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リリカル東方恋姫 第七話 『同じ顔を持つ人は世界で三人はいる』

一刀のもとにあのキャラが登場!?

いったいどうする主人公!!

それでは第七話をどうぞ

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2013-11-05 01:28:54 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1978   閲覧ユーザー数:1874

正気に戻った一刀ははやてと共に朝食を食べた後、真紅と一緒に別荘に必要な物を買いに結界の術式を設置しながら商店街に来ていた。

チャチャゼロははやての護衛のため彼女の傍(常に膝の上)にいる。また、もしものためにはやての身の回りにカンドロイドのタカカンドロイドとバッタカンドロイド(ステルス機能付)を配置している。

 

「生活品と実験に必要な材料をスーパーで買うか」

「生活品はともかく、実験に使う材料をスーパーで買うって・・・;」

 

というわけで商店街に近くのスーパーで買い物をする。

ちなみに、一刀の格好はストレートの髪をポニーテールにして、首に真紅、黒の半そでに白のズボン履き、白のコートを着ていた。

 

「これだけ買えばいいか」

「たくさん買ったわね」

 

買ったものを真紅に収納する。

真紅には収納能力があり、必要な武器は真紅に閉まっている。

 

「とこで、食材もあるけどなにに使うの? はやてにご馳走でもするの?」

「あぁ♪ はやてにいろいろやさしくして貰ってるし、お礼にご馳走したくてな」

(へ~律儀なところもあるのね♪)

 

ご馳走(自分は食えないけど)が楽しみだと思う真紅。

 

「それに実験の材料でもあるし」

 

その言葉に真紅は凍った。

 

「ところで、実験て何?」

「台所にあるモノで簡単に作れる核燃料」

 

さらりととんでもない事をいう一刀に真紅は頭が痛くなる。

だが、原子炉をためらわず使っているのだ、そこはつっこまないことにした。

 

「えーと、何で作るの?」

「しいたけ、ネギ、牛肉、たまねぎ、糸こんにゃく、焼き豆腐、砂糖、醤油」

「すき焼きかい!」

 

 

 

その後、一刀たちは商店街でめぼしい物を探していると紙袋を両手に持った人どぶつかった。

紙袋を持った人がこけてしまい、袋の中身が出てしまった。

 

「あっ、すいません」

「いえ、おきになさらず」

 

一刀は落ちたものを拾い集め、相手も拾い集める。

拾い集めたとき、一刀は相手の顔を見たとき驚いた顔をする。

 

「!?」

「あのー、どうしましたか?」

 

?を浮かべる相手は女性だった。だが、驚いたのはそこではない。彼女の容姿である。

長いストレートの髪にメイドみたいなエプロン。そしてチャチャゼロと同じライトグリーンの髪とアンテナのような耳、顔は無表情だがどこかチャチャゼロの面影を感じる。

 

(なんで茶々丸がこの世界に!?)

 

目も前の女性が、ある世界でその世界の魔法を教えてくれた吸血鬼の従者であり、チャチャゼロの末っ子にあたる人形『絡操 茶々丸』と瓜二つであった。

 

「私の顔になにか?」

 

ジーと彼女を見つめていると話をかけられた。

一刀はとっさに、

 

「いえ!とてもきれいな人だな~と思っていたので」

 

なぜかナンパの口説きかたで答えてしまった。

 

(まっ、一刀だからしょうがないわよね~)

 

真紅はかわいそうな人を見るような返答であった。

 

「はぁ~」

 

無表情で返事する相手にはずかしいと感じた一刀であった。

 

 

 

「そうなのですか。北郷様はこの町に着たばかりで」

「はい、昨日付いたばかりで、今は知り合いの家に居候してるんです」

 

一刀は絡操 茶々丸(名前も一緒で驚いた)と一緒に彼女が働いている珈琲店に行くことになった

なぜ、こうなったのかというと…、

 

 

落としたものを拾って帰ろうとしたら

 

 

 

 

『せっかくなのでうちの店にコーヒーでもどうですか』

 

 

 

や、

 

 

 

『私、絡操 茶々丸といいます』

 

 

 

と言ってきて、最初は断ろうとしたが

 

 

 

『いやでしょうか?』

 

 

 

 

無表情の顔だが母性本能がくすぐり、一刀は撃沈した。

で、現在、彼女が働いている店に向かっている。

ちなみになぜ様付けなのかは彼女の癖である。

 

《ほんとチャチャゼロと似てるわねー》

《そりゃ、正史じゃーチャチャゼロの妹だし》

 

