No.63432

魏の龍外伝~鬼畏様のお・仕・置・き♡~夏侯姉妹編

タンデムさん

え~と今回は龍翠は一体どのようなお仕置きをしているのだろうかと気になった方々がいるということで書きました。
サブタイトルは『おにいさまのお・し・お・き』と読んで下さい。
ではどうぞ、本編をお楽しみください。
感想待っております。

2009-03-15 15:04:07 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:17595   閲覧ユーザー数:13224

注意!

是は、タンデムの書いている魏の龍の番外編です。

ですので、本編をある程度読んでから、

読んで頂く事を強くお勧めいたします。

 

設定

龍翠、夏侯姉妹が初めて龍翠のお仕置きを受けた時のお話です。

ですので、本編の時間軸と合っていません。

大体、龍翠13歳、夏侯姉妹8歳くらいです。

「・・・春蘭、秋蘭?僕は勉強してなさいって言いましたよね?」

そう笑顔で言う龍翠に秋蘭と春蘭は内心びくびくしていた。

秋蘭と春蘭は初めて龍翠に怒られていた。

しかも笑顔で怒っていると言う事は、本気で怒っている。

なぜ怒られているかと言うと、

春蘭、秋蘭は龍翠が言っていた勉強をせずに、外で訓練をしていたのだ。

だが其処に怒ってるのではなく、訓練中に庭に飾ってあった龍翠が大事に育てていた鉢植を壊してしまったのだ。

どれだけ大事かと言うと、華琳と名前をつけようとした位に大切にしていた。

それを壊されたのだ。

龍翠の怒りも尤もだ。

「二人には『お仕置き』をいたします。」

そして是が、龍翠鬼畏様(おにいさま)のお仕置きの原点であった。

 

~春蘭の場合~

夜、龍翠と共に近くの崖まで来た春蘭。

その春蘭の格好と言えば、

縄で何重にも拘束されていた。

そして、足の方から縄が一本だけ出ていて

龍翠の持っている鉄の棒の先についていた。

そして、崖の所の出来て下を覗き込む春蘭。

夜だが月明かりもあると言うのに、崖の底が見えない。

と、不意に春蘭の肩に龍翠の手が触れる。

顔だけ振り向くと、凄く綺麗な笑顔の龍翠鬼畏様がいた。

「あ、あのりゅうすいさま?。」

春蘭は、その龍翠の笑顔を見て凄く嫌な予感にとらわれる。

「くす。それでは逝ってらっしゃい♪」

そう言って、龍翠は笑顔で春蘭を

 

崖から突き落とした。

 

「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・。」

ドップラー効果でドンドン声が聞こえなくなっていく。

龍翠は、手に持っている鉄の棒に括り付けてある縄がピンと張ると、

釣り上げる様に、棒を引き上げる。

「・・・・・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああっ!!!!」

今度は、崖の上に急激に戻ってきた春蘭。

「はぁ・・・はぁ・・・。」

そして、龍翠に受け止めてもらい戻ってきたが、

春蘭は初めて、泣く事も出来ない恐怖を味わった。

だが、此処には鬼がいた。

「ふふふ。お帰りなさいそして、逝ってらっしゃい♪」

「えっ!ちょ、あああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・。」

そう言って、龍翠は春蘭に笑顔を向けてまた突き落とした。

皆さん想像して欲しい。今の時代にはバンジージャンプと言う一種のアトラクションとしてある。

だが、此処にはそんな物は無い。

春蘭は鉄の棒に括り付けられただけの縄で、バンジージャンプをしているのである。

はっきり言って恐怖のほかには何もない。

しかも、暗くて底の見えない崖でやっているのだ。

幼い春蘭には、これ以上の恐怖は無い。

龍翠は、戻ってきては落とす。

戻ってきては落とす。

しかも笑顔で、毎回落としているためその笑顔が脳裏から離れない。

この行為を凡そ、半刻ほどやっていると、

最後に戻ってきたときには春蘭が気絶していた。

仕方なく龍翠は、春蘭のお仕置きを是で終えた。

~秋蘭の場合~

秋蘭は、四肢を拘束されて、瓶に入れられていた。

そして、目の前には何が入っているか分からない瓶。

「あの、りゅすいさま?『おしおき』というのは?」

「クスクス。秋蘭?そう言えば秋蘭は蛙が嫌いでしたね?」

そう笑顔で聞いてくる龍翠に秋蘭は嫌な予感しか浮かばない。

「りゅ、龍翠様?」

そんな秋蘭なんぞお構い無しにもう一つの瓶の蓋を開ける。

その中にはまだ生きている食用の蛙がたくさん入っていた。

「ひっ!」

それを見て、秋蘭は小さな悲鳴を上げる。

秋蘭にとっては、是でもお仕置きだった。

だが、鬼畏様状態の龍翠はそんなに甘くない。

「では、秋蘭は今から『生きた蛙の猿轡』をしたまま、『蛙の瓶風呂』に、気絶をせずに一刻入ってもらいます。」

そう言って、龍翠は笑顔で瓶の中身を秋蘭の瓶の中に入れる。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

秋蘭は今薄い服しかしていない。

入ってきた蛙のベタベタした肌触り、

何故か滑っている水、

服の中に入ってくる蛙の感触。

全てが、幼い秋蘭の恐怖の対象だった。

だが、それで許してくれないのが鬼畏様だ。

「それじゃあ、秋蘭はい。あ~ん。」

そう言って、龍翠は笑顔で『生きている蛙』を持って秋蘭の口の中に無理やりねじ込んだ。

「ンンンンンンンンンンンンっ!!!!!!」

そう叫んだと思ったら、白目を向いて気絶した。

だが、龍翠は秋蘭を起こして、

「まだ、一刻経ってませんよ?言っておきますが、ちゃんと一刻気絶せずに経つまでこの瓶から出しませんからね?」

そう笑顔で龍翠に言われて、秋蘭は泣き出しそうだった。

結局、秋蘭がその瓶から出たのは通算19回気絶し、時間にして一時と三刻(約3時間30分)後だった。

~翌日~

春蘭と秋蘭。

「なぁ、しゅうらん。」

「なに、あねじゃ・・・。」

春蘭と秋蘭は、無茶苦茶げっそりとしていて、子供らしい元気が出てこない。

「わたし、きのうのきおくが無いんだ・・・。」

「あねじゃも?私もだ。ん?・・・なんにこれ?」

そう言って、秋蘭は枕元に有った竹簡を見て顔を蒼く染めた。

それにはこう書いてあった。

「春蘭、秋蘭。次また、イケナイ事をしたら・・・・お仕置きですよ?」

是により、二人は龍翠のお仕置きという言葉に敏感に反応するようになり、

龍翠の、くすくす笑う黒い笑みを見ては、

記憶の底に刻まれた黒歴史を言い様の無い恐怖と共に、思い出し震えるのだった。


 
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