりも遥かに多いのが分かる
だけど自分は引くわけにはいかない、私も民を守る王なのだから
公孫賛が前に出ると、袁紹も前に出てくる
金色に輝く鎧を身に付け、いつもより輝くように光る金色の髪
馬につけている装備も金色だ・・・非常に光って目に悪い
「普通な白蓮さんお久しぶりですわね
返事を聞かせてもらいますわ
まぁ聞かなくても分かりますけども、名誉ある私の配下になるんですわよね?」
「そうだな、目立てるのなら悪くないかもなと言いたい所だが断る
私についてきた兵の皆と民の者達に悪いからな
だからすまないな麗羽・・・私達は戦うぞ」
「そうですの残念ですわ
でも、それでこそ白蓮さんですわ」
ニッコリと笑みを浮かべて去っていく袁紹
こちらもゆっくりと陣営に戻る
そして・・・
「皆さん!華麗に!雄々しく!前進しなさい!!」
「皆の者、我ら北方の雄の力を存分に見せつけろ!!」
お互いの金と白の部隊がぶつかり合った
その頃、一つの100人ほどの小さな部隊がその戦いから少し離れた所で待機をしていた
先頭には桃色髪の仮面をつけた女性がその戦場を見ていた
~あとがきっぽいもの~
毎度の如く短くてすいません・・・
とうとう北での戦闘が始まりました
麗羽ってこんな感じだったかな?というか皆さんの美羽様LOVE度にビックリです
おかしいな・・・雪蓮と冥琳のラブラブ書いてたのに見向きもされなかったorz
YesロリータNoタッチの紳士が多いのだと改めて思いました
ここからはなるべくサクサクっと済ませていきたいと思っています
後、最近白ちゃんの傭兵時代のお話を書こうかなと構想してます
中身はまだ明かせませんが年明け位には簡単なプロローグだけでも書けたらいいなと思います
その際はもしかしたら・・・ここではなく他の所にも投稿するかもしれません
色々と浮気症な駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m
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この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
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大丈夫な人は駄文にお付き合いください、更新は基本日曜になります
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