一刀と真紅は念波で会話する。

もっとも、彼女は一刀が知る茶々丸ではないことを出会った後に分かった。

茶々丸にばれないようこっそり解析した結果、一刀の知る茶々丸と目の前に茶々丸の構造が違っていた(それでも機械仕掛けのロボットである)。

だが、一刀はもしかしたら自分の知る人物が現れる可能性(最初に浮かんだのはエヴァや超など)もあるかもと考えていた。

そんなこと考えているうちに目的の店に到着した。

 

「ここが私が働いている珈琲店『ブルーキャッツ』です」

 

茶々丸は店のドアをあけた。

 

「レックス様。ただいま戻りました」

「おう、ご苦労」

 

店の奥のカウンターに一人の男性がいた。

男性はコンバットブルーのボサボサの髪を後ろに留め、小さなサングラスをして、蝶ネクタイにスーツを着ていた。

男性は一刀に気づく。

 

「そのガキは?」

「さきほど出会いました北郷様です」

「はじめまして北郷一刀です」

 

男性は一刀に近づき一刀の目を見つめた。

 

「ほう、礼儀もいいがその目もいい目してじゃねーか」

 

一刀の実力を一目で分かっているようであった。

 

(この人、只者じゃないな・・・・・それに)

 

緊張する一刀。

だが、

 

「レックス様。北郷様はまだ子供ですよ」

 

茶々丸の言葉に緊張が発散した。

 

「ふん。男にしか分からないものさ。俺の名前は檜山蓮。あだ名をレックス。ブルーキャッツのオーナーだ。レックスて呼んでいいぞ」

「あ、俺、北郷一刀です。周り(主にチャチャゼロ)からは、タイフーンの目とか、核弾頭付属のトラブルメーカとか、黄金の塊の鉄で出来たナイトの左脳とか言われています」

「すげー、通り名だなオィ」

「やはり、二次作品の一刀は格がちがった」

 

レックスと名乗った男は茶々丸のほうを見た。

 

「なにいってるんだ茶々丸? あと、裏でネコが大量発生してるんだがおまえのせいか?」

「ただの電波ですレックス様。そして、すいませんでした。ネコたちに朝ごはんをやっていませんでした」

「せめて餌やりは公園とかでやってくれないか? 店にネコがうろつくと迷惑なんだが」

「レックス様。ネコが食べた珈琲豆をご存知ですか?」

 

冷静にボケて、話をそらそうとする茶々丸。

ちなみに猫が食べたコーヒーは存在し、名前をコピ・ルアクというジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒーのことである。

話を戻して、そんな茶々丸に対しレックスは、

 

「ここが珈琲店だがそんな豆を売りたくない。むしろ俺は飲みたくない。て、今の話と関係ないだろう」

 

と、的確につっこんだ

一刀は「ボケ方も性格も変わらないな」と内心呟いた

 

「そうですか。ではネコたちに朝ごはんを上げに行きますので失礼」

 

と、茶々丸は手には三枚のお皿に牛乳を持って、スームーズに店の裏口から行った。

レックスはやれやれと手を上げている。

 

(この世界でもあいかわらずネコ好きだな~)

 

茶々丸のやさしさに微笑む一刀

 

(ほんと、あいつの妹なんて考えられないよ)

 

自分の相棒に見習ってほしいものだと内心呟いた;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヘックシュッ!・・・誰カ俺ノ噂デモシタカナー」

 

少女が洗濯物を干してるとき、リビングでお酒を飲む人形がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すまんな。あいつはお節介が焼くのが好きでな」

「いや、あんなきれいな人のさそいなら大歓迎ですから」

 

一刀はそう言って出されたコーヒーを飲んでいた。

 

「せっかくの縁だ、今日はおごってやるよ」

「いいんですか?」

「あぁ、まっ、うちの常連さんになってくれたらうれしいんだがな」

「常連になるのは当たり前ですよ。俺、レックスと茶々丸はもう友人て思っています。それにここのコーヒーおいしいし・・・今度、親戚の女の子と来ますね♪」

 

親戚の女の子はもちろんはやてのことである。

 

「ふん、そうか」

 

レックスはそう笑ってコップを拭いた。

 

 

 

 

お昼ちょっと過ぎ、一刀ははやてが昼飯を作っているころなので帰ることにした。

 

「レックス、茶々丸、コーヒーご馳走様♪」

「おう」

「またのお越しを」

 

茶々丸がお辞儀して、一刀はブルーキャッツから出た。

 

 

 

帰り道、一刀と真紅はレックスと茶々丸のことを考えていた。

 

