No.642233

【MGSD2nd】星に届く者、届かぬ者【交流】

古淵工機さん

鉄道ネタ。実在の地名バンバン出しちゃった。
もう自重する気ないな俺。

■出演
サヤカ:http://www.tinami.com/view/641988

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2013-12-02 23:43:21 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:806   閲覧ユーザー数:773

2013年10月15日。

西京市M区の中心駅である『門司港駅』のホームに彼女はいた。

 

彼女の名は角館こまち。普段はどこにでもいる鉄道好きの女子中学生。

しかしある日をきっかけに魔法特急・マジカルこまちとしてMGSDにも参加している。

そんな彼女の視線の先にあったのはマルーンに輝くある列車だった。

 

「こ、これは…いずれ乗ってやりたい…ごくり…!」

…『ななつ星in九州』。

JR九州が新たなフラッグシップとして建造した豪華寝台列車だ。

九州の各地を数日かけてめぐる、まさに大地を行く豪華客船である。

 

「でもこれ、バカみたいに値段高いんだよね。ドレスコードも設定されてるし、魔法少女の格好で乗れるのかなあ…」

その時、彼女の横にある人物が立った。

彼女の名は長沢紗矢香、魔法のローカルタレント・スイートサヤカの通常時の姿である。

 

「あ、サヤカさん」

「こまちちゃん!いい写真撮れてるかしら?」

「いやぁ、ななつ星の車両って微妙な光の加減で色が変わるからどの角度で撮ったもんかと…サヤカさんはこれからどちらへ?」

「ああ、実は私もななつ星に用があるのよ」

と言って、サヤカはあるチケットを見せた。

「えっ…!!」

こまちが絶句したのも無理はない。サヤカが取り出したのは『ななつ星in九州』のチケットだったのだ!!

 

「さ、サヤカさん…そ、それは…」

「実は地方ローカルタレント会議でツアーを企画したの。それでこの列車を借り切ることにしたのよ」

と、敢えてどや顔で語るサヤカ。こまちはただ唇をかみ締め、羨望の眼差しを向けるのみであった…。


 
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