No.643776

劉勲伝

宇和さん

劉勲を恋姫風にssです ※コメント返しませんご理解ください。

2013-12-08 19:39:16 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3545   閲覧ユーザー数:3185

「私は、覇王として常に勝者であろうと思っていた」

 

 

覇王、曹操には数は少ないが「友人」と言うべき人物がいる。

 

 

「……私が勝たねば私の為に戦い散っていった者達の死は無為となる」

 

 

著名な人物で言えば「袁紹」「張ばく」が挙げられるだろう。

 

 

「だから、どんな相手で有ろうとも勝ち続けた…そう犠牲を払おうとも」

 

 

だが、彼女は曹操と戦い、そして負け「友人」から「敗者」となった。

 

 

「そう、私は自らが決して負けることを許さなかった」

 

 

例え友人であろうとも彼女は勝たねばならなかった。

 

 

「だけど、劉勲」

 

 

劉勲、元袁術配下で袁術滅亡後に曹操を頼り魏に仕官した人物である。

又、「とある」共通の趣味を持つものとして、曹操の友人というべき人物である。

 

 

「私は、貴方だけには勝てない」

 

 

そう独白した曹操の目線の先には、何かを追いかけるように早足で掛ける劉勲がいる。

 

 

「そう、無理、私には無理なのよ、絶対無理よ」

 

 

初めて敗北を認めた恐怖からか、曹操の顔は若干青ざめ、そして声が震え始める。

 

 

「だ、だって、そうでしょ、私だって、本気出せば愛紗とか翆もいけるだろうし」

 

 

そして、初めての敗北に、気づかぬ内に言い訳を始める。

 

 

「実際、春蘭とか桂花は簡単すぎて誇れないけど、でも、私は一癖二癖ある秋蘭とかも倒してきた」

 

 

言い訳というその行動の醜さに気づかぬままに。

 

 

「そう、私も難しい相手を確かに「私の可愛い雌」にしてきたのに!!」

 

 

まあ、そもそも「可愛い雌」とか昼間からはいけない言葉を絶叫してる事を気づかない時点で、まず我を失っているのだが。

「でも、そんな私でも無理なのよ、そう劉勲、貴方は私より高みをすすんでいる」

 

 

そう口にした時、劉勲が追いついたらしく足をとめ一呼吸整えたあと「叫ぶ」。

 

 

「七乃!!貴方、この首輪を付けなさい(ジャラ)そして、私の足を舐めなさい!」

「あは、劉勲さん本当に冗談抜きで死んでくれませんか…以降<人格否定から始まり人格否定で終わる廃人コース一直線の罵詈雑言>」

「あの七乃が攻略しようだなんて…私にはむ・・り・・」

 

 

そうつぶやきながら、初めての敗北に曹操は気を失い倒れた。

 

 

「分かっている、分かっているわ!七乃、貴方が私の心が壊れそうなほど邪険に扱うのは、一刀の世界でいる「つんでれ」であろう事を!!さあ、「つん」そろそろ終わりよ!「でれ」なさい七乃!そして足を舐めなさい…ぐふっ!!」

「……やっと黙ってくれましたね」

 

 

頑張れ強いぞ劉勲……チートキャラ七乃に唯一対抗出来るキャラになれるのは君しかいない!

鳩尾に拳を突っ込まれようとも!!頑張り続けるんだ!!

曹操こと「傾国の同性愛者王」華琳が気を失いながらも、両手を親指をたてて「劉勲グッジョブ!」しながら応援してるぞ!!

 

次回話

 

「劉勲、七乃に手を出そうとするが……いつの間にか貂蝉が隣で寝ていた」の巻

 

あとがき

 

曹操の友人+張勲を捕縛という史実をこねくり回して。

同性愛者+張勲に「S」りたい的なキャラにしてみました。

 

まあ、なんとも、薄い内容です。


 
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