No.642654

ソードアート・オンライン『明星の勇者』第二十二話

竜使い誕生!

2013-12-04 19:36:52 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:754   閲覧ユーザー数:730

第八層 カナンの森

 

カイン「シリカ!そっちいったぞ!」

 

 

シリカ「はい!はあぁっ!」

 

 

シリカは短剣ソードスキル《ラピット・バイド》で1メートルはある蜂…キラービーに当ててキラービーは倒される。

 

 

カイン「よし、お目当てのキラービーの針は揃ったな」

 

 

シリカ「それじゃあ依頼人の所に行きましょうか」

 

 

カイン「ああ、帰ろう」

 

 

デスゲームが始まって約2ヶ月が経ち、死者は現在約600人を越えた、だが攻略では未だに死者は出ておらず、既に10層まで攻略されかなりのハイスピードで攻略がされていた。

 

 

そして現在俺とシリカとラピードは第八層のカナンの森にてキラービーの針を30個集めるという依頼を受けてこの層にきて先程目標数が揃った為に町に戻る帰路に歩く。

 

 

シリカ「それにしても、カインさん本当に強いですよね」

 

 

カイン「なんだよ、今更…」

 

 

シリカ「だって、攻略組のトップクラスの実力でギルドマスターもしてるんですから、凄いに決まってるじゃないですか」

 

 

カイン「そんな凄くないって…凄いって言ったらキリト達だろ?あれは異常だけどな」

 

 

今じゃあわ、攻略組で一番有名なのはキリトとアスナの二人であり個人の強さもあるが連携が上手すぎる…故に最強の夫婦剣とかも言われている

 

 

カイン「ん?」

 

 

シリカ「どうしたんですか?」

 

 

カイン「索敵に反応した一体だけだが場所はそこの茂み」

 

 

そうして反応がある茂みを指を指すと次の瞬間それは茂みから飛び出してきた。

 

 

 

「ビュア!」

 

 

それは水色をした小さな子竜で俺はβ時代の知識を思いだす。

 

 

カイン「あっ、こいつはフェザーリドラ、かなりレアモンスターだな…シリカ?」

 

 

俺は横を見るとシリカが目を輝かせていた…

 

 

シリカ「か…」

 

 

カイン「か?」

 

 

シリカ「可愛い~!」

 

 

カイン「可愛いってそれ確かに可愛いけど」

 

 

シリカ「怖くなよ~おいで~」

 

 

カイン「いや、猫じゃないからな…ん?可笑しいな普通なら攻撃してくるんだが…まさか!」

 

 

攻撃してこない理由に気づき直ぐにシリカにいった。

 

 

カイン「シリカ!何でもいいからそのフェザーリドラに餌を与えるんだ!」

 

 

シリカ「え?どうして…」

 

 

カイン「いいからはやく!」

 

 

こんなこと滅多に無いんだぞ

 

 

シリカ「は、はい!えっと…ピーナッツでいいかな?」

 

 

そういってピーナッツをフェザーリドラの近くに投げるとフェザーリドラははじめは警戒したもののピーナッツを食べてそしてフェザーリドラのカーソルが赤から緑に変わった…これは確定だ。

 

 

カイン「驚いた…まさかフェザーリドラをテイムするなんて…」

 

 

シリカ「テイムってカインのラピードみたいにですか?」

 

 

カイン「ああ、これでシリカも俺と同じビーストテイマーってわけだ、それじゃあ、名前を決めてやれ」

 

 

シリカ「はい!…ん~…よし!この子の名前はピナです!」

 

 

カイン「…ひとつ聞くがその由来は?」

 

 

シリカ「リアルで飼ってる猫の名前です!」

 

 

カイン「…さいですか…それじゃあ…まあ新しい仲間が加わったとこで依頼人を待ち合わせ場所に行こうぜ」

 

 

シリカ「はい!」

 

 

そういって新たな仲間…フェザーリドラのピナを連れて町に戻った。

 

第十層酒場

 

 

カイン「依頼されたキラービーの針30個です、間違えてないかご確認ください」

 

 

男性プレイヤー「おう!間違えねえ、依頼したもんだ、ありがとよ」

 

 

カイン「いえいえ、こちらは義をもってことをなすのがモットーなのでね、所で攻略の方はいかがですか?クラインさん」

 

 

クライン「ああ、順調だぜ明日か明後日にはボスの部屋が見つかりそうだぜ」

 

 

カイン「そうですか…それでは報酬のほうを」

 

 

クライン「ああ、10000コルだったな、これでいいんだな」

 

 

カイン「はい…確かに10000コル受けとりました、またのご利用をお待ちしておりますね」

 

 

クライン「おう!…所でよ、依頼を受けに来たときにいた…嬢ちゃんとはどんな関係なんだ?」

 

 

カイン「嬢ちゃんってシリカのことですか?いや、何とも信頼しているパートナーとしか…」

 

 

クライン「ん?そうか?俺の目には嬢ちゃんが見るあんたの視線はもう少し違ってたような気がしたがよ」

 

 

カイン「そうなんですか…」

 

 

カイン(それぐらい…もう気がついてるよ)

 

 

シリカから見る俺は確実にパートナーとしてではないぐらいわかってる…むしろあれは好意をもった瞳だといっていい…けど

 

 

カイン(死者が生者に結ばれるなんて…そんなことあっちゃいけない…)

 

 

やっぱり心の何処かでは一度死んでいる俺は…二度目の人生を楽しむのはいいかもしれないが恋人まで…そこまで幸せにはなっちゃいけないと思う…シリカには悪いけど…

 

 

カイン「それでは自分は失礼します、それではまたのご利用をお待ちしておりますね」

 

 

そういって店を出る。

 

 

そして十層が攻略されたのはこの翌日だった。

 

 

 

 

 

後書き

 

 

どうも~ウイングゼロです!

 

 

さて今回で漸くシリカの片割れとも言えるフェザーリドラのピナが仲間になりました!

 

そしてカインは既にシリカの好意に気づいています、鈍感ではありませんよ、ただし転生者という枷のせいで結ばれない関係…さあこれからどうなっていくのでしょうかね

 

 

次回は一気に飛んで17層のボス戦から始まりそして18層編に入ります、オリジナルストーリーでまさかそこまでするか!というでしょうね

 

 

それでは次回にお会いしましょうさいなら~

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
3
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択