No.640222

ソードアート・オンライン『明星の勇者』第十一話

捨てられた少女


すいませんこちらのミスがあり本文が可笑しくなっていました。編集してもうだいじょうぶです

2013-11-26 21:50:33 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:846   閲覧ユーザー数:828

12:16

 

 

第一層 嘆きの森

 

 

トレーズ坑道を抜けた俺達は直ぐ様エテーネの村にとは言わずに安全地帯で休憩をとっていた。

 

 

カイン「剣技が186に索敵が206か…かなり上達してきたな…レベルアップはまだまだだし…」

 

 

俺はちょうどいい大きさの岩に座って自分のステータスを見ていた。

 

 

シリカ「あの、カインさん横いいですか?」

 

 

そこなシリカがやって来て別に気にはしていないので横に座らせた。

 

 

シリカ「危ないときに助けていたありがとうございます」

 

 

カイン「別にかしこまらくても…」

 

 

そんな中、索敵に複数のプレイヤーが近づいてきていた。

 

 

ワタル「な、なんだよ!この人数は…!」

 

 

ヨシユキ「これは…一体…」

 

 

安全地帯に足を運んだのはホルンカの村で別れたヨシユキ達だった。

 

 

カイン「よぉ!昨日ぶりだなヨシユキ」

 

 

ヨシユキ「カ、カイン!?どうして!?」

 

 

カイン「ヨシユキこそ、てっきりもうエテーネの村についていたと思ったんだが…」

 

 

ヨシユキ「ああ、ちょっとあってな…」

 

 

ヨシユキは横目で一緒にいる少女を見たがその子はかなり不機嫌で…ああ、なるほど…

 

 

カイン「まあ、頑張りたまえ若者よカイン」

 

ヨシユキ「いや!お前もだろ!」

 

 

え?もうすでに二十歳は越えてますよ(精神年齢は)

 

 

そうして俺とヨシユキは目的地が同じなのでエテーネの村まで一緒に行こうということになり休憩が終わってから嘆きの森を歩く…というか行軍する。

 

 

道中にはリトルネペントが出てくるがギルドメンバーにはちゃんと実付きが出てきたら絶対に実を落とすなと注意しているので大丈夫だろう。

 

 

カイン「ところでさ…ヨシユキ?なんでお前の仲間の一人は隠蔽を使い続けてんだ?」

 

 

俺は使い続けている索敵には及ばないが何度かメニューを開いて隠蔽を使っているのがわかった。

 

 

ヨシユキ「ああ、あいつはスギナミ、俺の悪友で何故いつも隠蔽使ってるかというと早くコンプリートしたいからだと…お陰で俺が付けてる索敵には反応しないときがある」

 

 

カイン「なるほど…ん?こいつは!シリカ!すまん此処で一旦停止!」

 

シリカ「え!?」

 

 

カイン「俺の索敵に反応があった!敵に囲まれてる!」

 

 

俺の索敵に俺達と少し離れた場所に敵に囲まれた4人のプレイヤーに恐らく敵はリトルネペントで実付きと戦って落としてしまったのだ。

 

 

俺はシリカに行軍を中止を呼び掛けると返事を聞かずにその4人のプレイヤーのところに駆け出した。

 

 

 

ヨシユキ「お、おい!ちょっと待てって!」

 

 

俺の後をヨシユキが追いかけてくるのがわかったが敏捷性に差があるためになんなく遠ざかっていく。

 

 

そして俺は索敵を逐一で確認しながら進んでいると索敵に動きがあった。

 

 

 

カイン(プレイヤーの点滅が1つまさか!3人死んだ!?)

 

 

俺は額に嫌な汗を流し索敵をみるとリトルネペントの群れは着実に最後の一人に近づいていた。

 

 

カイン「くそ!このプレイヤーだけでも!」

 

 

そしてリトルネペントがとプレイヤーのいる地点に到着した俺が見たのは予想通りリトルネペントの群れに囲まれ…俺より年下の女の子は何故か抵抗力がなく死のうとしていた。

 

 

カイン「はあぁぁっ!」

 

 

俺はその場で跳躍し女の子の元まで飛んでアニールブレイドで横切りを放ちリトルネペントを2体同時に倒した。

 

 

カイン「大丈夫…!?」

 

 

俺は女の子の方をみるとその瞳は絶望しているのか光が灯っておらず直ぐにでも自殺しても可笑しくない…いやしようとしていたのだろう…

 

 

カイン(いや!今は!このリトルネペントをどうにか!)

