No.644389

真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第五十八話 怒れるハヌマーン

ohatiyoさん

さて、古の森編もいよいよ大詰め!

2013-12-11 09:39:57 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:611   閲覧ユーザー数:600

キャロとフリードの活躍で、ルーテシアを追い払う事に成功した

 

しかし、ハヌマーンを操っていた虫も消える事となる

 

これにより理性を取り戻したハヌマーン達が暴走を始める

 

ハヌマーン「「ウキィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!」」

 

巨大な棍棒を振り回し、なのととウェンディに襲い掛かる

 

なのは「え?」

 

ウェンディ「うわっ!!! 急にどうしたっスか!?」

 

暴れ始めるハヌマーンに驚く2人

 

ウェンディ「おかしいっス!!! ルーテシアのお嬢さんは何をやってるっスか!?」

 

ハヌマーン「ウキィィ!!!!!!!!!!」

 

ブンッ

 

勢い良く振られた棍棒に当たり、吹き飛ばされる ウェンディ

 

ウェンディ「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

 

なのは「仕方ない………………ディバインバスター!!!!!!!!!!」

 

ハヌマーンを気絶させようと、砲撃を放つ なのは…………………しかし

 

ハヌマーン「はぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

片手でなのはの砲撃を受け止める ハヌマーン

 

なのは「嘘!?」

 

なのはは信じられなかった

 

本気では無かったとは言え、まさか片手で受け止められるとは、予想していなかった

 

なのは「クッ 本格的に戦わなくちゃいけないみたいだね」

 

なのははハヌマーンと戦う事を決意したようだ

 

一方ウェンディは、

 

ウェンディ「何かよくわからない状況っス………ここは退散するっス!」

 

逃げるようだ

 

ライディングボートに乗り、急いで古の森から脱出する ウェンディ

 

その頃、他のメンバー達もハヌマーンの暴走に困惑していた

 

フェイト「何故いきなり……………」

 

ハヌマーンの攻撃を躱し続ける フェイト

 

トーレ「はぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

ハヌマーンに殴りかかる トーレ

 

しかし、彼女の攻撃はハヌマーンには効かなかった

 

ハヌマーン「ウキキ!!!!!!!」

 

ハヌマーンはトーレを蹴り飛ばす

 

そして、近くの木に激突する

 

トーレ「グハァ!」

 

う”………ルーテシアお嬢様に何かあったのか?

 

トーレ「ここは逃げるか…………」

 

ISを使い、森から脱出を図る トーレ

 

ティアナとスバルは、ハヌマーンの猛攻に耐えきれず、逃げていた

 

そして偶々合流する事が出来たのだった

 

ディードとノーヴェは何所に行ったかは不明

 

2人はなりふり構って居られず、ただ突っ走るのみ

 

ティアナ「ああもう!! あのゴリラは何で追って来るのよ!!!」

 

ティアナ達を追いかけて来る ハヌマーン

 

スバル「ティア~ 何とかしてよ~」

 

泣きべそをかく スバル

 

ティアナ「少しは自分で考えろ!!!!!」

 

ハヌマーン「「「「「ウキィィ!!!!!!!!」」」」」

 

スバル「ちょ!! 何か追ってくる数が増えてるよ!? ティア~」

 

ティアナ「いいから走れ!!! とにかく走れ!!! 走っていれば出口に着く……………と思う」

 

2人が全力疾走している時、ヴィータは以外にもチンクと協力してハヌマーンを倒していた

 

チンク「IS発動!ランブルデトネイター!」

 

ハヌマーンに向けて投げられたナイフが爆発し、怯んでしまう ハヌマーン

 

チンク「今だ!」

 

ヴィータ「おう!! 行くぜ! アイゼン!」

 

アイゼン【カートリッジロード! ギガントフォルム】

 

ヴィータ「ギガントォォォォォハンマァァァァァ!!!!!!!!!!!」

 

巨大なハンマーを振りかぶり、ハヌマーンの頭上に叩きつける ヴィータ

 

ハヌマーン「ウガッ!!」

 

流石のハヌマーンもこれには堪らず、気を失った

 

ヴィータ「見たか! これがヴィータ様の実力だ!」

 

チンク「フム、まずは1匹と言った所か」

 

しかし、何故ハヌマーンが暴走したのか?