「一刀、レックスってなにものかしら? なんか隠しごとしてそうだし、私の勘が危険って言ってるのに微妙に大丈夫って告げてるし・・・・・」

「わからないけど、レックスが悪いやつじゃないと思うよ。それに茶々丸も」

「甘いわよ一刀。あの茶々丸はあなたが知ってる茶々丸ではないわ、それにもしはやてを狙う一味ならどうするの?」

「そのときは全力で相手になるよ。そのときにね・・・・・」

 

むしろあってほしくないと一刀は心に中で願うのであった。

その後、お昼を食べた一刀は別荘で霊動シュミレイターを使って修行をした。

しかし、張り切りすぎて、対戦相手をゲーム好きな猿神や赤色の人類最強、貧乳魔神を選んでしまいズタボロ(ときおり黒コゲ)にされてしまった。

十秒後に復活した一刀に真紅は驚いた(チャチャゼロは見慣れているため酒を飲んでいた)のは余談である。

 

 

 

そのころブルーキャッツではレックストと茶々丸が一刀について話していた。

 

「しかし、闇の書の主のお嬢ちゃんに近づいた少年をお前がつれて来るとわなぁ」

「まさに、偶然、もしくは運命の悪戯でしょうか」

「さあな、おまえは一刀のことどう思う?」

「解析結果では普通の少年・・・・なんですか魔力反応あり、首にデバイスを身に着けていたので魔導師、もしくは管理局側の可能性は高いかと」

 

茶々丸は一刀をつれて来るときから、別れるまで一刀のことを解析していた。ちなみに解析されていたことは一刀は知っていたが知らないフリをしていた。

 

「そういうことじゃねぇーよ。俺が言いたかったのは一刀の中身のことだ」

「中身とは魔力や能力のことですか?」

「ちがう。人形のお前にはわかるかどうかわからんが、中身っていうのは人の本性・・・・つまり魂さ」

「本性? 魂? 本性ならわかりますが魂とはいかさか非科学的ですレックス様」

「見たまんまロボットなのに周りの人がお前をロボットなんて気づかないことが非科学的だと俺は思うが・・・・まっ、お前にもいつか魂ってもんを覚えるだろうよ」

 

レックスはそう言って茶々丸の頭を撫でた。

茶々丸は無表情だが嬉しそうであった。

 

「////・・・・それでは、レックス様から見て北郷様の魂はどんなものなのですか?」

「そうだな・・・・純粋で優しい、明るい・・・・が、同時に戦士の闘志と覚悟それに獣の牙と怒りを持ってるって感じだな」

 

レックスはシリアスな顔つきで食器を片付ける。

 

「あれは、ぜってい管理局には飼えない存在だ。大切なモノを守るためなら世界を滅ぼすな。たとえ管理局だろうと俺たちだろうが躊躇無く殺すだろうよ。そういう人種だアレは・・・・・」

「・・・・それは言い過ぎでは?」

「ふん、まあ、お前のおかげで一刀と友人になったのは儲けもんだ」

「お褒めに頂光栄です」

 

茶々丸はレックスにお辞儀をした。

 

「そのうち、俺たちの組織と協力してくれるだろうさ。仲間になってくれたらうれしいことなんだがな」

「・・・・私としてはそれは嫌です。私たちの仕事は命のやり取りです。北郷様のような子供を巻きこむのは反対です」

「そうか、あつなら喜んで巻き込まれるだろうさ。それに、さっき言っただろう、あいつは優しくて、そして戦士だとな」

 

レックスは片付けを終えると店の奥へと向かおうとした。

 

「闇の書が覚醒したとき、あの組織は動くだろうよ。それに管理局も。俺たちの援軍が来るのは一ヶ月さき・・・・・はっきり言って、今の俺たちではあのお嬢ちゃんは守れねぇ。そのためには一刀の力が必要だ」

「・・・・・・・・・・・・」

 

茶々丸は無言で躊躇する。

 

「なに、一刀なら絶対お嬢ちゃんを守るだろうよ。なら俺たちは俺たちのやり方であいつを助けようじゃねーか。協力者じゃなく友人としてな」

「・・・・・・・ハイ」

 

慈愛に満ちた返事をする茶々丸。

 

彼らはいったいなにものだろうか?

