No.635005

ハンニバルになってリリ狩るマジ狩る

皆さん、ハンニバルというキャラクターをご存知ですか?
特攻野朗Aチームという映画のリーダーの様になりたいと願ったら俺はトンでもない化け物になれるようになってしまいした

2013-11-07 18:59:00 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2713   閲覧ユーザー数:2637

朧サイド

 

「とりあえず、みんなの衣食住の確保が必要だということが分かったわ」

「いやいや、とりあえずってはやてちゃん、こいつらファンタジーな魔法を使うんだぞ! そんなの置いても大丈夫かよ?」

「そないなこといったらお兄さんも追いださないかんな」

「ごめんなさいはやてさん!」

 

四人とケンカして朝を迎え丁度はやてちゃんも置きだしたところで四人が現れた理由を聞くと。

 

「魔力を集めて大いなる力? そないな物がこの本にあるって言うんか?」

「嘘くせえな、って言いたいけど信じえざるえないよな」

 

俺とはやてちゃんで一緒になって分厚い広辞苑の様な本を眺めたり突いたりしてみるとうんともすんとも言わずにいたが。

 

「ですので蒐集を行うよう私たちに命令を」

「せやけどその蒐集っていうんのをやると人様に迷惑かかるんやろ?」

「はぁ、少なからずは・・・・」

 

巨乳の姐さんシグナムが後ろめいたように言い返すとはやてちゃんが手を叩き。

 

「そしてらあかんな。人様に迷惑を掛けとうないし」

「ですけどそんなこといったら私たちのいる理由がありませんよ!」

 

美乳の姐さんシャマルさんが大きな声を出しながら抗議するも。

 

「理由なぁ、せやったらこれからみんなは私の家族ってことならどうや?」

「家族・・・・」

 

ちっこいいヴィータが小さな声でつぶやく。

 

「なんだちっこいの? お母さんのオッパイが恋しいのか?」

「はぁ? お前何訳のわからねえこといってんだ? アイゼンの頑固な汚れにするぞ!」

「おうおう、掛かってこいやちっこいの!」

「二人ともやめい、お兄さんもヴィータをからかわんといて」

 

小学生に怒られちった。

 

「それよりこの男は何者なのですか?」

「ん? ちょっと困ってたところを助けてもらってな。とっても親切なお兄さんなんよ」

「そうだ、俺は親切なんだ」

 

だけどいまだに俺の事を不審者としか見られていないようで四人の視線は明らかに敵意を表していた。

 

「そならシャマル、一緒にお昼の買出しに付きおうて貰ってええかな?」

「あ、おまかせを」

 

そう言ってシャマルさんとはやてちゃんはスーパーへ買出しに行ったのだが・・・・。

駄目だ、こんな空気に俺は耐える事ができん。

そんな空気の中一番に口を開いたのはシグナムの姐さんだった。

 

「単刀直入に聞く。貴様は何者だ?」

「え? 俺の名前は雨宮朧だが?」

「そういった意味ではない。貴様は本当に人間なのかと聞いているのだ」

「やっぱりそれ聞いちゃうんですか?」

「あったりめえだろ? あんな風に腕が変わりやがって」

「ちっこいのお前には話してない」

「んだと!」

「ヴィータ、だがヴィータの言うとおりその腕、見ると何か途轍もない力を感じる」

「その根拠は?」

「長年の勘だ」

 

どうしよっかな、真竜お前はどう思う?

『質疑に答えます。答えはYES、答えた方が良いかと』

その理由は?

『少なくとも彼らはこのマスターの力を少し見られております。全てでなくとも今後共同生活するのならば話だけでも良いかと?』

 

俺と真竜が頭の中で話をしていると。

 

「それがお前のデバイスか?」

「は? デバイス何それ?」

 

俺の一言で三人はあきれた様な顔をしながら。

 

「デバイスを知らないまま魔法を使っていたとは・・・・」

「いやいや、こいつ生きてるから、っていっても確か生体兵器って感じの分類に入る物だけど。ああ面倒臭い、真竜説明よろしく」

『了解ですマスター神機とは・・・・・・」

 

真竜が自分のことを話すついでに俺の体に何が起こっているのかを説明してくれると三人は暗いオーラを纏いながら。

 

「済まなかった、まさかお前がそんな事になり掛けていたとは」

「本当だぜ、よくそこまで耐えれたな」

「だけどあのまま自分が自分で無くなるって思っても実感がないからどんな風に返したらいいか分からんが」

 

もし俺が真竜の言うアラガミって奴になったら一体どうなってただろう?

ゴジラみたいに街中を暴れまわっていたんだろうか?

考えただけでもゾッとするな。

 

「ちょっと一服いいか?」

「あ、ああ構わん」

 

タバコに火をつけて少しでも気分を落ち着かせてっと。

 

「それにしても凄いよな、俺もあそこまでケンカで押されるの初めてだ」

「それは言うならこちらもだ。長年戦場に立っていた我らでもあそこまでやられるのは初めてだ? お前はどうしてそこまで強くなった?」

「俺か? ムカツク不良を何も考えずにボコボコしていたからだ。ま、無我の境地って奴だ」

「ど、独特な環境にいたのだな」

 

そうか?

俺にとってはこいつらの方が独特な気がするが?

 

「ただいま! みんな今日のお昼はお好み焼きやで!」

「お、流石関西人、お好み焼きとは通ですな?」

「そやろそやろ? さてみんなでたくさん焼こな!」

 

そしてみんなでてんやわんやとお好み焼きを焼いていき、シグナムの姐さん率いるヴォルケンリッターの面々もなれない手つきでも楽しくみんな昼食を食べていった。


 
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