 

 

俺は近づいてくるネペントを一撃で倒していくも包囲されているから全方向を警戒しながら戦うことに悪戦苦闘だった。

 

 

女の子「…う…し…」

 

 

戦っている最中女の子が何か小さな声で何か言っていた。

 

 

女の子「どうして私なんか…助けるんですか…」

 

 

女の子は本当に今にも消えそうな声で俺に話しかけてきたが俺にはそれがまるで生きる意味がなくなったと思う他なかった。

 

 

女の子「私なんか…気にしないでください」

 

消えたい…俺にはそう聞こえてしまった。

 

 

カイン「死ぬんじゃない!生きるのを諦めるな!」

 

 

俺はネベントを一気に3体倒し女の子の方を振り向いて叫ぶ。

 

 

カイン「でりゃあぁぁぁっ!」

 

 

ヨシユキ「カイ~ン!」

 

 

そこにヨシユキ、ココ、ワタル、レイピア使いのマユキさんにユリアン、ムラマサ、フルブライト、アイリスがやって来る。

 

 

ムラマサ「助太刀いたす!でりゃあぁぁぁっ!」

 

 

ムラマサはソードスキル《リッパー》を放ちリトルネペントを一撃ど沈める。

 

 

アイリス「君!大丈夫!?」

 

 

カイン「アイリス!その子を連れて本隊と合流してくれ!俺達も直ぐに向かう」

 

 

ヨシユキ「ココ!お前も着いていってくれ!」

 

 

アイリス「了解」

 

 

ココ「うん、わかったヨシユキ」

 

 

アイリスとココは生存者の女の子を連れてギルドメンバーの所に走っていき俺達は一ヶ所に固まってたくさんいるリトルネペントを見渡す。

 

 

カイン「後、10体ぐらいか…さっさとかたをつけるぞ!」

 

 

そういって2分も満たずにリトルネペントが全滅したのは言うまでもない。

 

 

 

 

12:31

 

 

カイン「さてと…どうして死のうとしたんだ?」

 

 

本体へと戻った俺達はこのまま停止は不味いのでユリアン達には先にいってもらい、ここにいるのは俺とシリカとフルブライトだけだ。

 

 

シリカ「カインさん!単刀直入過ぎます!」

 

 

カイン「ああ、すまん…」

 

 

シリカ「ごめんね、えっと…あたしはシリカ、それでさっき話したこっちの男の人はカインさん、それでもう一人の男の人がフルブライトさん、あなたの名前は?」

 

 

女の子「…ユウナ…」

 

 

シリカ「ユウナちゃんか…それであの場所で何があったのかを教えてくれるかな?」

 

 

ユウナ「……はい…」

 

 

 

 

その後語られた内容は衝撃なものだった。

 

 

ユウナの他のパーティメンバーは3人とも兄姉といった、身内でデスゲーム宣言から三時間位ではじまりの街からでてホルンカを拠点にレベリングしていたらしい。

 

 

そして次の村に移動中にリトルネペントの実付きと出くわしユウナのパーティメンバーのひとりが好奇心で実を割り…リトルネペントに包囲された。

 

 

索敵を発動させていたユウナはあまりの数にパニックにおちいる中他の3人の反応が索敵から外れたらしい。

 

 

フルブライト「大将それってつまり…」

 

 

カイン「隠蔽だろうな…バカなことを…」

 

 

ユウナ「バカな…こと?」

 

 

カイン「ああ、君がいった通りその3人は隠蔽っていうスキルを入れていたんだろう、隠蔽は敵に気づかれないようにできるから確かに便利だ…だけど万能じゃない…隠蔽がくらわないMobもいる…例えばリトルネペントとかな」

 

 

シリカ「そ、それって!」

 

 

カイン「ああ、俺の索敵は恐らくプレイヤーの中で最も高い…俺の索敵には隠蔽の効果は看破されてるからその時に3人の点滅が消滅した…恐らくは君の兄や姉はもういないだろう…」

 

 

皮肉なものだな…恐らくは3人にとってユウナは捨て石…危なくなったら直ぐに切り捨てる囮役…

 

 

シリカ「酷い…家族を残して自分達だけ逃げるなんて…」

 

 

ユウナ「…可笑しいですよね…有能なお兄ちゃん達より、無能で落ちこぼれの私が生き残るなんて…」

 

 

カイン「現実世界では強者なんて居ない全員が弱者なんだ」

 

 

フルブライト「まあ、そんなところでユウナちゃん、自殺なんて馬鹿げてる。今一生。生きる人として!生きていこう」

 

 

ユウナ「で、でも…みんなはいらない子って…」

 

シリカ「それはユウナちゃんの回りが決めつけてることだよ」

 

 

カイン「大丈夫戦うことが怖いなら後方で見守ってくれて構わない、約束する俺達が君の希望になってやる」

 

 

俺は手を差し伸べるとユウナは泣き崩れ一時間は泣き続けた。

 

 

 

後書き

どうも~ウィングゼロです!

 

 

さてと新しくユウナが加わりましたが予定では-SAOで戦闘には出しません、後方を勤めます。

 

というか書いてた自分ももしそんなやつがいたらムカッと来るでしょうね…

 

 

そして隠蔽…原作ではコペルも同じ過ちで3人は死ぬましたね…ご愁傷さま

 

 

それでは次回お会いしましょうさいなら~

 

 

 


 
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