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

夕食時のこと

 

「うわー。うまそうやなぁ」

 

はやての目の前にぐつぐつと煮え立つすき焼きがあった。

 

「今日ははやての感謝の気持ちで作ったんだ。たくさん食べてくれ」

「うふふ、ありがとうなぁ一刀♪」

(もう一刀たら、どんだけ私の高感度上げるつもやねん♥ )

 

一刀ははやては両手を合わせる。

 

「それじゃ」

 

「「いたっだきまーす♪」」

 

 

 

《・・・・・・ねぇー、チャチャゼロ》

《ン? ナンダ真紅?》

《すき焼きってさー・・・・・・・・爆発するものなのかなー?》

《・・・・・・ハア?》

 

 

 

ちゃんちゃん♪

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

前回に出た技(スペカ)や道具などの解説

ちなみに、技や魔法は魔力ではなくても気や霊力、錬金術などの力で代用できる。また同時使用可能

 

 

・雪符「闇の吹雪」

 

元ネタ ネギま

闇属性がある吹雪で敵を凍らす

 

 

・戦闘準備「戦いの旋律加速二倍拳」

 

元ネタ ネギま

強化魔法の強化版で肉体に魔法障壁を展開し、肉体を強化、および高速で移動できる

 

 

・強化「ドラグラー・ナグル」、強化「セカン・ナグル」、強化「サーズ・ナグル」

 

元ネタ 金色のガッシュベル

肉体を強化する呪文

強化「ドラグラー・ナグル」の状態でギアを上げて肉体を強化する呪文

強化「セカン・ナグル」の状態でギアを上げて肉体を強化する呪文

 

・秘剣「紫電絶華」

 

元ネタ サモンナイト

超連続の突きを放つ

 

・北郷流閃術「層射」

オリジナル。一瞬にして弾丸の壁をつくる。大勢の敵を一掃できる

 

・北郷流剣術「蒼天演舞の太刀」

オリジナル。一振りで無数の蒼い斬撃を飛ばす技。まるで蒼天が降りてきたように見える

 

・暗品「黒田坊の黒演舞」

体から武器を飛び出させる(ぬらりひょんの孫の黒坊主の技と同じ)

 

・速射「音速刀剣発射」

持ってる武器を音速で発射する(ギルガメッシュの宝具と似ている)

 

・刃操「ハローブラックネス」

体からオーラを出して周りのある刃物を自由自在に操る

 

・恐怖「殺人一家のホームパーティー」

残酷に敵を焼いたり斬ったり冷やしたりと料理するように攻撃して、料理を食べるように串刺して、クラッカーのように破裂させて、はしゃぎ声のように血しぶきをあげる

 

・空蝉

100パーセント回避ができる技。ただし発動する成功率は低く、使うたびに低くなる

 

・武装錬金

核鉄が使用者の本能に呼応し展開することで創造される武器。また、武器や防具だけでなく、粉末タイプや風船タイプ、動物型等の自動人形 や潜水艦やミサイル、はては巨大ロボットといった近代兵器など様々な形状を成し、物理学・化学などの諸法則を超越した「特性」を持つ。体積・質量などは元 の核鉄より遥かに増大することもあるが、創造者の意思か、武装錬金が完全破壊されることで、元の核鉄に瞬時に戻る

創造者の潜在能力・闘争本能に応じて形と特性が形成されるため、創造者ごとに異なった武装錬金が形成される。そのため同じ人間が複数の核鉄から武装錬金を創造するW武装錬金を除いて、同一の武装錬金は存在しない

しかし、一刀の武装錬金はなぜか形がなく、他人の武装錬金を創造することができる(自分が知っている物だけで知らないものは創造できない)

また、武装錬金だけでなくスクライドのシェルブリット や絶影、なども創造でき、合成も可能

ちなみにメモリー機能付きで他人に特定の武装錬金が使用可能(ただし、闘争本能と相当な精神力が必要)になった

なぜ、このような武装錬金なのかパピヨンや大戦士長、ヴィクトリア・パワード でさえ分からなかった

武装錬金名(パピヨン命名)は『アンミリテット・アルケミス(無限の錬金術)』

 

・シルバースキン、シルバースキン・リバース

外部からのあらゆる攻撃の遮断。外部からの攻撃に対して瞬時に硬化し防御するのみならずABC兵器などにも効力を発揮する

裏返して相手に着せると拘束服(ストレイト・ジャケット)になるシルバースキン・リバースは着せた相手の外部へのあらゆる攻撃を遮断する上、そのまま内圧を強めて対象を圧殺する(ストレイトジャケット・プレス)ことも可能

一刀がよく使う武装

 

・カンドロイド

仮面ライダーオーズをサポートするロボット

社長が一刀の純粋で深く大きな欲を気に入り、会社の全技術を一刀に伝授した

一刀の手で魔改造済み

 

・霊動シュミレイター

過去に戦った敵のデータが記録されており、それを再現できる。強さも変更できる

 

 


 
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