 

チンク(いや、ルーテシアお嬢様に何かあったとしか考えられんな)

 

ここは退いておくか………

 

チンクはその場を立ち去ろうとする

 

しかし、それ許さない ヴィータ

 

ヴィータ「待てよ…………何所に行くつもりだ?」

 

チンクの前に立ち、逃がさねぇと言わんばかりだ

 

チンク「一旦帰るのさ…………予定が狂ったのでな」

 

ヴィータ「逃がすと思うか? わりぃけど……………捕まえるぜ?」

 

アイゼンを構え、チンクを捕まえようとする ヴィータ

 

チンク「フッ そう簡単には見逃してくれんか」

 

ヴィータ「これも仕事なんでな…………それにアタシ個人、スカリエッティの奴が気に入らねぇ」

 

チンク「そうか……………だが、お前との決着はまた今度だ!!」

 

ヴィータに向けてナイフを投げ、

 

チンク「ランブルデトネイター!!」

 

爆発させる

 

その時に出る煙を煙幕代わりにしたのだろう

 

ヴィータ「野郎! 逃がすか!!」

 

煙をアイゼンで払い、チンクが居た場所に踏み込むが、

 

ヴィータ「チッ 逃げ足が速い野郎だ」

 

既にチンクの姿は無かった

 

ヴィータ「しゃあねぇ…………森から出るか」

 

ヴィータは飛び、古の森から脱出する

 

そして、ヴィータの近くに生えていた木の影からチンクが出て来る

 

チンク「生憎、逃げ足は遅い方……………だから隠れていたのさ」

 

気づかれたら戦うつもりだったが、その心配はいらなかったな

 

チンク「さて、私も脱出しよう」

 

チンクはヴィータが飛び去った逆の方角へと歩いて行く

 

チンク「まぁ道順などは知らんが、適当に歩いて居れば出れるだろう」

 

意外と呑気なチンクだった

 

そして、オットーとの戦いで負傷したエリオは、ハヌマーンに襲われ、大ピンチを迎えていた

 

エリオ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

オットーに付けられた傷が痛むのか、まともに戦えない エリオ

 

オットーは既に逃げていた

 

エリオ「クッ どうすれば………………」

 

ハヌマーン「「「ウキィ!」」」

 

エリオの前に立ち塞がる3体のハヌマーン

 

最早、エリオに戦う気力は残っていなかった

 

エリオ(僕はこんな所で…………)

 

いや、僕はまだ死ねない

 

みんなを…………キャロを守れるぐらいに強くなっていない

 

エリオ(そして、フェイトさんに恩を返して居ない)

 

死ぬもんか………負けるもんか………

 

エリオ「僕は………生きて……帰るんだ!! みんなの所へ!!」

 

信念がエリオを奮い立たせ、ボロボロの体に鞭を打ち、ストラーダを杖代わりにして立ち上がる

 

エリオ「僕は!!! ま、まだ…………戦えるぞ!!!」

 

そうは言うものの、体力も魔力も限界に近かった

 

はっきり言って、まともに戦う事は出来ないだろう

 

ハヌマーン「「「ウキィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!」」」

 

3匹のハヌマーンは一斉に襲い掛かる

 

エリオは朦朧とし、ハヌマーンの攻撃を躱すことは出来ないだろう

 

この攻撃が決まれば、間違いなくエリオは死ぬ

 

ハヌマーンの持つ刃が、エリオを貫こうとする

 

ザシュッ

 

斬り裂かれた……………………ハヌマーンの持つ刃が

 

エリオ「………フェイト……さん」

 

エリオの前にはフェイトが立っていた

 

ハヌマーンの持つ刃を切断したのはバルディッシュだ

 

フェイト「………………………」

 

フェイトはただ、ハヌマーンを睨み付け、

 

フェイト「……………失せろ」

 

ただ一言 言葉を発する

 

この言葉だけで、ハヌマーンは後ずさりしてしまう

 

フェイトが出す殺気に恐怖したのだ

 

フェイトの優しく美しい紅き瞳は、まるで憎しみと殺意の業火で燃え滾っているように見える

 

今のフェイトは、まるで命を刈り取る死神のようだ

 

ハヌマーン達は一切動かなくなる

 

フェイト「エリオ、行こう」

 

フェイトはエリオを抱きしめ、その場を去る

 

ハヌマーン達はフェイトの背中を見つめ、決して追おうとしなかった

 

フェイトの背中には、来たら殺すと書いてあるように思えたからだ

 

実際にフェイトがハヌマーンを殺めるかはわからない

 

しかし、フェイトが出す殺気は、野生動物が本能で危険と感じるものだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は再び はやてVSナギ

 

決着はつくのだろうか?

 

次回もお楽しみに~

 

 

 


 
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